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第1話 囮にされた少年
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「はぁ……はぁ、はぁ――」
ここは、人類が築き上げた科学の残骸達の眠る鬱蒼とした森――『浸食領域』。
数百年前、突如世界に現れた魔物によってもたらされた大災害の名残、その一片だ。
悠達の目的は、この森の浅瀬で低級の魔物を狩って『魔石』を集める事だった。魔術学園中等部に所属する彼等のクラスは、魔石を持ち帰るという実技試験を言い渡されたのである。
本来ならば、試験中は声の届く範囲に教員が居るはずなのだが、その姿は今は見受けられない。
それもあってか、自然に侵された都市を一瞥した後、悠は前を歩く光輝へ不安で表情を歪ませつつ訊ねた。
「ね、ねぇ。そろそろ帰った方が良いんじゃ……」
既に悠達は指定されていた狩場からは遠く離れていた。それは、彼等が身勝手な判断で教員の目を欺いて行動した結果である。
深く潜れば潜るほど凶悪な魔物が徘徊する浸食領域において、この判断は愚かでしかない。
それに加えて、悠達四人――パーティーのリーダーである前衛の光輝、後衛の優花、回復員の真理だけでは、実力において太刀打ちできない魔物も出てくる頃合いだった。ただの学生である彼等には、ここはまだ早い。
だが光輝はそんなもの知ったことかと言いたげに、心底鬱陶しそうに振り返る。
「ったく、うるせぇな。大人しく俺の指示に従ってりゃ良いんだよ。無能のくせに口出しすんじゃねぇ」
「そうよ。アンタみたいなお荷物を抱えてる私達の身にもなってよね。本当に一々うざいんだから」
「嫌なら一人で帰れば良いじゃないですか。まぁ、どうなっても知りませんけど」
光輝が言って、優花と真理もそれに続く。
「ご、ごめん……」
悠自身、魔法術式を展開するセンスは壊滅的。個々が持つ『異能』でさえ、負った傷の治りが早くなる程度。そのせいで、学園では劣等生として蔑まれていた。
今日だって、数合わせに荷物持ちに呼ばれただけだったのだ。
その為、悠は何も言い返せず、視線を落として謝った。
と、その時。
『グルゥォォォォォォッ!』
どこからか、大気を振わせる咆哮が轟いた。
「――ッ! 構えろッ!」
すぐさま光輝が指令が飛ばす。各々が武器を構え、一帯の気配を探った。
直後、鈍い振動が地面を伝い、高所から飛び降りただろう降着音が辺りに響いく。それらは、悠達の意識を強引に吸い寄せた。
摩天楼の下で舞う砂煙、その中から姿を現したのは――人間の倍はある巨躯と肥大した筋肉を併せ持つ、鬼の姿をした魔物だった。
「なぁっ!? どうしてこんなオーガが所にいるんだよ!?」
――『オーガ』。ランクBにカテゴリーされている凶悪な魔物であり、上位の魔術師一人をもってようやく討伐する事が可能な化け物である。
しかし本来はこのような、侵食領域としては浅い場所に生息していないはずだ。
「くそっ! お前ら俺の近くに集まれ!」
直ぐさま光輝が叫ぶ。
僅かに開いていた隙間を埋めるように、悠達は光輝の元へ急ぎ駆け寄って指示を待つ。
すると、光輝の表情が嫌な笑みを孕み初め、やがて悠へと視線が向けられた。
「お前、俺たちの代わりに――ここで死んでこい」
「……えっ?」
光輝の放った言葉に――心臓が飛び上がった。
刹那、悠の鳩尾を重い衝撃が突き抜ける。
「が、あっ!?」
何が起きたのかを理解した時には、襲いかかってくる痛みの渦にもがき苦しむ事しか出来なかった。
チカチカと点滅する視界の中で、悠は何とか光輝を見上げる。
「ぁ……うっ」
「最後の最後に役に立てて良かったじゃないか」
憎たらしい薄ら笑いを浮かべながら告げられた一言に、悠は血が滲むほど歯を食いしばった。
そもそも、他のグループよりも手柄を立てようと見栄を張り、ここまで来ようと提案したのは光輝だった。にも関わらず、彼等は悠を見捨てのだ。
「お前ら、今のうちに逃げるぞ! コイツを囮にする!」
「わ、わかったわ! じゃあね無能君、感謝しといてあげるわ!」
「了解です。さようなら」
光輝は一目散に、優花は手を振りながら、真理は慈悲すら篭っていない声色で言葉を掛けて去っていく。森の薄闇に三人の姿はすぐに呑まれ、やがて溶けるようにふわりと消えた。
「ごほっ、がふっ!? ……はは、はははは……」
うつ伏せの体制でオーガを見つめながら、悠は壊れたように笑う。オーガの意識が悠一人に向けられた。
これまで足りないなりに努力してきた結果がこれかと、悠は再度笑いたくなる。休日は早朝から体力作りを行い、夕方からは剣を一人振るうなどして、自分なりに頑張ってきたつもりだった。
それは全て、劣等生と馬鹿にしてきた奴らをいつか見返したかったから。
