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Honey trap
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『この男がボディーガードか……』思いながら、ドアが閉まるのを待ってその相手に伝えた。
「グロリアスレディから派遣された者です」
グロリアスレディは田崎が利用している高級娼婦倶楽部の名前だ。
男は用心深げに「グロリアスレディの……ミヅキさんか?」
「はい。田崎様ですか?」男が田崎ではないと分かったうえで訊ねる。
「いや、俺ではない。奥でお待ちだ」
案内されるのを待っていると、男はにやついた笑みを浮かべると「会う前に一つ決りがある」そう耳許で囁いた。
私は『いつものあれか……』そう思いながら「ボディーチェックですね?伺ってます。どうぞ」両手を肩の高さまで上げて答える。
男は遠慮もなく、露骨に髪から肩と触り、服の上から胸を掴まれ、ブラジャーの中にまで手を入れ揉んできた。
その後もボディーチェックという名の凌辱は続く。腰に手を回し、ヒップを両手で強く掴んでくる……。ヒップを触るのに飽きたのか、跪くとドレスの裾を捲り上げショーツに顔を押し付けてきた。
散々厭らしく触られ続けた私は、顔を見られないのを知ったうえで、眉間に眉を寄せ嫌悪に満ちた表情になる。
『こいつ………いつまで……』いい加減嫌気が差したところで男が立ち上がった。
ジッと顔を見詰めたかと思うと首のチョーカーを触り始めた。興味深げにチョーカーの真中に付いているハート形のチャームに手を伸ばそうとする。
『まずいな………』そう思った時、男の後ろ、ドアの向こう側から声が聞こえた。
「グロリアスレディから派遣された者です」
グロリアスレディは田崎が利用している高級娼婦倶楽部の名前だ。
男は用心深げに「グロリアスレディの……ミヅキさんか?」
「はい。田崎様ですか?」男が田崎ではないと分かったうえで訊ねる。
「いや、俺ではない。奥でお待ちだ」
案内されるのを待っていると、男はにやついた笑みを浮かべると「会う前に一つ決りがある」そう耳許で囁いた。
私は『いつものあれか……』そう思いながら「ボディーチェックですね?伺ってます。どうぞ」両手を肩の高さまで上げて答える。
男は遠慮もなく、露骨に髪から肩と触り、服の上から胸を掴まれ、ブラジャーの中にまで手を入れ揉んできた。
その後もボディーチェックという名の凌辱は続く。腰に手を回し、ヒップを両手で強く掴んでくる……。ヒップを触るのに飽きたのか、跪くとドレスの裾を捲り上げショーツに顔を押し付けてきた。
散々厭らしく触られ続けた私は、顔を見られないのを知ったうえで、眉間に眉を寄せ嫌悪に満ちた表情になる。
『こいつ………いつまで……』いい加減嫌気が差したところで男が立ち上がった。
ジッと顔を見詰めたかと思うと首のチョーカーを触り始めた。興味深げにチョーカーの真中に付いているハート形のチャームに手を伸ばそうとする。
『まずいな………』そう思った時、男の後ろ、ドアの向こう側から声が聞こえた。
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