君の悲劇を終わらせる〜廻る世界で再び出会う〜

夜野ヒカリ

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4章 学園〜対策〜

18 魔術の練習②

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「不思議な感覚だな」

「もう魔力の動きを感じられたのですか!?」

 早いな!!  まだ5分しか立ってないぞ!?
 普通は感じるだけでも、30分とか1時間とかかかるのに………………!

「魔力かは分からんが、体の周りを暖かい空気が動いている感じだ」

「それが魔術です! それでは、僕の魔力での補助を止めますので、一人で動かせるか試してみてください! それができれば、魔術を使うことができます」


 その後、グレンもやったんだけど、、、、3分くらいで魔力の動きを感じてました………………

 今二人は自分だけで魔術を動かす練習をしてるんだけど………

「お二人とも早いですね……………」

「そうなのか?」

「僕が前にいた世界では、基本30分~1時間程かかりました。それも、使たちの話です」

「ということは、魔力の動きを感じられない者は魔術が使えないということか?」

「……………とすると、我々は魔術を使える可能性が高いということですな」

「そうです。以前お話しした通り、魔術を使うことができるのは全体の25%ですが、魔術を使うことができない者は、魔力の動きを感じられない者が多いです。実際に使うことができるのは、魔力の動きを感じられた者の内70%です。」

「魔力を感じられても全員が魔術を使えるわけではないのだな………………あっ! ラストル、できたぞ!」

「おぉ! これでこの世界のでも魔術を使えることが確認できましたな! 私もできましした」

 そうか使えたか~
 ………………使えた?

 いや、おかしいだろ!
 前世の僕も魔力を感じるのは15分でできたけど、自分だけで動かすのには2日かかったぞ!?
 ちなみに、普通は5日~10日だったんだが……………

「早くないですかっ!?」

「意外と簡単だったぞ?」

「はい」

 ──────意外と簡単って……………
 もしかして、この世界は発達していないだけで、魔術の才能がある人が多いのかもしれない…………

「………………前世の僕は一人で魔力を動かすのに2日かかって、それでもかなり早かったんですよ……? 普通は5日~10日程かかってました…………」

「……………この世界の方が使われていないだけで、魔術が使いやすいのかもしれないな」

「使える者が多ければ、〈聖〉属性を持っていて、使える者も多いかもしれませんよ?」

 そっか! 
 〈聖〉属性を持っていても!使えなきゃ意味ないんだもん!!
 使える人が多い方がいいに決まってる!

「そうだね! お二人とも、自分で魔力を動かせたようなので次に進みますが、ここまでできれば簡単です! 

父様は風、グレンは水をイメージしながら魔力を動かして一ヶ所に集めてください。そして、魔術が発動している所を思い浮かべれば、魔術が発動します」

「イメージしたように発動するのか?」

「はい、そうです」





 ───────その1時間後には、二人とも魔術を使いこなして色々なことをしていた。

 父様の〈風〉はイメージしにくいから、少し時間がかかるのに………………

 父様は風を使って何処からか持ってきた木材で彫刻をしている。

 …………風でよくあんなに細かい像ができるな。

 グレンもこれまた何処からか持ってきた大きめの石を水の圧力で真っ二つにしている。

 
 ─────そもそも二人とも、それを何処から持ってきたの?

 
「父様、まだ大丈夫かと思いますが、そろそろ終わりにした方がよろしいかと。見れば分かりますが、魔術は使う程に自分の周りの魔力が減っていき、完全になくなると数日動けなくなってしまいます」

「─────! 本当だな、練習を始める前には見えなかったものが、見えるようになっている。これが、魔力か─────」

 …………練習に集中しすぎて視界の変化を気にしていなかったんですね、、

「ラストル様が以前、『魔術を使える者ならば人を見ただけでどの属性が使えるか分かる』とおっしゃっていましたが、こういうことでしたか!」

 …………グレンも、今気がついたんだね、、

「はい、魔力は属性によって色が違います。簡単に説明しますと、
            青→〈水〉属性
            赤→〈火〉属性
            緑→〈風〉属性    
        黄色→〈土〉属性  
        透明→〈無〉属性         です。
 この5つが〝基本属性〟で、魔術を使える者の多くはこのいずれかです。〈無〉は魔力の見えない者だと思ってください。
 次に、
         水色→〈氷〉属性
 オレンジ→〈雷〉属性
         茶色→〈植物〉属性
             白→〈光〉属性
             黒→〈闇〉属性           です。
 この5つは〝高位属性〟で、内3つは氷が水の、雷が風の、植物が土の〝上位属性〟と呼ばれていて、持っている者が少ないため、使える者はほとんどいません。
 ……………基本属性でも才能があれば習得できます。」

 …………火は上位属性がないから出来なかったけどね!


「おぉ、後で試してみよう」


  父様、出来ちゃいそうで怖いよ………………

「ちなみに、上位属性の者は基本属性を使えず、上位属性を使えるようになった基本属性の者は二色が混在した色になります。
 最後に、
             紫→〈空間〉属性
         金色→〈聖〉属性             です。
 この2つは持っている人自体が珍しい〝特殊属性〟と呼ばれていて、使うことができたのは歴史上でも数える程でした。」

 ───────イルは本当にすごかった。
〈空間〉を使いこなしていたんだから……………

「前世のイリス嬢はすごい人物だったのだな……」

「それにしても、〈聖〉属性の使い手を見つけるのは大変そうですな…………」

「父様とグレンは人の魔力が見えるようになったと思うのでご協力お願いします!」

 ─────僕も学園で探すけど、それだけでは心許ない。
 早く解決するためには、人手が必要だ。

「もちろんだ。共に頑張ろう、ラストル」

 グレンも頷いている。
 二人とも、毎日仕事で大変なのに─────

「ありがとうございますっ」



~~~~~~~~~~~~

 お読みいただきありがとうございました
 ("⌒∇⌒")

 最近、ファンタジーっぽくなってきちゃったから、恋愛に戻さなければ…………!

 
次は、ライル視点の話です!







 



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