16 / 20
対決!教頭先生
しおりを挟む「「ゾンビがしゃべってる!?」」
「やれやれ、キミたちは何を驚いてるんだ?すべてのゾンビは話せるのだぞ?」
「なんだって!?じゃあ俺もゾンビになれば英語を話せるのか!?」
「イエスザッツライト(はい、そうですね)。ただし人間だった時の言語能力に依存するから言語能力が高ければ高いほど流ちょうに話せるようになるぞ。ちなみにワタシはエスペラント語がエスペラペラントだ」
(つ、つまらねえ……)
こんな教頭先生に用などないが、教頭先生たちは廊下を塞ぐように立ちはだかっておりどうやら先に進むには倒していかねばならないらしい。
シンイチたちは仕方なくショットガンをよいしょっと構えるが、教頭先生たちはニタニタと不気味な笑みを浮かべているだけだ。
その邪悪な笑みはまさに闇の教頭先生といったところだろうか。
「おい教頭!俺はこの先にいるはずの、はちゃめちゃにかわいいゾンビの女の子に会いたいんだよ!そこをどいてくれ!」
「ああ、それなら無理だな」
「なんでだよ!俺はあのゾンビちゃんといいことしたいんだよ!邪魔すんな!」
友人の男の脅しにも怯まず、教頭先生は余裕の表情で告げる。
「むふふ……こう見えてもワタシはこの学校の教師だからな。不審者を通すわけにはいかんのだ」
「なに言ってんだよ!パンツ一丁のあんたこそ不審者だろ!」
「もちろん教師だとか不審者てのは建前で、ここで強化ゾンビの極秘研究を行っていることを知られるわけにはいかんからな。だからこの先に進ませるわけにはいかんのだよ」
「?????」
こいつはいきなり何を言い出してるんだ?
教頭先生の意味不明な発言にシンイチたちは思わず顔を見合わせる。
「女子校の教頭がゾンビの研究をしているだと?」
シンイチがそう問うと、教頭先生たちは急に狼狽え始め、じりじりと後ずさりをしだした。
「な……何を言っている?ワタシはただ単に女子校で強化ゾンビの研究を極秘でしているだけだぞ?どうしてそのことを知ってるんだ!も、もしやキミたちは秘密組織のエージェントか!」
「俺たちはただの通りすがりだ、強化ゾンビとはどういう研究なんだ。教えてくれ」
「ふ、ふんっ!ワタシの背後にいる教頭たちがワタシのクローンゾンビであることも見抜けないようなキミたちにそんなことを教えられるわけないだろう!」
「そいつら兄弟とかそっくりさんじゃなくてクローンだったのか?」
「なあっ!!?なぜキミたちがクローンゾンビのことを知っている!??」
シンイチたちのするどい指摘に教頭先生たちは大混乱だ。慌てふためくあまり柱に頭をぶつけたり、腰を抜かしてぺたりと座り込んだり、半ケツを出しながらでんぐり返しで後方に転がったりと先ほどまでの余裕はどこにもない。
どうやら教頭先生はシンイチたちの想像を絶する知性の持ち主らしい。
「クローンゾンビは最重要機密事項だ!決して誰にも話してはいけないのだぞ!」
「クローンゾンビてあんたさあ、パンツ一丁のおっさんなんか増やしてどうすんだよ」
「そんなことを教えるわけないだろバーカ!クローンゾンビでこの地上を覆い尽くしてやれば差別のない理想郷を実現できるはずなのだ!」
「なるほどな」
「……ということをキミたちに話しても決して理解できないと思うので絶対に教えてはやらん!」
「パンツ一丁のおっさんしかいない世界が理想郷だって?ミニスカギャルがいっぱいの楽園の方がいいに決まってるだろ教頭!」
「うっ、うるさい!パンツ一丁でいいのだよ、ミニスカギャルなんて必要ない!」
教頭先生は顔を真っ赤にしながら友人の男の言葉を否定する。どうやら痛いところを突かれてしまったようだ。
「ふん……ではチミたちに一つだけ教えてやろう。ミニスカギャルなどいくらいてもワタシのような者にはノーチャンスだ!では落第生どもは絶望を抱えたまま死んでいきなさい!」
教頭先生はそう叫ぶとパンツを脱ぎ捨てて仁王立ちになったではないか!
なんということだろうか。教頭先生は優れた知性を保ったまま、完全に理性を失ってしまっているようだ。
そしてあろうことかフルチンのままシンイチたちに襲いかかってきたではないか!なんということだろうか!
「やぁーーだあ~っ!!」
「こら教頭!優ちゃんに汚いモノを見せるな!」
「汚くなどないわ!このミニスカ目当ての童貞どもが!カーッ、死ね!」
教頭先生はそう吐き捨てると先ほどまでの教頭先生とは思えぬほどの軽やかなステップと共に、貧相なものを揺らしながら回し蹴りをシンイチたちに浴びせてきた!
だが悲しいかな、教頭先生が相手をしているのはゾンビと化した女子校生にさえ一切容赦のないシンイチたちだ。
ゾンビと化した全裸の変態おやじを始末することにいささかの躊躇もない!
0
あなたにおすすめの小説
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、10人の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる