アボカドは世界を救う!

広魔叶夢

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魔法学校入学試験にて

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 鏡を抜けた先には、ハリ×タで出てくるような巨大な建築物が聳え立っていた。
「ここが魔法学校、サンライズ魔法学園だよ!」
「ここが!?」
無理無理無理デカすぎない?どんだけ凄いの?
「この学園では適正者を見つけるための入学試験があるから頑張ってね」
「カドアは?」
「僕はもう入ってる。二つ上の学年だよ。」
魔法も使えないのに入学試験とは…
“キーンコーンカーンコーン”
『只今より、入学試験を行います。該当者はこれから教員による空間転移を行いますので何かやり出さないようにお願いいたします。』
移動してくださいじゃなくて動くな!?やば。つよ。
“キィーーーーーン”
「なんだこれ周りが光り出したぞ!?」
「空間転移が始まったね。じゃ、頑張って」
おぉーい!!カドアに見捨てられたぞ!?いい年した男だけど見捨てられたら泣いちゃうよ!?
“周りが光に包まれ、光が晴れるとそこはたくさんの人が集まる体育館みたいなところだった。”
なんだこのナレーション!でも、周りを見ると確かにその通りだった。
「これより入学試験を行います」
舞台上に緑の肌に肌よりも濃い緑の髪色をした偉そうな女性が現れた。…だれ?
「入学希望者の皆様、お初にお目にかかります。私、アボカド星国王兼サンライズ魔法学園長のハピラ・サンライズと申します。皆様にお会いできて、とても嬉しく思います。」
とても心地の良い声だった。ふと周りを見ると、目がトロンとしている人が多い。
「しかし!」
いきなり別人格になった!?
「今は能力者のみを欲している。故に、無能力者は即刻追放となる!!」
ええ…能力者のみって人間の俺、キツくない?
『これからサンライズ魔法学園入学試験を開始します。参加者は、ご自分の前に現れる魔法石に右手をかざしてください。』
言われた通り、右手をかざしてみると、虹色に光り出した。俺はみるみるうちに光に包まれていき、光が消えた頃には胸元に3つの星が描かれたまるで勇者が着るような服をきていた。
「剣と杖がある…」
『これにて入学試験を終了致します。石が光らなかった方、石が光ったが姿が変わらなかった方は追放となります。』
周りを見ると、石が全く反応せず何回も手をかざしている人や姿がそのままの人が多かった。…というか、反応したの俺だけ?え?そんなことある?うそ?
『追放』
「ゔわぁぁぁ」
「いやだぁ!!」
「ぎゃあああ!」
ハピラの冷酷な声が響き、俺以外の入学希望者に足元に穴ができ、落ちていった。辺りがシンと静まり返った。
「唯一の合格者よ、前にお越しなさい。」
「は、はい」
教員と思われるアボカド達の目線が俺に集中しているのがわかる。恥ずかしいからやめてくれ!!
「名を。」
「青山空兎です。」
「ではソラトよ、お前は、私達の世界を救ってくれるか?」
え?いや今入学してって話じゃないんか?
「そなたのその胸の三つ星。祖先の言い伝えにも残されている最強の証だ。」
「え、でも、俺、人間だし、えっと、あの」
「我々と種族が違うからな、悩むのもよくわかる。今日一日ゆっくり休んで考えてみてくれないか。部屋を手配する。カドアにも話してみるといい。」
俺は、教員に促されるまま、カドアと合流して部屋に入った。平凡な男子高校生だったはずなのに、この世界を救ってくれと言われるなんて、信じられない…
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