13 / 13
13
しおりを挟む
学園にいる間、アイザックと私の関係は変わらないままだった。
卒業してすぐに盛大な婚姻式を挙げて、第二王子から臣下に下ったアイザックは大公位を得た。
大公邸はアイザックが拘って建設されていて、夫婦の部屋も寝室も一つずつ。大抵の貴族の屋敷では、夫と妻の部屋が別れているものだと思っていたのだけれど。お互いの部屋と寝室をそれぞれ持っていて、共用の寝室もある感じの。侯爵家の私の両親もそうだし、お兄様夫婦の別邸でもそうなっている。
アイザックに尋ねると
「そうしたら、ジュリエッタは自分の部屋に篭って一人で寝ようとするだろう」
一時期私が避けようとしていたのを根に持っているらしい。
あ、あのミーフィアと話していたゲームの話を根に持っているのか?
兎に角そこはアイザックが一切譲らなかったのだ。
他の内装や家具は私の意見を最大限に取り入れてくれて、正直とても居心地の良い屋敷になっている。
色々と緩い国だと思っていたけれど、それにもいつの間にか慣れてしまった。
10歳のあの日、前世で生きていた記憶を思い出してから、悲惨な未来を覚悟して抗う事もしなかったけど、予想していた未来とは全く違うものになった。
ざまぁも何もなかったし、私も幸せだ。
ミーフィアとはあれ以来とても仲良くなって今では親友である。
ミーフィアも婚約者の子爵子息セイバン様と結婚した。
とても仲の良い夫婦で本当に幸せそう。
アイザック様も素敵な王子様だと思うけど、私はセイバン様の方が絶対に好み、とこっそり言っていた。
うーん、やっぱり同じように記憶を持っているヒロインの性格にもよるのかな?とも思う。
アイザック以外の攻略者とヒロインが絡む事もなかったから、それぞれ皆婚約者同士がいがみ合ったり揉めたりする事もなかった。
まあ、物凄く仲良く上手くいっている者達や政略でそれなりに、という者達もいるけれど。
何よりも、誰も不幸になる人がいなかったからね。
そんな乙女ゲームもあっていいじゃない。
卒業してすぐに盛大な婚姻式を挙げて、第二王子から臣下に下ったアイザックは大公位を得た。
大公邸はアイザックが拘って建設されていて、夫婦の部屋も寝室も一つずつ。大抵の貴族の屋敷では、夫と妻の部屋が別れているものだと思っていたのだけれど。お互いの部屋と寝室をそれぞれ持っていて、共用の寝室もある感じの。侯爵家の私の両親もそうだし、お兄様夫婦の別邸でもそうなっている。
アイザックに尋ねると
「そうしたら、ジュリエッタは自分の部屋に篭って一人で寝ようとするだろう」
一時期私が避けようとしていたのを根に持っているらしい。
あ、あのミーフィアと話していたゲームの話を根に持っているのか?
兎に角そこはアイザックが一切譲らなかったのだ。
他の内装や家具は私の意見を最大限に取り入れてくれて、正直とても居心地の良い屋敷になっている。
色々と緩い国だと思っていたけれど、それにもいつの間にか慣れてしまった。
10歳のあの日、前世で生きていた記憶を思い出してから、悲惨な未来を覚悟して抗う事もしなかったけど、予想していた未来とは全く違うものになった。
ざまぁも何もなかったし、私も幸せだ。
ミーフィアとはあれ以来とても仲良くなって今では親友である。
ミーフィアも婚約者の子爵子息セイバン様と結婚した。
とても仲の良い夫婦で本当に幸せそう。
アイザック様も素敵な王子様だと思うけど、私はセイバン様の方が絶対に好み、とこっそり言っていた。
うーん、やっぱり同じように記憶を持っているヒロインの性格にもよるのかな?とも思う。
アイザック以外の攻略者とヒロインが絡む事もなかったから、それぞれ皆婚約者同士がいがみ合ったり揉めたりする事もなかった。
まあ、物凄く仲良く上手くいっている者達や政略でそれなりに、という者達もいるけれど。
何よりも、誰も不幸になる人がいなかったからね。
そんな乙女ゲームもあっていいじゃない。
157
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
王子様への置き手紙
あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
小説家になろうにも掲載しています。
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
大きくなったら結婚しようと誓った幼馴染が幸せな家庭を築いていた
黒うさぎ
恋愛
「おおきくなったら、ぼくとけっこんしよう!」
幼い頃にした彼との約束。私は彼に相応しい強く、優しい女性になるために己を鍛え磨きぬいた。そして十六年たったある日。私は約束を果たそうと彼の家を訪れた。だが家の中から姿を現したのは、幼女とその母親らしき女性、そして優しく微笑む彼だった。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
(完結)婚約者の勇者に忘れられた王女様――行方不明になった勇者は妻と子供を伴い戻って来た
青空一夏
恋愛
私はジョージア王国の王女でレイラ・ジョージア。護衛騎士のアルフィーは私の憧れの男性だった。彼はローガンナ男爵家の三男で到底私とは結婚できる身分ではない。
それでも私は彼にお嫁さんにしてほしいと告白し勇者になってくれるようにお願いした。勇者は望めば王女とも婚姻できるからだ。
彼は私の為に勇者になり私と婚約。その後、魔物討伐に向かった。
ところが彼は行方不明となりおよそ2年後やっと戻って来た。しかし、彼の横には子供を抱いた見知らぬ女性が立っており・・・・・・
ハッピーエンドではない悲恋になるかもしれません。もやもやエンドの追記あり。ちょっとしたざまぁになっています。
私の旦那様はつまらない男
おきょう
恋愛
私の旦那様であるロバート伯爵は、無口で無愛想な仕事バカ。
家庭を返り見ず仕事に精を出すのみのつまらない男である。
それでも私は伯爵家の妻として今日も面倒な社交の場に出なければならないのだ。
伯爵家の名を落とさないために。あぁ面倒くさい。
※他サイトで投稿したものの改稿版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ゲームの内容を知った王子が、ジュリエッタに手を出さなかったことを「馬鹿だろ」っていうの、おもしろかった!
クールなお兄様も‥っていうのも笑いました。
おもしろかったです。
からだの相性も大事からね、ほんと
追記。。。
少しくらいはタグ設定したほうがいいと思います😅
ありがとうございます😊
さっきの追記で、一応主人公の王子への愛はあるんですよ😄
こういう話には珍しく、大・団・円🎉
結局、主人公もユルくて “ 流された ” だけ❓ 主人公の恋愛方面の感情表現が少なくて……殿下に絆された感じでもないし❓🤔 殿下は “ ほぼ告白 ” したけど、主人公は告白もしてないですよね❓ それなのに流されるままヤってたのかな、と……😅
これだけユルいと、後継者問題とかでシュラバるケースも多そう😅
それに、無責任とか体目当てのクズも……😥
ちょっと酷い未来を覚悟していたので、そうならなかった状況に流されちゃった感じですね(ˊᗜˋ)
この主人公は基本何も足掻いていません。たまたまヒロインが物凄く普通の常識的な人だった幸運な人です😅
緩い国だからこそ色々と対策がなされている、といったご都合設定ですね