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さぁ、王都へ行こう その3
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~屋敷を出て3日がたった頃~
「はぁ、まだかな」
アルスは足を組みながら、窓側へと体をだらけさせ、うつろな目で外を見ていた。
今のアルスの心中は一つ。
「……つまらん」
つまらなかったのだ。
屋敷を出発してすぐの頃は良かった。
馬車から外の景色を眺めているだけでも退屈しのぎにはなったからな。
でも、アルスが外の景色に新鮮味を感じていたのは始めだけだった。
アルザニクス家から王都へ向かう道中の多くは森の中。
その為、同じような景色を何度も見る羽目になり、流石のアルスでも、3日間同じ様な景色を見るのは酷であった。
「ゲームとかあればな……」
現代人にとって、暇つぶしのお供となりえるのはゲームなどの娯楽品一択。しかし、今アルスがいる世界は現代よりも発展が遅れたグレシアス。もちろん、馬車に持ち込めるゲームと言えるものは一切なく、ゴロゴロして一日を過ごす他ない。
そんな面白みも無い王都へ向かう道中に、アルスが唯一、心躍らせたモノがあった。
それは、途中に寄る事になった町の景色を見る事だった。
道中に寄った町の数、計3つ。
その3つ全てが異なる外観や内観をしており、前世、旅行が好きだったアルスの心を躍らせた。
「あの町は良かったなー。今度、お忍びで行ってみようかな……」
そんな意味もない事をを考えていた、その時。
コンコン。
馬車の扉をノックする音をアルスの耳が捉える。
「あぁ、入って……」
アルスは無意識に返事をしようと、自身の服装を視界に入れる。すると……
やばい! これじゃあ、貴族のかけらもないじゃないか。
アルスは慌てて姿勢を整え、服の乱れを正し。
「どうした?」
冷静を装い、扉の向こうにいると思われる護衛へ声を掛ける。
「アルス様。エバンです。王都が見えてきました」
「そうか! ……分かった」
楽しみにしていた王都を目にすることが出来るという喜びから、声を上擦らせながら返事をする。
アルスは上擦らせてしまった事を恥じながらも、自然と湧いてきたあくびをしながら馬車の窓を開ける。
そして、窓から体を少し出して、王都がある方角を見つめるアルス。
その方角には、壮大という言葉では言い表せないような威厳ある城門が見え隠れしていた。
「うわぁ……」
言葉にならない感動が、心の奥から湧き出して来るのを感じるアルス。
「なんだよあのデカさ! ここからでも分かる大きさに、城門の計算され尽くした美しさを感じる……。やっぱ画面で見るのと、実際に見るのじゃ全然違うな……」
アルスは画面越しにしか見られなかった、王都の外観である、城門を生で見れたことに感動していると。
「アルス様。おはようございます。もうすぐ王都へ到着します。王都に入る前に検問所で身元検査されると思いますので、その時またお呼びしますね」
窓から身を乗り出しているアルスへとエバンが声をかけ、簡潔に説明する。
「あぁ、ありがとう」
貴族らしからぬ、窓から身を乗り出して景色を堪能するという光景をエバンに見られたことに今一度恥ずかしさを覚えながらも、先ほどの感動が感情を上塗りする。
それからは行儀よく、窓から見える景色だけを堪能しながら、程なくして検問所に到着すると、声をかけられるアルス。
「アルザニクス家の皆さんはこちらへどうぞ」
検問所は既に長蛇の列で埋め尽くされていたが、貴族特権で、特別に早く検問してくれることとなった。
アルスは馬車から降り、鑑定眼鏡をかけた検問所員が、護衛や使用人、一人一人に持ち物検査と鑑定をしていく。
そして鑑定の順番がアルスへと回ってきた。
「アルス様も鑑定を……いえ、失礼しました。どうぞ先へお進みください」
検問所員がアルスへと鑑定をしようとした時、顔を和らげ、鑑定せずにアルスを通す。
俺には鑑定しないのか?
アルスは不思議に思いながら後ろを振り向くと、何もされずに通されるサラの姿があった。
……なるほど。俺達が貴族だからか。
小さな疑問が解決されると、もうそんな事はどうでもいいと言わんばかりにワクワクを抑えられない様子で、一歩一歩先へと歩いていくアルス。
もうすぐだ……
もうすぐ、あの王都の光景が……
胸躍る感情を、必死に抑えながらゆっくりと検問所を通り過ぎ、通路を歩いていくと、段々と眩い光に包まれていくのを感じるアルス。
眩しい。
手で光を遮り、眩い光に順応しようと徐々に手をどけていく。
この光の先に、夢にまで見た王都の景色がリアルで……
数十、数百と画面越しに見た、王都の景色。
一度でいいから生で見てみたいと何度も願った。
だが、所詮はゲーム。そんな願いは叶わないと諦めていた人生だったが……!
今、目の前にその景色が……
ゴクッと口の中にある唾を飲み込み、意を決して目を開く。
「あ……」
言葉にならない……
俺には一生無縁なモノだと思っていた言葉。
「……なんて光景だ」
人々が行き交い、声が飛び交う広場。視線を上に移すと、王都の特徴的である、レンガ造りの建物が美しく並びあっていた。
この大通り……、知ってる。
この建物……、知ってる。
この光景……、知ってる。
ただ……、匂いや感覚、雰囲気や触感。何もかもが初めて……
込み上げてくる感情は唯々、嬉嬉。
自然と涙まであふれ出してくる。
「あぁ、本当にこの世界に転生出来て良かった……」
アルスは本心から思ったことをそのまま口にする。
前世の自分は世渡りがお世辞でも上手いとは言えなかった。
自分の思いを前に出せずに、周りの顔色を窺って、一歩下がるタイプ。
その為、前世は我慢の連続だった。
理不尽な目に合っても……、大変な目に合っても、ただただ我慢。
ここをやり過ごせばいつかは良い事があると自分に言い聞かせて。
そんな俺の人生は最後までパッとしない結末で幕を閉じたが、結果的には転生という、自分にとって最高の贈り物を貰えた。
何故今、こんな事が脳裏をよぎったか俺には分からない。
ただ、今はこの景色を。この時間を精一杯楽しもうと、そう強く思った。
それから数分。
アルスは満足するまで景色を楽しもうと意気込んでいたが、エバンが到着。
直ぐに屋敷へと向かわなければならなかった為、エバンはアルスを馬車へ乗せようとする。が、まだまだ消化不良気味のアルスは、精一杯の駄々をこねる。
しかし、生半可な駄々はエバンには通用せず、半ば強引に馬車に乗せられ、その場を後にしたのだった。
「はぁ、まだかな」
アルスは足を組みながら、窓側へと体をだらけさせ、うつろな目で外を見ていた。
今のアルスの心中は一つ。
「……つまらん」
つまらなかったのだ。
屋敷を出発してすぐの頃は良かった。
馬車から外の景色を眺めているだけでも退屈しのぎにはなったからな。
でも、アルスが外の景色に新鮮味を感じていたのは始めだけだった。
アルザニクス家から王都へ向かう道中の多くは森の中。
その為、同じような景色を何度も見る羽目になり、流石のアルスでも、3日間同じ様な景色を見るのは酷であった。
「ゲームとかあればな……」
現代人にとって、暇つぶしのお供となりえるのはゲームなどの娯楽品一択。しかし、今アルスがいる世界は現代よりも発展が遅れたグレシアス。もちろん、馬車に持ち込めるゲームと言えるものは一切なく、ゴロゴロして一日を過ごす他ない。
そんな面白みも無い王都へ向かう道中に、アルスが唯一、心躍らせたモノがあった。
それは、途中に寄る事になった町の景色を見る事だった。
道中に寄った町の数、計3つ。
その3つ全てが異なる外観や内観をしており、前世、旅行が好きだったアルスの心を躍らせた。
「あの町は良かったなー。今度、お忍びで行ってみようかな……」
そんな意味もない事をを考えていた、その時。
コンコン。
馬車の扉をノックする音をアルスの耳が捉える。
「あぁ、入って……」
アルスは無意識に返事をしようと、自身の服装を視界に入れる。すると……
やばい! これじゃあ、貴族のかけらもないじゃないか。
アルスは慌てて姿勢を整え、服の乱れを正し。
「どうした?」
冷静を装い、扉の向こうにいると思われる護衛へ声を掛ける。
「アルス様。エバンです。王都が見えてきました」
「そうか! ……分かった」
楽しみにしていた王都を目にすることが出来るという喜びから、声を上擦らせながら返事をする。
アルスは上擦らせてしまった事を恥じながらも、自然と湧いてきたあくびをしながら馬車の窓を開ける。
そして、窓から体を少し出して、王都がある方角を見つめるアルス。
その方角には、壮大という言葉では言い表せないような威厳ある城門が見え隠れしていた。
「うわぁ……」
言葉にならない感動が、心の奥から湧き出して来るのを感じるアルス。
「なんだよあのデカさ! ここからでも分かる大きさに、城門の計算され尽くした美しさを感じる……。やっぱ画面で見るのと、実際に見るのじゃ全然違うな……」
アルスは画面越しにしか見られなかった、王都の外観である、城門を生で見れたことに感動していると。
「アルス様。おはようございます。もうすぐ王都へ到着します。王都に入る前に検問所で身元検査されると思いますので、その時またお呼びしますね」
窓から身を乗り出しているアルスへとエバンが声をかけ、簡潔に説明する。
「あぁ、ありがとう」
貴族らしからぬ、窓から身を乗り出して景色を堪能するという光景をエバンに見られたことに今一度恥ずかしさを覚えながらも、先ほどの感動が感情を上塗りする。
それからは行儀よく、窓から見える景色だけを堪能しながら、程なくして検問所に到着すると、声をかけられるアルス。
「アルザニクス家の皆さんはこちらへどうぞ」
検問所は既に長蛇の列で埋め尽くされていたが、貴族特権で、特別に早く検問してくれることとなった。
アルスは馬車から降り、鑑定眼鏡をかけた検問所員が、護衛や使用人、一人一人に持ち物検査と鑑定をしていく。
そして鑑定の順番がアルスへと回ってきた。
「アルス様も鑑定を……いえ、失礼しました。どうぞ先へお進みください」
検問所員がアルスへと鑑定をしようとした時、顔を和らげ、鑑定せずにアルスを通す。
俺には鑑定しないのか?
アルスは不思議に思いながら後ろを振り向くと、何もされずに通されるサラの姿があった。
……なるほど。俺達が貴族だからか。
小さな疑問が解決されると、もうそんな事はどうでもいいと言わんばかりにワクワクを抑えられない様子で、一歩一歩先へと歩いていくアルス。
もうすぐだ……
もうすぐ、あの王都の光景が……
胸躍る感情を、必死に抑えながらゆっくりと検問所を通り過ぎ、通路を歩いていくと、段々と眩い光に包まれていくのを感じるアルス。
眩しい。
手で光を遮り、眩い光に順応しようと徐々に手をどけていく。
この光の先に、夢にまで見た王都の景色がリアルで……
数十、数百と画面越しに見た、王都の景色。
一度でいいから生で見てみたいと何度も願った。
だが、所詮はゲーム。そんな願いは叶わないと諦めていた人生だったが……!
今、目の前にその景色が……
ゴクッと口の中にある唾を飲み込み、意を決して目を開く。
「あ……」
言葉にならない……
俺には一生無縁なモノだと思っていた言葉。
「……なんて光景だ」
人々が行き交い、声が飛び交う広場。視線を上に移すと、王都の特徴的である、レンガ造りの建物が美しく並びあっていた。
この大通り……、知ってる。
この建物……、知ってる。
この光景……、知ってる。
ただ……、匂いや感覚、雰囲気や触感。何もかもが初めて……
込み上げてくる感情は唯々、嬉嬉。
自然と涙まであふれ出してくる。
「あぁ、本当にこの世界に転生出来て良かった……」
アルスは本心から思ったことをそのまま口にする。
前世の自分は世渡りがお世辞でも上手いとは言えなかった。
自分の思いを前に出せずに、周りの顔色を窺って、一歩下がるタイプ。
その為、前世は我慢の連続だった。
理不尽な目に合っても……、大変な目に合っても、ただただ我慢。
ここをやり過ごせばいつかは良い事があると自分に言い聞かせて。
そんな俺の人生は最後までパッとしない結末で幕を閉じたが、結果的には転生という、自分にとって最高の贈り物を貰えた。
何故今、こんな事が脳裏をよぎったか俺には分からない。
ただ、今はこの景色を。この時間を精一杯楽しもうと、そう強く思った。
それから数分。
アルスは満足するまで景色を楽しもうと意気込んでいたが、エバンが到着。
直ぐに屋敷へと向かわなければならなかった為、エバンはアルスを馬車へ乗せようとする。が、まだまだ消化不良気味のアルスは、精一杯の駄々をこねる。
しかし、生半可な駄々はエバンには通用せず、半ば強引に馬車に乗せられ、その場を後にしたのだった。
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