13 / 18
初めての装備 その1
しおりを挟む
「これは……」
俺の目の前に広げられたのは色んな装備の数々。
全部品質は良さそうだ。どれどれ……まずは……
一番手前にあった装備を持ってみようと手を伸ばした時。
「こら待て。一つずつ説明するから」
肉球が俺の手に乗せられる。
触らせてくれたっていいじゃないか。
装備を目の前にお預けされる辛さ。
俺は無言でメリニャに訴えかける。
「わ、分かったから。そんな睨みつけてくるな! ゴホン。じゃあまず……」
メリニャは俺の圧にたじたじになりながらも、器用に二本足で立ち上がり、ある装備を持ち上げる。
「これは籠手じゃ。名を闇夜の籠手という。性能としては……」
そしてメリニャからの装備説明が始まり、静かに聞く事十数分。
分かった事を簡潔にまとめると。
・闇夜の籠手―――DEF(防御力)+2、AGI(素早さ)+2
・暗がりの服―――DEF(防御力)+4、AGI(素早さ)+4
・闇夜の靴――――DEF(防御力)+1、AGI(素早さ)+5
・闇に紛れる剣――STR(力)+4、AGI(素早さ)+3
となっていた。
うん。大満足。
DEFが計+7。AGIが計+14。STRが計+4となっており、ステータスの大幅向上が見込める。
こんなにもいい装備を30万ポイントでって、他じゃあり得ない。
蓮が装備にも値段にも大満足していたその時。
「あのな……実は話していなかったことがあるんじゃが」
「どうしたんだ? ばつの悪そうな顔をして」
メリニャは気まずそうな表情で蓮に話しかける。
「最初は30万ポイントで探していたんじゃが……」
目が泳いでいる……これは何かありそうだ。
「うん? あぁ、これな。ありがとな、30万ポイントで売ってくれて……「50万じゃ」……え?」
俺の聞き間違いか?
蓮は目をパチクリさせ、もう一度聞きなおす。
「30万……」
「50万じゃ」
「「……」」
二人はじっと見つめ合ったまま、固まってしまう。
俺最初、30万ポイントで買える範囲でって言ったよな? ライセンスカードを見せて。
蓮は顎に手を置いたまま、考え始める。
確かに悪くはない。むしろ、序盤の装備としては上出来の方だ。
AGI(素早さ)が10以上もアップするし、そのお陰で攻略スピードも一段と増す。何より、これから行くダンジョンではちゃんとした戦闘もするつもりだったから装備で防御力も上げておきたいと考えていた。
「うーん」
……別に50万でも良くないか?
考えている内に、この装備で50万は安いのではないかと思い始める。
この世界は物価が高くなっている。それなのに、前世とあまり変わらないこの装備の値段。
これは買うべきじゃないのか?
「……別に無理とは言わん。もう一度30万で買える装備を見つけてきて……「いや、これでいい」……今何て?」
メリニャが驚いた様子で蓮を見る。
「この装備を買わしてくれ。だが、今の手持ちはさっきライセンスカードに記してあったので全部」
するとメリニャは嬉しそうな顔をして。
「それはいい。つけにしといてやる」
「本当か?」
「じゃが、必ず返しに来るんじゃぞ」
「もちろんだ」
最後には二人共笑顔になっていた。
こうして蓮は手持ち分は支払い、装備を持って備え付けの着替え室に入って行く。
「うん。着心地もバッチリだ」
蓮は鏡の前で至らぬ点が無いかどうかをチェックしていく。
「ちゃんと急所は守られているし、動きやすさも問題ない。むしろ、AGI(素早さ)が上ったお陰か気持ち、速くなっている気がする」
こんな狭い場所で走る事は出来ないから、ダンジョンで試運転だな。
蓮は満足げに更衣室から出ていき、問題ない事をメリニャに伝える。
「そうか。それは良かった。また、いつでもくるがよい」
「こちらこそ助かった。また来るよ」
ダンジョン産のアイテムを売りにな。
またしても悪い笑みを浮かべ、店を後にする蓮。
ブルっ。
「誰か儂の噂でもしとるんかな」
こうして蓮は新しい装備と共に、今日の目当てのダンジョンへと向かっていくのであった。
~~~
『風吹く丘ダンジョン』
危険度:2
初回最速クリアタイム:2時間21分59秒
最速クリアタイム :1時間10分22秒
クリア条件 :モンスターを15体討伐
風吹く丘ダンジョン。別にどうってことないダンジョンだ。
クリア条件はご覧通り、モンスターを15体討伐。モンスター指定はないから、好きなモンスターを15体倒せばいいだけの簡単設定。
「始めてくれ」
『RTAを開始します。しばらくお待ちください。ロード中……』
視界の景色が一変し、なだらかな丘に草花がゆらゆらと揺れる、見ているだけで気持ちが安らぐステージへと変わる。
『風吹く丘ダンジョン開始まで……3……2……』
カウントダウンが開始される。
このステージは確か……
蓮は周りをキョロキョロと見渡し、モンスターが居そうな場所を記憶だよりに探る。
『スタート!』
開始の合図が打ち鳴らされる。
「――疾走」
開始早々にスキルを発動し、自身が持てる最高速度で丘を駆けあがっていく。
「おお! 速い!」
装備でAGI(素早さ)が14も上がったのは伊達じゃないな。
蓮は新しい装備に満足し、興奮気味に辺りの状況を探り始める。
周囲には敵はいない。
走りながら周囲を良く見ていき、敵がいないかを探る。
もう少し開けた所にいって……いた。
開けた場所に行こうかなと考えていた矢先、このダンジョン初めてのモンスターが出現する。
「あのモンスターは……」
後ろ姿がまるで子犬の様なあいつは。
ワイオン――危険度1。子犬の様に可愛い見た目をしていて、トテトテと歩く姿はとても愛嬌がある。しかし、こいつらの本性は凶暴そのもの。近づくと凶変し、牙をむき出しにしながら襲い掛かってくる。
俺はスピードを落とさずワイオンへと近づいていく。
「クンクン……っ! ガォ!」
気づかれたか。
ワイオンは匂いを嗅ぎ始めると、突然後ろを振り向き、蓮を視認すると口を大きく開け、牙を見せながら突撃してくる。
じゃあ、次は……これの出番だな。
蓮は走りながらマジリック店で購入した、闇に紛れる剣を抜く。
いつも通りに……敵に剣が届く距離を見極めろ。
「ガオガオ!」
「フン!」
そして、一体と一人がぶつかる寸前に蓮は剣を横振りし。
「ガっ!?」
ワイオンを両断する。
「まずは一匹」
倒されて体が消え始めるワイオンを横目に剣をしまい、ドロップしたアイテムをそのままにして走り続ける。
あんなアイテム一つ拾ったところで100ポイントにもならない。次に行こう。
こうして蓮は丘を登り続けていくのであった。
俺の目の前に広げられたのは色んな装備の数々。
全部品質は良さそうだ。どれどれ……まずは……
一番手前にあった装備を持ってみようと手を伸ばした時。
「こら待て。一つずつ説明するから」
肉球が俺の手に乗せられる。
触らせてくれたっていいじゃないか。
装備を目の前にお預けされる辛さ。
俺は無言でメリニャに訴えかける。
「わ、分かったから。そんな睨みつけてくるな! ゴホン。じゃあまず……」
メリニャは俺の圧にたじたじになりながらも、器用に二本足で立ち上がり、ある装備を持ち上げる。
「これは籠手じゃ。名を闇夜の籠手という。性能としては……」
そしてメリニャからの装備説明が始まり、静かに聞く事十数分。
分かった事を簡潔にまとめると。
・闇夜の籠手―――DEF(防御力)+2、AGI(素早さ)+2
・暗がりの服―――DEF(防御力)+4、AGI(素早さ)+4
・闇夜の靴――――DEF(防御力)+1、AGI(素早さ)+5
・闇に紛れる剣――STR(力)+4、AGI(素早さ)+3
となっていた。
うん。大満足。
DEFが計+7。AGIが計+14。STRが計+4となっており、ステータスの大幅向上が見込める。
こんなにもいい装備を30万ポイントでって、他じゃあり得ない。
蓮が装備にも値段にも大満足していたその時。
「あのな……実は話していなかったことがあるんじゃが」
「どうしたんだ? ばつの悪そうな顔をして」
メリニャは気まずそうな表情で蓮に話しかける。
「最初は30万ポイントで探していたんじゃが……」
目が泳いでいる……これは何かありそうだ。
「うん? あぁ、これな。ありがとな、30万ポイントで売ってくれて……「50万じゃ」……え?」
俺の聞き間違いか?
蓮は目をパチクリさせ、もう一度聞きなおす。
「30万……」
「50万じゃ」
「「……」」
二人はじっと見つめ合ったまま、固まってしまう。
俺最初、30万ポイントで買える範囲でって言ったよな? ライセンスカードを見せて。
蓮は顎に手を置いたまま、考え始める。
確かに悪くはない。むしろ、序盤の装備としては上出来の方だ。
AGI(素早さ)が10以上もアップするし、そのお陰で攻略スピードも一段と増す。何より、これから行くダンジョンではちゃんとした戦闘もするつもりだったから装備で防御力も上げておきたいと考えていた。
「うーん」
……別に50万でも良くないか?
考えている内に、この装備で50万は安いのではないかと思い始める。
この世界は物価が高くなっている。それなのに、前世とあまり変わらないこの装備の値段。
これは買うべきじゃないのか?
「……別に無理とは言わん。もう一度30万で買える装備を見つけてきて……「いや、これでいい」……今何て?」
メリニャが驚いた様子で蓮を見る。
「この装備を買わしてくれ。だが、今の手持ちはさっきライセンスカードに記してあったので全部」
するとメリニャは嬉しそうな顔をして。
「それはいい。つけにしといてやる」
「本当か?」
「じゃが、必ず返しに来るんじゃぞ」
「もちろんだ」
最後には二人共笑顔になっていた。
こうして蓮は手持ち分は支払い、装備を持って備え付けの着替え室に入って行く。
「うん。着心地もバッチリだ」
蓮は鏡の前で至らぬ点が無いかどうかをチェックしていく。
「ちゃんと急所は守られているし、動きやすさも問題ない。むしろ、AGI(素早さ)が上ったお陰か気持ち、速くなっている気がする」
こんな狭い場所で走る事は出来ないから、ダンジョンで試運転だな。
蓮は満足げに更衣室から出ていき、問題ない事をメリニャに伝える。
「そうか。それは良かった。また、いつでもくるがよい」
「こちらこそ助かった。また来るよ」
ダンジョン産のアイテムを売りにな。
またしても悪い笑みを浮かべ、店を後にする蓮。
ブルっ。
「誰か儂の噂でもしとるんかな」
こうして蓮は新しい装備と共に、今日の目当てのダンジョンへと向かっていくのであった。
~~~
『風吹く丘ダンジョン』
危険度:2
初回最速クリアタイム:2時間21分59秒
最速クリアタイム :1時間10分22秒
クリア条件 :モンスターを15体討伐
風吹く丘ダンジョン。別にどうってことないダンジョンだ。
クリア条件はご覧通り、モンスターを15体討伐。モンスター指定はないから、好きなモンスターを15体倒せばいいだけの簡単設定。
「始めてくれ」
『RTAを開始します。しばらくお待ちください。ロード中……』
視界の景色が一変し、なだらかな丘に草花がゆらゆらと揺れる、見ているだけで気持ちが安らぐステージへと変わる。
『風吹く丘ダンジョン開始まで……3……2……』
カウントダウンが開始される。
このステージは確か……
蓮は周りをキョロキョロと見渡し、モンスターが居そうな場所を記憶だよりに探る。
『スタート!』
開始の合図が打ち鳴らされる。
「――疾走」
開始早々にスキルを発動し、自身が持てる最高速度で丘を駆けあがっていく。
「おお! 速い!」
装備でAGI(素早さ)が14も上がったのは伊達じゃないな。
蓮は新しい装備に満足し、興奮気味に辺りの状況を探り始める。
周囲には敵はいない。
走りながら周囲を良く見ていき、敵がいないかを探る。
もう少し開けた所にいって……いた。
開けた場所に行こうかなと考えていた矢先、このダンジョン初めてのモンスターが出現する。
「あのモンスターは……」
後ろ姿がまるで子犬の様なあいつは。
ワイオン――危険度1。子犬の様に可愛い見た目をしていて、トテトテと歩く姿はとても愛嬌がある。しかし、こいつらの本性は凶暴そのもの。近づくと凶変し、牙をむき出しにしながら襲い掛かってくる。
俺はスピードを落とさずワイオンへと近づいていく。
「クンクン……っ! ガォ!」
気づかれたか。
ワイオンは匂いを嗅ぎ始めると、突然後ろを振り向き、蓮を視認すると口を大きく開け、牙を見せながら突撃してくる。
じゃあ、次は……これの出番だな。
蓮は走りながらマジリック店で購入した、闇に紛れる剣を抜く。
いつも通りに……敵に剣が届く距離を見極めろ。
「ガオガオ!」
「フン!」
そして、一体と一人がぶつかる寸前に蓮は剣を横振りし。
「ガっ!?」
ワイオンを両断する。
「まずは一匹」
倒されて体が消え始めるワイオンを横目に剣をしまい、ドロップしたアイテムをそのままにして走り続ける。
あんなアイテム一つ拾ったところで100ポイントにもならない。次に行こう。
こうして蓮は丘を登り続けていくのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる