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後輩が告白してきた
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「先輩、付き合ってほしいっす」
頬をかすかに赤らめ、愛衣が俺に向かって告げた。
「な、なんでいまさらそんなこと言うんだよ」
「だ、駄目っすか……?」
潤んだ瞳でこちらを見てくる。ため息を吐く。
「ここはどこだ?」
「先輩の部屋ですね」
「なんでおまえはここにいる?」
「先輩がなかなか起きてこないから起こしにきたんすよ」
愛衣は「感謝してください」 とか戯れ言をほざいている。
「今日は何の日だ?」
「結婚式ですよ。寝ぼけてるんですか?」
呆れたような顔でこちらを見てくる。
クッソ。後で一発引っ叩いてやる……!
「で、それは誰と誰の結婚式だ?」
「私と先輩の結婚式じゃないっすか。何当たり前のことを聞いてきているんですか?」
大きく息を吐く。
「今日結婚すんのに、なんでいまさら付き合ってほしいとか言ってくるんだよ!」
俺は愛衣の頭に手刀を入れる。
「DVっすよ、DV。なにも叩かなくてもいいじゃないっすか」
「うっせえ。いいから早く食べろ」
ご飯を食べながら愛衣に注意する。
ほんとなんで今更あんなこと言ってきたんだか。
「先輩のバカ」
無視する。
「アホ。トーヘンボク。変態。分からず屋」
うるせえな。
無視を続ける。
「えーと……。バーカバーカ、バーカバーカ」
ご飯を口に運ぶ手を止める。
「バーカ。アホー。マヌケー。夜ばっかり優しくするDV男ー」
「うるっせえな! なんだよ、そんな悪口言いやがって!」
「きゃー、先輩が怒ったー」
俺が怒ると、愛衣は半笑いで怯えるような仕草をした。
ほんとコイツは……!
「はあ」
ため息をつく。
こんなんでも可愛いって思ってしまうってほんと重症だな。
「せ、先輩? どうしました?」
「いやなんでもねえよ。で、なにが言いたいんだよ。朝っぱらからあんなこと言って」
「えっとですね……」
愛衣は少し目を上に向ける。
「私これまで誰かと付き合ったことないんですよ」
「へえ、意外だな」
愛衣は客観的に見ても可愛い方だろう。
肌や髪の手入れに気を遣っているのはよく見てきた。その上、誰と話すときでも楽しそうで、クラスで一番とは言わないまでも、人気があっただろうと思う。
「なんでだと思いますか?」
「さあ?」
告白してきたやつがタイプじゃなかったとかじゃないのか、どうせ。
「昔から先輩とよく一緒に居たじゃないっすか。そのせいで付き合っていると思われていたらしいんですよ」
あー、そうか。中学生の頃から何かと絡んできてたもんな。周りから勘違いされてたのか。
「つまり、付き合ったことがないのは先輩のせいなんすから、付き合ってくださいよ」
「なるほど、お前の言い分はわかった」
「じゃあ……!」
「でもさ、大学生の頃から同棲してただろ? 二人で遊びに行ったことだってあるし、ほぼほぼ付き合ってたみたいなもんじゃねえか」
高校生くらいからか、確か。こいつに誘われてゲーセンに行ったり、買い物に付き合わされたこともあるし、実質付き合ってたみたいなもんだろ。
「いやでも……」
愛衣はまだ不満そうだ。
「何かまだあんのか?」
「それは……」
愛衣の頬が紅潮してきた。
「今さらなに恥ずかしがってんだよ」
「じゃあ言いますけど!」
愛衣は机に手を置いて立ち上がった。
「私先輩から好きとか言われたことないんですけど!」
「あー、そうだっけ?」
「そうですよ! 一緒に住み始めた時も、初めての時も、結婚することを決めた時も、一言もそんなこと言ってくれなかったじゃないっすか!」
後ろめたい気持ちが芽生えてきた。
「……言わなくても通じ合う仲っていいよな」
「私は言葉にしてほしいっす!」
「そうだよな」
でも今さら言うのもちょっと恥ずかしいし……。
愛衣が椅子に座りなおすと、うつむきながらまた話しだした。
「……いっつも私ばっかり言ってて、ほんとに先輩が私のこと好きなのか不安になるんです。先輩にとって都合がいいから、今の関係でいれてるんじゃないかって」
「そんなこと――」
「わかってます。先輩にそんなつもりがないことは。でも、態度だけだと不安になっちゃうんです」
愛衣は脚を椅子に乗せて、膝を抱えた。その様子は、怯えている小動物のように見えた。
「ごめんなさい、めんどくさいですよね。今さらこんなこと言い出して」
愛衣の手に力が入る。
なんと言えばいいんだろうか。今さら言っただけで元気付けられるのか?無理して言っているとか思われないか?
「ごめんなさい。大丈夫です。結婚前でちょっと不安になっただけなので」
愛衣は顔を上げると、笑顔をこちらに向けた。しかし、それはどこか痛々しいように感じさせる。
「さあ、早くご飯を食べて家を出ましょうか」
愛衣は箸と茶碗を手にとる。
「愛衣」
愛衣がこちらを向く。
ここでちゃんと伝えないと、あとで駄目になりそうだ。
「ごめん。今さら言わなくてもいいだろって愛衣に甘えてた」
「そんな、別に大丈夫ですって」
「いや、不安にさせたのは俺だろ。だから謝らせてくれ」
一度深呼吸をする。
「俺は、愛衣のことが好きだ。最初は後輩としか見ていなかったけど、一緒に遊んでいるうちにお前のことが好きになってたんだ」
愛衣の頬が赤くなりだした。
「大学で再会できて、また一緒にいれて嬉しかった。もっと長く一緒にいたいと思って、思わず家に誘ってしまった。ちゃんと言葉にする前にそんなことをしてしまったせいで、不安にさせて悪かった」
愛衣の目が潤む。
「これからはちゃんと言葉にする。不安にさせることが無いようにする。だから、お前も何かあったら遠慮なく言ってくれ」
「いいんすか? スマホを見せろとか言ったとしても?」
したいのか?
「別にそのぐらいいいけど。お前に隠したいことなんかないしな」
愛衣の目から涙がこぼれ落ちる。
「だ、大丈夫か?」
「だいじょぶっす。こんなに言ってくれるなんて思ってなかったから、嬉しくて……」
愛衣は泣きながら笑っていた。さっきまでとは違った、本当に嬉しそうな顔で。
「お前が喜ぶなら、何度でも言ってやるよ」
「先輩……」
愛衣が何かをねだるような目でこちらを見る。
「愛衣、好きだ」
俺が愛衣の頬に触れると、愛衣は目を閉じる。顔を近づける。
ピリリピリリ、ピリリピリリ。
あと数センチのところでアラームの音が聞こえた。スマホを手に取る。時間は八時半になっていた。九時には家を出る予定だ。
「やっべ、早く食べて準備するぞ」
「はーい」
慌ててご飯を口にかき込む。愛衣が作ってくれたのに味わえないのはもったいないけど、仕方ないか。
「先輩、忘れ物は無いですよね?」
「一緒に何回も確認しただろ」
靴を履きながらそんな会話をする。
「じゃあ行きましょうか」
愛衣は俺の左腕に自分の腕をからませる。
「先輩?」
俺が動かないから、愛衣が不思議そうにこちらを見てくる。
「なあ、結婚するんだし敬語とかやめないか?」
「あー、そうですねえ」
愛衣は考えこむ。
敬語もいいけど、タメ口の方が愛衣にとって楽なんじゃないかな?
「先輩、タメ口を使われたいんですか?」
「そ、そんなんじゃねえよ! ただ、お前がそっちの方が楽なんじゃないかと思っただけだよ!」
「本当ですかあ?」
愛衣はニヤニヤと笑っていた。
「そ、それに! 結婚するんだから敬語使ってるのもおかしいだろ?」
「別に敬語を結婚しても使ってる人いると思いますけど?」
元気になったかと思ったら、調子に乗りやがって……!
「まあ、先輩がどうしてもっていうなら変えてもいいですけど?」
うっぜえ……!
「直人、どっちがいい?」
耳元で囁かれた。思わず耳を抑えて、後ろに下がった。
「あはは。なんでそんな反応するんですか?」
「……ウザかわいいってこういうことを言うのか」
「か、かわ……! な、なにそれ!」
愛衣の顔が赤くなっていった。眉を吊り上げた愛衣が、俺の腕をパシパシと叩く。
「もう! 先輩のバーカ、バーカ!」
「痛い痛い、やめてくれ」
「棒読みで言われても馬鹿にされている気しかしないんですけど!」
愛衣の手を受け止めて、握りしめる。
「ほら、早く出るぞ」
「分かりましたよ」
まだ少し不満げな愛衣が、外に足を向ける。
「あ、忘れてた」
愛衣がこちらを振り向いた。
「なんだ?」
愛衣が俺の襟をつかむと、背を伸ばして俺に口づけをしてきた。
愛衣はこちらに満面の笑みを向けた。
「私も好きだよ、直人」
頬をかすかに赤らめ、愛衣が俺に向かって告げた。
「な、なんでいまさらそんなこと言うんだよ」
「だ、駄目っすか……?」
潤んだ瞳でこちらを見てくる。ため息を吐く。
「ここはどこだ?」
「先輩の部屋ですね」
「なんでおまえはここにいる?」
「先輩がなかなか起きてこないから起こしにきたんすよ」
愛衣は「感謝してください」 とか戯れ言をほざいている。
「今日は何の日だ?」
「結婚式ですよ。寝ぼけてるんですか?」
呆れたような顔でこちらを見てくる。
クッソ。後で一発引っ叩いてやる……!
「で、それは誰と誰の結婚式だ?」
「私と先輩の結婚式じゃないっすか。何当たり前のことを聞いてきているんですか?」
大きく息を吐く。
「今日結婚すんのに、なんでいまさら付き合ってほしいとか言ってくるんだよ!」
俺は愛衣の頭に手刀を入れる。
「DVっすよ、DV。なにも叩かなくてもいいじゃないっすか」
「うっせえ。いいから早く食べろ」
ご飯を食べながら愛衣に注意する。
ほんとなんで今更あんなこと言ってきたんだか。
「先輩のバカ」
無視する。
「アホ。トーヘンボク。変態。分からず屋」
うるせえな。
無視を続ける。
「えーと……。バーカバーカ、バーカバーカ」
ご飯を口に運ぶ手を止める。
「バーカ。アホー。マヌケー。夜ばっかり優しくするDV男ー」
「うるっせえな! なんだよ、そんな悪口言いやがって!」
「きゃー、先輩が怒ったー」
俺が怒ると、愛衣は半笑いで怯えるような仕草をした。
ほんとコイツは……!
「はあ」
ため息をつく。
こんなんでも可愛いって思ってしまうってほんと重症だな。
「せ、先輩? どうしました?」
「いやなんでもねえよ。で、なにが言いたいんだよ。朝っぱらからあんなこと言って」
「えっとですね……」
愛衣は少し目を上に向ける。
「私これまで誰かと付き合ったことないんですよ」
「へえ、意外だな」
愛衣は客観的に見ても可愛い方だろう。
肌や髪の手入れに気を遣っているのはよく見てきた。その上、誰と話すときでも楽しそうで、クラスで一番とは言わないまでも、人気があっただろうと思う。
「なんでだと思いますか?」
「さあ?」
告白してきたやつがタイプじゃなかったとかじゃないのか、どうせ。
「昔から先輩とよく一緒に居たじゃないっすか。そのせいで付き合っていると思われていたらしいんですよ」
あー、そうか。中学生の頃から何かと絡んできてたもんな。周りから勘違いされてたのか。
「つまり、付き合ったことがないのは先輩のせいなんすから、付き合ってくださいよ」
「なるほど、お前の言い分はわかった」
「じゃあ……!」
「でもさ、大学生の頃から同棲してただろ? 二人で遊びに行ったことだってあるし、ほぼほぼ付き合ってたみたいなもんじゃねえか」
高校生くらいからか、確か。こいつに誘われてゲーセンに行ったり、買い物に付き合わされたこともあるし、実質付き合ってたみたいなもんだろ。
「いやでも……」
愛衣はまだ不満そうだ。
「何かまだあんのか?」
「それは……」
愛衣の頬が紅潮してきた。
「今さらなに恥ずかしがってんだよ」
「じゃあ言いますけど!」
愛衣は机に手を置いて立ち上がった。
「私先輩から好きとか言われたことないんですけど!」
「あー、そうだっけ?」
「そうですよ! 一緒に住み始めた時も、初めての時も、結婚することを決めた時も、一言もそんなこと言ってくれなかったじゃないっすか!」
後ろめたい気持ちが芽生えてきた。
「……言わなくても通じ合う仲っていいよな」
「私は言葉にしてほしいっす!」
「そうだよな」
でも今さら言うのもちょっと恥ずかしいし……。
愛衣が椅子に座りなおすと、うつむきながらまた話しだした。
「……いっつも私ばっかり言ってて、ほんとに先輩が私のこと好きなのか不安になるんです。先輩にとって都合がいいから、今の関係でいれてるんじゃないかって」
「そんなこと――」
「わかってます。先輩にそんなつもりがないことは。でも、態度だけだと不安になっちゃうんです」
愛衣は脚を椅子に乗せて、膝を抱えた。その様子は、怯えている小動物のように見えた。
「ごめんなさい、めんどくさいですよね。今さらこんなこと言い出して」
愛衣の手に力が入る。
なんと言えばいいんだろうか。今さら言っただけで元気付けられるのか?無理して言っているとか思われないか?
「ごめんなさい。大丈夫です。結婚前でちょっと不安になっただけなので」
愛衣は顔を上げると、笑顔をこちらに向けた。しかし、それはどこか痛々しいように感じさせる。
「さあ、早くご飯を食べて家を出ましょうか」
愛衣は箸と茶碗を手にとる。
「愛衣」
愛衣がこちらを向く。
ここでちゃんと伝えないと、あとで駄目になりそうだ。
「ごめん。今さら言わなくてもいいだろって愛衣に甘えてた」
「そんな、別に大丈夫ですって」
「いや、不安にさせたのは俺だろ。だから謝らせてくれ」
一度深呼吸をする。
「俺は、愛衣のことが好きだ。最初は後輩としか見ていなかったけど、一緒に遊んでいるうちにお前のことが好きになってたんだ」
愛衣の頬が赤くなりだした。
「大学で再会できて、また一緒にいれて嬉しかった。もっと長く一緒にいたいと思って、思わず家に誘ってしまった。ちゃんと言葉にする前にそんなことをしてしまったせいで、不安にさせて悪かった」
愛衣の目が潤む。
「これからはちゃんと言葉にする。不安にさせることが無いようにする。だから、お前も何かあったら遠慮なく言ってくれ」
「いいんすか? スマホを見せろとか言ったとしても?」
したいのか?
「別にそのぐらいいいけど。お前に隠したいことなんかないしな」
愛衣の目から涙がこぼれ落ちる。
「だ、大丈夫か?」
「だいじょぶっす。こんなに言ってくれるなんて思ってなかったから、嬉しくて……」
愛衣は泣きながら笑っていた。さっきまでとは違った、本当に嬉しそうな顔で。
「お前が喜ぶなら、何度でも言ってやるよ」
「先輩……」
愛衣が何かをねだるような目でこちらを見る。
「愛衣、好きだ」
俺が愛衣の頬に触れると、愛衣は目を閉じる。顔を近づける。
ピリリピリリ、ピリリピリリ。
あと数センチのところでアラームの音が聞こえた。スマホを手に取る。時間は八時半になっていた。九時には家を出る予定だ。
「やっべ、早く食べて準備するぞ」
「はーい」
慌ててご飯を口にかき込む。愛衣が作ってくれたのに味わえないのはもったいないけど、仕方ないか。
「先輩、忘れ物は無いですよね?」
「一緒に何回も確認しただろ」
靴を履きながらそんな会話をする。
「じゃあ行きましょうか」
愛衣は俺の左腕に自分の腕をからませる。
「先輩?」
俺が動かないから、愛衣が不思議そうにこちらを見てくる。
「なあ、結婚するんだし敬語とかやめないか?」
「あー、そうですねえ」
愛衣は考えこむ。
敬語もいいけど、タメ口の方が愛衣にとって楽なんじゃないかな?
「先輩、タメ口を使われたいんですか?」
「そ、そんなんじゃねえよ! ただ、お前がそっちの方が楽なんじゃないかと思っただけだよ!」
「本当ですかあ?」
愛衣はニヤニヤと笑っていた。
「そ、それに! 結婚するんだから敬語使ってるのもおかしいだろ?」
「別に敬語を結婚しても使ってる人いると思いますけど?」
元気になったかと思ったら、調子に乗りやがって……!
「まあ、先輩がどうしてもっていうなら変えてもいいですけど?」
うっぜえ……!
「直人、どっちがいい?」
耳元で囁かれた。思わず耳を抑えて、後ろに下がった。
「あはは。なんでそんな反応するんですか?」
「……ウザかわいいってこういうことを言うのか」
「か、かわ……! な、なにそれ!」
愛衣の顔が赤くなっていった。眉を吊り上げた愛衣が、俺の腕をパシパシと叩く。
「もう! 先輩のバーカ、バーカ!」
「痛い痛い、やめてくれ」
「棒読みで言われても馬鹿にされている気しかしないんですけど!」
愛衣の手を受け止めて、握りしめる。
「ほら、早く出るぞ」
「分かりましたよ」
まだ少し不満げな愛衣が、外に足を向ける。
「あ、忘れてた」
愛衣がこちらを振り向いた。
「なんだ?」
愛衣が俺の襟をつかむと、背を伸ばして俺に口づけをしてきた。
愛衣はこちらに満面の笑みを向けた。
「私も好きだよ、直人」
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