もしもし幕府ですか?越後からストーカーが来るのですが!

タクポス

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第九章恨みを超えて

「フォーム」とは①

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 「何故?私達と協力関係を組む気になったのですか?」

 突然の申し出に俺達は混乱する。あまりにも急過ぎるのとついこないだまで争っていた相手から共同戦線を張ろうと言われるとは思いもしなかったからだ。

 「それはわかります、ですが今回我々にとって最後のチャンスなのかもしれないと言うことだけはお伝えしておきます」

 レグルスの言っていることに裏があるような感じは無く、本当にこちらに協力しようとしているようであるのだ。

 「多分、いきなり言われてもその反応になってしまうのもわかりますので私からあなた達に対して我々の過去の話をさせていただきます。何故裏切ったのかそもそもどうして私達のような種族が生まれたのか?」

 少し深く息吸ってからレグルスは重々しく話始めた。

 「数百年前、人類は童子達の戦いに終止符を打つ為にある計画を立てました。それは人間よりよりも強い体を持ち戦力として使える兵器をその第一号として製作されたのがあなた方が刀のに宿る不思議な力で最初ほ抵抗していました」

 長政も俺も自分が持っている刀に目を向けてしまう。そもそも俺達が持っている刀に、それほどの力があるとは驚きではあったが納得がいく。

 「ですが……それも一部の者達しか使えない者であり、政府と呼ばれていた時代によってこの刀は特権の持つものの象徴として資料や刀自体が処分されていく事になりました」

 「そんな……唯一対抗できる手段である物を当時は何故自ら失う選択をしてしまったのですか?」

 「それは既に政府は童子達に支配されていたので彼等の指示通りに人類から抵抗手段を奪おうとしたのです。なんとか難を逃れた人々と刀の所有者が集まり全国各地に散らばり地方の守護として童子からの攻撃を防いでいたのです。のちに、これがそこの地方にいた大昔の戦国大名家の名前を使い彼等の強さにあやかりまたは、彼等のイメージした技の開発などをしていき発展したことで生まれたのがあなた達新生戦国大名なのです」

 レギルスが語る話はあまりにも俺達に信じがたい程に驚きであった。当時の資料には刀については伝承だけや国の成り立ちについて書かれた資料は全く無かった。その為に俺達はかなり悩まされてしまう事になった。

 だが彼の言葉が正しいのなら俺達はこれまでの解明されなかった歴史の事実を聞いている事になるのだ。

 「ですが生き残りはほんの僅かで防ぐことが手一杯だったのでこの戦いは長期戦になると思われていました。それに童子達も数百体いるかどうかの集団で戦いは膠着状態が続いてから十年ほどある科学者戦争を早期に終わらせる為にある実験を開始しました」

 「それが……あなた達「フォーム」を作ってしまったと」

 「はい、元々は私達は人類と共存する為に作られた存在でベースは人間なのですが変身能力を手に入れそれを使えば刀による解放を使わなくても我々は大名達と同じ力が使えました。その為、戦争に投入されれば一気に童子達を、倒すことが叶ったのですが」

 そこでレギルスの言葉が詰まるがすぐに話し始めた。

 「そこで我々は奴らの奇襲を受け、我々は捕まり人類を裏切ってしまったのです」

 彼は悔しそうに語り、しばらく何も喋らなかった。
 よほどの事があったのだろうと誰もが想像し彼が落ち着くまでしばらく待つ事にしたのだ。




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