聖女のわたしは呪われた勇者(幼馴染)を性交で浄化していたはずですが、彼の中身が違うかもしれない

天草つづみ

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本編

41.最後の浄化(2)※

 次にルーチェが意識を取り戻した時には、うつ伏せになっていた。
 窓の外はもう暗くなっている。

 後ろから腰を掴まれて、ぐいぐいと腰を押し付けられた。
 子宮口を亀頭で捏ね回され、起き抜けに襲いくる性感に脚がピンと伸びる。

「あ゛っ……、ああああ~~~っ! っ、っ……!」

 呼吸が苦しくなると、背中に手を当てられて回復魔法をかけられた。
 少し楽になったところに精液を浴びせられて、がくがくと身体を震わせる。

 パチパチと脳裏で弾ける火花に合わせて腰を跳ねさせていると、レオは精液を塗り込むようにぐりぐりと腰を動かした。

「んぉっ……ふー、ふーっ……んぉ、お、お゛っ……」

 唸るルーチェの耳元で、レオが低い声で言った。

「孕め……めちゃくちゃにイって、俺の子供孕めっ……」

 かろうじてその言葉を理解したルーチェは、ふるふると首を振った。

「あ゛? こんなにっ、喜んでるのに、孕むのは嫌ってか!? あ゛っ!?」

 ドスドスと奥を突いてルーチェを絶頂させながら、レオが叫んだ。
 ルーチェはそれにも首を振り、ひいひいと息をしながらなんとかしゃべる。

「ん゛ぉ……それ、はっ……んぁっ……にん、げん……あっ、ああっ、もどって、からっ……ねっ……?」
「っ……!」

 レオはルーチェの身体を仰向けにひっくり返すと、そばに置いてあった栄養補給の魔法薬を口に含み、ルーチェに口付けた。
 唇の端から零しながらも、ルーチェはこくこくと飲んでいく。
 ルーチェが飲み終わると、レオは腰を掴んで動き始めた。

「はあ、はあっ……ルーチェ、ルーチェっ……早く解呪して、帰って、子供作ろうなっ……俺のルーチェっ……!」
「あ゛、あ゛あ゛あ゛っ……レオ、レオッ……!」

 ルーチェはこくこくと頷きながら、また絶頂に達した。
 きつく締め付けてくるルーチェの中で、レオはマーキングするように子宮口に先端を擦り付ける。
 快楽の急所を硬い亀頭にこねくり回されて、ルーチェは両脚を強張らせた。

「あ゛あ゛っ、あ゛、あ゛あ゛あ゛~~!」

 そして搾り取るように収縮する膣壁に、レオは腰を震わせながら射精した。
 子宮を燃やされるような快楽にルーチェはまた深い絶頂に達し、何度かビクビクと体を跳ねさせてから脱力する。

「ルーチェ……ルーチェ……っ」
「あ、あ……、あ~~っ……れおぉ……」

 レオは隙間がないくらいにルーチェをきつく抱き締め、本能のまま、精液を染み込ませるように腰を押し付けた。
 そして呼吸のために開きっぱなしになっていたルーチェの唇に舌を差し込み、絡めていく。
 合間に名前を呼び合いながら口付けを深くしていき、レオは男根が勃起すると、唇を合わせたまま再び動き始めた。

「んんぅ……ん、ふうっ……ああん……」
「はっ、あ……ルーチェ、ルーチェ……」

 そしてそのまま、二人は溶け合うように身体を重ね続けた。





 朝、ルーチェが目を覚ますと、レオは隣に座って目覚まし薬を飲んでいた。

「あ……おはよう」
「おはよう、ルーチェ。またやっちまって……悪かった」
「いいのよ。前も言ったけど、しょうがないでしょう」

 まだ瘴気は漂っているので解呪はできていないが、一旦落ち着いたようだ。

 最中になんだかとてつもなく恥ずかしいことを言ったような気がするが、頭がぼんやりしていて思い出せなかった。
 まあ、思い出さない方が良いような気もする。

 重い体をなんとか動かしてテーブルに近づき、魔法薬と保存食を口に入れる。
 そうしていると、後ろから抱きつかれた。

「ん……? どうしたの?」
「俺にもちょうだい」

 肩に顎を乗せたレオに、ルーチェは干し肉を差し出した。
 レオはぱくりと口に入れて、もごもごと咀嚼する。

 しばらく二人でそうしていたのだが、食べ終わると、後ろから伸びたレオの手がルーチェの乳首を摘まんだ。

「ぁんっ……もう、またぁ……?」
「だめなのか?」

 立ち上がった突起をくにくにと捏ねながら言われて、ルーチェは言葉に詰まった。

「だめじゃないけどぉ……あっ……、おきた、ばっか……」
「……ルーチェがエロいのが悪い」
「はあ……? なにそれ……」
「ほら、早く解呪しないと」
「もぉ~……」

