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第19節 ~ちょっと高めの利子~
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ステータスの確認を終えた俺は、スイナさんにお礼を言うとホクホク顔でステータス部屋を後にする。
良かった。
ちゃんとLvUPしていた。
ひとまず『ステータス』スキルを使用して自分のLvを3に偽装しておく。
これで今後のステータス確認ではLv3と表示されるはずだ。
あと、『隠密』スキルがなぜ効果を出さなかったのかが分かった。
称号の【底辺】の効力が強すぎて、モンスターから気配が消せなくなっているようだ。
流石に称号を消すことは出来ないようなので、こればっかしは諦めるしかない。
とは言え、『異次元のバックパック』のおかげで持ち運びには困りそうにないし、いざとなったら『韋駄天』で脚力を強化して逃走も出来る。
中々バランスの取れたスキルたちだ。
1つ不足している点と言えば、攻撃スキルがない所ぐらいだろう。
そこは知恵と希望で何とかしようと思う。
さて、ステータスの確認も出来たし自分の現状も把握できたので、残るは資金調達である。
俺はゆっくりと休憩スペースへ向かうと開いてる席に腰掛けた。
そして、目の前の男に声をかける。
「よう、久しぶりだな」
俺の声に反応した目の前の男がこちらに目線を向けた。
「あ?誰だよ、てめぇ。俺に何の用、だ・・・あ!?」
最初は威圧的だった男の声が徐々に戸惑いを含んだ声に変わっていく。
それもそうだ。殺したはずの男が目の前にいるんだから。
「もう忘れたのか?そりゃ悲しいな」
見るからに目の前の男は狼狽していた。
冷や汗が全身を伝い、目を見開いている。
「そうだ、俺の“貸してた銅貨20枚”返してくれないか?」
俺が笑いながらそう言うと、上ずった声で男が叫んだ。
「も、持ってねぇ!」
突然の男の大声に周りにいた冒険者達が皆こちらを向く。
残念だ。
穏便に済ませようとしたんだが、拒まれてしまった。
仕方ない、後でしっかりと“正面から”受け取りに行こう。
「そうか、残念だ」
そう言い残すと、俺は席を立ち上がる。
正直言うと、今回この男に顔を見せたのは焦りを感じさせる為と道案内を頼むのが目的だ。
これで全ての布石は完了したので、俺は一度退場する。
あとはこの男が道案内をしてくれるだろう。
冒険者ギルドを出ると直ぐ様『隠密』を発動する。
直後、予想通り“初心者殺し”が後を追ってギルドから飛び出してきた。
“初心者殺し”は目をギラギラとさせたまま周囲を見渡して何かを探す。
しかし、残念ながらその探し物は見つからない。
それもそのはず。
“初心者殺し”の探しものである俺は真横で姿を隠しているのだから。
見つけられなかった憤りに男はイライラとしながらどこかへと向けて歩き始める。
もちろん、俺もその後を追った。
大通りを抜け2回程道を曲がった後、住宅の多い区画へと男は足を踏み入れた。
そして、その中の一軒の扉を開けて、中へと入っていく。
ふむ、まさかの一軒家持ちとは・・・。
そんなに儲かるんだろうか、初心者狩りって。
少しの間感心しながら家を眺めていると、家主の“初心者殺し”が完全装備で家から出てきた。
プレートアーマーに長剣を携え、完全に俺を仕留めに行くスタイルだ。
『隠密』で隠れているのでバレてしまう心配は無いが、俺は戦々恐々としながら“初心者殺し”の背中を見送る。
“初心者殺し”が角を曲がり、姿が見えなくなったのを確認すると俺は路地から出て、“初心者殺し”の家の前へと移動した。
『隠密』を維持しながら自分のスキルを思い浮かべる。
『異次元のバックパック』は任意の場所にバックパックの入り口を開くスキルだ。
大きさや場所、形に縛りは無い。
「『異次元のバックパック』」
スキル発動と共に、異次元への入り口が家の真下に広がった。
当然、支えるべき地面のなくなった家は重力に従い異次元へと沈む。
その間、2秒。
“初心者殺し”の家が消失した瞬間だった。
―――――― 銅貨20枚+利子、回収完了。
――――――――― ◆◇◆◇◆◇ ―――――――――
ぴこん!バックパックの中に以下の者が追加されました。
・家(小型・家具付き):1軒
・金貨:62枚
・銀貨:133枚
・銅貨:3468枚
・皮の防具:3式
・鉄の防具:2式
・鉄の胸当て:1式
・ローブ:1式
・銅の短剣:2本
・銅の直剣:1本
・鉄の直剣:1本
・鉄の長剣:1本
・木製の杖:1本
・銅の小手:2式
・低級回復薬:21本
・低級魔法薬:6本
・初級魔法書:4冊
・中級魔法書:1冊
・ビール:14本
・果実酒:3本
・空き瓶:26本
・少女:1人
良かった。
ちゃんとLvUPしていた。
ひとまず『ステータス』スキルを使用して自分のLvを3に偽装しておく。
これで今後のステータス確認ではLv3と表示されるはずだ。
あと、『隠密』スキルがなぜ効果を出さなかったのかが分かった。
称号の【底辺】の効力が強すぎて、モンスターから気配が消せなくなっているようだ。
流石に称号を消すことは出来ないようなので、こればっかしは諦めるしかない。
とは言え、『異次元のバックパック』のおかげで持ち運びには困りそうにないし、いざとなったら『韋駄天』で脚力を強化して逃走も出来る。
中々バランスの取れたスキルたちだ。
1つ不足している点と言えば、攻撃スキルがない所ぐらいだろう。
そこは知恵と希望で何とかしようと思う。
さて、ステータスの確認も出来たし自分の現状も把握できたので、残るは資金調達である。
俺はゆっくりと休憩スペースへ向かうと開いてる席に腰掛けた。
そして、目の前の男に声をかける。
「よう、久しぶりだな」
俺の声に反応した目の前の男がこちらに目線を向けた。
「あ?誰だよ、てめぇ。俺に何の用、だ・・・あ!?」
最初は威圧的だった男の声が徐々に戸惑いを含んだ声に変わっていく。
それもそうだ。殺したはずの男が目の前にいるんだから。
「もう忘れたのか?そりゃ悲しいな」
見るからに目の前の男は狼狽していた。
冷や汗が全身を伝い、目を見開いている。
「そうだ、俺の“貸してた銅貨20枚”返してくれないか?」
俺が笑いながらそう言うと、上ずった声で男が叫んだ。
「も、持ってねぇ!」
突然の男の大声に周りにいた冒険者達が皆こちらを向く。
残念だ。
穏便に済ませようとしたんだが、拒まれてしまった。
仕方ない、後でしっかりと“正面から”受け取りに行こう。
「そうか、残念だ」
そう言い残すと、俺は席を立ち上がる。
正直言うと、今回この男に顔を見せたのは焦りを感じさせる為と道案内を頼むのが目的だ。
これで全ての布石は完了したので、俺は一度退場する。
あとはこの男が道案内をしてくれるだろう。
冒険者ギルドを出ると直ぐ様『隠密』を発動する。
直後、予想通り“初心者殺し”が後を追ってギルドから飛び出してきた。
“初心者殺し”は目をギラギラとさせたまま周囲を見渡して何かを探す。
しかし、残念ながらその探し物は見つからない。
それもそのはず。
“初心者殺し”の探しものである俺は真横で姿を隠しているのだから。
見つけられなかった憤りに男はイライラとしながらどこかへと向けて歩き始める。
もちろん、俺もその後を追った。
大通りを抜け2回程道を曲がった後、住宅の多い区画へと男は足を踏み入れた。
そして、その中の一軒の扉を開けて、中へと入っていく。
ふむ、まさかの一軒家持ちとは・・・。
そんなに儲かるんだろうか、初心者狩りって。
少しの間感心しながら家を眺めていると、家主の“初心者殺し”が完全装備で家から出てきた。
プレートアーマーに長剣を携え、完全に俺を仕留めに行くスタイルだ。
『隠密』で隠れているのでバレてしまう心配は無いが、俺は戦々恐々としながら“初心者殺し”の背中を見送る。
“初心者殺し”が角を曲がり、姿が見えなくなったのを確認すると俺は路地から出て、“初心者殺し”の家の前へと移動した。
『隠密』を維持しながら自分のスキルを思い浮かべる。
『異次元のバックパック』は任意の場所にバックパックの入り口を開くスキルだ。
大きさや場所、形に縛りは無い。
「『異次元のバックパック』」
スキル発動と共に、異次元への入り口が家の真下に広がった。
当然、支えるべき地面のなくなった家は重力に従い異次元へと沈む。
その間、2秒。
“初心者殺し”の家が消失した瞬間だった。
―――――― 銅貨20枚+利子、回収完了。
――――――――― ◆◇◆◇◆◇ ―――――――――
ぴこん!バックパックの中に以下の者が追加されました。
・家(小型・家具付き):1軒
・金貨:62枚
・銀貨:133枚
・銅貨:3468枚
・皮の防具:3式
・鉄の防具:2式
・鉄の胸当て:1式
・ローブ:1式
・銅の短剣:2本
・銅の直剣:1本
・鉄の直剣:1本
・鉄の長剣:1本
・木製の杖:1本
・銅の小手:2式
・低級回復薬:21本
・低級魔法薬:6本
・初級魔法書:4冊
・中級魔法書:1冊
・ビール:14本
・果実酒:3本
・空き瓶:26本
・少女:1人
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