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神谷の良い考えとは毎回のように良いものとは言えなかった。最終的には神谷にうまく乗せられてしまったパターンが定番だった。今回もまたうまく乗せられるパターンだと思い、諦めたように神谷の考えに乗ることにした。
「おい! 居候! 部屋の掃除を頼む。その後は風呂の掃除、それから洗濯にトイレ掃除も頼むぞ」
「いや、なんで僕がそんなにやらないといけないの? それにこの散らかっているのか、定位置なのかわからない数のゲーセンの景品はなんなの!?」
僕が知らない間に部屋にはぬいぐるみやらフィギアの数々が無造作に置かれていた。元々多かったが、より一層増えている気がした。よく見ると僕と動画撮影している時に取った見覚えがあるものも混ざっていた。
そもそも何故僕がこのようなことをやらされることになったかというと僕がしばらくの間、神谷の家に住むことになったからだ。と、いうのも自宅にいるのが心苦しくなったからだ。親にフリーターをして就活をしていると嘘を付いたのがバレてしまった為に威圧を感じていたからだ。実際はバイトすらしておらず、神谷とYouTuberとして日々動画を撮り続ける毎日。最初は無職で時間があるから手伝いのつもりで始めて合間に就活をするはずだったが、いつの間にかYouTuberが職となっていた。職というほどに二人で毎月六十万円は稼げるほどに成長していた。山分けをすると僕の取り分は三十万円。一般的に就職したらかなり貰っている方だと思う。YouTuberの収入源は基本、報告料で成り立っている。再生数が伸びれば伸びるほど報告は付く。その報告で商品を買ってくれればその分の何%か収入が入る仕組みだ。
ちなみに神谷はその報告料+ヤフオクで景品の販売で僕よりも儲けている。
僕は自分のやりたいことが定まるまでは神谷の家に泊まる(居候)予定だ。その居座る代わりに家事全般を僕が請け負う形にことは進んでしまった。毎回家を訪問する度に見苦しいほど散らかっており、見ないようにしてきたがこうして住むことになれば嫌でも目に付く。僕はできる限り部屋の片付けをしてあげた。僕は自分の部屋は律儀に整理しているので片付けに関してはできる方だ。これだけ散らかっていればやりがいを感じるが今はそのやりがいも虚しい。
「終わった……」
朝から作業を始めたはずなのにいつの間にかとっくに日は沈んでいた。僕の貴重な一日を奪われた瞬間だった。
「お疲れ! お! 大分片付いたじゃないか。よくやった」
神谷は僕が部屋の掃除を終わったのを察し、悠長に顔を覗かせた。片手にはゲーム機が握られていたため、僕が苦労している間に遊んでいたことが見受けられる。楽しやがってと、若干殺意が沸くも僕は拳を握り締め、グッと堪える。
「うん。塵一つ落ちてない。掃除うまいな、鈴木」
「いえいえ。どういたしまして」
僕は苦笑いをする。
「お礼に良いもの食べさせてやる。支度して出かけるぞ」
「え、うん……」
「早く! 早く!」
神谷は子供のようにはしゃぎながら玄関に誘導する。果たして何をご馳走してくれるというのだろうか。僕は言われるがままに神谷の後についていくことにした。
神谷の自宅を出て数分。空はすっかりと暗くなっていた。あまり夜の街を出歩かない僕にとっては新鮮に感じた。いつから出歩かなくなったのかもう覚えていない。
神谷にどこに行くのか聞いても内緒の一点張りだ。その分、期待が膨らむが、これでもし牛丼屋だったら張り倒すかもしれない。見慣れない道を進み、人気が少ない路地に入った。
「ここだ。入るぞ」
神谷が入っていたのは高級感が溢れるウナギがメインの店だった。雰囲気だけでも一流のオーラを感じ、入るのを躊躇ってしまうほどだ。一人だったら自分に縁がないと確実に素通りするレベルの店だった。そんな店に何も躊躇いもなく入っていく神谷を追うように僕も続いて入る。
「予約していた神谷です」
『予約』という単語に僕は横目で神谷を覗く。気まぐれでこの店に来ていたのではなく事前に予約をしていたことに僕は驚きが隠せずにいた。ここまで用意が良いのは何かあると疑う。
「神谷様ですね。お待ちしておりました。お連れ様はもう席にご案内してあります」
店員のお姉さんがそのような事を言うがお連れ様という発言にまたしても疑問を持つ。
「え? 予約? お連れ様? どういうこと?」
「言っただろ? 鈴木に紹介したい人がいるって。もう来ているようだから失礼のないように礼儀正しくしろよ」
またしても神谷にうまく乗せられたと僕は今頃になって自分が騙されたことに気づく。誰かと会うなら家を出るときに言ってほしかったがもう後戻りはできない。僕は諦めて神谷の後について行くことにした。
店員のお姉さんに通された席は個室の座席だった。畳の席で和風感じられる。そして、席の向こう側にはスーツを着た二十代後半の男が僕たちを待ち構えていた。黒髪に細いメガネをしていて真面目に見えるが元チャラ男だったのか、チャラい雰囲気が残っている。テカテカしているようなそんな感じだ。一つだけ言えることは僕の苦手なタイプということだ。しかし、ゲーセンで働いていたこともあり、そのような人物は慣れているので喋ることに関しては問題ない。
「では、ご注文が決まりましたらボタンでお呼びください。ごゆっくり」
店員のお姉さんが席に案内し、仕事に戻っていった。
「神谷! 久しぶりじゃないか」
「そっちも相変わらず真面目ぶっているじゃないか」
「まぁ、座れよ」
スーツの男に促され僕と神谷は向かいの席に座った。
神谷はあぐらをかいて、僕は律儀に正座というかしこまった感じに座る。
「ここのウナギ美味いんだよね。三人前頼むとして飲み物は何にする?」
「せっかくだからビールでも頼もうか。鈴木もビールで良いか?」
「あ、僕はカシスオレンジで」
「女子か!」
二人にそのように突っ込まれながらも特上の鰻重と生ビールとカシスオレンジを頼んだ。ビールが飲めない訳ではない。ただ目の前の謎の男の前で吞気に酔っていられないというプレッシャーで遠慮しただけである。
「神谷、そろそろ説明してくれてもいいんじゃない?」
僕は肘で横にいる神谷の腕を小突きながら小声で言う。「仕方がないな」といった感じで神谷はようやく説明してくれる意思を見せた。
「紹介するよ。この人は千川英秋。二十九歳。オンラインゲームで知り合った人だ」
「どうも、千川です」
千川という人は軽く会釈をして挨拶をした。
「あ、鈴木裕斗です」
僕も反射的に挨拶をした。
「カミタツとスートン。なるほど生で見るとなかなか良いコンビに見える」
千川は僕と神谷を交互に見ながら言った。
「どうだ、ヒデ! こいつ雇ってくれないかな? 根は真面目だし器用なんだ。動画の編集だってお手の物だし才能はあると思うんだ」
「いやいや、僕が直接雇う訳じゃないよ。あくまでも紹介という形ならできるって話さ」
「え? 雇う? 紹介? どういうこと? 神谷」
僕が戸惑っている姿を見て千川は神谷に言った。
「おい。神谷、まさか何も説明せずにここに連れてきたのか?」
「そのまさかさ」
ドヤ顔で言う神谷に千川は呆れる。
「ホント、行動力は人一倍あるけど、周りを置いていくタイプだな。お前は団体行動には向いていないな」
「安心しろ。ワイはいつも単独行動だからな」
安心も何もできない。こうして僕を置いてきぼりにしているのだから不安が募る一方だ。
「この人は現役のプログラマーの人であらゆるゲームの開発に関わっている凄腕の人なんだ」
神谷はそのように紹介する。
「鈴木君はプログラマーになる夢があるんだよね? 神谷からいろいろ聞いたよ。そこで自分が紹介できるのに相応しい人物なのかテストをさせてもらうよ」
千川は怪しげな笑みを浮かべて僕の目を見た。
「おい! 居候! 部屋の掃除を頼む。その後は風呂の掃除、それから洗濯にトイレ掃除も頼むぞ」
「いや、なんで僕がそんなにやらないといけないの? それにこの散らかっているのか、定位置なのかわからない数のゲーセンの景品はなんなの!?」
僕が知らない間に部屋にはぬいぐるみやらフィギアの数々が無造作に置かれていた。元々多かったが、より一層増えている気がした。よく見ると僕と動画撮影している時に取った見覚えがあるものも混ざっていた。
そもそも何故僕がこのようなことをやらされることになったかというと僕がしばらくの間、神谷の家に住むことになったからだ。と、いうのも自宅にいるのが心苦しくなったからだ。親にフリーターをして就活をしていると嘘を付いたのがバレてしまった為に威圧を感じていたからだ。実際はバイトすらしておらず、神谷とYouTuberとして日々動画を撮り続ける毎日。最初は無職で時間があるから手伝いのつもりで始めて合間に就活をするはずだったが、いつの間にかYouTuberが職となっていた。職というほどに二人で毎月六十万円は稼げるほどに成長していた。山分けをすると僕の取り分は三十万円。一般的に就職したらかなり貰っている方だと思う。YouTuberの収入源は基本、報告料で成り立っている。再生数が伸びれば伸びるほど報告は付く。その報告で商品を買ってくれればその分の何%か収入が入る仕組みだ。
ちなみに神谷はその報告料+ヤフオクで景品の販売で僕よりも儲けている。
僕は自分のやりたいことが定まるまでは神谷の家に泊まる(居候)予定だ。その居座る代わりに家事全般を僕が請け負う形にことは進んでしまった。毎回家を訪問する度に見苦しいほど散らかっており、見ないようにしてきたがこうして住むことになれば嫌でも目に付く。僕はできる限り部屋の片付けをしてあげた。僕は自分の部屋は律儀に整理しているので片付けに関してはできる方だ。これだけ散らかっていればやりがいを感じるが今はそのやりがいも虚しい。
「終わった……」
朝から作業を始めたはずなのにいつの間にかとっくに日は沈んでいた。僕の貴重な一日を奪われた瞬間だった。
「お疲れ! お! 大分片付いたじゃないか。よくやった」
神谷は僕が部屋の掃除を終わったのを察し、悠長に顔を覗かせた。片手にはゲーム機が握られていたため、僕が苦労している間に遊んでいたことが見受けられる。楽しやがってと、若干殺意が沸くも僕は拳を握り締め、グッと堪える。
「うん。塵一つ落ちてない。掃除うまいな、鈴木」
「いえいえ。どういたしまして」
僕は苦笑いをする。
「お礼に良いもの食べさせてやる。支度して出かけるぞ」
「え、うん……」
「早く! 早く!」
神谷は子供のようにはしゃぎながら玄関に誘導する。果たして何をご馳走してくれるというのだろうか。僕は言われるがままに神谷の後についていくことにした。
神谷の自宅を出て数分。空はすっかりと暗くなっていた。あまり夜の街を出歩かない僕にとっては新鮮に感じた。いつから出歩かなくなったのかもう覚えていない。
神谷にどこに行くのか聞いても内緒の一点張りだ。その分、期待が膨らむが、これでもし牛丼屋だったら張り倒すかもしれない。見慣れない道を進み、人気が少ない路地に入った。
「ここだ。入るぞ」
神谷が入っていたのは高級感が溢れるウナギがメインの店だった。雰囲気だけでも一流のオーラを感じ、入るのを躊躇ってしまうほどだ。一人だったら自分に縁がないと確実に素通りするレベルの店だった。そんな店に何も躊躇いもなく入っていく神谷を追うように僕も続いて入る。
