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第30話『正体』
しおりを挟む一歩、また一歩と、部屋の中頃へと進むため、足を踏み出す度に、まるで雲の上を歩いているかの様な感覚に陥るほど、毛の長い真紅の絨毯。
部屋の中央には、ダークブラウンのローテーブルがあり、左右を純白なソファーが囲んでいる。
部屋の奥には、少し明るい木目調のデスクが存在感を主張しており、デスクとセットなのかは分からないが、その奥には漆黒の大きな椅子がある。
極めつけは、この部屋の天井に釣り下がる、クラクラするほどの光量を発している豪華絢爛、いや、荘厳華麗といった方がしっくりとくるかもしれない、そんなシャンデリア。
強引な程の装飾の中にも、気品が感じられる様な造りになっており、感覚を狂わせ、酔わすだけではなく、しっかりと感じて愉しめる、そういう趣もあるのかもしれない。
それらを包み込む、薄く青みを帯びた部屋の壁が、全てをまとめている様で、幻想的な雰囲気をもたらしている。
ユーカとヴェルは、この世と隔絶された様な空間に、雰囲気を圧倒されながらも、部屋の中頃までなんとか行き着き、勧められた純白のソファーに腰を下ろす。
するとふたりは、身体を飲み込まれてしまいそうな感覚に陥ってしまい、もしかしたら先ほど目で見た白いソファーは幻だったのではないかと疑い、慌てて後ろを振り向き、ソファーに手をつく。
しかし、そこにははっきりとソファーがあり、そのまま地面に尻もちをついてしまうと疑ってた己が恥ずかしくなってしまう。
純白のソファーはふたりの身体をしっかりと受け止め、ふたりはようやく、安心してソファーに身体を預ける事ができた。
腰を落ち着かせてしばらく経った後、部屋の中にノックの音が響き、ひとりの男性が部屋に入ってくる。
歳のせいなのか、それとも元からその色合いなのかは定かではないが、初老と思われるその男性の髪は銀色一色であり、左の眼にモノクルをしている。
服装は立派な燕尾服を着ており、『ザ・執事』という雰囲気を醸し出している。
口元にはヒゲを生やし、目元は力強いが表情は優しげだ。
その男性は、部屋に通されると、部屋の中では一切の物音を立てず、ユーカとヴェルの正面に座る、何者かの後ろまで歩み寄り、左手で口元を軽く半分だけ覆い、何者かの左耳にそっと何かをささやく。
何者かは振り返り、その瞳で男性を捉えると、軽くコクりと頷き、すぐに正面を見据えた。
初老の男性はニコりと微笑み、右手でパチんと音を奏でる。
すると、部屋の扉が大きく開かれ、メイド服を着込んだ女性たちが部屋に入ってきて、ダークブラウンのローテーブルの上に、お茶やらお菓子やらを並べ、それが終わると、入ってきた時と同様に、ぺこりと頭を下げて退出していく。
机の上に並べられたソレらからは、お茶からはフルーティーな香りが、お菓子は焼き菓子と思われ、香ばしい香りが、それぞれのとても良い香りが調和しながら部屋の中へと広がり、辺りを漂い始める。
部屋中を満たすほどの香りが、鼻孔をくすぐり、ユーカは思わずゴクりとのどを鳴らす。
横を見ると、ヴェルがだらしなくヨダレを口から垂らしそうになっており、ユーカの目線を感じたのか、ハっとなって口元を拭っている。
数秒の沈黙の後、最初に口を開いたのは、何者かの後ろににこやかな笑顔を貼り付けて、直立不動で待機している初老の男性だった。
それもそのはず、ユーカとヴェルの対面から、くるるるぅと何やら可愛らしい音が聞こえてきたからだ。
音を出したの犯人は、ユーカとヴェルの対面に座っている何者かであり、その音の正体は、何者かのお腹が奏でる音だった。
何者かはお腹の音を部屋中に響すと、目にも留まらぬ速さで顔を伏せてしまったが、おそらくはお腹を鳴らした事が恥ずかしいのだろうと推測できた。
それをフォローするかの様に、後ろに立つ男性がコホンとひとつ咳払いをして、口を開いたのであった。
「ささ、冷めないうちにお召し上がり下さい。」
男性がそう言うと、ヴェルはユーカの方を見て、(良いの?)と目で聞いてくる。
それをユーカは、(私じゃなくて目の前に座る誰かさんに聞いて。)とばかりに、目線を前に向ける。
すると、眼の前に座る何者かも、いつの間にか、キラキラとした表情で机の上に広がる桃源郷を眺めながら、コクンと首を小さく縦に振ったので、ユーカとヴェルも目を合わせて、コクりと頷いた。
ユーカはティーカップに注がれているお茶に手を伸ばし、カップを手に取ると、口元まで持っていく。
先ほどまで、城の中を走り回っていたので、のどはカラカラに渇いていた。
口元まで持っていくと、カップの中に注がれているお茶の香りが、さらにはっきりと主張しはじめ、思わず息を飲みそうになるが、その前にお茶を堪能する。
ひと口すすると、お茶の香りが鼻を抜け、目や耳などの感覚が冴えていく気分に陥る。
張り詰めている空気の中で、決して警戒は緩めていなかったが、それをさらに超える様に、お茶をたったひと口飲んだだけで、その様な気分になる事に驚き、思わず目を見開いてしまう。
しかも、それだけではなく、身体の奥底に染み込んでいく様な優しい味であり、先ほどまでの疲れが嘘の様に、体調が優れていく様な気さえする。
思わずリラックスした様に、表情を和らげながら、ふぅっと息を吐き出したため、正面に立つ男性がその様子に気付いてしまったらしくにこりと微笑みながら、ユーカに話しかける。
「お気に召して頂けたでしょうか?」
「えぇ、身体が澄んでゆくみたいだわ。とても美味しいわね。」
「それは良かったです。よろしければ、焼き菓子の方もご堪能下さい。」
「えぇ、そうするわ。」
ユーカは、男性に勧められた焼き菓子を食べようと、左手にフォークを持ったまま、少し気になったので、横を見てみる。
すると、既に焼き菓子を平らげていたヴェルが、物欲しげな目でヨダレを垂らしながら、こちらを見つめていた。
その目線をサっと切り抜け、正面に座る何者かを見据えると、そこには、目をキラキラに輝かせながら、焼き菓子を頬張り、右手を右の頬に当てている様子が目に入った。
このふたりの反応からすると、焼き菓子も先ほど飲んだお茶に負けず劣らずの味をしているのだろうと安易に想像がついたので、ユーカはもう一度、ゴクりとのどを鳴らした後に、フォークでひと口サイズに切った焼き菓子を口に運ぶ。
ふわふわのソレは、口に含んだ瞬間に、唾液でホロリと崩れ、ほんの数度かむだけで、すぐに姿を消してしまい、後に残るのは、程よい甘さと、満足感だけであった。
お茶の方は甘さが控えめになっていたが、こちらの焼き菓子は、くどくない程度の甘みがあり、それが口いっぱいに広がるので、気づいた頃にはすべてを平らげてしまっていた。
その後、もう一度メイドさんたちが部屋に来て、温かいお茶を入れてくれたり、食器を下げて行ったりと、ゆっくりと時が流れ、存分に心が落ち着いたので、そろそろ本題に入ろうかと、ユーカとヴェルは顔を見合わせた。
すると、その雰囲気が伝わった様で、何者かの方から、ユーカとヴェルに話しかけてくる。
「どうかな?少しは落ち着いてもらえたなら嬉しいのだけれど…。」
「えぇ、十分に落ち着いたわ。お気遣い感謝するわね。」
「うむ、なかなか美味かったぞ!夕食は肉を喰らいたいの。」
「何言ってるのよ、役目は果たしたんだから、すぐに次の手がかりを探しに行くのよ。」
「なっ…なんじゃと!?」
ユーカとヴェルが、いつもの調子で話していると、目の前からコホンと聞こえてきたので、会話を中断して目を向けてみる。
「その…あの、ね?さっきの話なんだけど、忘れてない?」
「さっきのって何かしら?」
「えぇっ…そこから!?」
「冗談よ。あなたの力になればいいのでしょう?」
「そう!その話なんだけど…そろそろ話しても良いかな?」
「そうね、その前に…良い加減、本当の姿を見せたらどうなの?」
「あっ…あぁそうだね。でも…君たちも色々と私に隠し事してないかな?」
「フェアじゃないと、そう言いたいのかしら?」
「そう…なんだけれど。でも、ううん…良いの。」
「まぁ、そんなに重大なことを隠しているわけでもないし、それに…その親書、読んだでしょ?」
「一応は目に通したけど…。」
「まぁ信じられないのも無理はないわね。私たちも未だにその手がかりすら掴めてないのだもの。」
「すると君たちは、やっぱり勇者ご一行って事なのかな?」
「まさか…冗談!私たちがそんな大層なものに見えるかしら?」
「うーん…見えないかなぁ。」
「よろしい、表に出なさいな。」
「えぇっ!?はははっ…。」
いきなり声が低くなり、態度を変えたユーカに驚きつつも、笑顔で切り抜けようと画策する何者かに同情したのか、ヴェルが何者かを援護をする。
「単なるユーカの冗談じゃよ。お主の気でも紛らわそうとしたのであろう。」
「そ、そうなの…かな?」
「まぁ、私たちが何者かは、この際どうでも良いのよ。」
ヴェルの言葉を聞いた何者かは、未だに表に出たほうが良いのかとオロオロしながら尋ねてきたので、ユーカは首をコクンと縦にふって首肯してから、改めて何者かに向き直る。
「それより…この国で、いや、この大陸で、何が起こっているのかを早く教えてくれないかしら…『魔王』さん?」
「ふふっ…。やっぱり気づいていたんだね?」
「それはもちろん。隠しているとはいえ、その魔力量…並大抵のものではないわ。」
「そこまで分かるとは、君はなかなか恐ろしいね。」
すると、ユーカに『魔王』と呼ばれた何者かは、おもむろにソファーから立ち上がり、指でパチりと音を鳴らす。
すると、『魔王』の周囲を光の粒が埋め尽くし、しばらくした後にその粒が散ると、中から、姿を変えた『魔王』が出てきた。
その容姿は美しく、髪の色はグレーや黒が織り交ざっているシルバーブロンド。
その髪から覗く耳は、先が少し尖っており、何より頭から、二本の黒くて猛々しいツノが生えている。
目の色は透き通る様な青で、右目には涙ボクロがある。
輪郭も整っており、ひと言で例えるなら、『絶世の美女』という言葉がピッタリだろう。
目の前で繰り広げられた、『魔王』のその様な変化に、ユーカとヴェルは、口をあんぐりと開けながら、黙って眺めていた。
すると、ふたりの視線が恥ずかしかったのか、静かにソファーに腰を下ろし、堂々とした口調で、改めてふたりに挨拶をする。
「いかにも、この私こそが今代の魔王をしている。」
その言葉で、ようやく現実に戻ってきたふたりは、とりあえず思った事を言ってみた。
「なぜ姿を変えておるのじゃ?」
といっても、思った事がすぐに口に出るのは、ユーカではなくヴェルの方である。
「それはまぁ…言い難いんだけど…。」
「そう、なら別に言わなくて良いのじゃないかしら?」
「うむ。言い難いのであれば、別に聞こうとは思わぬ。それより…すまぬの。」
「あぁ…いや、別に謝る事なんてないさ。まぁ少しワケありという風に捉えてもらって構わない。」
「それにしても…チンチクリンのユーカが、さらにチンチクリンに見えてしまうの。」
ヴェルは『魔王』を見たあとに、チラりとユーカの方を一瞥して、(世界は残酷じゃな。)とばかりに嘆いてみせる。
すると、横でプチっという音が聞こえ、ユーカだったモノの姿が見当たらず、そこには般若がいた。
「ちょっとぉ、ヴェルぅ。それって、どういう事かしらぁ?」
「ひっ…ひぃぃぃいっ!」
「まさかとは思うけどぉ…私の身体つきの事を言っているのだったら、覚悟はできてるんでしょうねぇ?ねぇねぇ?」
「すっ、すみませんでしたぁっ!」
「あっあのぉ…部屋を壊さないでくれる様に配慮してくれると嬉しいなぁ。ははは…。」
『魔王』もふたりのやり取りになれた様で、乾いた笑みを浮かべながら、心の中でヴェルに対して合掌する。
「はぁ…まったく。ヴェル、あなたのご飯はしばらく野菜オンリーよ。わかったわね?」
「はひぃっ!わわわ分かりましたっ!」
ヴェルが真っ青になってブルブルと震えているのと裏腹に、部屋が荒らされないで済むと分かった『魔王』は、ホッとひとつ息を漏らした。
「よろしい。それで…あなたの名前をまだ聞いてないのだけれど?」
ホッとしたのも束の間、いきなり話を振られてビクッとするが、振られた内容は城に被害が及ぶ事じゃなかったので、安堵した表情を浮かべながら、聞かれた問いに答える。
「あぁ、すまない。そういえばまだ、名乗っていなかったね。」
「何をホッとしているのよ。そんなに私が、好き好んで城を破壊する様に見えるのかしら?」
「ごごごごめんなさいっ!城だけはどうかっ!」
「ちょっと!今の話聞いてなかったの!」
「私の事は煮るなり焼くなり…って、へ?」
「はぁもうっ…疲れるわね。それで、名前を聞いたのだけれど…?」
「あ、あぁ。私の名はフェリックス。そういえば…君たちの名前は、ユーカとヴェルで良いのかい?」
「えぇ、私がユーカ。それで、こっちのバカっぽいのがヴェルよ。」
「むむむっ!バカっぽいとはなんじゃバカっぽいとは!これでも我はエンペーーーー」
「訂正するわ。こっちのバカがヴェル。よろしくねフェリス。」
「いや…私の名はフェリックスだが…。」
「なっ!?ストレートに言いおったな!チンチクリンのくせにぃっ!」
「良いじゃない、短い方が。それに、愛称があった方が親しみがわくわよ。それと…ヴェルぅ、二度はないわよ?」
「し、親しみかぁ…それって、私と君たちが親友って事かな?」
「しっ…しまったぁっ!」
「ちょっと、うるさいわよヴェル。」
頭を抱えてうずくまるヴェルに一喝してから、フェリスの方に向き直り、なおも続けて言う。
「それと…私たちとあなたが親友って話だけど、残念ながらまだ私とあなたは知り合いってところかしら?」
「知り合い…そ、そうだよね。ははは…。」
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「まぁ、親密度の話は一旦置いておきましょ。それより、そろそろあなたが直面している問題を話してくれないかしら?」
「あぁ、そうだったね。我が領土は今…戦争の危機なんだ。」
「はい?戦争って言ったかしら?」
「あぁ、戦争と言った。」
「どうやら…聞き間違いではなさそうね。」
「そうなんだ…本当に、起こりそうなんだよ。」
「詳しく聞かせてもらえるかしら?」
「もちろん…。」
フェリスはやるせない表情を浮かべたまま、ひと言ずつ、言葉を紡いでいった。
次回:第31話『継承戦争』
お楽しみにお待ちください。
9月30日 21時を更新予定にしております。
感想や誤字脱字の指摘などなど
よろしければ、お願いし申し上げます。
9月30日 次回タイトルを変更致しました。
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