アボカドは世界を救う!

広魔叶夢

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決断の時

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 国王様が幼少期の友人だったと判明した次の日、俺とカドアは王宮に来ていた。
「緊張して来た…!」
全く関係のないカドアが隣でガタガタと震えている。自分より他人が緊張してると冷静になって緊張しなくなるんだよな。王宮の門まで辿り着くと、緑の鎧を身につけていた兵士が周りを囲んだ。
「な、なに!?」
「僕だよ!カドアだよ!王子が帰って来たんだって!」
めちゃくちゃ慌ててしまった。俺はいま救い主みたいなもんじゃないのか?てか、なんか一番でかい鎧の人が近づきた…
「存じ上げておりますよ、王子様。国王様からのご命令で安全に御二方を王室まで送り届けなければ行けないのでこうなっただけです。王子様、救い主様、驚かせてしまって申し訳ない。」
顔は見えないけど、すごいイケメンで性格も素晴らしいと感じる事ができる言動だ。
「私、アボカド星軍事隊長のストグと申します。気軽にお声がけください。」
強そうな名前だな…()俺とカドアはストグさんの案内の元王室へと向かった。周りを兵士が囲ってるもんだからインパクトがやばい。日本で言う政治家を守るSPみたいな?
 しばらく歩くと、目の前に黄金の扉が現れた。
「ここが王室です。ノックして用件を話して入るのが基本ではありますが、今回は私が行います。」
ストグさんはまっすぐ扉を見つめて、ノックした。
『コンコンコン』
『はーい?』
「ストグです。王子様と救世主様をお連れしました。」
『入っていいよ!』
「失礼します。」
扉の先にはめちゃくちゃ広くて綺麗な部屋が広がっていた。星蘭いつもこんなところで生活してるの羨ましいかも。俺たちは星蘭に促されるまま、奥へと進んだ。
「ストグ、ご苦労様です。通常業務に戻ってください」
「はい、失礼しました。」
ストグさんは深く一礼し部屋を出ていった。
「…さて!空兎、決めてくれた?」
星蘭がまっすぐ見つめてくる。
 俺には力もないし、なんならアボカドが嫌いだからこの星にいるだけでそこそこきつい。匂いもする。…でも!俺しかできない事なら、全力で取り組むべきだ。みんなを守る力があるのなら、その役割を果たしたい。
「やるよ。俺の力で、世界を救ってやる!」
「よく言った!!」
カドアが俺の背中を叩いて来た。いてーけど、今はすごく嬉しい。誰かの為に何かするなんて柄じゃないけど、できる限りのことはしていきたい。
 星蘭は物凄い笑顔で5センチくらいありそうな分厚さの本を5冊ほど持って来て、こう言った。
「じゃあ、まずはここ、アボカド星についてとこれから戦う敵、空兎の能力についてをこれで勉強して?テストもあるから」
実践じゃなくて、まずは座学なのか!?嘘だろ!?
「多分0点」
「うるせえアボカド!」
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