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「ユリアンったら幸せそうな顔で眠ってるわね」
「あぁっ....!!!」
「もうパパったら泣き虫ね」なんて声が頭上から聞こえてくる。
ユリアンとは誰だ?
というか、目の前にいるこの人たちは誰だ!?
「あらあら、パパが泣いてうるさいからユリアンが起きちゃったじゃない。おはようユリアン」
「うあうぅ~(おはようございます)」
!?
「うぁ~あう」
「あう?」
声を出そうとしてもうまく言葉にならずあうあうとしか声が出せない。
おまけに2人に伸ばした自分の手が小さい。
赤ちゃんになっている?
あの球体が言っていた。
転生してもらうと。
俺はこの人たちの子供に生まれ変わったのだろう。
晃としての記憶を持ちながら。
そして、ユリアンとはきっとこの世界での俺の名前なんだろう。
「あらあらご挨拶してくれたの?」
「俺の子は天才だ.....!!!」
そう言って、笑う母親らしき女性と涙を流す父親らしき男性は優しく俺の頭を撫でる。
あたたかい....
「父上、母上」
声のした方を向くと扉のそばで5、6歳ぐらいの男の子がモジモジしながら立っている。
「あら、エリアスこっちにいらっしゃい。弟のユリアンですよ。」
母親が優しく声をかけ手招きするとエリアスと呼ばれた男の子は嬉しそうな顔でこちらに走ってきて俺が眠っているベビーベッドを覗き込む。
そしてそっと震える人差し指で俺のほっぺをつつく
「柔らかい....」
「ふふふ。ユリアン、お兄ちゃんのエリアスですよ」
「ああぅ~」
俺はとりあえずエリアスの人差し指を握り目を合わせて笑いかける。
するとエリアスはビシッと石のように固まったかと思うと突然ワナワナと震え始め下を向いてしまう。
俺が何か気に触ることでもしてしまったのだろうか?
「…~~~っ!!!」
声にならない悲鳴をあげガバッとこっちを見たかと思うと、キラキラの笑顔で
「ユリアン、僕が君のお兄ちゃんだ。僕はこれからどんな事があっても君を守り抜くと神に誓うよ。」
そう言ってエリアスは頬に優しくキスを落とした。
俺はなんだか嬉しくなって「きゃっきゃ」と声を出して笑う。
何だかここはあたたかい…
ポカポカだな~と考えていると段々瞼が重くなってくる
今俺の体は赤子なのだ眠くなるのは当たり前
俺は睡魔に抗う事はせずそのまま目を閉じ幸せな気持ちのまま眠りについた。
「あぁっ....!!!」
「もうパパったら泣き虫ね」なんて声が頭上から聞こえてくる。
ユリアンとは誰だ?
というか、目の前にいるこの人たちは誰だ!?
「あらあら、パパが泣いてうるさいからユリアンが起きちゃったじゃない。おはようユリアン」
「うあうぅ~(おはようございます)」
!?
「うぁ~あう」
「あう?」
声を出そうとしてもうまく言葉にならずあうあうとしか声が出せない。
おまけに2人に伸ばした自分の手が小さい。
赤ちゃんになっている?
あの球体が言っていた。
転生してもらうと。
俺はこの人たちの子供に生まれ変わったのだろう。
晃としての記憶を持ちながら。
そして、ユリアンとはきっとこの世界での俺の名前なんだろう。
「あらあらご挨拶してくれたの?」
「俺の子は天才だ.....!!!」
そう言って、笑う母親らしき女性と涙を流す父親らしき男性は優しく俺の頭を撫でる。
あたたかい....
「父上、母上」
声のした方を向くと扉のそばで5、6歳ぐらいの男の子がモジモジしながら立っている。
「あら、エリアスこっちにいらっしゃい。弟のユリアンですよ。」
母親が優しく声をかけ手招きするとエリアスと呼ばれた男の子は嬉しそうな顔でこちらに走ってきて俺が眠っているベビーベッドを覗き込む。
そしてそっと震える人差し指で俺のほっぺをつつく
「柔らかい....」
「ふふふ。ユリアン、お兄ちゃんのエリアスですよ」
「ああぅ~」
俺はとりあえずエリアスの人差し指を握り目を合わせて笑いかける。
するとエリアスはビシッと石のように固まったかと思うと突然ワナワナと震え始め下を向いてしまう。
俺が何か気に触ることでもしてしまったのだろうか?
「…~~~っ!!!」
声にならない悲鳴をあげガバッとこっちを見たかと思うと、キラキラの笑顔で
「ユリアン、僕が君のお兄ちゃんだ。僕はこれからどんな事があっても君を守り抜くと神に誓うよ。」
そう言ってエリアスは頬に優しくキスを落とした。
俺はなんだか嬉しくなって「きゃっきゃ」と声を出して笑う。
何だかここはあたたかい…
ポカポカだな~と考えていると段々瞼が重くなってくる
今俺の体は赤子なのだ眠くなるのは当たり前
俺は睡魔に抗う事はせずそのまま目を閉じ幸せな気持ちのまま眠りについた。
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