13 / 36
運営記録その2※別視点
しおりを挟む
Immersiaの世界は常に変化している。
独自のAI生成により追加されるダンジョンやクエスト、新しく生み出される強力な魔物、そして画期的なアイテム。
当然、それらがいきなり世界に生み出されるわけではなく、プレイヤーたちのいるゲームの世界から切り離された別空間で確認作業が行われる。
それを行うのも最中とスタッフの仕事だ。
最中を含めた開発室のスタッフ十人がかりでAIが作ったレイドボスに挑んだ。
装備も一級品、レベルはカンスト、称号によるボーナスもてんこ盛り、魔物の情報や弱点も把握した上で、チートではないがプレイヤーが得られる最高水準の状態で挑んだ戦いだったが――全滅した。
「なんなんだ、あの全体攻撃は! 十回連続の波状攻撃をゼロコンマ一秒のタイミングを外さず全て避けなければ一撃死だと! バランスが悪いにも程がある!」
最中が悪態をつき、下半身も人間の姿でベッドに横になった。
ずっと仮想現実の中なので肉体的な疲労はない。
あくまで気分の問題で横になっている。
昨日のアラクネモードではなく魔術師の姿をしているのは、先ほどまでの戦いの衣装のままだからだ。
「私たちはゲームを作るプロではあるがゲームをするプロではない。しかし、平均より強い。そのメンバーが完璧な対策を講じて攻略できないとか私のImmersiaをクソゲーにするつもりか! 難易度を下げろ!」
ゲームに強い敵は必要だが、一番強いのは人でなくてはならないと最中は思っている。
このImmersiaにおいても、最終的な勝負はボス戦ではなくギルド対抗による対人戦が目玉になると最中は考えている。
あくまでゲームの魔物は強くなるための手段であり、必ず越えられる壁でなくてはならない。平均的なプレイヤー技術を持つ人間が倒せなければ努力を積み、努力をすれば倒せる。
それがゲームの醍醐味だ。
例えば、先日宮本ことね以外が倒すことができなかったギルド教官のクレハス。
彼もまた越えられる壁であると最中は思っている。
彼に挑む前に雑魚モンスターを倒してレベルを上げ、しっかりステータスを振り分ければ素人でもゴリ押しで勝てる。
ただ、ステータスの差があり過ぎるので莫大な時間と労力が必要になり効率が悪すぎる上に、得られる称号もギルド評価に影響というゲーム終盤ではあまり意味を為さない称号のため、普通に戦った方が遥かに効率がいいのだが。
ともかく、対NPCの戦いとはそういうものだ。
中には戦略が必要な場合もある。
例えば、初心者ダンジョンのチャレンジボス。
あれはまさに戦略が必要な初見殺しのボスと言えるだろう。
通常通り初心者ダンジョンを攻略すればレベル10に到達しているのでボス攻略後は二度と初心者ダンジョンに入れなくなる。つまり、クレハスと同様、基本一度しか挑戦できないのだから質が悪いボスだが。
「鈴木、初心者ダンジョンの攻略状況はどうだ?」
「自分で調べてくださいよ。端末はそっちにあるっすよね?」
「うるさい、調べろ。室長命令だ」
「(ちっ、パワハラで倫理委員会に訴えてやればいいんっす)」
「何か言ったか?」
「何にも言ってないっすよ」
鈴木はそう言って端末を操作して調べた。
「二十五人全員攻略してるっすね。うち、通常ボスSランククリアが二十人。これは優秀っすね。開発部の連中だとSランククリアは三十人中二十人だったっすから」
「で、チャレンジボスは?」
「Sランクを取った二十人全員が挑んでるっす。完全クリアは……お、三人もいるっすよ」
鈴木がそう言うと、最中は喜んでベッドから起き上がり、自分の端末をいじり出す。
現金なものだと鈴木は思った。
最中はゲームを作るのが好きだが、それと同じくらい自分のゲームを理解し考察し期待に応えるプレイヤーが好きなことを鈴木は知っている。
きっと全ての動画を見終わったとき、彼女は先ほどまでのイライラはどこへやら、笑顔になっていることだろう。
そうなったら仕事もしやすくなる。
そう思っていたら――
「なんだこれはっ!?」
怖い顔をして最中が叫んだ。
「どうしたっすか?」
「見てみろ! 例の宮本ことねだ! 奴がリザードソルジャー100体を完全撃破した!」
そう言って最中が端末をいじる。
すると、虚空に現れたモニターに戦闘シーンが映し出された。
例のことねがリザードソルジャーと戦っている。
その姿はまさに一騎当千の武将という感じだ。
後ろに目があるのではないかというぐあいに敵の攻撃を避けながら数を減らしていく。
HPが一割未満になる危険なシーンもあったが、ポーションで回復してからは危なげなく敵を確実に討っていった。
「確かに凄いっすね。でも、あの子ってクレハスに勝った唯一のプレイヤーっすよね。ことねちゃんより弱いプレイヤーでも勝てる相手なら倒せて当然じゃないっすか?」
「バカを言うな。レベル20にも満たないそこらのプレイヤーが真正面から戦って100体のリザードソルジャーに勝てるわけがないだろ。しかも宮本ことね、奴はスキルも魔法も何一つ装備していないのだぞ!」
そう言って彼女は勝利した他の二人の戦闘動画を虚空に映した。
一人は氷属性の広範囲魔法を使って魔物を全滅させている。
そしてもう一人の薬師は広範囲の状態異常を生み出す薬を撒いてリザードソルジャーを痺れさせてから一体ずつ全滅させている。
どちらもハメ技と言っていいだろう。
もちろん、簡単なことではない。
魔法使いはINT特化の上、魔力増強薬を飲んでいる。もしINTが少しでも足りなければ一撃で倒しきれずにボコボコに殴られて終わっていた。ログを見ると回復の泉を利用してダンジョン最下層で一晩中レベリングしていたらしい。
INT極振りがたまたま功を奏した、運がよかったプレイヤーである。
もう一人の薬師の状態異常薬――リザードソルジャーは通常の麻痺毒は効かず、蜥蜴殺しと呼ばれる麻痺毒が必要になる。これを作るには素材採取にかなり手間がかかる上にDEX値とプレイヤーの技術が必要になる。
恐らく初心者ダンジョンのボスに関する情報を集め(街はずれの薬師のお婆さんに金を渡せば教えてくれる)、必要な素材を集めて薬を調合した。
慎重で有能。
最中の好きなプレイヤーの戦い方である。
だが、宮本ことねは運がよかったわけでもないし、慎重に情報を集めたわけでもない。
彼女は正面から戦い試練に打ち勝った。
「凄いっすね。背後からの攻撃を避けてるっすよ。気配を読むって奴っすか?」
「バカ言え。現実ならわからないがゲームの中にそんなオカルト技能があってたまるか。あれは敵の行動パターンを把握して避けている。天才だよ、あいつは」
だが、最中には理解できない。
クレハスとの戦いは、まだ剣道の成果だと言われたら納得できる。
だが、背後からの攻撃を避けたり、一度に百体を相手にする戦いは剣道には存在しない。
一体、剣道とあの動きにどのような関連があるのか?
まさか、父親の謎訓練の成果だとは思いもせず、最中はことねの戦いを観察し、無駄な考察を重ねる。
そして、鈴木はというと、管理者権限を使い、ことねが得た宝箱の中身をそっと覗き見た。
「へぇ、ことねちゃん。あのアイテムを手に入れたっすか。これは面白いことになりそうっす」
独自のAI生成により追加されるダンジョンやクエスト、新しく生み出される強力な魔物、そして画期的なアイテム。
当然、それらがいきなり世界に生み出されるわけではなく、プレイヤーたちのいるゲームの世界から切り離された別空間で確認作業が行われる。
それを行うのも最中とスタッフの仕事だ。
最中を含めた開発室のスタッフ十人がかりでAIが作ったレイドボスに挑んだ。
装備も一級品、レベルはカンスト、称号によるボーナスもてんこ盛り、魔物の情報や弱点も把握した上で、チートではないがプレイヤーが得られる最高水準の状態で挑んだ戦いだったが――全滅した。
「なんなんだ、あの全体攻撃は! 十回連続の波状攻撃をゼロコンマ一秒のタイミングを外さず全て避けなければ一撃死だと! バランスが悪いにも程がある!」
最中が悪態をつき、下半身も人間の姿でベッドに横になった。
ずっと仮想現実の中なので肉体的な疲労はない。
あくまで気分の問題で横になっている。
昨日のアラクネモードではなく魔術師の姿をしているのは、先ほどまでの戦いの衣装のままだからだ。
「私たちはゲームを作るプロではあるがゲームをするプロではない。しかし、平均より強い。そのメンバーが完璧な対策を講じて攻略できないとか私のImmersiaをクソゲーにするつもりか! 難易度を下げろ!」
ゲームに強い敵は必要だが、一番強いのは人でなくてはならないと最中は思っている。
このImmersiaにおいても、最終的な勝負はボス戦ではなくギルド対抗による対人戦が目玉になると最中は考えている。
あくまでゲームの魔物は強くなるための手段であり、必ず越えられる壁でなくてはならない。平均的なプレイヤー技術を持つ人間が倒せなければ努力を積み、努力をすれば倒せる。
それがゲームの醍醐味だ。
例えば、先日宮本ことね以外が倒すことができなかったギルド教官のクレハス。
彼もまた越えられる壁であると最中は思っている。
彼に挑む前に雑魚モンスターを倒してレベルを上げ、しっかりステータスを振り分ければ素人でもゴリ押しで勝てる。
ただ、ステータスの差があり過ぎるので莫大な時間と労力が必要になり効率が悪すぎる上に、得られる称号もギルド評価に影響というゲーム終盤ではあまり意味を為さない称号のため、普通に戦った方が遥かに効率がいいのだが。
ともかく、対NPCの戦いとはそういうものだ。
中には戦略が必要な場合もある。
例えば、初心者ダンジョンのチャレンジボス。
あれはまさに戦略が必要な初見殺しのボスと言えるだろう。
通常通り初心者ダンジョンを攻略すればレベル10に到達しているのでボス攻略後は二度と初心者ダンジョンに入れなくなる。つまり、クレハスと同様、基本一度しか挑戦できないのだから質が悪いボスだが。
「鈴木、初心者ダンジョンの攻略状況はどうだ?」
「自分で調べてくださいよ。端末はそっちにあるっすよね?」
「うるさい、調べろ。室長命令だ」
「(ちっ、パワハラで倫理委員会に訴えてやればいいんっす)」
「何か言ったか?」
「何にも言ってないっすよ」
鈴木はそう言って端末を操作して調べた。
「二十五人全員攻略してるっすね。うち、通常ボスSランククリアが二十人。これは優秀っすね。開発部の連中だとSランククリアは三十人中二十人だったっすから」
「で、チャレンジボスは?」
「Sランクを取った二十人全員が挑んでるっす。完全クリアは……お、三人もいるっすよ」
鈴木がそう言うと、最中は喜んでベッドから起き上がり、自分の端末をいじり出す。
現金なものだと鈴木は思った。
最中はゲームを作るのが好きだが、それと同じくらい自分のゲームを理解し考察し期待に応えるプレイヤーが好きなことを鈴木は知っている。
きっと全ての動画を見終わったとき、彼女は先ほどまでのイライラはどこへやら、笑顔になっていることだろう。
そうなったら仕事もしやすくなる。
そう思っていたら――
「なんだこれはっ!?」
怖い顔をして最中が叫んだ。
「どうしたっすか?」
「見てみろ! 例の宮本ことねだ! 奴がリザードソルジャー100体を完全撃破した!」
そう言って最中が端末をいじる。
すると、虚空に現れたモニターに戦闘シーンが映し出された。
例のことねがリザードソルジャーと戦っている。
その姿はまさに一騎当千の武将という感じだ。
後ろに目があるのではないかというぐあいに敵の攻撃を避けながら数を減らしていく。
HPが一割未満になる危険なシーンもあったが、ポーションで回復してからは危なげなく敵を確実に討っていった。
「確かに凄いっすね。でも、あの子ってクレハスに勝った唯一のプレイヤーっすよね。ことねちゃんより弱いプレイヤーでも勝てる相手なら倒せて当然じゃないっすか?」
「バカを言うな。レベル20にも満たないそこらのプレイヤーが真正面から戦って100体のリザードソルジャーに勝てるわけがないだろ。しかも宮本ことね、奴はスキルも魔法も何一つ装備していないのだぞ!」
そう言って彼女は勝利した他の二人の戦闘動画を虚空に映した。
一人は氷属性の広範囲魔法を使って魔物を全滅させている。
そしてもう一人の薬師は広範囲の状態異常を生み出す薬を撒いてリザードソルジャーを痺れさせてから一体ずつ全滅させている。
どちらもハメ技と言っていいだろう。
もちろん、簡単なことではない。
魔法使いはINT特化の上、魔力増強薬を飲んでいる。もしINTが少しでも足りなければ一撃で倒しきれずにボコボコに殴られて終わっていた。ログを見ると回復の泉を利用してダンジョン最下層で一晩中レベリングしていたらしい。
INT極振りがたまたま功を奏した、運がよかったプレイヤーである。
もう一人の薬師の状態異常薬――リザードソルジャーは通常の麻痺毒は効かず、蜥蜴殺しと呼ばれる麻痺毒が必要になる。これを作るには素材採取にかなり手間がかかる上にDEX値とプレイヤーの技術が必要になる。
恐らく初心者ダンジョンのボスに関する情報を集め(街はずれの薬師のお婆さんに金を渡せば教えてくれる)、必要な素材を集めて薬を調合した。
慎重で有能。
最中の好きなプレイヤーの戦い方である。
だが、宮本ことねは運がよかったわけでもないし、慎重に情報を集めたわけでもない。
彼女は正面から戦い試練に打ち勝った。
「凄いっすね。背後からの攻撃を避けてるっすよ。気配を読むって奴っすか?」
「バカ言え。現実ならわからないがゲームの中にそんなオカルト技能があってたまるか。あれは敵の行動パターンを把握して避けている。天才だよ、あいつは」
だが、最中には理解できない。
クレハスとの戦いは、まだ剣道の成果だと言われたら納得できる。
だが、背後からの攻撃を避けたり、一度に百体を相手にする戦いは剣道には存在しない。
一体、剣道とあの動きにどのような関連があるのか?
まさか、父親の謎訓練の成果だとは思いもせず、最中はことねの戦いを観察し、無駄な考察を重ねる。
そして、鈴木はというと、管理者権限を使い、ことねが得た宝箱の中身をそっと覗き見た。
「へぇ、ことねちゃん。あのアイテムを手に入れたっすか。これは面白いことになりそうっす」
48
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる