ハッピーエンド~神様の君と生霊の僕~

桒原真弥

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四章 ムーンアタック

001 罪

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 ナルが今立っているのは、十字路の中心だ。車道は上下線合わせて六車線あり、その両脇には自転車専用道路がある。歩道も、四人くらいなら並んで歩いても邪魔にならないくらい広い。恐らく町で一番交通量の多い十字路だろう。
 だが、それもかつての話――今は違う。
 十字路は倒壊したビルの瓦礫が敷き詰められており、車はおろか、ネズミ一匹歩くスペースもない。信号も、一つ残らず地面に叩きつけられ、やはり瓦礫になっている。賑わいなぞ、見る影もない。
 まるで大災害の後のような惨状だ。
 この惨状は、この交差点だけに起こっていることではない――町全体が瓦礫の海に飲み込まれている。
 原因ははっきりとしている。
 遥か向こうで魅流と交戦している男とその刀の仕業だ。
 男が刀を振り下ろすだけで、前方一〇〇メートル以内にある建物は全て叩き潰され、男が刀を横に薙ぐだけで、周囲の全ての物は一刀両断される。これは男の能力ではない――ナルは知っていた――確かに男は六神通と呼ばれる能力を持っているが、刀を振り回しただけで建物を破壊する力は無い。これは刀の能力だ。男が持っている刀は一振りするだけで千人の首を落とす力があると言う。そんな刀が建造物を破壊するなぞ、造作もないだろう。
 いや、もしかしたら――ただでさえ強力な能力を持つ刀が、本来の持ち主の血を汲む男と共鳴して、より強大な破壊力を発揮しているのかもしれない。
 絶対にそうだ。
 だって、彼は『坂之上氷太朗』で、刀は『顕明連ケンミョウレン』なのだから。

「GYAAAAAAAAAAAAAAAッ‼」

 白目を剥き、口からは涎を垂れ流す氷太朗は咆哮する。
 その姿に最早友の面影はなかったが――その姿は紛れもなく友のものだった。

「氷太朗……」

 ナルは一歩進む。
 氷太朗とは何百メートルとあるので、一歩踏み出しただけでは距離は縮まらないのだが――それでも、めげずに歩みを進める。

「何をしてるんだ、ナル! 近づくな!」

 そんな彼女の腕を掴んで抑止したのは、避難誘導中の弥七だった。

「君も身を低くして避難するんだ!」
「放しなさいよ! あれは……あれは氷太朗なのよ⁉」
「だから何だ⁉ 氷太朗くんだから、君を攻撃しないって言うのか⁉」
「違う! 違うけど――」
「危ないッ!」

 何かに気付いた弥七はナルに被さり、押し倒す。
 直後、二人の遥か後方に建っていた郵便局が踏みつぶされたかのように粉々になった。氷太朗が顕明連ケンミョウレンを此方に向けて振ったのだ――意図したものではないのは、すぐにわかった。氷太朗は魅流と刃を交えており、視線も彼女に釘付けだ。『衝撃波』を此方に飛ばしたのは、偶然や事故の類だ。
 けれども――これではっきりした。

「目を覚ませ、ナル!」

 弥七はナルの胸蔵を掴むと、氷太朗を指さした。

「君が今すべきことは何だ⁉ 彼を止める事か⁉ 彼の傍に行く事か⁉」
「それは……」
「違うだろ⁉ 君が今一番しなければならないのは、殺されない事だ――彼に君を傷付けさせない事だ! 彼に友人殺しの罪まで背負わせないためにも! そうだろう⁉」
「………ッ‼」

 ナルは弥七の眼を見てから、氷太朗の眼を見る。
 ガラス玉のように澄んだ輝きを放つ瞳は、今の氷太朗にはない。

* * *

 氷太朗が顕明連ケンミョウレンを持った右腕を大きく振りかぶった時である。彼の足元の瓦礫の隙間から長い長い金色の尾が現れた。それも、九本も――それら尾は氷太朗の胴や手足に巻き付くと、瞬く間に彼を縛り上げた。

