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白羽

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April

終わりの初恋

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「ん、う~ん」
小さくあくびをして目を開ける。

「あ、大変っ!」
時計を見ると既に9時を過ぎている。
慌てて起きると…
「いてて…」
頭がクラクラする。

「あ、起きた~?」
「お母さん!ど、どーしよ遅刻!」
「あはは。バカだね~、風邪引いてるんだから寝てなさい。」
「へ!?」

そういえば、さっきから頭はクラクラしてるし、心なしか身体が熱い…

「そっかぁ~。」
「そう。濡れて帰ってくるから悪いのよ
折り畳み傘持ってたでしょ。」
「そうだっけ…」
「とりあえず、朝ごはん持ってくるから少し寝てなさい。」
「うん。」

いろいろ思い出しながら目をつむる。

先輩に彼女がいるかもしれない事…
その事ばかりが浮かんでくる。
 
どーしよ…

思っただけの言葉に意味がない言葉を載せてそれを忘れようとする。


   .

  .

.

「あれ…?」
起きると今度は時計が午後3時過ぎを指している。

ベットの隣の机にペットボトルとメモがある。

光凪へ、母さん仕事行ってくるね。
寝てるんだよ?
なんかあったら電話してね。
ご飯はレンジの中見て~

「お母さん…。」

髪を軽くまとめて、下に降りる。

レンジを開けると、だいぶ冷めているがいい匂いのあるお粥が残っていた。

「いただきます…。」
スイッチを押して温める。

「はぁ~」
ため息をつく。
気づけばだいぶ…良くなっている。
これなら明日学校に行けるかも…。

そう考えてまたため息をつく。



お昼…ごはんを食べてまた、少し寝た私は、コンビ二にアイスを買いに行く事にした。

「いってきます。」

ばれたらお母さんに何か言われるかもしれないけど、とりあえず外に出たかった。

10分くらいでつく一番近くのコンビニ
家は駅にも近いし、いい感じのお店も結構あるし…

なんて考えているとすぐつく。

中に入ってアイスのコーナーに入る
目当ては、バニラのアイス。

買ってから外に出る。
溶けないと思うけど急ぎ目で…。


3、4分くらい行くと雨が降ってくる

「結構…激しいかも。」

パン屋の屋根?の下に入って雨宿りする

「やばい…雨~。せっかくデートなのになぁ~…。はぁ。」
何て言いながら女の人が、入ってくる。

(デートか、羨ましいかも…)
とか、なんてね。

女の人が電話を始める。
「あ、響っ?ごめん。いま、雨宿りしてるの!」

響…先輩と同じ名前。
少し口が緩む。

「本当?ありがと。待ってるね。」

どうやら彼氏さんが迎えに来るようだ

(って、盗み聞きしちゃった…)


雨は、だんだん強くなる。


「優衣!お待たせ。」
「あ、響!」

「っ!」
衝撃で動きが止まる。
先輩…だった。

「ありがと。ほんと、すぐ来たね。」
「そりゃあ、彼女だからね?」
「えへへ、ありがと。そういうとこも好きだよ?」
「俺も。じゃあ、行こっか?」
「うん!」

手を繋いで歩いていく。

「先輩…。」

小さい声で口から言葉が落ちてくる。

「彼女っ」

その場から走って家へ帰る。
雨はもっと酷くなる。

(先輩に彼女がいた…、私よりもずっと …ずっとかわいい人だった。
何より…幸せそうだった。)

家について、なんとか着替え、冷蔵庫にアイスを入れて、ベットにダイブする。

(私は、諦めて、忘れるべきなんだ。)
「でも…やだよ…」
意識が遠のく。

(さよなら。先輩…お幸せに。なんて。)


それから私は、かぜをぶり返し?結局4日休んだ。
それから先輩に会うことは、無くなっていった…多分この気持ちも。
   忘れられる…


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