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上層部と下層部
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上層部と下層部が手を取りあって学問を学ぶ学校が王国にある。
表向きでは新しい時代とか先生が言っている。
現実を見ていると、そんな言葉出てくる事はない。
何処を見て、手を取り合うほど仲良くなれると思ったのか。
学校に通うと頭の上から水が降ってくるのはよくある事。
その上、水が汲まれたバケツも一緒に降ってくる。
避けると、水浸しになった地面に足を滑らせて尻餅をつく。
痛いな、でも上から硬いバケツが頭を直撃するよりはマシだ。
また制服を乾かさないとな、今日は家に帰る時間がないからこのまま授業受けないといけない。
水に濡れた制服を絞って校舎の中に入る前に数人の男の笑い声が聞こえた。
バケツを落とした奴らが、俺の姿をショーのように楽しんでいた。
この学校では下層部は今まで以上に立場が弱い。
下層部出身だから何してもいいと思っているのか、上層部のおもちゃになっている。
憂さ晴らしや暇つぶしに殴られて傷付けられる。
教師も見て見ぬふりをしている事もあるが、体罰のような事も行われている。
生徒も教師も下層部は敵という共通認識がある。
十六歳になり学校に通ってまだ日は経っていないのに、制服を何度濡らされたか分からない。
下層部の他の子も何をされているのか分からないが、同じ事かもっと酷い事をされているかの二択しかない。
学校に通うまで実態は誰にも分からなかった。
下層部が上層部に何をされたのか、突然通えなくなる子も多い。
それでも俺のように通おうとする子もいる。
三年間我慢すればいい仕事がもらえると信じている。
学校を卒業しないと、何も仕事が出来ない。
それでも心が折れかかる事もある、助けを求めても学校では下層部の味方はいない。
下層部の味方は同じ境遇の下層部しかいない。
下層部同士も団結したい人もいるが、それ以上に上層部の人数は多い。
団結して上層部と戦うより、静かにしている方がいいと思う子が増えている。
団結はすぐに崩壊して、なにかが変わる事はなかった。
俺も静かに過ごす派だったから、眺めていただけだ。
そもそも俺に声を掛ける人がいなくて、気付いたら団結がなくなっていた。
下層部の生徒からしても俺は空気なのかもしれない。
リーナは学校に通ってもいつも通りで、ゲームでもイジメられて泣いているシーンは…あった。
あったけどそれは学校でではなくて、メイドの仕事をしている時だけだ。
しかも騎士団長の前だけでやっていたから、計算も入っていそうだ。
女子校舎はそこまでギスギスしていないのか、リーナが世渡り上手いのか分からない。
でも学校ではいつも通り大丈夫そうなら良かった。
たまに男子校舎から見える庭で友達と昼飯を食べるリーナは楽しそうだ。
明らかに大丈夫じゃないのは俺の方だよな。
俺もリーナみたいになれたら良いが、ちょっとハードルが高い。
前世でも、元恋人の彼としか話してなかったから他の人との接し方が分からない。
友達を作ろうと何度も思ったが、このクラスの下層部は俺しかいない。
隣のクラスの下層部の子はいるが、俺が話しかけると団結しようとしていると思われて避けられる。
違うと言っても、違う証拠が何もなくて友達が出来ない。
学校に行ったら友達作りたかったけど、卒業まで難しそうだ。
制服が濡れたり汚れたりするから、あんな状態で実家に帰れない。
無駄な心配をさせたくない、俺は一人でも大丈夫だとちゃんと言わないと…
入学して二日で母に頼み込んで一人暮らしをする事にした。
家賃は俺が下層部で何とか仕事を貰えているから、それで払う。
学校に通いやすいという理由で家を借りたから上層部にある家を借りている。
上層部にある事が不思議なほどオンボロのアパートだ。
それでも家賃が高いから、学校と仕事を両立して何とか生きていける事は出来る。
貴族が多い上層部の人がオンボロアパートに住む事はなく、俺しか住んでいない。
いつ家が崩壊するか分からない怖さが一番心が折れる。
この家がなくなったら俺は実家に帰るしかない。
何とか三年間持ってくれよと祈りながら眠っている。
ゲームの裏の話ではこんな事が行われているなんて知らなかった。
明日は学校は休みだけど、仕事は早いから寝ないといけない。
これで鍛えられたらいいけど、俺の仕事は手紙配達なんだよな…足腰は鍛えられる。
表向きでは新しい時代とか先生が言っている。
現実を見ていると、そんな言葉出てくる事はない。
何処を見て、手を取り合うほど仲良くなれると思ったのか。
学校に通うと頭の上から水が降ってくるのはよくある事。
その上、水が汲まれたバケツも一緒に降ってくる。
避けると、水浸しになった地面に足を滑らせて尻餅をつく。
痛いな、でも上から硬いバケツが頭を直撃するよりはマシだ。
また制服を乾かさないとな、今日は家に帰る時間がないからこのまま授業受けないといけない。
水に濡れた制服を絞って校舎の中に入る前に数人の男の笑い声が聞こえた。
バケツを落とした奴らが、俺の姿をショーのように楽しんでいた。
この学校では下層部は今まで以上に立場が弱い。
下層部出身だから何してもいいと思っているのか、上層部のおもちゃになっている。
憂さ晴らしや暇つぶしに殴られて傷付けられる。
教師も見て見ぬふりをしている事もあるが、体罰のような事も行われている。
生徒も教師も下層部は敵という共通認識がある。
十六歳になり学校に通ってまだ日は経っていないのに、制服を何度濡らされたか分からない。
下層部の他の子も何をされているのか分からないが、同じ事かもっと酷い事をされているかの二択しかない。
学校に通うまで実態は誰にも分からなかった。
下層部が上層部に何をされたのか、突然通えなくなる子も多い。
それでも俺のように通おうとする子もいる。
三年間我慢すればいい仕事がもらえると信じている。
学校を卒業しないと、何も仕事が出来ない。
それでも心が折れかかる事もある、助けを求めても学校では下層部の味方はいない。
下層部の味方は同じ境遇の下層部しかいない。
下層部同士も団結したい人もいるが、それ以上に上層部の人数は多い。
団結して上層部と戦うより、静かにしている方がいいと思う子が増えている。
団結はすぐに崩壊して、なにかが変わる事はなかった。
俺も静かに過ごす派だったから、眺めていただけだ。
そもそも俺に声を掛ける人がいなくて、気付いたら団結がなくなっていた。
下層部の生徒からしても俺は空気なのかもしれない。
リーナは学校に通ってもいつも通りで、ゲームでもイジメられて泣いているシーンは…あった。
あったけどそれは学校でではなくて、メイドの仕事をしている時だけだ。
しかも騎士団長の前だけでやっていたから、計算も入っていそうだ。
女子校舎はそこまでギスギスしていないのか、リーナが世渡り上手いのか分からない。
でも学校ではいつも通り大丈夫そうなら良かった。
たまに男子校舎から見える庭で友達と昼飯を食べるリーナは楽しそうだ。
明らかに大丈夫じゃないのは俺の方だよな。
俺もリーナみたいになれたら良いが、ちょっとハードルが高い。
前世でも、元恋人の彼としか話してなかったから他の人との接し方が分からない。
友達を作ろうと何度も思ったが、このクラスの下層部は俺しかいない。
隣のクラスの下層部の子はいるが、俺が話しかけると団結しようとしていると思われて避けられる。
違うと言っても、違う証拠が何もなくて友達が出来ない。
学校に行ったら友達作りたかったけど、卒業まで難しそうだ。
制服が濡れたり汚れたりするから、あんな状態で実家に帰れない。
無駄な心配をさせたくない、俺は一人でも大丈夫だとちゃんと言わないと…
入学して二日で母に頼み込んで一人暮らしをする事にした。
家賃は俺が下層部で何とか仕事を貰えているから、それで払う。
学校に通いやすいという理由で家を借りたから上層部にある家を借りている。
上層部にある事が不思議なほどオンボロのアパートだ。
それでも家賃が高いから、学校と仕事を両立して何とか生きていける事は出来る。
貴族が多い上層部の人がオンボロアパートに住む事はなく、俺しか住んでいない。
いつ家が崩壊するか分からない怖さが一番心が折れる。
この家がなくなったら俺は実家に帰るしかない。
何とか三年間持ってくれよと祈りながら眠っている。
ゲームの裏の話ではこんな事が行われているなんて知らなかった。
明日は学校は休みだけど、仕事は早いから寝ないといけない。
これで鍛えられたらいいけど、俺の仕事は手紙配達なんだよな…足腰は鍛えられる。
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