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イオ2019(承前)▲▲▲
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いやそうだね、出産って色々大変だったねぇ、と既に他人事のような感じで回想から戻ってくる。でも子供ってやっぱり面白い生き物だよな……と、自分のことは棚に上げつつ、連絡帳を読みふける久我なのであった。
【アキ4歳】
アキ語録……「たつのおしごと」(たつのおとしご)、「やまののぼり」(山登り)、「よこはで」(函館)、「キレーモンモン」(キレートレモン)、「お風呂道路」(オフロード)
お母さんお父さんに怒られすぎたので、ハルに癒しを求めていたアキです。「いい子はハルちゃんだけだね~」「ハルちゃんと寝るからね~」としきりに言っていました。
おんぶして寝入ったハルを降ろした時、ズボンのゴム糸が玉のようになり、ちょうどヘソの所にはまっていたことにウケて、起こさないよう笑いをこらえていましたが、呼吸に合わせ上下する腹と一緒に玉も動くのに耐えきれず爆笑してました。
府中競馬場に行ったアキです。急なすべり台には「こわい」と降りてきたりしていましたが、ロープ渡りやウォールクライミングには果敢に挑戦していました。「昼寝は……しない!」と頑張っていましたが、結局風呂でオチ、寝ながら体を拭かされ、服を苦労して着せさせられ……と最悪の手間をかけさせられました。
ぎょう虫検査のシールを貼る時に、ケツ筋を入れて貼らせないようにしていたアキです。「はがしちゃったの? なんで?」と、貼ったまま生活するつもりだったようです。
笹かまぼこを手に取り、「何かかまぼこみたい……」と呟いていたアキです。バナナを食べる時は「ウホホ、ウホホ」とゴリラの真似をしなければ気が済まないようです。
しりとりをしていて自分が「ん」のつく言葉を言ってしまっても、「『んぱんしゃ』(運搬車)あるよ!」と強引に続けさせようとするアキです。
「ガードレールって……白いの?」など、どうでもいいことを呟いていました。
アオウミガメの甲羅の大きさが107cmと自分の身長が同じということを書いておいてくれと言われたので書きます。
「ねえあれは? ピーナッツは?」と聞かれ、今までの会話の中に無かったので「何が?」と聞いたら、泣きそうになって「ピーナッツ!! だからピーナッツ!!」と怒り出しました。よくよく聞いていくと「日向夏」と間違えていたようで、指摘した途端、照れ笑いを浮かべてデュフフと言いました。
台風がこわくてお母さんの側で寝ようとしていたアキですが、「こわいんでしょ?」と言われたら、「ちがうよ! ハルちゃんを守るだけだよ!」と言い張ってました。
「ねっちゅーしょー」になるからと、コップ3つに水を注いだものを机に置いてから寝る謎のアキです。
「ロシアの県庁所在地はどーこだ?」と聞かれました。どこだろう……
空気入れのホースを0歳児のハルと奪い合う4歳児です。ハルは遊んでくれるお兄ちゃんが大好きのようで、ニコニコしながら追いかけています。
突然ひらがなの勉強を始め出し、ひらがなの本取ってと言われたのであえて迷路の本を渡したら、「そうこれまだやってなかった……めいろじゃない! ひらがなだよ!」とノリツッコミのようなことをしてくれました。
ゴムがべろべろになった古いパンツを愛用しているアキです。涼しいのか……?
「恐竜発掘」という百均おもちゃに案の定ハマり、父と二人、黙々と削っていました。恐竜が見えてくると「あっきーがこっちをやる」とおいしいところを持っていきました。
バナナを食べている時、「あれ? あのおさるさん、バナナの皮かぶってる!」と言うと、乗って被ってくれるアキです。
スーパーにて「お母さん、もくず買って、もくず!」とカップの「もずく」を持って来ながら言ったそうです。久しぶりに語録が出たアキです。
NHKでやってる「フックブックロー」をよく見てます。古本屋を舞台にした人形劇で、「普段はニャーニャー言ってるけど、終わりの歌になると伸びやかな高音で歌い上げるネコ」がアキは好きなようです。
我が家のおりがみは飽和状態です……父母双方の実家に送り付けてやろうと画策しています。
お母さんが買って来るホールのクリスマスケーキを楽しみにしていたアキ……チョコレートの家をもらって満足そうでした。おいしくなかったのか、サンタのマジパンはクリーム部をなめてから父に寄越しました。
【ハル1歳】
夜中、寝相の悪い兄に蹴られたりしてますが、朝、起き抜けの時は兄の顔をぐしゃぐしゃしたりしています。強く育ちそうです。
「パ」「パ」「パ」と口の開け閉めを楽しんでいるようです。「パパ」と呼んでいるのだと私は勝手に思っています。
「はるちゃん!」と呼びかけたら、「んだ?」と返事をされました。歩行器も前後自在に乗り回せるように……
お母さんの過剰なスキンシップには「あ、大丈夫です」といった感じでかわすハルです。
くすぐられると喜ぶハルです。くすぐられる前の雰囲気を察しただけでももう笑ってしまっています。
つかまれる所があればつかまり立ちをしようとするハルです。手や足の皮がむけるほどずりはいもやっています。
ソファに登れるようになっていたハルです。自分でも驚いたようで、しばらく「あれ?」という顔をしていました。
「ハルちゃんどこいったんだろう?」と探すマネをすると、うれしそうにイスの陰などに隠れてから「ダー」と出てきます。楽しそうです。
初めて家でも歩きました。右、左、右、右……とぎこちないものの、周りの反応を見て得意気な顔でした。
抱っこされている時、手に持っているものをわざと落として、みんなの反応を楽しむハルです。「デュハ!」と満足気に笑います。
「ハルンボ」とアキに名付けられたハルです。「はるる」「ハミルトン」「眠れる獅子」など、家ではいろいろな呼ばれ方をされています。
………
そしてここからは兄弟二人分の「連絡」を毎日続けているのであった。朝のくそ忙しい時によくやってたな……と自分のことながら感心してしまう久我なのであった。
【アキ5歳】
朝早く起きたことを自慢したいらしく、5:30に起きてきましたが、ソファーカバーと電気毛布のすき間にはさまって二度寝してました。
「あっちむいてホイ」が面白くなってきたらしく、風呂でやってます。
スピードが上がってくるとテンパって「グー」しか出さなくなり、「左」しか向かなくなるアキ……お母さんに勝つまで出られないというルールです。
ハル(弟:2歳)におもちゃの部品を取られてしまうので、イライラして片付けはじめたアキ……玉状の部品をハルの足元に見つけ、「もう!とらないで!」と怒って取り上げようとしたら、それはハルのズボンに付いていたポンポンでした……
園で作った紙鉄砲をたくさん持ち帰ってきたアキ……お母さんにうるさいと怒られながらもパンパン鳴らしていました。「早坂先生のはきれいに折ってあるからよく鳴る……」と分析していました。
あいかわらず折り紙を折っています。「かぶせ折り」「中割れ折り」などを難しい顔をしながらやっています。
風呂でお湯に顔をつけて息を止める訓練をしていました。10秒がんばって止められるようになりましたが、お母さんが1分くらい潜っているのを見て「すごい!すごい!」とおびえていました。
無印良品で「手作りうちわ」を買って来て制作していました。アキはアルゼンチノサウルスを色鉛筆で描いていました。味のある絵だと思いました。
あやとりの「四だんばしご」に挑戦していたアキ……最後に糸を指から外しながらくるっと手を返すのがむずかしかったらしく何回も練習していました。結果、一回成功しました。自分でも驚いていました。
「鳥取に行きたい」と唐突に言い始めたので、聞いてみたら「ゴムボートで用水路をくだる」ことが出来る場所があるそうです。ひとりで飛行機に乗れるかを聞いたところ、「え?無理でしょ」みたいな顔をしてました。
