7 / 115
運命の出会い
しおりを挟む
アルスは軽い気持ちで黒髪の少年へと鑑定をすると、そこには信じられないようなステータスが広がっていた。
名前 :エバン
武力 :22/80
統率 :11/73
剣術 :22/80
槍術 :11/62
騎術 :05/73
弓術 :03/71
盾術 :08/79
体術 :10/72
隠術 :21/68
智力 :12/82
政治 :15/83
魅力 :21/86
忠誠 :50
野望 :12
突破 :0/3
成長 :S
え……、俺の見間違いか?
あまりのステータスの高さに見間違いを疑う。
鑑定眼鏡を取り外し、レンズの部分を良く拭く。そして、自分の目を数度擦り、また鑑定眼鏡をかける。
鑑定……
意を決して、再び鑑定眼鏡に表示されたエバンのステータスを確認する。
名前 :エバン
武力 :22/80
統率 :11/73
剣術 :22/80
槍術 :11/62
騎術 :05/73
弓術 :03/71
盾術 :08/79
体術 :10/72
隠術 :21/68
智力 :12/82
政治 :15/83
魅力 :21/86
忠誠 :50
野望 :12
突破 :0/3
成長 :S
やっぱり俺の見間違いじゃ無かった……
アルスは先ほど見たステータスの数値が変わっていない事に安堵し、気を抜く。
が、徐々に今自分が置かれている状況が異常な事を理解していく。
俺は目をパチクリさせ、フリーズするというワンテンポを挟み。
「えっっっっ!? まじ!」
驚きに駆られた様な叫びを声を上げてしまう。
そんなアルスの突然な声に周りは驚き、黒髪の少年、エバンも地面に手を付けながらアルスを見上げてるようにポカンとしていた。
おいおいおい! まじかよ!
こんな所に滅多に見かけないレベルの逸材がいるなんて!
アルスは極度に興奮した状態でエバンのステータスを再度確認する。
初期のステータス限界値、80越えがちらほら。
何より突破と成長が高いのがとても高評価だ!
ってか、突破3回に成長Sってさ、限界まで成長させたら、どれかのステータス100越えもあり得るぞこれ……
俺はあり得る未来へと想像を膨らませ、原石を見る様な目で、ゆっくりとエバンへと近づく。
「アルス様! それ以上は……」
「大丈夫だ」
俺はエルドへと手を向け、制止する。
そして、今一度エバンへと振り向き、声をかける。
「君、名前は何というんだい?」
鑑定した時点で名前は分かるんだが、エバンはその事を知らない。
名前を教えていない初対面の相手に名前を呼ばれるのは流石に怪しまれるよなと考え、自然な風を装い名前を聞く。
「エバンです! お願いします。どうか私を働かせてください! 何でもします!」
エバンは切羽詰まった様子で答え、地面に擦り付けながら頭を下げ、俺に願いを乞う。
「アルス様! お離れください! おいお前! 身元も分からない奴を雇うわけないだろう! 早くどこか「うんいいよ」……」
エルドの話の途中で、俺は答える。
「「えっ?」」「えっ? 今……なんて?」
すると、エルドとモーリーは驚きの表情を浮かべ、エバンは訳が分からないと言った表情で硬直する。
おいおい。聞いた本人が驚いてどうする。
まぁ、ダメもとで聞いたんだろうけど。
「だから、君を雇ってあげると言った」
その言葉の意味を段々と理解してきたエバンは、目じりから涙を流す。
「ほっ、本当ですか!? あっ、あぁ……」
そして、エバンの目から流れる涙の量が増えていき、何度も感謝の言葉を俺へと伝えるのであった。
その様子に唖然としていた護衛の二人であったが、直ぐに気を持ち直し……。
「アルス様。いくら何でも得体のしれない人物を雇うのはやめた方がよろしいのでは……」
エルドは心配した様子で俺に忠告する。
エルドの言うことは正しいが、鑑定眼鏡の鑑定眼鏡が一番だからな。
「エルド、これは私が決めたことだ。心配するな」
俺は問題は無いといった様子で、エルドに話しかけると「アルス様が良いのであれば」と、納得してくれた。
「エバン。君を雇う条件は二つだ。一つは私の事を絶対に裏切らない。二つ目は私がする事を信じて付き従うことだ。これが守れないならのであれば、この話は無かったことになる。どうかな?」
どうだ……?
「分かりました。従います。私の命はどうなっていいので、どうか妹を。妹の命をお救いください!」
エバンは了承の意を伝えると、たった一つの願い。妹を救う事を俺へとお願いしてきた。
「あぁ、分かった。アルス・ゼン・アルザニクスの名に誓って、お前の妹の命を救うと誓おう。しかし、私が用あるのは君だけだ。私のためにも、そして妹のためにも自分の命を大切にしなさい」
俺は真剣な表情で自分の名前へと誓う。そして、エバンへ忠告をする。
この世界での自分の名前に誓う行為は、神の名に誓うことと同じくらい重い契りである。
もし、この契りを守れなかった時は、その者の信用は地に落ちると言われており、貴族の者が名の契りをするという事は、それだけで絶大な信用たるモノになる。
「貴族様だったのですか! 貴族様の名の契りは凄く重いもの……、分かりました。もう一度あなた様に……、アルス様に誓いを」
エバンは片膝を地に付け、右手を握り、心臓近くに当てる。
そして、俺へと視線を向ける。
「私の命はアルス・ゼン・アルザニクス様のために、いつ、いかなる時でも差し出すと誓います。もし、アルス様が私へ剣になれと命じるのなら、武の腕を磨き、いかなる敵をも屠りましょう。盾になれと命じるのなら、あらゆる護身術を学び、いかなる攻撃もあなた様に届かせないようにしましょう。これが私なりの忠誠の誓いです。私の忠誠を受け取ってもらえるでしょうか?」
これがエバンなりに考えた誓いなんだろう。
そんなエバンの忠誠の誓いを受け、アルスは嬉しそうに笑みを浮かべ。
「エバン、君の忠誠は受け取った。これから末永くよろしく頼む」
俺は答える。そして、さりげなくエバンにもう一度鑑定を施す。
おっ。忠誠値が90になってる。これなら裏切りも心配ないな。
ってか、野望が12しかないし、元から心配いらなかったか。
忠誠値を上げるには相手の要望を聞いてあげ、相手が喜ぶ事をしてあげるのが一番の近道だ。
「モーリー。エバンと一緒に妹の様子見てきてあげて。出来る事なら今日中に屋敷の方に連れてきてあげてほしいな。そうすれば屋敷に常駐している医者にすぐ見せられるからさ」
俺はモーリーにお願いと言う名の命令すると、「分かりました」と一言だけ残し、エバンと一緒に町へと消えていった。
「本当に良かったんですか? 奥様に聞いてからでも遅くはなかったのではないでしょうか?」
俺を心配するエルド。
「いいんだよ。まぁ、お母様がどんな反応をするかが分からないけど、どうにかなるさ」
俺はそんな事を言いながら、母親にどう説明するかを考えるよりも先に、これからエバンを使ってどう動いていくか、他にどんな人材が欲しいのか等を思い浮かべていた。
これが近い将来、アルスの右腕となるエバンとの初めての出会いであった。
そして、アルスの今後の運命を大きく変える、とても重要な日となったのである。
名前 :エバン
武力 :22/80
統率 :11/73
剣術 :22/80
槍術 :11/62
騎術 :05/73
弓術 :03/71
盾術 :08/79
体術 :10/72
隠術 :21/68
智力 :12/82
政治 :15/83
魅力 :21/86
忠誠 :50
野望 :12
突破 :0/3
成長 :S
え……、俺の見間違いか?
あまりのステータスの高さに見間違いを疑う。
鑑定眼鏡を取り外し、レンズの部分を良く拭く。そして、自分の目を数度擦り、また鑑定眼鏡をかける。
鑑定……
意を決して、再び鑑定眼鏡に表示されたエバンのステータスを確認する。
名前 :エバン
武力 :22/80
統率 :11/73
剣術 :22/80
槍術 :11/62
騎術 :05/73
弓術 :03/71
盾術 :08/79
体術 :10/72
隠術 :21/68
智力 :12/82
政治 :15/83
魅力 :21/86
忠誠 :50
野望 :12
突破 :0/3
成長 :S
やっぱり俺の見間違いじゃ無かった……
アルスは先ほど見たステータスの数値が変わっていない事に安堵し、気を抜く。
が、徐々に今自分が置かれている状況が異常な事を理解していく。
俺は目をパチクリさせ、フリーズするというワンテンポを挟み。
「えっっっっ!? まじ!」
驚きに駆られた様な叫びを声を上げてしまう。
そんなアルスの突然な声に周りは驚き、黒髪の少年、エバンも地面に手を付けながらアルスを見上げてるようにポカンとしていた。
おいおいおい! まじかよ!
こんな所に滅多に見かけないレベルの逸材がいるなんて!
アルスは極度に興奮した状態でエバンのステータスを再度確認する。
初期のステータス限界値、80越えがちらほら。
何より突破と成長が高いのがとても高評価だ!
ってか、突破3回に成長Sってさ、限界まで成長させたら、どれかのステータス100越えもあり得るぞこれ……
俺はあり得る未来へと想像を膨らませ、原石を見る様な目で、ゆっくりとエバンへと近づく。
「アルス様! それ以上は……」
「大丈夫だ」
俺はエルドへと手を向け、制止する。
そして、今一度エバンへと振り向き、声をかける。
「君、名前は何というんだい?」
鑑定した時点で名前は分かるんだが、エバンはその事を知らない。
名前を教えていない初対面の相手に名前を呼ばれるのは流石に怪しまれるよなと考え、自然な風を装い名前を聞く。
「エバンです! お願いします。どうか私を働かせてください! 何でもします!」
エバンは切羽詰まった様子で答え、地面に擦り付けながら頭を下げ、俺に願いを乞う。
「アルス様! お離れください! おいお前! 身元も分からない奴を雇うわけないだろう! 早くどこか「うんいいよ」……」
エルドの話の途中で、俺は答える。
「「えっ?」」「えっ? 今……なんて?」
すると、エルドとモーリーは驚きの表情を浮かべ、エバンは訳が分からないと言った表情で硬直する。
おいおい。聞いた本人が驚いてどうする。
まぁ、ダメもとで聞いたんだろうけど。
「だから、君を雇ってあげると言った」
その言葉の意味を段々と理解してきたエバンは、目じりから涙を流す。
「ほっ、本当ですか!? あっ、あぁ……」
そして、エバンの目から流れる涙の量が増えていき、何度も感謝の言葉を俺へと伝えるのであった。
その様子に唖然としていた護衛の二人であったが、直ぐに気を持ち直し……。
「アルス様。いくら何でも得体のしれない人物を雇うのはやめた方がよろしいのでは……」
エルドは心配した様子で俺に忠告する。
エルドの言うことは正しいが、鑑定眼鏡の鑑定眼鏡が一番だからな。
「エルド、これは私が決めたことだ。心配するな」
俺は問題は無いといった様子で、エルドに話しかけると「アルス様が良いのであれば」と、納得してくれた。
「エバン。君を雇う条件は二つだ。一つは私の事を絶対に裏切らない。二つ目は私がする事を信じて付き従うことだ。これが守れないならのであれば、この話は無かったことになる。どうかな?」
どうだ……?
「分かりました。従います。私の命はどうなっていいので、どうか妹を。妹の命をお救いください!」
エバンは了承の意を伝えると、たった一つの願い。妹を救う事を俺へとお願いしてきた。
「あぁ、分かった。アルス・ゼン・アルザニクスの名に誓って、お前の妹の命を救うと誓おう。しかし、私が用あるのは君だけだ。私のためにも、そして妹のためにも自分の命を大切にしなさい」
俺は真剣な表情で自分の名前へと誓う。そして、エバンへ忠告をする。
この世界での自分の名前に誓う行為は、神の名に誓うことと同じくらい重い契りである。
もし、この契りを守れなかった時は、その者の信用は地に落ちると言われており、貴族の者が名の契りをするという事は、それだけで絶大な信用たるモノになる。
「貴族様だったのですか! 貴族様の名の契りは凄く重いもの……、分かりました。もう一度あなた様に……、アルス様に誓いを」
エバンは片膝を地に付け、右手を握り、心臓近くに当てる。
そして、俺へと視線を向ける。
「私の命はアルス・ゼン・アルザニクス様のために、いつ、いかなる時でも差し出すと誓います。もし、アルス様が私へ剣になれと命じるのなら、武の腕を磨き、いかなる敵をも屠りましょう。盾になれと命じるのなら、あらゆる護身術を学び、いかなる攻撃もあなた様に届かせないようにしましょう。これが私なりの忠誠の誓いです。私の忠誠を受け取ってもらえるでしょうか?」
これがエバンなりに考えた誓いなんだろう。
そんなエバンの忠誠の誓いを受け、アルスは嬉しそうに笑みを浮かべ。
「エバン、君の忠誠は受け取った。これから末永くよろしく頼む」
俺は答える。そして、さりげなくエバンにもう一度鑑定を施す。
おっ。忠誠値が90になってる。これなら裏切りも心配ないな。
ってか、野望が12しかないし、元から心配いらなかったか。
忠誠値を上げるには相手の要望を聞いてあげ、相手が喜ぶ事をしてあげるのが一番の近道だ。
「モーリー。エバンと一緒に妹の様子見てきてあげて。出来る事なら今日中に屋敷の方に連れてきてあげてほしいな。そうすれば屋敷に常駐している医者にすぐ見せられるからさ」
俺はモーリーにお願いと言う名の命令すると、「分かりました」と一言だけ残し、エバンと一緒に町へと消えていった。
「本当に良かったんですか? 奥様に聞いてからでも遅くはなかったのではないでしょうか?」
俺を心配するエルド。
「いいんだよ。まぁ、お母様がどんな反応をするかが分からないけど、どうにかなるさ」
俺はそんな事を言いながら、母親にどう説明するかを考えるよりも先に、これからエバンを使ってどう動いていくか、他にどんな人材が欲しいのか等を思い浮かべていた。
これが近い将来、アルスの右腕となるエバンとの初めての出会いであった。
そして、アルスの今後の運命を大きく変える、とても重要な日となったのである。
11
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました
Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である!
主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない!
旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む!
基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。
王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
魔法使いが無双する異世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです
忠行
ファンタジー
魔法使いが無双するファンタジー世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか忍術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです。むしろ前の世界よりもイケてる感じ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる