幻獣使い(現代テイマー)の異世界召喚巻き込まれ～のんびり異世界幻獣牧場を作ろう～

プロローグ ～異世界への旅立ち～

プロローグ3

「おはようございます、黄龍様起きてますか」

空真は大きな声で挨拶した

『おう、おはよう空真起きているぞ』

貫禄のある声で挨拶をかいしてくれた1柱の龍

空真の目の前には金色に輝く黄龍が蜷局を巻いた状態から顔だけを空真に向けた

「おはようございます黄龍様、霊山に何か変化起きているみたいなのですがご存知ありませんか？」

空真は失礼のない様訪ねてみた。

『確かに神力が活発に動いているのう、この世界とは別の時空から干渉を受けているみたいじゃな』

黄龍様の一言が気になった

「別の世界の神力ですか？」

神々が存在する、

「それは日本の神々、、、いえ地球の神々以外の神力ですか？」

違う世界が、異世界がある事を知る空真は真剣な顔をして黄龍様に聞き返す

『うむ、どうやらそのようじゃがそれほど強い神力ではないので霊山や幻獣達に悪い影響はでなそうじゃ』

霊山と幻獣達に影響がない事に一安心する空真

「それは良かった」

黄龍も空真が安心できてよかったと思う反面....

何がトリガーになって変化を起こすかわからない状況は変わらない

『霊山と樹海一帯に一応儂が結界を施しておく』

黄龍の一言をきいて

「そこまで気にするようなことでは無いのでは？」

『わしが心配なのは空真、お主じゃ…』

黄龍の心配が空真、自分自身だとは思いもしなかった

「自分ですか？」

『そうじゃ、それだけの神々、幻獣に愛されているおぬしが心配なのじゃ、わしを含めてこれだけの者、人以上の者に魅入られるお主が巻き込まれることを心配しておる』

黄龍の言葉を聞いた空真は

「ありがとうございます、気にかけていただきありがとうございます」

お礼を言いながら空真は1の式を呼び出した

「八咫烏、黄龍様がここら一帯に結界を張ってくれるそうだ母さんに伝えてくれ」

空真の言葉を聞いた八咫烏はカーと鳴いて飛び立った

「さて、では学校に行ってきます黄龍さま」

『気おつけて行ってくるとよい』

黄龍に現状確認が出来たので空真は学校へ向かった







黄龍は空真を見送り考える

あれほどに上位の存在に愛された者は初めて見る

ゆえに心配ではある

それだけに引き寄せられる者は良いものだけではない

よくない事すら呼び寄せてしまう

空真自身心配ないほどの力を持つ

己が考える以上の事が起こる可能性

そしてそれが起こった時の周りの反応がこの世界を揺るがすことになりうる事にたいして

『あの力は良くも悪くも本人にとって大きすぎるのかもしれないな』

いずれ訪れるかもしれない空真の悩みを心配する黄龍なのであった。