 結局ルーチェも甘えるレオと快楽に負けて、頷いた。
 早く解呪した方が良いのは、確かだし。

 テーブルに手をついて腰を突き出したルーチェに、レオが挿入する。
 散々レオを受け入れたそこはまだ柔らかく、愛液もたくさん残っていた。
 あっけなく最奥まで到達し、抜いたり突いたりされる。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 腰をくねらせながら感じていると、臀部を両手で揉まれた。
 少し痛いくらいで、もしかしてもう自我が飛んで衝動に呑まれているのかと、振り向いて確認する。

「ここ、あいつに触らせてたよな……」
「あ、ぁん、どう、したの?」

 何かをぽつりと呟いたレオに聞くと、「なんでもない」と首を振られた。

「ルーチェ、舌だして」
「あ、あ……あぇ……ぁ……」

 べろりと舌を出すと、レオも舌を出して擦りつけられた。
 そのままレオの片手が、重力に垂れて揺れる胸の先端をかりかりと掻く。

「あ、ぁあっ、あ、あうっ、あっ、はぁっ」
「んっ……はぁ……るーひぇ……」

 そのうち舌が絡まり、唇を合わせた。
 レオがルーチェの片脚を抱え上げ、二人の身体がより密着する。
 唇も、性器の結合も深くなった。

「ぁ、ぁ、んぁっ、ふぅ、はぁっ、ぁんっ、あ、あ、あっ」

 次第にレオの動きが激しくなり、唇は離れてしまった。
 がつがつと腰を叩きつけられ、ルーチェの白くやわらかい臀部が赤く染まっていく。
 それだけ子宮口も突き上げられ、ルーチェは絶頂に震えた。

「ああ、イくぅっ!」

 ぶるぶると震えるルーチェの中に、レオが精液を吐き出す。
 子宮が熱に炙られ、溶けてしまいそうだった。

 余韻が収まると、レオはルーチェのうなじを掴んで上体をテーブルに押し付けた。
 もう片手でルーチェの腰を掴み、子宮口に男根を叩きつける。
 その衝撃でテーブルが揺れ、薬瓶がゴトゴトと倒れた。

「んおっ、あ、ああっあ、イぐっ!」

 ルーチェは、絶頂に体を強張らせる。
 大きな胸が自分の体に押し潰されて、息が苦しい。
 けれどレオに押さえられていて、体勢を変えることができなかった。
 まだ震える中を大きな男根に擦られ、また連続絶頂の波に追いやられようとしてた。

 ルーチェの身体が少しずつ上にずり上がり、つま先が浮く。
 そこでまたぐりぐりと腰を押し付けられ、大好きな子宮口を擦られて絶頂した。

「あ゛あ゛あ゛ーっ! あ゛、あ゛っ……!」

 浮いた脚がぴくぴくと痙攣し、そのまま腰を叩きつけられてもう一度絶頂する。
 あとはもう、いつものパターンに入ってしまっていて、ルーチェは性感の絶頂から下りることを許してもらえなかった。





 浄化に励んで、一ヵ月ほど経っただろうか。
 だいぶ瘴気が薄くなっていて、そろそろ終わりそうだな、なんて話していた夜。

「あ……レオ…………あ、あああ、レオ……!」

 度重なる絶頂に意識が朦朧としていたルーチェは、一気に目が覚めた。
 レオの周囲を漂っていた瘴気はなくなり、色も、元に戻っていたのだ。

 くすんでいた金髪は太陽に照らされた小麦畑のような輝きを取り戻し、眼球は綺麗な白に、瞳は大海原のような青色になっている。

「ルーチェ……あ、ああ~~っ…………す、すまない……また、無体を……」

 レオは慌てて性器を抜くと、喜ぶ前にルーチェを抱き締めて謝った。

 先程までルーチェの身体を貪っていた暴君からの変わりように、思わず笑ってしまう。

 ルーチェは体を離し、額をくっつけて久しぶりの青い瞳を堪能した。

「ふふ。やっぱり、こっちの方が綺麗ね」

 レオは左腕の傷跡を掻きながら、くしゃりと笑った。

「ルーチェ…………ほんとうに、今までごめん……ありがとう……」
「……うん。ちゃんと生きて帰ってきてくれて、ありがとう」

 二人は笑いながら、涙を流した。

 ここまで、本当に長かった。
 ようやくこれで、五年半前に始まった世界の危機は、終わりを迎えたのだ。
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