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魔王討伐への道
しおりを挟むぐぎぎ…。何もしてないのに腰が痛い。
走っただろうか?マンホール出るときにひねっただろうか?
マンホールから出ると、太陽がさんさんと照りつけてくる。
ウルフ「今回の敗因は、ベネットだな」
ベネは笑顔で顔が引きつっている。
「あれ?お前ら何してんの」
そこに現れたのはシーナの実を食べながら歩いている、シムヤンがいた。
ウルフ「おや?これはこれは、ストーブの番人シムヤンじゃないか」
シム「ストーブの番人って…」笑
ウルフ「事実。冬になると、ストーブにへばりついてサボっているだろ」
シムヤンは、うるせーよとツッコミ笑っている。
シム「それで、お前ら何やってんの」
ウルフ「魔王退治」
シム「へ~」
どうやらシムは本気にしていないらしい。
シム「オレも混ぜてよ」
ウルフ「ちょうどいいな。ちゃんと仕事しろよ」
シムは水の魔法を使う。水路では重宝するかもしれない。
新たにこのパーティーに仲間が加わった。これで4人になる。男しか、いねぇなこのパーティー。なんだか、駄目な奴らが集まってるだけな気がした。
ウルフ「で?どうするよ。北の方に逃げてったけどビオとベネットまだ続けるか?」
ベネ「また、明日でいいかなって思ってる。見た感じヘナチョコだったから、人間に危害が加わる事はないしな」
ビオ「俺も同意」
ウルフ「俺だけやるってのもなー。探すのめんどくせぇしな。明日でいいか。って事だ、シムヤン。明日この場所にまた集合な」
魔王討伐への道のりは、1歩づつ進んでいった。思ったより早く倒せるのかもしれない。
続く…。
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