2 / 7
出会いたくないけど出会った話
しおりを挟む
皆さんこんにちは。青山空兎と申します。ピッチピチの高校一年生です。突然ですが、俺には大きな悩みがあります。それは・・・
「空兎-?帰ってるのー?アボカド食べなさい!!」
「もごっ!?もご!もごごっ!う、オエッ」
「食べないと苦手克服できないよ?」
母親が俺の唯一の苦手食材、アボカドを食べれるようにするためにほぼ毎日朝、昼、帰宅後、夜に口に突っ込まれること!!親としてどうなの?
「ぎぼぢゎるい・・オエッ」
「夜はアボカドステーキだからねー!」
ウキウキで俺の部屋を出て行く母親を見て勘弁してくれよと言いたいところだが、気持ち悪くて声が出ない。え、父親が止めてくれないのって?残念ながら俺の父親は国際線の飛行機のパイロットだから滅多に帰ってこないんだわ。ひどい話だよな!?
「口ゆすご・・・」
ー夜ご飯ー
「空兎-?ご飯よー?」
食いたくねえ!くっさいアボカドの匂いがする!
「うるせえく×ばばあ!食いたくないわ!」
思い切って怒鳴ってみた。
『LINE♫』
ん・・・?母親からですね無視しときます。
『LINE♫』
『LINE♫』
『LINE♫』
『LLLLINE♫』
『LLLLLLLLLLINE♫』
「嫌母親怖いメンヘラかよ」
このままLINEが流れ続けたらLINE恐怖症になりそうだから夜ご飯を食べに行きたいと思う。
階段を降り始めると、より一層アボカドの匂いが強くなってきて、めまいがしてきた。俺自身の今後のために意を決して扉を開けると・・・
「空兎-!良かったわ来てくれてお母さんもし空兎が来てくれなかったらどうしようかと思うと怖くてしょうがなくてついに反抗期がきたのかとも思うとめまいに襲われ、危うく天に召されそうだったのよ~」
きっしょ。親だと思いたくない。
「ところで母さん、アボカドステーキって何。」
聞いたことがない料理名だ。
「ああ、これよー?」
母の指の差した先には少し醤油の色がついただけのまるごとアボカドが・・・!これ、火通ってんのか?生食ってるようなもんでは?ふと後ろを見ると、鬼のように怖い顔でこちらをにらむ母がたっていた。ゆっくりとこちらへ近づいてくる。こうなると食べるしかない。どれだけ苦手でも、食わなきゃ×される・・・!
「どうにでもなれ!!」
『グチュ』
・・・?
『ぐっ』
『うぐっ』
・・・?
『うぎゃあ』
『ぐにゅー』
・・・!?食べ物とは思えない音がした。まるで俺が何か生き物をかみ殺しているような。
『ペッ!』
吐き出したアボカドは、噛んでいたはずなのに痕一つついておらず、ごろんと転がった。そのまま見ていると、細いえのきのような手足がにょきっと生えてきた。あり得ないことが起こっている。そのままアボカドは自力で起き上がると、かわいらしい顔を向けてきた。
「全く、ひどい目に遭ったよ・・・」
「しゃべったぁ!?顔できた!?手足はえた!?はあ!?」
「うるさいな」
他の人にばれるとまずいとのことで、母をごまかして部屋にしゃべるアボカドを連れていった。匂いが常にアボカドだから正直きつい。
「ここが俺の部屋。話したいことって、何?」
アボカドは自分の体に対して大きな椅子に座り、話し始めた。
「僕の名前はカドア。アボカド族の王子様なんだよ。」
「アボカド族って何?」
「アボカド。」
こいつは話が通じないかもしれない。
「続けるね。僕たちアボカド族はアボカド星に住んでるんだけど、今ものすごい危機に直面しているんだ。」
「危機?」
「テトキ族、エネミー族、ホスティル族が侵略しようとしているんだ。」
知らん言葉が多い。でも、地球に住んでる俺らには関係ないんじゃないのか?
「それだけなのか?わざわざ地球人にそれを話して僕ら可哀想アピールか?」
「さっきから言葉きついね」
「アボカド嫌いだからな」
「この侵略の話は君らにも関係するよ。彼らはアボカド星と共に地球を侵略しようとしているからね。」
「え?」
「だから僕は戦う人を集めに地球に来たんだ。」
思ったより深刻で重過ぎる出来事だったが、アボカドに囲まれて戦うのもどうかと思ってしまう。いや、アボカドを克服するチャンスなのか?みんなを守りたい!
「わかった。俺力になるよ」
「本当に?ありがとう!」
「俺、青山空兎。よろしくなカドア。」
「よろしくね。魔法が必要になるからアボカド族の人もたくさんいる魔法学校に通うところから始めるよ!」
「吐いたらごめん」
「は?」
俺とカドアが出会って1週間が経った。話してみてわかったのは、すごく家族思いな事だった。
「アボカド星に親を置いてきてしまったことを後悔してるんだ。こんなにいい人を見つけたよって教えたくてさ。」
「…」
思ったより敵が強大な物なのだと感じとらせてくる。
ある日突然、学校から帰るとカドアは姿を消していた。代わりにくそイケメンが俺の部屋に座っていた。
「誰?カドア…アボカドの動くク×野郎はどこ?」
「酷いな!?僕だよ!?僕のことそんなふうに思ってたの?」
「あ、カドアなの!?」
信じられない。俺と同じぐらいの身長のごく普通の人間にしか見えない。いつもはアボカドの姿でちょこちょこちょこちょこ歩いてんのに。
「アボカド族は、人間とよく似た細胞、血を持っているから人間の姿になれるんだよ」
「理解できん。なんで今更人間の姿で?」
カドアと出会ってからかなり経っている。俺がアボカド嫌いだとわかっていて嫌がらせか?
「なんか酷い被害妄想してるでしょ」
なぜバレた。
「嫌がらせとかじゃないよ。最初に出会った時言ったでしょ?魔法学校に行こうって。」
まさか…
「これから行くよ!」
カドアが部屋にある姿見に向かって手を伸ばした。手が少し光ったかと思うと、今度は鏡が光り出した。
「嘘だろ」
「ほーんと!行くよっ!」
カドアに手を掴まれ、2人で鏡の中に飛び込んだ。これ、怖すぎないかぁ!?
「空兎-?帰ってるのー?アボカド食べなさい!!」
「もごっ!?もご!もごごっ!う、オエッ」
「食べないと苦手克服できないよ?」
母親が俺の唯一の苦手食材、アボカドを食べれるようにするためにほぼ毎日朝、昼、帰宅後、夜に口に突っ込まれること!!親としてどうなの?
「ぎぼぢゎるい・・オエッ」
「夜はアボカドステーキだからねー!」
ウキウキで俺の部屋を出て行く母親を見て勘弁してくれよと言いたいところだが、気持ち悪くて声が出ない。え、父親が止めてくれないのって?残念ながら俺の父親は国際線の飛行機のパイロットだから滅多に帰ってこないんだわ。ひどい話だよな!?
「口ゆすご・・・」
ー夜ご飯ー
「空兎-?ご飯よー?」
食いたくねえ!くっさいアボカドの匂いがする!
「うるせえく×ばばあ!食いたくないわ!」
思い切って怒鳴ってみた。
『LINE♫』
ん・・・?母親からですね無視しときます。
『LINE♫』
『LINE♫』
『LINE♫』
『LLLLINE♫』
『LLLLLLLLLLINE♫』
「嫌母親怖いメンヘラかよ」
このままLINEが流れ続けたらLINE恐怖症になりそうだから夜ご飯を食べに行きたいと思う。
階段を降り始めると、より一層アボカドの匂いが強くなってきて、めまいがしてきた。俺自身の今後のために意を決して扉を開けると・・・
「空兎-!良かったわ来てくれてお母さんもし空兎が来てくれなかったらどうしようかと思うと怖くてしょうがなくてついに反抗期がきたのかとも思うとめまいに襲われ、危うく天に召されそうだったのよ~」
きっしょ。親だと思いたくない。
「ところで母さん、アボカドステーキって何。」
聞いたことがない料理名だ。
「ああ、これよー?」
母の指の差した先には少し醤油の色がついただけのまるごとアボカドが・・・!これ、火通ってんのか?生食ってるようなもんでは?ふと後ろを見ると、鬼のように怖い顔でこちらをにらむ母がたっていた。ゆっくりとこちらへ近づいてくる。こうなると食べるしかない。どれだけ苦手でも、食わなきゃ×される・・・!
「どうにでもなれ!!」
『グチュ』
・・・?
『ぐっ』
『うぐっ』
・・・?
『うぎゃあ』
『ぐにゅー』
・・・!?食べ物とは思えない音がした。まるで俺が何か生き物をかみ殺しているような。
『ペッ!』
吐き出したアボカドは、噛んでいたはずなのに痕一つついておらず、ごろんと転がった。そのまま見ていると、細いえのきのような手足がにょきっと生えてきた。あり得ないことが起こっている。そのままアボカドは自力で起き上がると、かわいらしい顔を向けてきた。
「全く、ひどい目に遭ったよ・・・」
「しゃべったぁ!?顔できた!?手足はえた!?はあ!?」
「うるさいな」
他の人にばれるとまずいとのことで、母をごまかして部屋にしゃべるアボカドを連れていった。匂いが常にアボカドだから正直きつい。
「ここが俺の部屋。話したいことって、何?」
アボカドは自分の体に対して大きな椅子に座り、話し始めた。
「僕の名前はカドア。アボカド族の王子様なんだよ。」
「アボカド族って何?」
「アボカド。」
こいつは話が通じないかもしれない。
「続けるね。僕たちアボカド族はアボカド星に住んでるんだけど、今ものすごい危機に直面しているんだ。」
「危機?」
「テトキ族、エネミー族、ホスティル族が侵略しようとしているんだ。」
知らん言葉が多い。でも、地球に住んでる俺らには関係ないんじゃないのか?
「それだけなのか?わざわざ地球人にそれを話して僕ら可哀想アピールか?」
「さっきから言葉きついね」
「アボカド嫌いだからな」
「この侵略の話は君らにも関係するよ。彼らはアボカド星と共に地球を侵略しようとしているからね。」
「え?」
「だから僕は戦う人を集めに地球に来たんだ。」
思ったより深刻で重過ぎる出来事だったが、アボカドに囲まれて戦うのもどうかと思ってしまう。いや、アボカドを克服するチャンスなのか?みんなを守りたい!
「わかった。俺力になるよ」
「本当に?ありがとう!」
「俺、青山空兎。よろしくなカドア。」
「よろしくね。魔法が必要になるからアボカド族の人もたくさんいる魔法学校に通うところから始めるよ!」
「吐いたらごめん」
「は?」
俺とカドアが出会って1週間が経った。話してみてわかったのは、すごく家族思いな事だった。
「アボカド星に親を置いてきてしまったことを後悔してるんだ。こんなにいい人を見つけたよって教えたくてさ。」
「…」
思ったより敵が強大な物なのだと感じとらせてくる。
ある日突然、学校から帰るとカドアは姿を消していた。代わりにくそイケメンが俺の部屋に座っていた。
「誰?カドア…アボカドの動くク×野郎はどこ?」
「酷いな!?僕だよ!?僕のことそんなふうに思ってたの?」
「あ、カドアなの!?」
信じられない。俺と同じぐらいの身長のごく普通の人間にしか見えない。いつもはアボカドの姿でちょこちょこちょこちょこ歩いてんのに。
「アボカド族は、人間とよく似た細胞、血を持っているから人間の姿になれるんだよ」
「理解できん。なんで今更人間の姿で?」
カドアと出会ってからかなり経っている。俺がアボカド嫌いだとわかっていて嫌がらせか?
「なんか酷い被害妄想してるでしょ」
なぜバレた。
「嫌がらせとかじゃないよ。最初に出会った時言ったでしょ?魔法学校に行こうって。」
まさか…
「これから行くよ!」
カドアが部屋にある姿見に向かって手を伸ばした。手が少し光ったかと思うと、今度は鏡が光り出した。
「嘘だろ」
「ほーんと!行くよっ!」
カドアに手を掴まれ、2人で鏡の中に飛び込んだ。これ、怖すぎないかぁ!?
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる