15 / 115
成長の成果 その1
しおりを挟む
ゼンブルグ商会を訪れてから約一か月。
俺は商会からの連絡を待ちつつ、用事がない日には町へと出かけて、人材探しをするといったようなルーティンを繰り返していた。
そんなある日の事。
俺はいつものように、町の中心地にあるお気に入りのカフェでいつもの護衛の二人と共に紅茶を飲んでいると。
「毎日のように人間観察をしていて、よく飽きませんね」
エルドが呆れた様子で喋りかけてきた。
「皆違った個性があるし、新鮮味があって面白いからな」
嘘は言ってない。どっちかっていうと人間観察するのは好きだしな。ただ、本当の事を話すと事がややこしくなるので、当たり障りのない返事にとどめておく。
だって、いい人材に出会いたいからここで鑑定をして、人の価値を選別してるなんて言ったら面倒なことになる。特にエルドなんかに話をするとな。
まぁ、モーリーは薄々何かを感じてる節があるのか、そこまで俺に関わってこないが、エルドは未だに、俺がかけている鑑定眼鏡をただの眼鏡だと思っているらしい。
この前なんて、俺が頻繁に鑑定眼鏡をかけるようになったから、エルドが俺の目が悪くなったのではないかと考えて、勝手にお母様へ……
~アルス達の会話~
「サラ様」
エルドか? どうしたんだ?あんなに思いつめた表情で。
アルスはエルドの様子が気になり、二人の会話に耳を傾ける。
「エルド? 一体どうしたの?」
「最近、アルス様の目の調子が悪いようなのです」
「え?」
アルスは思わず声を漏らす。
「それは大変だわ! アルス! 今すぐ病院へ行く準備をしなさい!」
なんでこうなった?
正直に言うか……?
いや、あまり鑑定眼鏡の話はしたくない。どうすれば……
その時、悩んでいるアルスの前にセバスが通る。
そ、そうだ! セバスにどうにかしてもらおう!
鑑定眼鏡を準備したのはセバスだし、話術も上手い。それならお母様を上手く丸め込めるだろう。
そう考えたアルスはセバスへと近寄り。
「セバス」
「何でしょうか? アルス様」
「この状況をどうにかしてくれ」
すると、セバスは周囲を見渡し、少し考える素振りを見せると。
「アルス様。これも経験。自身でどうにか頑張ってみてください」
「え?」
二度目の驚き。流石のアルスもセバスにまで見放されると思っていなかったのか、思考をフリーズしてしまう。
「アルス! いきますよ」
こうして俺は、何が何だか分からないうちに町一番の目医師がいるという病院まで、アルザニクス家お抱えの医師は目に関して専門外だからという事もあり、連れていかれたのだった。
~町一番の目医師~
「うーん。視力も正常ですし、何も悪い所はありませんが……」
「いいえ、絶対に何かあるはずです! よくお調べになってください先生」
アルスは居てもたってもいられず、顔を下に向ける。
すいません、先生。
俺の目は、別に悪い所は何もないんです……
迷惑かけてすいません……。本当にすいません。
アルスは心の中で何度も謝りつつ、サラと先生の会話を聞く。
そんなアルスだったが、最終的に目薬を処方して安静にするという事で話がまとまり、帰宅する事となったのだが。
「やっぱり駄目ね。何かあったらでは遅いですものね……」
馬車でくつろぐアルスとは対照的に、深刻な様子で呟くサラ。
「アルス!」
「は、はい!」
突然の大声にビクつくアルス。
「もう一軒いきますよ」
「お、お母様」
もう勘弁してくれ……
流石のアルスもこれ以上は黙っていられなくなったのか。
「本当は目など悪くは無いのですが……」
「大丈夫よアルス。心配しなくても……」
駄目だこりゃ。
相手にしてもらえず。
くそっ。こうなったら……
このままでは埒が明かないと考えたアルスは。
「ほ、本当は……、眼鏡がカッコいいから付けていただけなんです!」
顔を真っ赤にしながら、サラへと言い放つ。
するとサラは感動したように目を潤ませ。
「あらまぁ! アルスが勉強以外に興味を持つなんて……。今日はご馳走にしましょう! セバス、今すぐ準備を」
「もちろんです。直ぐにご準備致します」
ま、まさか。セバスはここまで見越して!?
「ちょっ、大袈裟です! お母様! セバスもしなくていいから!」
その後の夕食は一段と豪華なご馳走に加え、一流のパティシエに作らせたのであろう、3段重ねのケーキまで登場し、散々な一日となってしまった。
ただ、その時のアルスは嫌な気持ちというよりも、心が満たされているような感覚に陥っていた。
そんな感覚に一度もなったことが無いアルスは、その気持ちの正体に気づくことなく、一日を終える。
世間一般的には、その様な感覚を家族の愛。とでも言うのだろうが、アルスは前世で負った、家族に関する心の傷のせいで今はまだ、分からずにいた。
俺は商会からの連絡を待ちつつ、用事がない日には町へと出かけて、人材探しをするといったようなルーティンを繰り返していた。
そんなある日の事。
俺はいつものように、町の中心地にあるお気に入りのカフェでいつもの護衛の二人と共に紅茶を飲んでいると。
「毎日のように人間観察をしていて、よく飽きませんね」
エルドが呆れた様子で喋りかけてきた。
「皆違った個性があるし、新鮮味があって面白いからな」
嘘は言ってない。どっちかっていうと人間観察するのは好きだしな。ただ、本当の事を話すと事がややこしくなるので、当たり障りのない返事にとどめておく。
だって、いい人材に出会いたいからここで鑑定をして、人の価値を選別してるなんて言ったら面倒なことになる。特にエルドなんかに話をするとな。
まぁ、モーリーは薄々何かを感じてる節があるのか、そこまで俺に関わってこないが、エルドは未だに、俺がかけている鑑定眼鏡をただの眼鏡だと思っているらしい。
この前なんて、俺が頻繁に鑑定眼鏡をかけるようになったから、エルドが俺の目が悪くなったのではないかと考えて、勝手にお母様へ……
~アルス達の会話~
「サラ様」
エルドか? どうしたんだ?あんなに思いつめた表情で。
アルスはエルドの様子が気になり、二人の会話に耳を傾ける。
「エルド? 一体どうしたの?」
「最近、アルス様の目の調子が悪いようなのです」
「え?」
アルスは思わず声を漏らす。
「それは大変だわ! アルス! 今すぐ病院へ行く準備をしなさい!」
なんでこうなった?
正直に言うか……?
いや、あまり鑑定眼鏡の話はしたくない。どうすれば……
その時、悩んでいるアルスの前にセバスが通る。
そ、そうだ! セバスにどうにかしてもらおう!
鑑定眼鏡を準備したのはセバスだし、話術も上手い。それならお母様を上手く丸め込めるだろう。
そう考えたアルスはセバスへと近寄り。
「セバス」
「何でしょうか? アルス様」
「この状況をどうにかしてくれ」
すると、セバスは周囲を見渡し、少し考える素振りを見せると。
「アルス様。これも経験。自身でどうにか頑張ってみてください」
「え?」
二度目の驚き。流石のアルスもセバスにまで見放されると思っていなかったのか、思考をフリーズしてしまう。
「アルス! いきますよ」
こうして俺は、何が何だか分からないうちに町一番の目医師がいるという病院まで、アルザニクス家お抱えの医師は目に関して専門外だからという事もあり、連れていかれたのだった。
~町一番の目医師~
「うーん。視力も正常ですし、何も悪い所はありませんが……」
「いいえ、絶対に何かあるはずです! よくお調べになってください先生」
アルスは居てもたってもいられず、顔を下に向ける。
すいません、先生。
俺の目は、別に悪い所は何もないんです……
迷惑かけてすいません……。本当にすいません。
アルスは心の中で何度も謝りつつ、サラと先生の会話を聞く。
そんなアルスだったが、最終的に目薬を処方して安静にするという事で話がまとまり、帰宅する事となったのだが。
「やっぱり駄目ね。何かあったらでは遅いですものね……」
馬車でくつろぐアルスとは対照的に、深刻な様子で呟くサラ。
「アルス!」
「は、はい!」
突然の大声にビクつくアルス。
「もう一軒いきますよ」
「お、お母様」
もう勘弁してくれ……
流石のアルスもこれ以上は黙っていられなくなったのか。
「本当は目など悪くは無いのですが……」
「大丈夫よアルス。心配しなくても……」
駄目だこりゃ。
相手にしてもらえず。
くそっ。こうなったら……
このままでは埒が明かないと考えたアルスは。
「ほ、本当は……、眼鏡がカッコいいから付けていただけなんです!」
顔を真っ赤にしながら、サラへと言い放つ。
するとサラは感動したように目を潤ませ。
「あらまぁ! アルスが勉強以外に興味を持つなんて……。今日はご馳走にしましょう! セバス、今すぐ準備を」
「もちろんです。直ぐにご準備致します」
ま、まさか。セバスはここまで見越して!?
「ちょっ、大袈裟です! お母様! セバスもしなくていいから!」
その後の夕食は一段と豪華なご馳走に加え、一流のパティシエに作らせたのであろう、3段重ねのケーキまで登場し、散々な一日となってしまった。
ただ、その時のアルスは嫌な気持ちというよりも、心が満たされているような感覚に陥っていた。
そんな感覚に一度もなったことが無いアルスは、その気持ちの正体に気づくことなく、一日を終える。
世間一般的には、その様な感覚を家族の愛。とでも言うのだろうが、アルスは前世で負った、家族に関する心の傷のせいで今はまだ、分からずにいた。
7
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました
Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である!
主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない!
旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む!
基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。
王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
魔法使いが無双する異世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです
忠行
ファンタジー
魔法使いが無双するファンタジー世界に転移した魔法の使えない俺ですが、陰陽術とか武術とか忍術とか魔法以外のことは大抵できるのでなんとか死なずにやっていけそうです。むしろ前の世界よりもイケてる感じ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる