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第23話『襲来』
しおりを挟む追悼式が始まり、はや1時間といったところだろうか。
クレアの挨拶に始まり、カーレイ教会の人たちによる祈りが終わり、偉そうな人たちのスピーチの真っ只中、といったところだった。
不意に、ヴェルがピクりと動き、指でちょんちょんと突いてきた。
寝ていたわけではないが、正直なところ、単調な話に少しうんざりしていたので、警戒が緩んでいたようだった。
すぐにユーカは、クレアに合図を送り、ヴェルとともに会場を後にする。
会場の中からは、クレアの声が、スピーチ途中の少し頭髪の薄いおじさんの声を遮って、響き渡っていた。
会場の外に出て、ヴェルが指をさす方向の空を見上げると、小さな点が、ものすごい勢いで近づいて来ていた。
点だったものは、瞬く間にゴマ粒に変わり、次の瞬間には米粒に変わっていた。
「後どのくらいで来そうかしら?」
「30秒もかからぬであろうな。」
その時、5回の炸裂音が帝都上空に響き渡る。
それは、現在帝都中に展開している兵たちへの、避難誘導開始の合図だった。
ユーカはすでに、封印の結界を解除していて、地下シェルターへの入り口を隠すものは、砂を固めて作ったフタだけだった。
目の前では、すでに兵士たちが、住民たちの避難誘導を開始していて、忙しく動きまわっていた。
「ヴェル、避難が完了するまで近寄らせないようにできる?」
「完了するまでの時間はどれくらいじゃ?」
「5分!」
「ムリじゃ!」
「ハネまで出して良いわ。」
「任せておけ!」
「あっ…待ってヴェル。コレ!」
「マント…かや?」
ユーカはカバンから、大きくて長いマントを取り出して、ヴェルに渡す。
「これでしっぽとハネを隠せるわ。」
「うむぅ…我は隠したくはないのじゃが、仕方ないの。」
「じゃあ、そのうちテキトーに合流しましょ。」
「ユーカは何をするのじゃ?」
「逃げ遅れている人がいないか、帝都を隅から隅まで精査するわ。」
「分かった。気をつけるのじゃぞ。」
「それはこっちのセリフよ!」
ヴェルはユーカを見送った後、マントを羽織り、すでにソラ豆ほどの大きさになった2頭の竜を睨む。
そして、帽子の中でツノを生やし、戦闘体制に入る。
ツノを生やした事により、さらに詳細に敵のことが判ったのか、ヴェルはニヤリと口元に笑みを浮かべ、静かに呟いた。
「まさか…この気配は善性か?面白い。」
ヒト型のまま、ふわりと空へ浮かび上がり、竜が飛ぶ高さまで登ると、そのまま出迎えるように前進する。
「ほぅ…エンシェントドラゴンか。悪性に染まり、どれ程強くなったのかの?」
遂に、ヴェルと2頭のエンシェントドラゴンがエンゲージする。
その瞬間、2頭のエンシェントドラゴンは大きく口を開け、ヴェルにめがけてブレスを吐いた。
ブレスを吐きながら、エンシェントドラゴンたちは咆哮を上げる。
「ふっ…下品な吠え方じゃの。」
ヴェルは、吐きかけられたブレスを右手を上げるだけで防ぐ。
右手に高濃度の防御の秘法を纏い、ブレスを全て上空へと受け流していた。
ヴェルの羽織るマントはすでに臀部が少し盛り上がっていた。
ブレスが弾かれていると気づいたドラゴンたちは、片方が後ろに回り込む様に動き出す。
ヴェルも、回りこまれるわけにはいかないとばかりに、ちょこまかと動きながら位置を変えて、少しずつ反撃を加える。
しかし、ヴェルの攻撃は全て、エンシェントドラゴンの鱗に弾かれてしまい、ダメージを与えられていなかった。
「うむぅ…やはり硬いの。」
前と後ろから挟撃する事を諦めたドラゴンたちは、ヴェルとの距離を詰めて、襲いかかろうとする。
しかし、ヒト型になっている小さなヴェルとドラゴンの姿の2頭との間には、機動力の差がありすぎて、ドラゴンの攻撃は全く当たらない。
すると、ドラゴンたちはヴェルの事を無視して、帝都を襲うそぶりを見せた。
「やはりそう来たか。我の攻撃が効かぬのであれば、道理であろうな。」
ヴェルは一度だけ舌を打ち、すぐに帝都の護りへと意識を集中させる。
ドラゴンたちは、かかった、とばかりにヴェルに向き直り、すかさずブレスを吐く。
ヴェルはとっさに、先ほどのブレスとは違うと本能で感じとり、両方の腕でブレスから身を守る。
しかし、その勢いを殺しきれずに、思いっきり吹き飛ばされてしまった。
「くっ…。ちょいとマズいの。」
遂に、ヴェルの羽織っているマントの、背中の部分がモコりと盛り上がる。
そして、すぐに2頭のドラゴンたちの前に立ちはだかると、現在使う事のできる、最強の秘法を放つ。
その秘法は、2頭のうちの片方に命中し、大きな爆発音を出した。
爆炎の中から姿をあらわしたドラゴンは、全身の鱗が焦げていたが、その程度だった。
その姿を見て動揺しているヴェルの隙をついて、秘法が当たらなかったもう一方のドラゴンが、ヴェルの死角にまわり、ブレスを吐き出す。
しかし、その攻撃は想定していたとばかりに、振り向きざまに両の手でガードする。
それこそが、ヴェルの最大の悪手だった。
ガードしている途中、後ろから、全身を焦げ付かせたドラゴンが忍び寄り、腕をひと振りして、ヴェルを切り裂こうとする。
ブレスの対処に集中していたヴェルは、それに直前まで気づかず、回避が遅れる。
マントを破り、ハネを目一杯に広げて羽ばたき、ギリギリのところで回避が間に合うか、と思ったが、ドラゴンのひと振りが、カマイタチとなってヴェルを襲い、身体中に切り傷を負ってしまう。
痛みに耐えきれず、地面へと落下を開始するヴェルに対して、追い打ちをかける様にドラゴンたちのブレスが襲ってくる。
着地と受け身を諦め、ヴェルはブレスから身を守るために、防御の秘法を最大限に展開する。
そして、地面に激突するかと思った刹那、硬い胸と細い腕がヴェルの事を空中で拾いあげる。
「お疲れ様。足止めはもう十分よ。」
「ユーカか…。すまぬ、助かった。」
「それで、敵はあの2匹のトカゲかしら?」
「油断するでないぞ。善性のドラゴンが悪性に染まっておる、厄介なヤツらじゃ。」
「それは、あなたが帝都を護りながら戦ったからでしょ。」
「あぁ、5分の約束じゃったからの。」
「バカね、ひとりで10分も稼いじゃって。」
「それならもう少し早く、助けに来て欲しかったの。」
「ごめんなさい。おかげで帝都の人たちはひとり残らず、安全に避難する事ができたわ。」
「それは良かった。では、我は少し休むが良いかや?」
「えぇ、起きたら目の前には、美味しそうなお肉料理が沢山あると思いなさい。」
「それは起きるのが楽しみじゃの。」
「それじゃ、行ってくるわ。」
「うむ、あとは任せたぞ。」
ユーカはヴェルを地面に寝かし、その周りを、ユーカ自身が現時点で使う事のできる、最も強力な防御の結界で固めていく。
その作業が終わると、ふわりと2頭のドラゴンたちの目の前に、優雅に浮かび上がる。
ドラゴンたちは、新しい敵の出現に、警戒しながらも攻撃を仕掛けてくる。
しかし、ユーカはそのことごとくを腕のひと振りで弾いていく。
そして、そのまま距離を詰めて、全身が焦げているドラゴンに一撃を与える。
とてもシンプルに、右手の拳を強く握り、そしてそれを焦げ付いたドラゴンの顎のあたりで、下から上へと高速で突き出す。