「台風が温帯低気圧にかわって……」などと専門的なことをつぶやきながら、「せんせい」に天気図を描いています。
相撲は家でもとっています。倒れた者には頭つきの追い打ちがある厳しいルールです……
鯛雑炊が出たので「鯛って知ってる?」と尋ねたら、「知ってるよ!ミャンマーの隣でしょ!」と予想外の答えが返ってきました……
【ハル2歳】
昨日からばあばが泊まりに来ていて大興奮のハル……リモコンを頭に乗せてちょんまげなどいろいろな技を見せていました。
兄の誕生日ケーキを速攻でたいらげていたハルです。おいしそうにというか、「何だこのおいしいのは!?」という驚きの方が顔に出ていました。
畳んだ服を持ち主の所に「どうぞ」と渡しに行くハルです。やり直しになります……
風呂でコップに冷水を貰うと、口に含んで兄に吹きかける悪いハルです。いい笑顔をしています。
ヨーグルトを自分で器用に食べ、白ひげの紳士になります。食べ終わったら自分で口元を拭く、やはり紳士です。
風呂上りにおむつ一丁で涼んでいる姿は大将の風格です。
家のビニールプールでずっとシャボン玉をやってました。兄の背中にわざと泡を付けて観察していました。
ぶどうが好きなハルですが、たまに「ブドウ糖ー」と言ってる時があるような気がします。
風船を最初から膨らませられないので、ある程度膨らませたものを渡すと、そこから膨らませようとしますが、逆流して逆に膨らませられてました。
何かが無い時は、「にゃーも!」と三河風に訴えてきます。
「めんねー!」「めんしゃい!」と謝罪の言葉は早く出て来るハルです。誠意があるかは別ですが……
おむつを替える時に逃げ出します。そのままお兄ちゃんのまくらにしがみついてマーキングしてます……
布団から起き出してくる時、わざとさんざんコケまくってから来ました。寛平イズムの継承者が現れました。
もみあげと襟足が耳を囲んで「円」を形づくるハルです。切るのをまたいやがるようになったので「寝刈り」を久しぶりにやらないとです……
「ヘメレット(ヘルメット)」「ペチャップ(ケチャップ)など、言い間違えが面白いハルです。「コンクリートミキサー車」はやけに流暢に言えます。
豆まきやってくれました。豆を年の三倍くらい食べていました。
「~ってね……」と知識を披露するかのような口調をよくします。内容は特にどうでもいいことです。
「~なの?」と聞くと、「うん、そだよー」とローラ風の返しをされます。
………
だんだんと上の子に関しては書くことが少なくなってきたことを、通しで読んでいると分かって来てしまう久我なのであった。代わりに弟が充実してくるのであった……
【アキ6歳】
母の誕生日に「あやめ」の折り紙をプレゼントした粋な男でした。
下の歯が二本抜けているので面白い顔になっています。
「フラソヌ」(フランス)など、書き間違えをバカにしたら怒り出しました。
LEGOのカタログがしわくちゃになるほどよく吟味しています。サンタさんにあげるプレゼント(おりがみ、アイロンビーズ)も制作中です。
アキの描くジバニャンは、水木タッチで味があります……
【ハル3歳】
園ではよい子との噂です。家では風呂湯を口に含んで、こちらの目を狙って吹きかけてきますが……
シリアルの粒を「どれにしようかな……」と選んでました。健診で食べられないお母さんをじーと見ながら、コリコリとおいしそうに食べていました。
パプリカが好きなしゃれおつboyハルです。
先週、遊歩道に行った時はBB弾を探すことだけに集中していました。
トッキュウジャーにハマっています。敵のボス「やみのこうてい」を恐れていて、夜寝る時はすぐに布団に入ってくれます。
「たのしろかったー」との語録が増えました。
「アリの歌を歌います」と、「ありのーままのー」と歌ってました。
「え!? なんで!?」とたいして興味も無さそうなのに全力で質問してきます……
家では風呂でコップに汲んだお湯を絶え間なくこちらの顔にかけてくるので苦しいです。
「はっくんもする!!」と言おうとしたところ「はっくんもす!!」と言ったことから、「ハックンモス」「もす」などと呼ばれています。
BB弾集めはもはや日課ですね……オレンジは「ふつう」、緑は「レア」のようです……
「ヘリコプター」は本当に言えないみたいで、ゆっくりと慎重に言っても「ヘリポクター」になります。聞いてみてください。
兄の作った細いカラフルマフラーをベルトとして活用している着回し達人です。
「あさりあさり~」としじみを買ってきました。しじみ汁にしてもらい、身も全部食べていました。貝が閉じているのを「あっしんでる……」とよけてました……
「じゃりがに(ザリガニ)」という響きが面白く、いつも周りを笑わせてくれます。
「マカロニ」を「マカノリ」と言います。
アイロンビーズを延長でよくやっていますね……祖父母に高値で売りさばこうと思います。
わざと本などに顔をつけるくらい近づき、「近い近いよ!」とつっこまれるのを待つ、謎のハルです。
………
そして兄は卒園。最後の方はやけにあっさりめだったなあ……とこれまた他人事のように振り返る久我なのであった。
【ハル4歳】
「もっちーせんせいいるんだよ~」と言ってたので、「もっちーせんせいって誰?」と聞くと、「もっちーはね……せんせいなんだよ……」と説明されました。わからん……
大掃除で出て来た未使用の哺乳瓶(Dior)で牛乳を飲んでいる三歳児です……
すいかは外皮付近まで食べます。ぎょう虫検査を寝てる時にしたら、剥がした時にビクビクッとしていたのが面白かったです。明日もやってみます。
我が家の納豆まぜ係なのですが、体を震わせながら変な顔で混ぜます……
「くが てんとうむし」と名乗っていくそうです……呼んであげてください……
家で捕まえたダンゴムシを、毎日保育園に持っていく運び屋です。
風呂でボールに座ろうと四苦八苦しているひとがいて、父は迷惑でした。
「~ですよ」「~なんです!」など、ですます調のハルです。何かを指摘された時は「あ、しょっか……」とわかってるフリをしますが……
「でもしゃ~」という口グセが最近多いので、みんなでマネしたらムッとしてました。
兄が米粒を目の下につけていたのが皆にウケていたのを見て、わざと自分でつけようとしていた模倣犯がいました……
敷布団の下に半身を入れて寝ていることが多いです。
世界陸上を一緒に観ていますが、こわい顔(集中している)や「バーバーグ」など面白い名前に兄とバカうけしているだけでした……
「耳かして」と言って「フー!!」と息を吹き込んでくるのでご注意を……
スマホの音声検索を執拗に邪魔してくるハルです……
卵の賞味期限シールを自分のイスに貼ってコレクトしています……
プリンタから出て来る年賀状をずっと監視していました。
はっくんスイッチ「に」→「……にじがきれい」……詩人……
家でも以前、相撲が流行った時があり、その時のしこ名は「ハルま富士」でした。
【ハル5歳】
「こんなのやだよ~」と言っていた服ほど、着てみるとお気に入りになる「着ず嫌い」であることが分かりました。
仮面ライダーゴーストのカードを集めるため、魚肉ソーセージをもりもり食べているハルですが、既に同じのが3つかぶっている状態です……
いちごチョコボールの空き箱のにおいを嗅いで恍惚としていました。
トランプを寝る前によくやってます。神経衰弱は強いですが、大貧民は難しいので、お母さんチームのカードを出す係と、場のカードを流す係です。
音読の宿題をする兄の邪魔をしにいきます。
兄の運動会を見に行き、競技は見ないでお菓子の方に夢中でした。
しりとり途中から短文もOKのルールに変えたハルですが、「うどんをたべた」「きりんがはしった」など、「た」ばかりになり、きゃーと言ってました。
空中逆上がりが出来るそうです。意外な才能……
神経衰弱は得意です。何故かめくってない札を一発で当てることが多い気がします。我が家ではそれを「エスパー」と呼んでいます。
ババ抜きを寝る前にやってましたが、ババを入れるのを忘れてやってました……
オリーブはさすがに口に合わなかったようです。しぶい顔をしていました。
残していたからあげを兄に食べられたと思い泣き出したハル……牛乳の陰にかくれていたことを指摘すると、泣き笑いのような変な顔にかわりました。
【ハル6歳】
園庭から校庭の兄に向けて「くそじじい~」など叫んでいたそうです。
シャンプーとボディーソープを愛用するおしゃれガイです。
UNOが流行っている我が家……ハルは「これしか出せないな~」と言いつつ「DRAW4」をうれしそうに出してきます。
相変わらずUNOを寝る前にやるのが日課です。こちらが一枚になってから「DRAW4」を嬉しそうに出してくる策士です。
ラムネに入っていたビー玉を大切にしているそうです……
「とびばこ五段跳べたよ……みんなは四段だったけどね……」とさりげなく自慢されました。
文句をたれる時ほど、実はやる気があるハルです……
風呂のそうじを激落ちくんでちまちまとやってくれるハルです。ところどころがすごくきれいになってます。
自転車に乗れるようになりました。ふっと出来るようになった瞬間を目撃することが出来ました。
………
ひと通り読み終わった頃には、おそらく二時間ほどが経過していると実感した久我なのであった。除夜の鐘が遠くで響いたことで、それが正しいことを悟る。悟ったところでまだまだこの状況が続くことには変わりはないものの。
「……!!」
そんなうっすらとした絶望を感じ始めた頃、突如、玄関の鍵が回される音が響くのであった。
「あー、やっぱり」
そして妻の呆れた声も。
しばらくしてズズズの音と共にラックが撤去され、開かずの扉が開かれる。
「……連絡しても音沙汰ないから、何かあったら……ていうか、ありそうとしか思えなかったから途中で引き返してきた。大変だったんだから」
いつも通りの叱責が、やけに心地よく感じる久我。ただこの後、露呈した高尚文献たちは、要不要問わず一律廃棄されてしまうのだが、それはまた別の話なのであった。
「父ちゃん夜食買ってきたど」
下の子が差し出してきた大好物のオムライスを見て、ああ、やっぱり家族っていいよな……とのやけに単純な思考でこの場をシメてしまうといった類まれな精神をやはり2019年も、ほの見せてしまうのであった。
レンチンを待つ間、ふとカーテンを開けて雲ひとつない夜空を見上げる。
その視線の先に、確かに光るひとつの光点。
(終)
【アキ4歳】
アキ語録……「たつのおしごと」(たつのおとしご)、「やまののぼり」(山登り)、「よこはで」(函館)、「キレーモンモン」(キレートレモン)、「お風呂道路」(オフロード)
お母さんお父さんに怒られすぎたので、ハルに癒しを求めていたアキです。「いい子はハルちゃんだけだね~」「ハルちゃんと寝るからね~」としきりに言っていました。
おんぶして寝入ったハルを降ろした時、ズボンのゴム糸が玉のようになり、ちょうどヘソの所にはまっていたことにウケて、起こさないよう笑いをこらえていましたが、呼吸に合わせ上下する腹と一緒に玉も動くのに耐えきれず爆笑してました。
府中競馬場に行ったアキです。急なすべり台には「こわい」と降りてきたりしていましたが、ロープ渡りやウォールクライミングには果敢に挑戦していました。「昼寝は……しない!」と頑張っていましたが、結局風呂でオチ、寝ながら体を拭かされ、服を苦労して着せさせられ……と最悪の手間をかけさせられました。
ぎょう虫検査のシールを貼る時に、ケツ筋を入れて貼らせないようにしていたアキです。「はがしちゃったの? なんで?」と、貼ったまま生活するつもりだったようです。
笹かまぼこを手に取り、「何かかまぼこみたい……」と呟いていたアキです。バナナを食べる時は「ウホホ、ウホホ」とゴリラの真似をしなければ気が済まないようです。
しりとりをしていて自分が「ん」のつく言葉を言ってしまっても、「『んぱんしゃ』(運搬車)あるよ!」と強引に続けさせようとするアキです。
「ガードレールって……白いの?」など、どうでもいいことを呟いていました。
アオウミガメの甲羅の大きさが107cmと自分の身長が同じということを書いておいてくれと言われたので書きます。
「ねえあれは? ピーナッツは?」と聞かれ、今までの会話の中に無かったので「何が?」と聞いたら、泣きそうになって「ピーナッツ!! だからピーナッツ!!」と怒り出しました。よくよく聞いていくと「日向夏」と間違えていたようで、指摘した途端、照れ笑いを浮かべてデュフフと言いました。
台風がこわくてお母さんの側で寝ようとしていたアキですが、「こわいんでしょ?」と言われたら、「ちがうよ! ハルちゃんを守るだけだよ!」と言い張ってました。
「ねっちゅーしょー」になるからと、コップ3つに水を注いだものを机に置いてから寝る謎のアキです。
「ロシアの県庁所在地はどーこだ?」と聞かれました。どこだろう……
空気入れのホースを0歳児のハルと奪い合う4歳児です。ハルは遊んでくれるお兄ちゃんが大好きのようで、ニコニコしながら追いかけています。
突然ひらがなの勉強を始め出し、ひらがなの本取ってと言われたのであえて迷路の本を渡したら、「そうこれまだやってなかった……めいろじゃない! ひらがなだよ!」とノリツッコミのようなことをしてくれました。
ゴムがべろべろになった古いパンツを愛用しているアキです。涼しいのか……?
「恐竜発掘」という百均おもちゃに案の定ハマり、父と二人、黙々と削っていました。恐竜が見えてくると「あっきーがこっちをやる」とおいしいところを持っていきました。
バナナを食べている時、「あれ? あのおさるさん、バナナの皮かぶってる!」と言うと、乗って被ってくれるアキです。
スーパーにて「お母さん、もくず買って、もくず!」とカップの「もずく」を持って来ながら言ったそうです。久しぶりに語録が出たアキです。
NHKでやってる「フックブックロー」をよく見てます。古本屋を舞台にした人形劇で、「普段はニャーニャー言ってるけど、終わりの歌になると伸びやかな高音で歌い上げるネコ」がアキは好きなようです。
我が家のおりがみは飽和状態です……父母双方の実家に送り付けてやろうと画策しています。
お母さんが買って来るホールのクリスマスケーキを楽しみにしていたアキ……チョコレートの家をもらって満足そうでした。おいしくなかったのか、サンタのマジパンはクリーム部をなめてから父に寄越しました。
【ハル1歳】
夜中、寝相の悪い兄に蹴られたりしてますが、朝、起き抜けの時は兄の顔をぐしゃぐしゃしたりしています。強く育ちそうです。
「パ」「パ」「パ」と口の開け閉めを楽しんでいるようです。「パパ」と呼んでいるのだと私は勝手に思っています。
「はるちゃん!」と呼びかけたら、「んだ?」と返事をされました。歩行器も前後自在に乗り回せるように……
お母さんの過剰なスキンシップには「あ、大丈夫です」といった感じでかわすハルです。
くすぐられると喜ぶハルです。くすぐられる前の雰囲気を察しただけでももう笑ってしまっています。
つかまれる所があればつかまり立ちをしようとするハルです。手や足の皮がむけるほどずりはいもやっています。
ソファに登れるようになっていたハルです。自分でも驚いたようで、しばらく「あれ?」という顔をしていました。
「ハルちゃんどこいったんだろう?」と探すマネをすると、うれしそうにイスの陰などに隠れてから「ダー」と出てきます。楽しそうです。
初めて家でも歩きました。右、左、右、右……とぎこちないものの、周りの反応を見て得意気な顔でした。
抱っこされている時、手に持っているものをわざと落として、みんなの反応を楽しむハルです。「デュハ!」と満足気に笑います。
「ハルンボ」とアキに名付けられたハルです。「はるる」「ハミルトン」「眠れる獅子」など、家ではいろいろな呼ばれ方をされています。
………
そしてここからは兄弟二人分の「連絡」を毎日続けているのであった。朝のくそ忙しい時によくやってたな……と自分のことながら感心してしまう久我なのであった。
【アキ5歳】
朝早く起きたことを自慢したいらしく、5:30に起きてきましたが、ソファーカバーと電気毛布のすき間にはさまって二度寝してました。
「あっちむいてホイ」が面白くなってきたらしく、風呂でやってます。
スピードが上がってくるとテンパって「グー」しか出さなくなり、「左」しか向かなくなるアキ……お母さんに勝つまで出られないというルールです。
ハル(弟:2歳)におもちゃの部品を取られてしまうので、イライラして片付けはじめたアキ……玉状の部品をハルの足元に見つけ、「もう!とらないで!」と怒って取り上げようとしたら、それはハルのズボンに付いていたポンポンでした……
園で作った紙鉄砲をたくさん持ち帰ってきたアキ……お母さんにうるさいと怒られながらもパンパン鳴らしていました。「早坂先生のはきれいに折ってあるからよく鳴る……」と分析していました。
あいかわらず折り紙を折っています。「かぶせ折り」「中割れ折り」などを難しい顔をしながらやっています。
風呂でお湯に顔をつけて息を止める訓練をしていました。10秒がんばって止められるようになりましたが、お母さんが1分くらい潜っているのを見て「すごい!すごい!」とおびえていました。
無印良品で「手作りうちわ」を買って来て制作していました。アキはアルゼンチノサウルスを色鉛筆で描いていました。味のある絵だと思いました。
あやとりの「四だんばしご」に挑戦していたアキ……最後に糸を指から外しながらくるっと手を返すのがむずかしかったらしく何回も練習していました。結果、一回成功しました。自分でも驚いていました。
「鳥取に行きたい」と唐突に言い始めたので、聞いてみたら「ゴムボートで用水路をくだる」ことが出来る場所があるそうです。ひとりで飛行機に乗れるかを聞いたところ、「え?無理でしょ」みたいな顔をしてました。
「台風が温帯低気圧にかわって……」などと専門的なことをつぶやきながら、「せんせい」に天気図を描いています。
相撲は家でもとっています。倒れた者には頭つきの追い打ちがある厳しいルールです……
鯛雑炊が出たので「鯛って知ってる?」と尋ねたら、「知ってるよ!ミャンマーの隣でしょ!」と予想外の答えが返ってきました……
【ハル2歳】
昨日からばあばが泊まりに来ていて大興奮のハル……リモコンを頭に乗せてちょんまげなどいろいろな技を見せていました。