「このまま封印と洒落込みますか」

 魅流はすかさず相手の懐に入ると、ポケットから一枚の札を取り出した。これを彼の胸に貼れば、術が発動し、札の中に封印することが出来る。そうなれば、彼は自由に動けなくなる。
 だが、思い通りに事が進むことはなかった。

「GIIIIIIYAAAAAAAAAAAAAA!」

 氷太朗は身体を捩じり九尾の尾を引き千切ると、振り上げた顕明連ケンミョウレンを振り下ろした。

「おっと……」

 魅流は咄嗟に後ろに跳躍し、刃を避ける。

「埒があきませんね……」

 着地した魅流は額を拭う。すると、袖に血が付いた。真っ赤な真っ赤な血が。いつの間にか頭を怪我してしまったらしい。だが、そんな事、どうだって良い。
 魅流は真っ直ぐ『敵』を見つめる。

「GAAAAAAAAAAAAAA!」

 再び咆哮した氷太朗は顕明連ケンミョウレンを振った。魅流はそれを躱しつつ間合いを詰め、氷太朗の腹を拳で殴りつけた。ただの拳ではない――建御雷神の雷を纏った拳だ。喰らえば象でも一瞬にして失神する。
 しかし、拳を受けた氷太朗はピクリともしなかった。

「嘘でしょ――うわぁ!」

 氷太朗の回し蹴りを喰らった魅流は吹っ飛ばされた。
 先程からずっとこんな感じである――氷太朗が攻撃を仕掛けて来て、魅流が避ける。基本的に氷太朗の攻撃は大振り且つ直線的なので、回避は容易い。隙を見つけることも――その隙を突くように妖術や結界術を繰り出すが、全く効かず、それどころか反撃を喰らう。
 攻撃力、防御力共に、氷太朗が圧倒している。一対一ではまるで歯が立たない。多対一ならば勝機はあるだろうが、残念ながら、援軍は望めない――『神社』も『御城』も避難誘導で手一杯である。軍も、地方の一揆鎮圧に出向いているので、到着するまでに相当な時間がかかる筈だ。常夜最強である『月夜菊須神ツクヨキクスノカミ』の酒月美夜か来てくれる可能性も無い事は無いだろうが――常夜の管理者たる彼女の死は『常夜の崩壊』に直結する手前、望みは薄いだろう。
 となれば、やはり、一人で対処するしかない。

「やれやれ、楽勝な任務だと思ったんですけどね……」

 宙を舞う魅流はボヤく。
 魅流が『月夜菊須神ツクヨキクスノカミ』から与えられた任務は二つだ。
 一つは、常夜観光をしている坂之上氷太朗を見つけ出し、現世に帰すこと。
 もう一つは、常夜全域に『非常事態宣言』を発令し、市民に最寄りの結界機能付き公共施設に避難させること。
 それを聞いた魅流は「余裕だ」と思った。氷太朗を見つけ出すなぞ、得意のダウジング術を使えば一瞬で解決するし、現世に戻す作業も、日ごろ美夜の代行として行っているから慣れっこだ。お茶の子さいさいだ。非常事態宣言も、思念を送る妖術を使えば一瞬にして市町村長に伝えられるし、誘導に至ってはその市町村長が行うので魅流は何もしなくて良い。非常事態宣言については少し違和感はあるものの、概ね楽な任務だと思った。
 しかし、いざ開始してみると――事態はそう簡単には進まなかった。
 氷太朗を発見し、現世に戻すまでは良かったのに――直後、氷太朗が公民館を襲撃し、瓦礫から顕明連ケンミョウレンを取り出した。そして、それを振り回して町を破壊し始めた。
 一瞬の出来事である。
 目の前で起こったというのに――微塵も理解は出来なかった。
 だが、一般人のように突っ立っているわけにもいかず、取り敢えず任務を遂行すべく非常事態宣言を発令した――その時である。追加の任務が美夜から届いた。
 坂之上氷太朗の肉体を無力化せよとの任務が。

「なぁにが『肉体』ですか……どう見てもコイツはハクですよ」

 呟きながら着地をすると、そのタイミングを合わせるように顕明連ケンミョウレンを振って衝撃波を放ってきた。魅流は足から炎を噴出して空中で急ブレーキをかけ、衝撃波をやり過ごす。
 魄とは、魂を失った肉体が妖怪になってしまった姿である。
 本来、魂と肉体は二つで一つだ。単独では存在することが出来ない。死が良い例である――病や事故などで機能を停止した肉体が朽ちると、魂はあの世からの引力に抗う術を失い、忽ちあの世に引き摺り込まれてしまう。逆に、妖怪に憑り殺されるなどのアクシデントにより魂を失った肉体は、忽ち崩壊し、ただの肉塊になってしまう。
 それが世界の法則であり――自然の摂理というものだ。
 しかし、例外が無いわけではない。稀に相方を失ったにも関わらず存在し続ける魂や肉体がある。魄もその一つだ。
 目の前の『坂之上氷太朗』からは魂の痕跡が一切感じられないので、『魄』の一種であることは明らかだ。
 だが、それ以上の事がわからない――どうして通常の魄に見られる『魂を探し彷徨う習性』や『他者の魂を貪り喰らう習性』が認められないのか。どうしてこんなに攻撃的なのか。どうしてこんなにも丈夫なのか。どうして顕明連ケンミョウレンの場所を探し当てることが出来たのか。どうして顕明連ケンミョウレンを使いこなせるのか。――その一切がわからない。

「まさか……ね」

 嫌な予感が胸を過ったが、魅流はすぐに搔き消した。戦場で余計な事を考ると命取りになるからだ。
 まずはこの窮地を脱しなけれならない。
 魅夜は大きく後方に跳び間合いを取ると、ポケットから人の形をした札を九枚取り出した。

「式神――火狐」

 そう言って投げられた札は宙で二回舞うと、火が点いた。火はどんどん燃え広がり、大きくなっていき、最終的に狐の姿となった。

「さて皆さん、仕事ですよ」

 地に足を付ける魅流と九匹の狐。
 流石の魄も敵が増えた事に臆したようで、ぐっと腰を落として両手で顕明連ケンミョウレンを握った。
 暫し、睨み合いが続く。
 先に動いたのは、魄であった。
 魄は顕明連ケンミョウレンを薙いだ。それにより二匹の火狐はそれにより首を落とされたが、多くの火狐は俊敏な動きで避け――そのまま、魄に突撃をした。

「GUUUUUURYAAAAAAAAAA‼」

 魄は顕明連ケンミョウレンを振り続け、必死に抵抗する。だが、火狐はどれだけ切り捨てても数が減らず――とうとう、一匹の火狐が魄の右腕に嚙みついた。それを振り払おうと、魄は左手に顕明連ケンミョウレンを持ち換えると、その隙に別の火狐に足を噛みつかれた。そして、次から次へと火狐の接近を許してしまう。
 一瞬にして火狐に集られる魄は、とうとう炎に包まれ姿が見えなくなった。
 今が好機である。
 魄が消し炭になる前に、封印しなければ――

「さぁ、行きますよ」

 魅流はポケットに手を突っ込む。札を取り出そうとしたのだ。だが、次の瞬間、腹に鈍く冷たい感覚が走った。

「まっ……」

 まさか、と思い腹を見てみると――右わき腹から美しい刃が生えているではないか。振り返ると、ガラスのように透き通った瞳で見つめる魄がいた。
 気付かなかった。火狐から逃れた事も。背後に回られていた事も。
 どんなトリックを使ったのか。

「神足通か……⁉」

 昨夜、酒の席で氷太朗が、『自分の神足通は脚力を増強させるの弱い物』と言っていたのでその程度の能力だと思い込んでいたが――そうだった。本来の神足通は水面歩行から瞬間移動まで、『移動に関する事象』なら何でも実現出来る能力だった。

「六神通を強化する改造まで受けていたんですね……」
「GYAAAA‼」

 肯定するように咆哮してから、魄は顕明連ケンミョウレンを引き抜くと――魅流は倒れた。
 腹からは鮮やかな血が流れ出す。止まる様子はない。恐らく、このまま手当せずに放っていれば、五分ももたず絶命するだろう。にも関わらず、魄は顕明連ケンミョウレンを逆手で持つと、大きく掲げた。止めを刺すつもりらしい。
 起き上がる気力も、避ける体力も、最早魅流には残されていなかった。
 ここで終わりだ。

「くっ……」

 魅流は静かに目を瞑り、齎される死を受け入れようとした。
 しかし、待てど暮らせど、最期の時は訪れなかった。
 不思議に思った魅流は恐る恐る目を開けると――魄の刃を脇差で受け止める氷太朗の背中が映った。

「氷太朗さん……どうして……」
「話は後です」

 氷太朗は恐ろしく低い声で応えてから顕明連ケンミョウレンを弾き返すと、間髪入れずに回し蹴りを繰り出した。神足通を発動させた状態での回し蹴りだ――スピードも威力も桁違いである。
 全く反応が出来なかった魄は何十メートルも吹き飛ばされた。
 その隙に氷太朗は此方を振り返ると、脇差を鞘に納め、魅流を抱き上げた。

「少し揺れますよ、魅流さん」
「な……」

 何をするんですか――そう問う前に、氷太朗は大きくジャンプした。大きく大きく跳んだのだが、まるで揺れはなく、それどころか、魅流は揺り籠に腰掛けているかのような心地よさを感じた。着地も非常にスムーズで、特に衝撃は感じなかった。

「氷太朗⁉ 無事だったの⁉」

 ナルの声がした。
 魅流はゆっくり首を捻ると、そこにはナルと弥七が立っていた。
 そうか、氷太朗は負傷した自分を二人の元に運んでくれたのか……。

「やっぱり氷太朗さんはそうでなくっちゃ……」
「喋らないで。傷に障ります――ナル、魅流さんをお願いして良い?」
「良いけど、アンタはどうするのよ⁉」

 ナルは問うと、氷太朗は短く「奴を止める」と答えた。

「止めるって、あんな化け物を⁉ どうやって⁉」
「わからない。わからないけど、止めないと――これ以上、野放しには出来ない」
「間違っても……殺してはいけませんよ……」

 魅流は力を振り絞って言う。

「魄になっていますが……あれは氷太朗さんの肉体です……。あれが死ねば……氷太朗さんは肉体を失い……二度と人間に戻ることは……出来ません……。現世にも帰れなくなります……」
「そんな悠長な事は言ってられないよ」

 氷太朗は静かに言った。

「これ以上奴を野放ししていたら、町の被害はどんどん甚大になる」
「ですが……」
「それに、大勢の人が傷ついているのに――自分だけが救われるだなんて、虫が良すぎるよ」
「………」
「僕が止める。魄も、姉ちゃんも――」
「それってどういう――」
「ナル、魅流さんを頼む」

 氷太朗は黙って魅流をナルに預けると、そっと背を向けて、再び地面を蹴った。
 あっという間に遠くに行ってしまった氷太朗の背中を見つめながら、弥七は冷や汗を拭った。

「彼……凄まじい殺意だったね」
「当然でしょ――町のこんな姿を見たら、誰でも腸が煮えくり返るわよ」

 それが、自分の肉体によって引き起こされたモノなら尚更だ。
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