全身を焦がしたドラゴンは、はるか上方に吹っ飛んでいき、しばらくしてから再びユーカの前を通過すると、止まることなく、そのまま地面に激突した。
しかし、ユーカはその事に一切の関心を示さず、焦げたドラゴンを殴り飛ばた後は、すぐにもう一方のドラゴンへと向きなおっていた。
目の前で仲間を吹っ飛ばされたドラゴンは、目の前の少女への警戒を最優先にして、最大限の警戒をする。
ユーカも、目の前のドラゴンが、自分に対して最大限の警戒をしている事は感じ取っていたが、それでも特に様子を変える事などなく、一歩ずつ空中を歩く様に、ドラゴンとの距離を詰める。
一歩、また一歩と近づく少女に対する恐怖を隠しきれず、ドラゴンは先に動き始める。
大きくその口を開け、放つのは、エンシェントドラゴンが使う事のできる最強のブレス。
その威力は、先ほどまで使っていたものとは比べ物にならないほど強力であり、エンシェントドラゴンの最後の切り札であった。
ユーカが距離を詰めて来ているため、その強力なブレスが、至近距離でユーカを襲う。
そのブレスの輝きが、帝都全体を包み込み、後にはふたつの影と、一部の建物と地面しか残っていなかった。
帝都の建物のほとんど全てが消滅したのであった。
そんな強力なブレスを、至近距離で受けたユーカはというと、とっさに前方のドラゴンの腹の下へと潜り込み、遠距離から、幾つかの地点へと防御の魔法を放っていた。
「あらら…本当に帝都が壊滅しちゃったじゃないの。」
そのまま上へと拳を突き上げる。
ブレスを吐いた後、少し油断をしていたドラゴンは、下からの衝撃が何によるモノなのか、一瞬だけ分からずにいたが、そんな事ができるのは、先ほどまで目の前にいた少女だけだと悟り、自然に止まるまで吹き飛ばされるがままにされていた。
しばらくすると、再び衝撃が起こったので、何事かと思ったが、それを考える暇さえなく、今度は意識もろともに吹き飛ばされた。
「ふぅ…ドラゴンって結構固いのね。手がジンジンするわ。」
2頭目のドラゴンが、地面に激突するのを確認すると、ユーカはヴェルの元へと向かう。
一応は強力な防御の結界を張ってはいたが、先ほどのブレスで消滅してはいないか、気が気ではなかった。
しかし、そんな事は杞憂であったとばかりに、その一部分だけ、キレイに残っていた。
「良かった。なんとか無事みたいね。」
そのまま防御の結界を解除してヴェルを持ち上げようとすると、ヴェルが寝ぼけ眼で起き上がった。
「んー?肉かや?」
「残念だけど、起きるのが早すぎて用意してないわよ。」
「そうか…終わったか。って、なんじゃここは!」
「帝都よ?」
「えぇ…我が被害を最小限に留めたのに、消滅って…。」
「だって、最後にヘンなの吐くのだもの。」
「なぁユーカ、ひとつ頼みがあるのじゃが。」
「良いわよ。何かしら?」
「あの2頭のドラゴンたちを、助けてやってはくれぬか?」
「ふっ…優しいのね。」
「あやつらはナニモノかに操られていただけな気がしての…。」
「分かったわ。他ならぬ相棒の頼みですもの。」
「すまぬ。」
「気にしないで。それじゃ起こしてくるわ。」
「我も一緒に行こう。」
「そのケガで?じゃあちょっと待ってなさいな。」
そう言うと、ユーカはヴェルの傷を修復し始める。
しばらくすると、傷口はしっかりと閉じ、見た目からでは、先ほどまで重症だったとは判断がつかないほどキレイに治っていた。
「傷口は塞いだけど、流れた血は戻らないから、貧血でフラフラすると思いなさい。」
「では、肉を喰らわねばならぬの。」
「それだけ元気なら大丈夫ね…。」
「さてと、ドラゴンどもにお仕置きをしに行こうでわないか。」
ふたりはまず、比較的近い位置に墜落していた、焦げたドラゴンの元に向かい、魔法で水をつくって頭にザバザバとかけていく。
しばらくすると、焦げたドラゴンは目を覚まし、ギョっとした顔つきでこちらを見つめてくる。
その事に気にする様子を見せず、ヴェルが焦げたドラゴンに話しかける。
もちろんドラゴンの言葉なので、ユーカには会話の内容はサッパリだが、目を丸くしたり驚いたり怖がったりと、ドラゴンの顔が忙しく働くので、だいたい予想はできた。
その後、焦げたドラゴンを伴って、もう一方のドラゴンのところまで行き、先ほどと同じ様に起こしてから、ヴェルが話しかける。
焦げたドラゴンの時と寸分違わぬほどシンクロした顔芸で、ユーカの腹筋は崩壊寸前だったが、なんとか2頭と話が終わったらしく、ヴェルがユーカに話しかける。
「終わったぞ。それに、敵の情報も得られたのじゃ。」
「それで…何であんなにドラゴンたちはあなたにペコペコしているの?」
「それはまぁ、我がエンペラードラゴンじゃからかの。」
「あなたってドラゴンの中では結構偉いのね。」
「えぇ…今頃?」
「それで、彼らは何て言ってたの?」
「我らの敵は、世界を滅ぼそうとしているらしい…。」
「それだけ?」
「それだけじゃ。」
「ま、まぁ…これで裏付けが取れたと思えば、良いのよね。」
「何じゃ、不満そうじゃな。」
「だって、そんな事は予想出来ていたし、どうせなら敵の名前とかを教えてほしかったわ。」
「それは知らぬそうじゃ。」
「それじゃ仕方ないわね。それで、おふたりさんはこれからどうするの?」
「故郷に帰るそうじゃ。」
「ドラゴンに故郷なんてあるのね。」
「まぁの、とりあえずは一件落着じゃの。」
「帝都は消滅したけどね。」
「我はしっかりと護ったぞ。」
「はいはい、どーせ私のせいですよ。フンっ!」
「それより我は、早く肉を喰らいたいのじゃ。」
「それじゃ、クレアのところに向かいましょうか。」
ふたりは消滅した帝都を後にして、一番近い入り口から、地下シェルターへと入った。
そのまま、全ての人が集まっているはずの、広場まで行き、その広場の中央の壇上で住民たちを励まし続けているクレアの姿を見つけると、人混みを掻き分けながら、クレアの元まで向かう。
「皇帝陛下、敵を殲滅してまいりました。」
「ユーカ、ヴェル、無事だったんだね!」
「それは後にしましょう。今は、住民たちを優先してあげてくださいな。」
「分かった。」
するとクレアは、再び壇上で声を張り上げた。
「聞け、我が臣民たちよ!たった今、帝都を襲った竜は倒された!しかし、まだ危険があるかも知れない、皆には冷静な行動を取って欲しい。」
広場に集まった人々は、それを静かに聴き、恐怖が去った事に対しては、思い思いに喜んだ。
ユーカはしばらく、ヴェルと一緒にその光景を眺めていると、不意に後ろから声がかかった。
「ユーカ、ヴェル、少し良いかな?」
「えぇもちろん。」
クレアに声をかけられ、天幕のひとつに通されると、さっそく話を始める。
「単刀直入に言ってくれ、被害はどの程度かな?」
「帝都の消滅。それ以上でもそれ以下でもないわ。」
「言葉通り、消滅って訳だね。」
「ごめんなさい、帝都までは護れなかったわ。」
「いや良いさ。そうなると、当面の食料が問題だな。近くの街から輸送するにしても、少し時間がかかる。」
「帝都に散らばる、大商会の食料庫は護っておいたわ。」
「そんな時間あったのかい?」
「ヴェルがたくさん時間を稼いでくれたから助かったわ。他にも井戸は護ったわよ。」
「それを、商会の主は渡してくれるだろうか?」
「私たちが護らなければ、灰になっていたのだから、渡さなければ私が燃やすわ。」
「そ…そうか。それじゃ食料の問題は解決したね。」
「街は残念だけど、頑張って復興して頂戴。」
「そうだね…しばらくは広場にテントを建てて住む事になりそうだ。」
「その必要はないわ。このシェルターの中に、家を50万戸ほど建てておいたわ。」
「居住性は保証できぬがの。」
「それは…ありがたい。」
「後は、何が問題なのかしら?」
「後は…日用品や家財道具だね。」
「そればっかりは諦めて頂戴。さすがに衣食住を確保できるほど小さな事件ではなかったのだから。」
「いや、むしろこんな非常時に、食と住居の問題が解決しているんだ、文句は言えないよ。」
「私たちができるのはここまでだわ。後はあなたの手腕の見せ所ね。」
「あぁ、必ずや帝都を復興させてみせよう。」
「我らの出番は、もう無さそうじゃな。」
「もしかして、もう行くのかい?」
「さすがにまだ行かないわ。もう一度攻めてくる可能性だってあるもの。」
「それに、さすがに疲れておるのでな。少し休みたいのじゃ。」
「そうね、ここしばらくはろくに眠っていないものね。」
「そうか…何か手伝えることがあったら、なんでも言ってくれ。」
「それじゃ、あなたの家やギルドとかの建物用に、大きめに建てたものがいくつかあるのだけれど、そのひとつをある人に譲って欲しいわね。」
「それは、だれかな?」
「私たちが懇意にしている宿の店主よ。」
「用意してくれたのは君たちなんだ、私が許可を出すのもおかしい話じゃないか。」
「それは違うわ、ここは帝都なんだから、あなたの物よ。」
「分かった、手配しよう。」
「それじゃ後は任せたわ。」
「あぁ後は任せてくれ。ユーカ、ヴェル、本当にありがとう。」
「あなたのお告げはまだ終わっていないわ。クレア、くれぐれも気をつけてね。」
ふたりはクレアに暇を告げると、天幕を後にし、地上に戻った。
「ヴェル、何か気づいた事でもあったの?」
「なんじゃ…顔に出ておったかの?」
「いつにもなく神妙な顔をしていたから、何かあるのかと思っただけよ。でも、何かあるのね?」
「あぁ、先ほど戦ったエンシェントドラゴンじゃが、善性の個体が悪性に染まっておった事は話したじゃろ?」
「なるほどね…敵は悪性のナニカという事かしら?」
「さすがはユーカじゃな。それも、善性のエンシェントドラゴンを悪性に染めるほど強力なナニカじゃ。」
「どちらにせよ、手がかりが見つかった事は良い事だわ。」
「ガハハっ、お主は変わらぬの。」
「別に、そのナニカがいくら強くても、私たちが倒すまでよ。」
「そうじゃな…。とりあえず、肉を喰らいたいのじゃが。」
「あぁそれだけどね。帝都じゃしばらく贅沢はダメよ。」
「そんなぁ…。我ってば功労者じゃよな?」
「私だってそうよ。」
「ぐぬぬ…納得いかぬぞ!」
「我慢しなさいよ。とりあえず今日は疲れたわ、どこかで休みましょ。」
「ならばなぜ、地下を出たのじゃ?」
「私たちは部外者だから、かしら?」
「相変わらず、細かいところは気にするのじゃな。」
「うっさいバカ!」
結局ふたりは、帝都郊外の樹の下で、一夜を明かす事にした。
そして翌朝、ふたりはクレアのところに向かう。
ドタバタしていたせいで、紛失してしまった親書を受け取りに。
次回:第24話『大使』
お楽しみにお待ちください。
9月1日 21時を更新予定にしております。
感想や誤字脱字の指摘などなど
よろしければお願いし申し上げます。
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