兄の誕生日ケーキを速攻でたいらげていたハルです。おいしそうにというか、「何だこのおいしいのは!?」という驚きの方が顔に出ていました。
畳んだ服を持ち主の所に「どうぞ」と渡しに行くハルです。やり直しになります……
風呂でコップに冷水を貰うと、口に含んで兄に吹きかける悪いハルです。いい笑顔をしています。
ヨーグルトを自分で器用に食べ、白ひげの紳士になります。食べ終わったら自分で口元を拭く、やはり紳士です。
風呂上りにおむつ一丁で涼んでいる姿は大将の風格です。
家のビニールプールでずっとシャボン玉をやってました。兄の背中にわざと泡を付けて観察していました。
ぶどうが好きなハルですが、たまに「ブドウ糖ー」と言ってる時があるような気がします。
風船を最初から膨らませられないので、ある程度膨らませたものを渡すと、そこから膨らませようとしますが、逆流して逆に膨らませられてました。
何かが無い時は、「にゃーも!」と三河風に訴えてきます。
「めんねー!」「めんしゃい!」と謝罪の言葉は早く出て来るハルです。誠意があるかは別ですが……
おむつを替える時に逃げ出します。そのままお兄ちゃんのまくらにしがみついてマーキングしてます……
布団から起き出してくる時、わざとさんざんコケまくってから来ました。寛平イズムの継承者が現れました。
もみあげと襟足が耳を囲んで「円」を形づくるハルです。切るのをまたいやがるようになったので「寝刈り」を久しぶりにやらないとです……
「ヘメレット(ヘルメット)」「ペチャップ(ケチャップ)など、言い間違えが面白いハルです。「コンクリートミキサー車」はやけに流暢に言えます。
豆まきやってくれました。豆を年の三倍くらい食べていました。
「~ってね……」と知識を披露するかのような口調をよくします。内容は特にどうでもいいことです。
「~なの?」と聞くと、「うん、そだよー」とローラ風の返しをされます。
………
だんだんと上の子に関しては書くことが少なくなってきたことを、通しで読んでいると分かって来てしまう久我なのであった。代わりに弟が充実してくるのであった……
【アキ6歳】
母の誕生日に「あやめ」の折り紙をプレゼントした粋な男でした。
下の歯が二本抜けているので面白い顔になっています。
「フラソヌ」(フランス)など、書き間違えをバカにしたら怒り出しました。
LEGOのカタログがしわくちゃになるほどよく吟味しています。サンタさんにあげるプレゼント(おりがみ、アイロンビーズ)も制作中です。
アキの描くジバニャンは、水木タッチで味があります……
【ハル3歳】
園ではよい子との噂です。家では風呂湯を口に含んで、こちらの目を狙って吹きかけてきますが……
シリアルの粒を「どれにしようかな……」と選んでました。健診で食べられないお母さんをじーと見ながら、コリコリとおいしそうに食べていました。
パプリカが好きなしゃれおつboyハルです。
先週、遊歩道に行った時はBB弾を探すことだけに集中していました。
トッキュウジャーにハマっています。敵のボス「やみのこうてい」を恐れていて、夜寝る時はすぐに布団に入ってくれます。
「たのしろかったー」との語録が増えました。
「アリの歌を歌います」と、「ありのーままのー」と歌ってました。
「え!? なんで!?」とたいして興味も無さそうなのに全力で質問してきます……
家では風呂でコップに汲んだお湯を絶え間なくこちらの顔にかけてくるので苦しいです。
「はっくんもする!!」と言おうとしたところ「はっくんもす!!」と言ったことから、「ハックンモス」「もす」などと呼ばれています。
BB弾集めはもはや日課ですね……オレンジは「ふつう」、緑は「レア」のようです……
「ヘリコプター」は本当に言えないみたいで、ゆっくりと慎重に言っても「ヘリポクター」になります。聞いてみてください。
兄の作った細いカラフルマフラーをベルトとして活用している着回し達人です。
「あさりあさり~」としじみを買ってきました。しじみ汁にしてもらい、身も全部食べていました。貝が閉じているのを「あっしんでる……」とよけてました……
「じゃりがに(ザリガニ)」という響きが面白く、いつも周りを笑わせてくれます。
「マカロニ」を「マカノリ」と言います。
アイロンビーズを延長でよくやっていますね……祖父母に高値で売りさばこうと思います。
わざと本などに顔をつけるくらい近づき、「近い近いよ!」とつっこまれるのを待つ、謎のハルです。
………
そして兄は卒園。最後の方はやけにあっさりめだったなあ……とこれまた他人事のように振り返る久我なのであった。
【ハル4歳】
「もっちーせんせいいるんだよ~」と言ってたので、「もっちーせんせいって誰?」と聞くと、「もっちーはね……せんせいなんだよ……」と説明されました。わからん……
大掃除で出て来た未使用の哺乳瓶(Dior)で牛乳を飲んでいる三歳児です……
すいかは外皮付近まで食べます。ぎょう虫検査を寝てる時にしたら、剥がした時にビクビクッとしていたのが面白かったです。明日もやってみます。
我が家の納豆まぜ係なのですが、体を震わせながら変な顔で混ぜます……
「くが てんとうむし」と名乗っていくそうです……呼んであげてください……
家で捕まえたダンゴムシを、毎日保育園に持っていく運び屋です。
風呂でボールに座ろうと四苦八苦しているひとがいて、父は迷惑でした。
「~ですよ」「~なんです!」など、ですます調のハルです。何かを指摘された時は「あ、しょっか……」とわかってるフリをしますが……
「でもしゃ~」という口グセが最近多いので、みんなでマネしたらムッとしてました。
兄が米粒を目の下につけていたのが皆にウケていたのを見て、わざと自分でつけようとしていた模倣犯がいました……
敷布団の下に半身を入れて寝ていることが多いです。
世界陸上を一緒に観ていますが、こわい顔(集中している)や「バーバーグ」など面白い名前に兄とバカうけしているだけでした……
「耳かして」と言って「フー!!」と息を吹き込んでくるのでご注意を……
スマホの音声検索を執拗に邪魔してくるハルです……
卵の賞味期限シールを自分のイスに貼ってコレクトしています……
プリンタから出て来る年賀状をずっと監視していました。
はっくんスイッチ「に」→「……にじがきれい」……詩人……
家でも以前、相撲が流行った時があり、その時のしこ名は「ハルま富士」でした。
【ハル5歳】
「こんなのやだよ~」と言っていた服ほど、着てみるとお気に入りになる「着ず嫌い」であることが分かりました。
仮面ライダーゴーストのカードを集めるため、魚肉ソーセージをもりもり食べているハルですが、既に同じのが3つかぶっている状態です……
いちごチョコボールの空き箱のにおいを嗅いで恍惚としていました。
トランプを寝る前によくやってます。神経衰弱は強いですが、大貧民は難しいので、お母さんチームのカードを出す係と、場のカードを流す係です。
音読の宿題をする兄の邪魔をしにいきます。
兄の運動会を見に行き、競技は見ないでお菓子の方に夢中でした。
しりとり途中から短文もOKのルールに変えたハルですが、「うどんをたべた」「きりんがはしった」など、「た」ばかりになり、きゃーと言ってました。
空中逆上がりが出来るそうです。意外な才能……
神経衰弱は得意です。何故かめくってない札を一発で当てることが多い気がします。我が家ではそれを「エスパー」と呼んでいます。
ババ抜きを寝る前にやってましたが、ババを入れるのを忘れてやってました……
オリーブはさすがに口に合わなかったようです。しぶい顔をしていました。
残していたからあげを兄に食べられたと思い泣き出したハル……牛乳の陰にかくれていたことを指摘すると、泣き笑いのような変な顔にかわりました。
【ハル6歳】
園庭から校庭の兄に向けて「くそじじい~」など叫んでいたそうです。
シャンプーとボディーソープを愛用するおしゃれガイです。
UNOが流行っている我が家……ハルは「これしか出せないな~」と言いつつ「DRAW4」をうれしそうに出してきます。
相変わらずUNOを寝る前にやるのが日課です。こちらが一枚になってから「DRAW4」を嬉しそうに出してくる策士です。
ラムネに入っていたビー玉を大切にしているそうです……
「とびばこ五段跳べたよ……みんなは四段だったけどね……」とさりげなく自慢されました。
文句をたれる時ほど、実はやる気があるハルです……
風呂のそうじを激落ちくんでちまちまとやってくれるハルです。ところどころがすごくきれいになってます。
自転車に乗れるようになりました。ふっと出来るようになった瞬間を目撃することが出来ました。
………
ひと通り読み終わった頃には、おそらく二時間ほどが経過していると実感した久我なのであった。除夜の鐘が遠くで響いたことで、それが正しいことを悟る。悟ったところでまだまだこの状況が続くことには変わりはないものの。
「……!!」
そんなうっすらとした絶望を感じ始めた頃、突如、玄関の鍵が回される音が響くのであった。
「あー、やっぱり」
そして妻の呆れた声も。
しばらくしてズズズの音と共にラックが撤去され、開かずの扉が開かれる。
「……連絡しても音沙汰ないから、何かあったら……ていうか、ありそうとしか思えなかったから途中で引き返してきた。大変だったんだから」
いつも通りの叱責が、やけに心地よく感じる久我。ただこの後、露呈した高尚文献たちは、要不要問わず一律廃棄されてしまうのだが、それはまた別の話なのであった。
「父ちゃん夜食買ってきたど」
下の子が差し出してきた大好物のオムライスを見て、ああ、やっぱり家族っていいよな……とのやけに単純な思考でこの場をシメてしまうといった類まれな精神をやはり2019年も、ほの見せてしまうのであった。
レンチンを待つ間、ふとカーテンを開けて雲ひとつない夜空を見上げる。
その視線の先に、確かに光るひとつの光点。
(終)
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