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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)

80.5【閑話】いいひと

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【パラディン大佐隊・ミーティング室】

 班長会議終了後。
 ハワード、フィリップス、エリゴールは退室済み。

七班長・カットナー
「なあ、六班はあの十個の〝飴ちゃん〟、どうやって分けたんだ?」 

六班長・ラムレイ
「ああ、あれか。あれは元四班長が〝一隻につき一個〟って言ったから、各艦長に一個ずつ渡して、分け方は丸投げした」

九班長・ビショップ
「丸投げ……」

六班長・ラムレイ
「全艦訊いてはいないが、ジャンケン大会したり、くじ引きしたり、牛乳一気飲みしたり、いろいろしたみたいだ」

八班長・ブロック
「最後の牛乳一気飲みって何だよ」

六班長・ラムレイ
「単純にいちばん早く飲みきった奴が勝ち。……よい子のみんなは絶対真似しないでね!」

七班長・カットナー
「じゃあ、おまえの艦は?」

六班長・ラムレイ
「俺んとこはもったいないから、御守りとして艦長席に飾ってある」

七班長・カットナー
「おまえ……いい奴だったんだなあ!」

六班長・ラムレイ
「今までどんな奴だと思ってたんだよ」

八班長・ブロック
「でも、今日また一個もらっただろ。あれはどうするんだ?」

六班長・ラムレイ
「うーん。あと八個もらえたら、また各艦長に丸投げしようと思ってるんだけどなあ。ビショップみたいにネーミングじゃ稼げないから、やっぱり元四班長好みの映像撮ってくしかないか」

九班長・ビショップ
「八個? 九個じゃなくて?」

六班長・ラムレイ
「俺の艦はもうあの御守りの一個でいいから」

カットナー・ブロック・ビショップ
「おまえ、いい奴だなあ!」
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