「予約していた神谷です」
『予約』という単語に僕は横目で神谷を覗く。気まぐれでこの店に来ていたのではなく事前に予約をしていたことに僕は驚きが隠せずにいた。ここまで用意が良いのは何かあると疑う。
「神谷様ですね。お待ちしておりました。お連れ様はもう席にご案内してあります」
店員のお姉さんがそのような事を言うがお連れ様という発言にまたしても疑問を持つ。
「え? 予約? お連れ様? どういうこと?」
「言っただろ? 鈴木に紹介したい人がいるって。もう来ているようだから失礼のないように礼儀正しくしろよ」
またしても神谷にうまく乗せられたと僕は今頃になって自分が騙されたことに気づく。誰かと会うなら家を出るときに言ってほしかったがもう後戻りはできない。僕は諦めて神谷の後について行くことにした。
店員のお姉さんに通された席は個室の座席だった。畳の席で和風感じられる。そして、席の向こう側にはスーツを着た二十代後半の男が僕たちを待ち構えていた。黒髪に細いメガネをしていて真面目に見えるが元チャラ男だったのか、チャラい雰囲気が残っている。テカテカしているようなそんな感じだ。一つだけ言えることは僕の苦手なタイプということだ。しかし、ゲーセンで働いていたこともあり、そのような人物は慣れているので喋ることに関しては問題ない。
「では、ご注文が決まりましたらボタンでお呼びください。ごゆっくり」
店員のお姉さんが席に案内し、仕事に戻っていった。
「神谷! 久しぶりじゃないか」
「そっちも相変わらず真面目ぶっているじゃないか」
「まぁ、座れよ」
スーツの男に促され僕と神谷は向かいの席に座った。
神谷はあぐらをかいて、僕は律儀に正座というかしこまった感じに座る。
「ここのウナギ美味いんだよね。三人前頼むとして飲み物は何にする?」
「せっかくだからビールでも頼もうか。鈴木もビールで良いか?」
「あ、僕はカシスオレンジで」
「女子か!」
二人にそのように突っ込まれながらも特上の鰻重と生ビールとカシスオレンジを頼んだ。ビールが飲めない訳ではない。ただ目の前の謎の男の前で吞気に酔っていられないというプレッシャーで遠慮しただけである。
「神谷、そろそろ説明してくれてもいいんじゃない?」
僕は肘で横にいる神谷の腕を小突きながら小声で言う。「仕方がないな」といった感じで神谷はようやく説明してくれる意思を見せた。
「紹介するよ。この人は千川英秋。二十九歳。オンラインゲームで知り合った人だ」
「どうも、千川です」
千川という人は軽く会釈をして挨拶をした。
「あ、鈴木裕斗です」
僕も反射的に挨拶をした。
「カミタツとスートン。なるほど生で見るとなかなか良いコンビに見える」
千川は僕と神谷を交互に見ながら言った。
「どうだ、ヒデ! こいつ雇ってくれないかな? 根は真面目だし器用なんだ。動画の編集だってお手の物だし才能はあると思うんだ」
「いやいや、僕が直接雇う訳じゃないよ。あくまでも紹介という形ならできるって話さ」
「え? 雇う? 紹介? どういうこと? 神谷」
僕が戸惑っている姿を見て千川は神谷に言った。
「おい。神谷、まさか何も説明せずにここに連れてきたのか?」
「そのまさかさ」
ドヤ顔で言う神谷に千川は呆れる。
「ホント、行動力は人一倍あるけど、周りを置いていくタイプだな。お前は団体行動には向いていないな」
「安心しろ。ワイはいつも単独行動だからな」
安心も何もできない。こうして僕を置いてきぼりにしているのだから不安が募る一方だ。
「この人は現役のプログラマーの人であらゆるゲームの開発に関わっている凄腕の人なんだ」
神谷はそのように紹介する。
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