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尋 問
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文人が連れてこられたのは集落の外れにある赤い幹の木だった。やはり幹は太く、小さな部屋が丸ごと入るほどだ。幹の根元には木製の格子扉が据え付けられていた。先頭を歩いていたとんがり耳族の男が、扉の前で何事か唱えると、格子扉が滑るように横にずれた。それを見届けたかのように文人の後ろにいた男が背中を突き飛ばした。
たたらを踏みながら文人が幹の中に入ると、格子扉がぴしゃりと音を立てて閉じた。
幹の中はほかの木々と同様に空洞になっていた。ただし天井は低く、一七五センチの文人でもスキップしただけで頭を打ち付けてしまうだろう。家具らしきものはなく、隅っこには枯れ葉の山がうすだかく積み上げられていた。対角線上の隅には膝下程度に立てられた板と、子供の頭程度の穴が開いていた。
なるほど、ここは牢屋か。
周囲の様子から文人は推察する。枯れ葉の山は寝床の代わりで、隅っこの穴はトイレのつもりだろう。あの穴から出せば直接この木の栄養になるのかな、と天上を見上げながら益体もないことを考えた。
「防火対策は大丈夫なのかな」とつぶやきながら文人は牢屋の真ん中に腰を下ろした。
牢屋に連れてきたと言うことはすぐに処刑するつもりはないのだろう。ならまだ時間はあるはずだ。
ここが地球でないことはもはや疑いようもなかった。人工衛星が世界中を飛び回る世の中でこんな森や植物、耳長の人種が今まで外部の目にも触れず独自の文化を保ち続けてきたというのは考えにくい。
言葉も通じず、色々誤解とすれ違いもある出会いではあったが、誠意を持って話し合えばわかり合えるはずだ。わずかな時間ではあるが、わかったこともある。二足歩行で外見の様子もほぼ同じ。地球と似たような進化を遂げたのだろう。ならば価値観だって似た部分もあるはずだ。大丈夫、通じ合える。
これは何も根拠のない希望的観測ではなかった。実体験であり、人生訓だった。もちろん、不幸にも理解してもらえないこともあった。逃げるしかないことも多々あった。むしろそういう体験の方がはるかに多い。それでも信条を捨てるつもりはなかった。
大馬鹿なのだろうとは自分でもわかっている。もう五十年もそういう生き方をしてきたのだ。今更変えるつもりはなかった。変えてしまったらそこが中村文人の命日だと思っていた。とはいえ、異星人だか異世界だかとわかりあえるかは正直予想も付かない。
「まあ、なるようになるか」
そこであくびをすると急に睡魔に襲われた。今日は色々ありすぎて疲れていた。腕時計を見ると、七時十二分を指していた。文人は部屋の隅に移動すると枯れ葉の中に身を投じた。手首と体が縛られているので少々動きづらいのが難点だが目を閉じていればすぐに眠れる。枯れ葉の中は暖かかった。以前にも落ち葉の中で眠ったことはあるが、空気を含んでいるため保温性は見た目より高い。落ちてからさほど経っていないのか動いてもほとんど砕けることもなかった。ちくちくするのが難点だが、文句を言ったところで高級ベッドを用意してくれはしないだろう。さっさと寝るに限る。
とんがり耳族とて、まさかこのまま干乾しにするつもりでもないだろう。そのうち向こうから用件はあるはずだ。その時になったらまた考えればいい。そのまま目を閉じてのし掛かってきた眠気に意識を手放した。
たくさんの足音に文人は目を開けた。思いの外早かったな、と思い腕時計を見ると九時を過ぎたところだった。あくびをして枯れ葉のベッドから這い出たところで格子扉が開いた。入ってきたのは例の褐色肌の女と、とんがり耳の男が四人。いずれも剣を携えている。褐色肌の女と男二人が牢の中に入ると格子扉がぴしゃりと閉められた。残りの男たちは牢の外から警戒心のこもった眼差しで見下ろしている。
褐色肌の女は、というと何故か怪訝そうに文人を眺めていた。
「やあ、お嬢さん。その、具合は大丈夫かな」
文人が話しかけると、また苛立たしげに舌打ちして背中から茶色い紐のようなものを取り出した。長さは文人の肘程度だろう。女が持っている辺りには金具が付けてある。何かの革で出来ているようだ。一瞬ベルトかと思ったが、腰に巻くには短すぎる。紳士用のベルトを短く切ったもの、というのが文人の印象だった。
「@@@@@@、@@@@!」
女が何事か言うと、たちまち男二人が文人の後ろに回り肩をつかんだ。抵抗する間もなく女は革のベルトを文人の首に回すと金具で留めた。軽い金属音がした。そこで女は二三歩後ろ歩きで下がった。男たちも文人から手を離し、女の後ろに回った。
どうやらこれで終わりらしい。首輪は隙間なくぴったりと文人の肌に張り付いている。まるで吸盤のようだ。呼吸や発声には支障はないがやはり落ち着かない。
「まさか、爆発とかしないだろうな、これ」
「そんなもったいないことをするものか」
文人の独り言を女の声が拾った。文人は顔を上げた。
褐色の女が嘲りと優越感に満ちた笑みを浮かべている。
「見た目は雑だが、それはリンフィロアの頭の皮を剥いでゴスアレミスの生き血と神聖樹の樹液を混ぜたもので漬けている。お前一人の頭を吹き飛ばすには不相応な代物だ」
間違いない。先程まで意味の通じない言語でしゃべっていたはずなのに今は日本語を話している。それも話し慣れない外国人が使うような片言ではなく、発音もきわめて流暢だ。
「お嬢さん、俺の言葉がわかるのか?」
「サリアナだ」傲然と見下ろしながら彼女は言った。
「ラステトとカルナの子にしてファーリの戦士、ロザムの森の東集落にあるロズテト神聖樹の守護者だ」
また意味のわからない単語が色々と出てきた。固有名詞なのだろうか。
サリアナの言葉を信じるならこの首輪は一種の翻訳機のようだ。こちらの言葉を伝えるだけでなく、聞き取ることもできるようだ。よく見れば、彼女も日本語を話しているのではなかった。唇の動きと聞こえてくる言葉がかみ合っていない。おそらく、彼女が話した現地の言葉を首輪の力で日本語に変換しているのだろう。製造法を聞く限り、超科学というより魔術とか超自然的な代物のようだが、何にせよ言葉が通じるのはありがたかった。
「俺は中村文人。中村が名字で文人が名前だ。日本という国から来た」
迷ったものの文人は正直に話すことにした。上手い言い訳も思いつかないし、この状況で下手な嘘は逆効果だ。信じる信じないを決めるのは相手であって文人ではない。
「仕事はカメラマン。その、カメラという道具で写真を撮るのが仕事だ。ここに来た理由は、正直俺にもさっぱりわからない」
中東の紛争地域で撮影中、奇妙な赤い光に包まれて気を失ったこと。気がつけばこの森に来ていたこと。女の子とも森の中をさまよっている際に偶然出会っただけであり、キノコ狩りを手伝っただけで何も危害を加えてはないこと。
「どうやら俺は君たちとは違う星、というか世界から来てしまったらしい。自分でも信じられないんだが、どうもそうとしか考えられないんだ」
「ああ、そうだな。わかるとも」サリアナは感慨深げに頷いた。
「お前が狂人だということはよくわかった」
まあ、そんなところだろう。
「それでもいいさ。嘘つきでないと理解してくれただけでも御の字だ。今度はこっちの質問に答えてくれないか。ここはどこだ? 君たちは何者なんだ?」
サリアナの瞳が憎々しげに輝いた。唇が動き何事かつぶやいたようだが、日本語に変換されることはなかった。文人の喉が急に締め付けられた。
予想外の攻撃に周囲を見回したがサリアナはもちろん、男二人どころか、誰一人文人に近づいてはいなかった。首に巻かれたベルトがまるで蛇のようにうごめきながら文人の喉に食い込んでいた。息が詰まった。酸欠で頭の中が真っ白になっていく。引きはがそうにも両腕は縛られたままだ。
「質問をしているのは私だ」
しばらくして、サリアナがまた日本語にならない言葉をささやくと、ようやく首輪は締め付けを止めた。
「余計な口を叩くと今度は失禁するまで締め付けるぞ」
激しく咳き込みながら文人は首輪の用途を正しく理解した。
言葉が通じなければ尋問の意味がない。
「ようやくご主人様が誰なのか理解したようだな」
酷薄な笑みを浮かべながらサリアナは言った。
「正直に話してもらうぞ。さっきまでの戯れ言はなしでだ」
たたらを踏みながら文人が幹の中に入ると、格子扉がぴしゃりと音を立てて閉じた。
幹の中はほかの木々と同様に空洞になっていた。ただし天井は低く、一七五センチの文人でもスキップしただけで頭を打ち付けてしまうだろう。家具らしきものはなく、隅っこには枯れ葉の山がうすだかく積み上げられていた。対角線上の隅には膝下程度に立てられた板と、子供の頭程度の穴が開いていた。
なるほど、ここは牢屋か。
周囲の様子から文人は推察する。枯れ葉の山は寝床の代わりで、隅っこの穴はトイレのつもりだろう。あの穴から出せば直接この木の栄養になるのかな、と天上を見上げながら益体もないことを考えた。
「防火対策は大丈夫なのかな」とつぶやきながら文人は牢屋の真ん中に腰を下ろした。
牢屋に連れてきたと言うことはすぐに処刑するつもりはないのだろう。ならまだ時間はあるはずだ。
ここが地球でないことはもはや疑いようもなかった。人工衛星が世界中を飛び回る世の中でこんな森や植物、耳長の人種が今まで外部の目にも触れず独自の文化を保ち続けてきたというのは考えにくい。
言葉も通じず、色々誤解とすれ違いもある出会いではあったが、誠意を持って話し合えばわかり合えるはずだ。わずかな時間ではあるが、わかったこともある。二足歩行で外見の様子もほぼ同じ。地球と似たような進化を遂げたのだろう。ならば価値観だって似た部分もあるはずだ。大丈夫、通じ合える。
これは何も根拠のない希望的観測ではなかった。実体験であり、人生訓だった。もちろん、不幸にも理解してもらえないこともあった。逃げるしかないことも多々あった。むしろそういう体験の方がはるかに多い。それでも信条を捨てるつもりはなかった。
大馬鹿なのだろうとは自分でもわかっている。もう五十年もそういう生き方をしてきたのだ。今更変えるつもりはなかった。変えてしまったらそこが中村文人の命日だと思っていた。とはいえ、異星人だか異世界だかとわかりあえるかは正直予想も付かない。
「まあ、なるようになるか」
そこであくびをすると急に睡魔に襲われた。今日は色々ありすぎて疲れていた。腕時計を見ると、七時十二分を指していた。文人は部屋の隅に移動すると枯れ葉の中に身を投じた。手首と体が縛られているので少々動きづらいのが難点だが目を閉じていればすぐに眠れる。枯れ葉の中は暖かかった。以前にも落ち葉の中で眠ったことはあるが、空気を含んでいるため保温性は見た目より高い。落ちてからさほど経っていないのか動いてもほとんど砕けることもなかった。ちくちくするのが難点だが、文句を言ったところで高級ベッドを用意してくれはしないだろう。さっさと寝るに限る。
とんがり耳族とて、まさかこのまま干乾しにするつもりでもないだろう。そのうち向こうから用件はあるはずだ。その時になったらまた考えればいい。そのまま目を閉じてのし掛かってきた眠気に意識を手放した。
たくさんの足音に文人は目を開けた。思いの外早かったな、と思い腕時計を見ると九時を過ぎたところだった。あくびをして枯れ葉のベッドから這い出たところで格子扉が開いた。入ってきたのは例の褐色肌の女と、とんがり耳の男が四人。いずれも剣を携えている。褐色肌の女と男二人が牢の中に入ると格子扉がぴしゃりと閉められた。残りの男たちは牢の外から警戒心のこもった眼差しで見下ろしている。
褐色肌の女は、というと何故か怪訝そうに文人を眺めていた。
「やあ、お嬢さん。その、具合は大丈夫かな」
文人が話しかけると、また苛立たしげに舌打ちして背中から茶色い紐のようなものを取り出した。長さは文人の肘程度だろう。女が持っている辺りには金具が付けてある。何かの革で出来ているようだ。一瞬ベルトかと思ったが、腰に巻くには短すぎる。紳士用のベルトを短く切ったもの、というのが文人の印象だった。
「@@@@@@、@@@@!」
女が何事か言うと、たちまち男二人が文人の後ろに回り肩をつかんだ。抵抗する間もなく女は革のベルトを文人の首に回すと金具で留めた。軽い金属音がした。そこで女は二三歩後ろ歩きで下がった。男たちも文人から手を離し、女の後ろに回った。
どうやらこれで終わりらしい。首輪は隙間なくぴったりと文人の肌に張り付いている。まるで吸盤のようだ。呼吸や発声には支障はないがやはり落ち着かない。
「まさか、爆発とかしないだろうな、これ」
「そんなもったいないことをするものか」
文人の独り言を女の声が拾った。文人は顔を上げた。
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「見た目は雑だが、それはリンフィロアの頭の皮を剥いでゴスアレミスの生き血と神聖樹の樹液を混ぜたもので漬けている。お前一人の頭を吹き飛ばすには不相応な代物だ」
間違いない。先程まで意味の通じない言語でしゃべっていたはずなのに今は日本語を話している。それも話し慣れない外国人が使うような片言ではなく、発音もきわめて流暢だ。
「お嬢さん、俺の言葉がわかるのか?」
「サリアナだ」傲然と見下ろしながら彼女は言った。
「ラステトとカルナの子にしてファーリの戦士、ロザムの森の東集落にあるロズテト神聖樹の守護者だ」
また意味のわからない単語が色々と出てきた。固有名詞なのだろうか。
サリアナの言葉を信じるならこの首輪は一種の翻訳機のようだ。こちらの言葉を伝えるだけでなく、聞き取ることもできるようだ。よく見れば、彼女も日本語を話しているのではなかった。唇の動きと聞こえてくる言葉がかみ合っていない。おそらく、彼女が話した現地の言葉を首輪の力で日本語に変換しているのだろう。製造法を聞く限り、超科学というより魔術とか超自然的な代物のようだが、何にせよ言葉が通じるのはありがたかった。
「俺は中村文人。中村が名字で文人が名前だ。日本という国から来た」
迷ったものの文人は正直に話すことにした。上手い言い訳も思いつかないし、この状況で下手な嘘は逆効果だ。信じる信じないを決めるのは相手であって文人ではない。
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中東の紛争地域で撮影中、奇妙な赤い光に包まれて気を失ったこと。気がつけばこの森に来ていたこと。女の子とも森の中をさまよっている際に偶然出会っただけであり、キノコ狩りを手伝っただけで何も危害を加えてはないこと。
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「ああ、そうだな。わかるとも」サリアナは感慨深げに頷いた。
「お前が狂人だということはよくわかった」
まあ、そんなところだろう。
「それでもいいさ。嘘つきでないと理解してくれただけでも御の字だ。今度はこっちの質問に答えてくれないか。ここはどこだ? 君たちは何者なんだ?」
サリアナの瞳が憎々しげに輝いた。唇が動き何事かつぶやいたようだが、日本語に変換されることはなかった。文人の喉が急に締め付けられた。
予想外の攻撃に周囲を見回したがサリアナはもちろん、男二人どころか、誰一人文人に近づいてはいなかった。首に巻かれたベルトがまるで蛇のようにうごめきながら文人の喉に食い込んでいた。息が詰まった。酸欠で頭の中が真っ白になっていく。引きはがそうにも両腕は縛られたままだ。
「質問をしているのは私だ」
しばらくして、サリアナがまた日本語にならない言葉をささやくと、ようやく首輪は締め付けを止めた。
「余計な口を叩くと今度は失禁するまで締め付けるぞ」
激しく咳き込みながら文人は首輪の用途を正しく理解した。
言葉が通じなければ尋問の意味がない。
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