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第二十三話
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「何?それは本当か?」
王は今聞いた話を信じられないという様子で王子を見ていた。
「左様でございます」
王子は真っ直ぐと王を見つめる。
「では…あの子が王宮と結びつきを強めていることに関しては関係ないということか…」
「そうです。」
「にしても…聡明な娘だと思っていたのにな…残念だ」
王は両手で頭を抱えた。
「…ルイナ妃の事なのですが…私にも原因があると思うのです」
王子は切実に王に訴えた。
「……それはどういうことだ」
王は驚いて王子を見る。
「確かに罪なき民を三十万人も殺めたことは重罪に値します。……しかし…私にも否があります。自分の妃でありながら私は一度もルイナ妃に好意を抱くこともなければ向き合おうとしなかった。彼女も辛かったでしょう。ルイナ妃の牙を剥かせる事になったのは私の責任でもあるのです。」
一晩置いて気づいた。昨日は怒りに任せ、ルイナ妃を責め立ててしまった。然しそれは間違えであった。責任の一端は私にもある。
…ルイナ妃だって辛かったはずだ。日々の私の行いが今回の結果であろうと猛省した。
昨日の自分の発言は事実をそのまま飲み込み悪人と決めつけ自分には否はないと言っていることと相違ない。
犯罪を犯してしまった理由を考えずに罪人を処刑してくれと乞うのは間違っているような気がする。
「…話は分かった。……しかしお前は優しすぎる」
王の眼差しは我が子を憂う想いが滲んでいた。
「……王となった時…お前は耐えられるだろうか。
幾人もの罪人を自らの命で捌いていかなければならなくなる…
理由を追い求め知ろうとする程、罪人に同情し命を下すことに躊躇ってしまう事だってあるだろう。
……然し事実を鵜呑みし捌いてしまう事は危険すぎる。
…処刑を下だす前に疑え。自分が今しようとしていることは正しいのだろうかと…
…王にはお前の様にどんな罪人であろうと等しく耳を傾ける器が必要なのは確かだ」
王として生き様々な経験を積んできた父の言葉には重みがあり説得力があった。
王は今聞いた話を信じられないという様子で王子を見ていた。
「左様でございます」
王子は真っ直ぐと王を見つめる。
「では…あの子が王宮と結びつきを強めていることに関しては関係ないということか…」
「そうです。」
「にしても…聡明な娘だと思っていたのにな…残念だ」
王は両手で頭を抱えた。
「…ルイナ妃の事なのですが…私にも原因があると思うのです」
王子は切実に王に訴えた。
「……それはどういうことだ」
王は驚いて王子を見る。
「確かに罪なき民を三十万人も殺めたことは重罪に値します。……しかし…私にも否があります。自分の妃でありながら私は一度もルイナ妃に好意を抱くこともなければ向き合おうとしなかった。彼女も辛かったでしょう。ルイナ妃の牙を剥かせる事になったのは私の責任でもあるのです。」
一晩置いて気づいた。昨日は怒りに任せ、ルイナ妃を責め立ててしまった。然しそれは間違えであった。責任の一端は私にもある。
…ルイナ妃だって辛かったはずだ。日々の私の行いが今回の結果であろうと猛省した。
昨日の自分の発言は事実をそのまま飲み込み悪人と決めつけ自分には否はないと言っていることと相違ない。
犯罪を犯してしまった理由を考えずに罪人を処刑してくれと乞うのは間違っているような気がする。
「…話は分かった。……しかしお前は優しすぎる」
王の眼差しは我が子を憂う想いが滲んでいた。
「……王となった時…お前は耐えられるだろうか。
幾人もの罪人を自らの命で捌いていかなければならなくなる…
理由を追い求め知ろうとする程、罪人に同情し命を下すことに躊躇ってしまう事だってあるだろう。
……然し事実を鵜呑みし捌いてしまう事は危険すぎる。
…処刑を下だす前に疑え。自分が今しようとしていることは正しいのだろうかと…
…王にはお前の様にどんな罪人であろうと等しく耳を傾ける器が必要なのは確かだ」
王として生き様々な経験を積んできた父の言葉には重みがあり説得力があった。
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