心の扉を開いたら

𝕞𝕚𝕫𝕦𝕜𝕚

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ー4日後ー

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ー4日後ー

この2日間特に何も触れず、話し合いもなかったから、彼と話すこともなかった。
でも、ひとつ気付いたことがある。
少し彼が明るくなった気がする。

たまたまかもしれないけど、彼の事を異様に避ける人も居なければ、近づく人もいないのだが、なんとなくの感覚だけど、そんな気がした。

でも、今日は更に明るさが増してる気がする。

「はい!!」
「何これ。」

今日、久しぶりって言っても2日ぶり笑。
彼も本当の魅力を探すために、私はヘアメイクセットも持ってきた。

「見ての通り!」
「いや、それは分かるけど……なんで?あ、夏希が使うためか。」
「違う違う!北斗が使うの!」
「はあ??????俺そんなの出来ないんだけど」
「私がやるから」
「でも、、」
「大丈夫!誰もいないから!まー、もしバレたら私がどうにかする!」
「信憑性が薄い…………。」
「もー!いいから!後ろ向いて!」

彼は、少し嫌がっていたけど、私がちょっとちゃんとセットした彼の姿を見たかったから、セットし続けた。
それから、10分くらいしてたらまるで別人の姿があった。

「やば………。」
「ってか、夏希上手いね。こういうの」
「いや、そう言う問題じゃなくて、北斗かっこよすぎでしょ」
「え?そう?」
「マジでやばい!」

誰が見ても、イケメンと思える見た目で、しかも、あのちょっと俺様系の性格で、絶対モテる!!
セットした髪は、少しパーマがかかった7:3分けでメガネも外したら、彼の二重の目がくっきりと見える。
これは、、誰が見ても惚れるな。。。

「誰もいないよね!」
「いない!いない!」
「じゃ、元に戻して」
「えーっ!」

私は、1枚彼の写真を撮った。

「今、撮った?」
「いいやー??」
「撮ったよね!」
「撮ってないよ!!!」

それから、すぐ彼の髪を元に戻して教室を出た。

この時、明日の教室があんなことになるなんて….。
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