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最終章 勝利を手にするのは
第二次小谷城決戦
しおりを挟む敵は二日後に現れ近くに布陣していた。
総兵力は約十二万程の大軍勢ではあるがその内十万程は近畿の滅ぼした大名家の兵士達であり、かなり士気が低くなっていた。
対してこちらの兵士達は将軍義輝公がいる為に士気は高く、さらに義輝公自身が前線に出て眼前にいる敵兵に対して罵倒する。
「貴様達は一体いつから妖どもに使われるようなものになったのだ武士ならばいや…人ならばどちらに味方するべきかぐらいわかるであろう!!」
その言葉に敵方の兵士達の戦意を挫く事に成功し、ほとんどの兵士が裏切る事になり形勢は逆転する。
「やはりそうなってしまうか仕方ない、私が前線出て奴らを殺すしかなさそうだな」
もはや、残りの兵達に対しての指揮をする事を辞めた甲斐童子は真っ直ぐに義輝の首めがけて襲いかかる事にした。
元来彼は、兵を指揮する事は無かった為に今回の戦での勝利にはこだわりは無く、あるのは敵の大将を殺す事それだけであった。
ものすごい勢いで義輝の元に向かう彼を止めに入ったのはレギルスと長政、それに俺や景虎といったこちらのトップ戦力であった。
「貴様等のような若造に止められるような私では無い!!」
「ならこれで最後にしよう今までの因縁と共に」
鬼との因縁を終わらせる最後の決戦が始まろうとしていた。
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