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実験的な作り方
スー(๑•﹏•๑`)ぷえ〜っ
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・スープを作ろう
・設定:妖精の世界に突然迷い込んでしまったえるち
・警戒する妖精達にスープを作ってあげる
ある朝目が覚めると、そこは木々の生い茂る場所だった。
昨夜の記憶はない。
起き上がって当たりを見回しても、昨日どころか、それ以前から知らない場所だった。
とりあえず適当に移動してみると、どこからか話し声が聞こえてきた。
声をおって歩いていくと、複数の小さい羽の生えた人達が、集まって騒いでいた。
「あの」
試しに声をかけてみた途端に、そこにいた生き物たちは一斉にこちらを振り返り、一斉に飛び上がった。
「だれ?!」
普通の人のようだけどだとしたら飛んでいるしなんか武器みたいの持ってるし、だけど衣装なのか可愛らしい格好だし、何より言葉を話せる、伝わる。何かの撮影中か何かなのかな?
ふとその人たちが先程まで集まっていた場所を見ると、1人が横になっていた。格好も他の人たちと同じようだった。
近づいてよく見てみると、苦しそうなに息をしている。
「朝から調子悪いんだ」
警戒はしながらだけど、近くにきて心配そうに教えてくれた。
薬が今は足りないらしい。いつも薬は自分たちで調合しているが、その材料となる薬草が足りないという。
この辺りはそれぞれナワバリで別れているらしく、少し離れると別のチームのナワバリになるらしい。そこに材料があるのだそうだ。あとからやってきたそのチームにナワバリにされてしまったという。
「この材料だけでよければ、スープとか作ってみてもいい?」
残ってる薬だけじゃ大した効能―果たしてこの薬草にどれほどの効能があるかは分からないけど。
別に料理は得意ではないし、ここにある材料だけで美味しい料理が作れるかは分からないけど、何かしないといけないと思った。
それに、それで少しは心を開いてもらえるかもしれない、という下心があったことは否定できない。
それでも、どこかも分からない場所で、情報を集める間だけでも居られる場所があった方がいい。
私は微かな記憶を頼りに、今まで使っていたものとそう変わらない道具―結構昔のものっぽいものだったけど―で、スープを作った。
味は…うん、まぁまぁかな。いや、少し苦いかな。でも、出汁とか取れるものもわからないし、やむを得ない。
「試しに飲んでみて」
飲んでみた人たちは、皆一様に眉間に皺を寄せていた。
その時、横になっていた人が身体を起こした。そのまま、近くに置いていたスープの入った器を見て、少し口に入れた。
「あ」
私以外のみんなが、きづいて慌てて駆け寄った。私はその後ろからその様子を眺めていた。
大丈夫?無理して飲まないで!と口々に言っているのを聞いていて、少し文句が言いたい気持ちを抑えていると、
「なんか体がポカポカしてきた」
と立ち上がって動き回ってるいた。
「何をしたの!?」
そう言われても特別なことをした覚えは無い。だから、使った薬草に答えがあるのだろうけど、それなら別に私のスープが理由にはならないだろう。
「あの、スープの作り方、教えていただけますか」
スープを飲んで元気になった人物は私に頭を下げてくる。
そうして、私はどうにか居場所を見つけたのだ。
あとがここがどこなのか、どうやって帰るのかの、方法を探すのみだ…
・設定:妖精の世界に突然迷い込んでしまったえるち
・警戒する妖精達にスープを作ってあげる
ある朝目が覚めると、そこは木々の生い茂る場所だった。
昨夜の記憶はない。
起き上がって当たりを見回しても、昨日どころか、それ以前から知らない場所だった。
とりあえず適当に移動してみると、どこからか話し声が聞こえてきた。
声をおって歩いていくと、複数の小さい羽の生えた人達が、集まって騒いでいた。
「あの」
試しに声をかけてみた途端に、そこにいた生き物たちは一斉にこちらを振り返り、一斉に飛び上がった。
「だれ?!」
普通の人のようだけどだとしたら飛んでいるしなんか武器みたいの持ってるし、だけど衣装なのか可愛らしい格好だし、何より言葉を話せる、伝わる。何かの撮影中か何かなのかな?
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近づいてよく見てみると、苦しそうなに息をしている。
「朝から調子悪いんだ」
警戒はしながらだけど、近くにきて心配そうに教えてくれた。
薬が今は足りないらしい。いつも薬は自分たちで調合しているが、その材料となる薬草が足りないという。
この辺りはそれぞれナワバリで別れているらしく、少し離れると別のチームのナワバリになるらしい。そこに材料があるのだそうだ。あとからやってきたそのチームにナワバリにされてしまったという。
「この材料だけでよければ、スープとか作ってみてもいい?」
残ってる薬だけじゃ大した効能―果たしてこの薬草にどれほどの効能があるかは分からないけど。
別に料理は得意ではないし、ここにある材料だけで美味しい料理が作れるかは分からないけど、何かしないといけないと思った。
それに、それで少しは心を開いてもらえるかもしれない、という下心があったことは否定できない。
それでも、どこかも分からない場所で、情報を集める間だけでも居られる場所があった方がいい。
私は微かな記憶を頼りに、今まで使っていたものとそう変わらない道具―結構昔のものっぽいものだったけど―で、スープを作った。
味は…うん、まぁまぁかな。いや、少し苦いかな。でも、出汁とか取れるものもわからないし、やむを得ない。
「試しに飲んでみて」
飲んでみた人たちは、皆一様に眉間に皺を寄せていた。
その時、横になっていた人が身体を起こした。そのまま、近くに置いていたスープの入った器を見て、少し口に入れた。
「あ」
私以外のみんなが、きづいて慌てて駆け寄った。私はその後ろからその様子を眺めていた。
大丈夫?無理して飲まないで!と口々に言っているのを聞いていて、少し文句が言いたい気持ちを抑えていると、
「なんか体がポカポカしてきた」
と立ち上がって動き回ってるいた。
「何をしたの!?」
そう言われても特別なことをした覚えは無い。だから、使った薬草に答えがあるのだろうけど、それなら別に私のスープが理由にはならないだろう。
「あの、スープの作り方、教えていただけますか」
スープを飲んで元気になった人物は私に頭を下げてくる。
そうして、私はどうにか居場所を見つけたのだ。
あとがここがどこなのか、どうやって帰るのかの、方法を探すのみだ…
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