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第1章 頭にキのつくお茶の会
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基地内定時報告会――通称〝お茶会〟の開始時刻は例外なく十五:〇〇である。
会場は基地の中央にある中規模会議室。天井も壁も床も丸テーブルも椅子もみな白一色なので、暗褐色中心の軍服姿の参加者たちは嫌でも浮き上がって見える。
毎度毎度カガミが往生際悪くごねるため、テイラーたちがここに来るのはだいたい十四:五〇くらいになってしまうのだが、これより遅く入室してきたパイロットたちはいまだかつていない。最初のうちはひどくばつが悪かったが、そのうち慣れてしまった。今でも不愉快そうに睨みつけてくるパイロットは、カガミの右斜め前に座っている銀髪碧眼の男一人だけだ。
この会議室に入室できるのは、主催たる製作者と給仕数人を除けば、カガミを含む四人のパイロットたちとその副官のみである。しかし、テイラーたち副官は同じテーブルに着くことは許されていない。お茶会が終わるまで、上官の背後の壁際にずっと立ちつづけていなければならない。
お茶会はたいてい一時間以内に終わるから、そのこと自体は別に苦ではない。むしろ、あのテーブルから離れていられる大義名分があってよかったとさえ思っている。確認したことはないが、他の三人の副官たちもそう思っているのではないか。きっとこのお茶会に喜んで参加しているのは、製作者とごく一部のパイロットだけだ。
「ダイナちゃん、今日も可愛いね」
たぶん、このパイロットはそのごく一部に入るだろう。カガミの左隣が定位置の彼は、お茶会の間はカガミの腕の中でぬいぐるみのようにじっとしているダイナにいつも屈託なく話しかけてくる。
ロバート・ルイス。同盟所属のパイロットである。帝国は同盟とは通商条約を結んでいるため、他の二人よりはまだ気安い存在であると言える。ルイス自身も濃緑色の軍服を着てはいるが、パイロットというより有能な事務官のような風貌をしている。ふわふわとした明るい金髪と水色の瞳。これで搭乗するとあれだとは、まったく人は見かけによらないものだ。
「カガミはいいなあ。こんなに可愛い猫ちゃんもらえて。もう二度と作らない宣言されちゃったから、いくら欲しくても言えないよ」
分をわきまえているルイスは、物欲しそうな顔をしながらもダイナを抱かせてくれとは決して言わない。カガミも人目がなければ頭くらいは触らせてやったかもしれないが、ここで彼だけを特別扱いするわけにはいかなかった。
付かず離れず。それがこの基地にいるパイロットたちの不文律である。
「まあな。でも、猫と犬以外だったら作ってくれるかもしれないぞ」
自慢げにダイナを撫でながらカガミがそつなく答える。ダイナがいれば、彼もそれなりに人間とコミュニケーションはとれるのだ。
「猫と犬以外……兎?」
おそらく、ルイスには何の悪気もなかっただろう。が、例の銀髪男はあからさまに眉をひそめ、その右隣に座っていた赤毛の大柄な男はびくっと肩を震わせた。
――今日はこの人が地雷を踏んだか。
顔には出さなかったが、そう思ったのはきっとテイラーだけではなかったはずだ。
「兎かあ……まあ、嫌いじゃないけど、やっぱり猫のほうが……」
気づいているのかいないのか、ルイスだけはあっけらかんと話しつづける。もうそこでやめておけと言えるものなら言ってやりたかったが、この室内では副官は原則発言禁止とされている。もっとも、許されていたとしてもテイラーにはとてもそんな勇気は持てなかっただろう。
「兎で悪かったな」
案の定、銀髪男の赤い唇が地を這うような低い声を発した。
アーサー・テニエル。帝国の宿敵とも言える連邦所属のパイロットだ。
ルイス以上に軍人離れした美貌を誇るこの男は、一族のしきたりとやらで髪を切らずに一つに束ねているせいもあり、黙って座っていると濃紺の軍服姿の女性士官のようにも見える。
だが、見目麗しいのは顔だけだ。その顔の前で組まれた両手もまるで彫刻のように美しかったが、爪は手の甲に突き刺さっているような状態になっていた。
「しかし、おまえよりはましだ。私は三月だけの期間限定だからな」
これにはさすがにルイスも顔色を変えた。
しょせんは個体識別のための機体名じゃないかとテイラーたちは思っているのだが、テニエルやルイスにそう言えば、それは自分の機体名がそうじゃないから言えることだとそろって反論されるだろう。確かにそのとおりである。
「名前のことでからむの、もうやめてくれない?」
呆れたような笑みを浮かべてはいたが、ルイスが不快に思っていることは明白だった。
「仕方ないじゃない。博士がそうつけた機体に、たまたま僕らが適合しちゃったんだから。それに、名前のことを言うなら、クロフトがいちばんかわいそうだよ」
「言うなよ」
カーキ色の軍服を着ている赤毛の男――アイザック・クロフトが、俺まで巻きこむなと言わんばかりに琥珀色の目を見張る。ならず者集団と言われる連合所属のパイロットで、いかにも叩き上げの軍人らしいいかつい顔と体をしているが、実はこの男が四人の中でいちばん常識人なのかもしれないとテイラーはひそかに思っている。
「まあ、そうだな。鼠よりはましか」
「だから、鼠じゃねえって」
「でも、栗鼠とは別区分にしておきたいよね。一緒にしたら栗鼠がかわいそう」
「だから、栗鼠でもねえって」
両脇から好き勝手なことを言われても、クロフトは腕組みを解かずにうんざりしているだけだ。彼に限って言えば、あの機体名はむしろふさわしいのかもしれない。
この機体名問題ではカガミも愚痴っていたが、この三人からしてみれば『おまえが言うな』だろう。カガミもそう思っていたのか、黙ってダイナを撫でつづけていたが、ふと顔を上げて誰にともなく言った。
「なあ。もう三時過ぎてるよな?」
あわててカガミの視線の先――ちょうどルイスの背後の壁の上方に目をやれば、やはり白いアナログの丸時計が掛けられており、その長針は十二を少し過ぎていた。
「ほんとだ。……どうしたんだろ?」
一応自分の腕時計も確認してから、ルイスが不思議そうに首をかしげる。声には出さなかったが、カガミ以外の全員がルイスと同じ行動をし、おそらく同じことを思ったはずだ。
お茶会の開始は十五:〇〇ジャスト。この時刻になったと同時に呼び鈴のような音が三回響き、若い男の給仕たちがお茶と菓子を載せたワゴンを押して自動扉から入室してくる。菓子類は持ち帰りできるため、テイラーも何度か食べたことがあるが、種類豊富でかつ美味だった。
製作者が現れるのはセッティングがすべて完了した後である。彼の席も決まっていて、カガミの右隣かつテニエルの左隣。しかし、お茶会が終わる頃には、製作者の椅子はいつもカガミ寄りになっている。ダイナがいるからだとカガミは思っているようだが、ダイナを作らせる前からそうだったことを彼は覚えていないのだろうか。
「確かにこれは異常だな。内線で問い合わせてみるか」
テニエルが振り返り、背後に立っていた黒髪の男に指示しようとした、まさにそのとき。部屋の隅にある自動扉が開いた。
テイラーたちの目が一斉に集中する。だが、そこから飛び出してきたのは、給仕のワゴンでもなければ製作者でもなかった。
「ご、ご報告が遅くなってしまい、まことに申し訳ございません!」
いつも製作者のそばに泰然と控えている長身の老紳士――懐中時計は持っていないようだが、テイラーは勝手に〝白兎〟と呼んでいる――が、どこから走ってきたのか、白髪を乱して激しく息を切らせていた。
「まだ詳細は調査中ですが、先にこれだけお伝えしておきます!」
顔も目も赤くした老人は、まるでたった一人生還した負傷兵のように震えながら絶叫した。
「若――いえ、エドウィン・ナイトリー博士が……亡くなられました!」
エドウィン・ナイトリー。
それは、カガミたちの搭乗機の製作者にして、この基地の最高責任者兼代表でもある、天才博士の名前だった。
会場は基地の中央にある中規模会議室。天井も壁も床も丸テーブルも椅子もみな白一色なので、暗褐色中心の軍服姿の参加者たちは嫌でも浮き上がって見える。
毎度毎度カガミが往生際悪くごねるため、テイラーたちがここに来るのはだいたい十四:五〇くらいになってしまうのだが、これより遅く入室してきたパイロットたちはいまだかつていない。最初のうちはひどくばつが悪かったが、そのうち慣れてしまった。今でも不愉快そうに睨みつけてくるパイロットは、カガミの右斜め前に座っている銀髪碧眼の男一人だけだ。
この会議室に入室できるのは、主催たる製作者と給仕数人を除けば、カガミを含む四人のパイロットたちとその副官のみである。しかし、テイラーたち副官は同じテーブルに着くことは許されていない。お茶会が終わるまで、上官の背後の壁際にずっと立ちつづけていなければならない。
お茶会はたいてい一時間以内に終わるから、そのこと自体は別に苦ではない。むしろ、あのテーブルから離れていられる大義名分があってよかったとさえ思っている。確認したことはないが、他の三人の副官たちもそう思っているのではないか。きっとこのお茶会に喜んで参加しているのは、製作者とごく一部のパイロットだけだ。
「ダイナちゃん、今日も可愛いね」
たぶん、このパイロットはそのごく一部に入るだろう。カガミの左隣が定位置の彼は、お茶会の間はカガミの腕の中でぬいぐるみのようにじっとしているダイナにいつも屈託なく話しかけてくる。
ロバート・ルイス。同盟所属のパイロットである。帝国は同盟とは通商条約を結んでいるため、他の二人よりはまだ気安い存在であると言える。ルイス自身も濃緑色の軍服を着てはいるが、パイロットというより有能な事務官のような風貌をしている。ふわふわとした明るい金髪と水色の瞳。これで搭乗するとあれだとは、まったく人は見かけによらないものだ。
「カガミはいいなあ。こんなに可愛い猫ちゃんもらえて。もう二度と作らない宣言されちゃったから、いくら欲しくても言えないよ」
分をわきまえているルイスは、物欲しそうな顔をしながらもダイナを抱かせてくれとは決して言わない。カガミも人目がなければ頭くらいは触らせてやったかもしれないが、ここで彼だけを特別扱いするわけにはいかなかった。
付かず離れず。それがこの基地にいるパイロットたちの不文律である。
「まあな。でも、猫と犬以外だったら作ってくれるかもしれないぞ」
自慢げにダイナを撫でながらカガミがそつなく答える。ダイナがいれば、彼もそれなりに人間とコミュニケーションはとれるのだ。
「猫と犬以外……兎?」
おそらく、ルイスには何の悪気もなかっただろう。が、例の銀髪男はあからさまに眉をひそめ、その右隣に座っていた赤毛の大柄な男はびくっと肩を震わせた。
――今日はこの人が地雷を踏んだか。
顔には出さなかったが、そう思ったのはきっとテイラーだけではなかったはずだ。
「兎かあ……まあ、嫌いじゃないけど、やっぱり猫のほうが……」
気づいているのかいないのか、ルイスだけはあっけらかんと話しつづける。もうそこでやめておけと言えるものなら言ってやりたかったが、この室内では副官は原則発言禁止とされている。もっとも、許されていたとしてもテイラーにはとてもそんな勇気は持てなかっただろう。
「兎で悪かったな」
案の定、銀髪男の赤い唇が地を這うような低い声を発した。
アーサー・テニエル。帝国の宿敵とも言える連邦所属のパイロットだ。
ルイス以上に軍人離れした美貌を誇るこの男は、一族のしきたりとやらで髪を切らずに一つに束ねているせいもあり、黙って座っていると濃紺の軍服姿の女性士官のようにも見える。
だが、見目麗しいのは顔だけだ。その顔の前で組まれた両手もまるで彫刻のように美しかったが、爪は手の甲に突き刺さっているような状態になっていた。
「しかし、おまえよりはましだ。私は三月だけの期間限定だからな」
これにはさすがにルイスも顔色を変えた。
しょせんは個体識別のための機体名じゃないかとテイラーたちは思っているのだが、テニエルやルイスにそう言えば、それは自分の機体名がそうじゃないから言えることだとそろって反論されるだろう。確かにそのとおりである。
「名前のことでからむの、もうやめてくれない?」
呆れたような笑みを浮かべてはいたが、ルイスが不快に思っていることは明白だった。
「仕方ないじゃない。博士がそうつけた機体に、たまたま僕らが適合しちゃったんだから。それに、名前のことを言うなら、クロフトがいちばんかわいそうだよ」
「言うなよ」
カーキ色の軍服を着ている赤毛の男――アイザック・クロフトが、俺まで巻きこむなと言わんばかりに琥珀色の目を見張る。ならず者集団と言われる連合所属のパイロットで、いかにも叩き上げの軍人らしいいかつい顔と体をしているが、実はこの男が四人の中でいちばん常識人なのかもしれないとテイラーはひそかに思っている。
「まあ、そうだな。鼠よりはましか」
「だから、鼠じゃねえって」
「でも、栗鼠とは別区分にしておきたいよね。一緒にしたら栗鼠がかわいそう」
「だから、栗鼠でもねえって」
両脇から好き勝手なことを言われても、クロフトは腕組みを解かずにうんざりしているだけだ。彼に限って言えば、あの機体名はむしろふさわしいのかもしれない。
この機体名問題ではカガミも愚痴っていたが、この三人からしてみれば『おまえが言うな』だろう。カガミもそう思っていたのか、黙ってダイナを撫でつづけていたが、ふと顔を上げて誰にともなく言った。
「なあ。もう三時過ぎてるよな?」
あわててカガミの視線の先――ちょうどルイスの背後の壁の上方に目をやれば、やはり白いアナログの丸時計が掛けられており、その長針は十二を少し過ぎていた。
「ほんとだ。……どうしたんだろ?」
一応自分の腕時計も確認してから、ルイスが不思議そうに首をかしげる。声には出さなかったが、カガミ以外の全員がルイスと同じ行動をし、おそらく同じことを思ったはずだ。
お茶会の開始は十五:〇〇ジャスト。この時刻になったと同時に呼び鈴のような音が三回響き、若い男の給仕たちがお茶と菓子を載せたワゴンを押して自動扉から入室してくる。菓子類は持ち帰りできるため、テイラーも何度か食べたことがあるが、種類豊富でかつ美味だった。
製作者が現れるのはセッティングがすべて完了した後である。彼の席も決まっていて、カガミの右隣かつテニエルの左隣。しかし、お茶会が終わる頃には、製作者の椅子はいつもカガミ寄りになっている。ダイナがいるからだとカガミは思っているようだが、ダイナを作らせる前からそうだったことを彼は覚えていないのだろうか。
「確かにこれは異常だな。内線で問い合わせてみるか」
テニエルが振り返り、背後に立っていた黒髪の男に指示しようとした、まさにそのとき。部屋の隅にある自動扉が開いた。
テイラーたちの目が一斉に集中する。だが、そこから飛び出してきたのは、給仕のワゴンでもなければ製作者でもなかった。
「ご、ご報告が遅くなってしまい、まことに申し訳ございません!」
いつも製作者のそばに泰然と控えている長身の老紳士――懐中時計は持っていないようだが、テイラーは勝手に〝白兎〟と呼んでいる――が、どこから走ってきたのか、白髪を乱して激しく息を切らせていた。
「まだ詳細は調査中ですが、先にこれだけお伝えしておきます!」
顔も目も赤くした老人は、まるでたった一人生還した負傷兵のように震えながら絶叫した。
「若――いえ、エドウィン・ナイトリー博士が……亡くなられました!」
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