(あぁ、でも……)
もうそれも出来そうにない。自分は今から死ぬのだと、こちらへ向かってくるオーガを見て悠は悟った。
助けを呼ぼうにも誰にも聞こえないだろうし、立ち上がろうにも痛みと恐怖で身体に力が入らない。
(もう、だめだ)
『グルゥ……』
オーガが目の前まで来てしまった。蹲ったまま動かない悠をオーガは静かに見下ろして――蹴り上げる。
直後、凄まじい衝撃が悠の身体を駆け抜けた。悠の身体がくの字に曲がって木をへし折りながら飛んでいく。一回二回……何十回と地面をバウンドして、段々と意識が白く霞みがかっていく。
「ごほぁっ、かふっ、ぅ」
ようやく動きが止まったところで、悠は血反吐を吐き出した。
身体を痛みではなく熱が支配する。ダメージを負った場所だけが焼けるように熱く、それ以外は氷のように冷たい。
(意識、が……)
微睡む意識。ギリギリでつなぎ止められた糸はもう切れる寸前だ。
(死にたくない……なぁ……っ。悔しい、なぁ……)
自分を囮にした光輝が、強引にでも引き返そうと言えなかった自分が、弱くてちっぽけな自分が嫌になる。
(く、そ……っ)
――と、悠は朦朧とした意識の中で二つの音を耳にした。
一つはこちらへやってくるオーガの足音。そしてもう一つは――ゴウッという水の激しく流れる音だ。
出来る限りの力で音のする方へ振り向けば、そこには巨大な谷があった。
(逃げ、なきゃ……)
落ちたらどうなるだとか、今の悠には考える余裕は無かった。
ずり、ずりと地面を這いずり悠は身体を谷へと投げ入れる。
(もう、だめ……)
浮遊感を覚えたと同時、悠は意識を手放した。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「……、……ぁ」
耳を波打つ水のせせらぎ、凍える肢体。
悠はそれらを感じつつ、意識を静かに浮上させた。
横たわったまま重い瞼を開けば、緑の絨毯を纏う朽ち木や水位の低い川といった、湿地帯のような景色が飛び込んでくる。
日は沈みかけていて、蒼い清流の上では淡い光がいくつも漂っていた。
酷く幻想的だが、悠の理性が、本能が――絶叫を上げていた。
「うそ、だ」
教科書で何度も見たことのある一面の光景。
素人が、駆け出しの魔術師が。何よりも高位の魔術師でさえ単独ならば命を落とす可能性すらある悠の現在地。
「『魔の森』……なの……?」
一命を取りとめた悠にやって来たのは、救いでも希望でもなく――更なる絶望だった。
ここは、人類が築き上げた科学の残骸達の眠る鬱蒼とした森――『浸食領域』。
数百年前、突如世界に現れた魔物によってもたらされた大災害の名残、その一片だ。
悠達の目的は、この森の浅瀬で低級の魔物を狩って『魔石』を集める事だった。魔術学園中等部に所属する彼等のクラスは、魔石を持ち帰るという実技試験を言い渡されたのである。
本来ならば、試験中は声の届く範囲に教員が居るはずなのだが、その姿は今は見受けられない。
それもあってか、自然に侵された都市を一瞥した後、悠は前を歩く光輝へ不安で表情を歪ませつつ訊ねた。
「ね、ねぇ。そろそろ帰った方が良いんじゃ……」
既に悠達は指定されていた狩場からは遠く離れていた。それは、彼等が身勝手な判断で教員の目を欺いて行動した結果である。
深く潜れば潜るほど凶悪な魔物が徘徊する浸食領域において、この判断は愚かでしかない。
それに加えて、悠達四人――パーティーのリーダーである前衛の光輝、後衛の優花、回復員の真理だけでは、実力において太刀打ちできない魔物も出てくる頃合いだった。ただの学生である彼等には、ここはまだ早い。
だが光輝はそんなもの知ったことかと言いたげに、心底鬱陶しそうに振り返る。
「ったく、うるせぇな。大人しく俺の指示に従ってりゃ良いんだよ。無能のくせに口出しすんじゃねぇ」
「そうよ。アンタみたいなお荷物を抱えてる私達の身にもなってよね。本当に一々うざいんだから」
「嫌なら一人で帰れば良いじゃないですか。まぁ、どうなっても知りませんけど」
光輝が言って、優花と真理もそれに続く。
「ご、ごめん……」
悠自身、魔法術式を展開するセンスは壊滅的。個々が持つ『異能』でさえ、負った傷の治りが早くなる程度。そのせいで、学園では劣等生として蔑まれていた。
今日だって、数合わせに荷物持ちに呼ばれただけだったのだ。
その為、悠は何も言い返せず、視線を落として謝った。
と、その時。
『グルゥォォォォォォッ!』
どこからか、大気を振わせる咆哮が轟いた。
「――ッ! 構えろッ!」
すぐさま光輝が指令が飛ばす。各々が武器を構え、一帯の気配を探った。
直後、鈍い振動が地面を伝い、高所から飛び降りただろう降着音が辺りに響いく。それらは、悠達の意識を強引に吸い寄せた。
摩天楼の下で舞う砂煙、その中から姿を現したのは――人間の倍はある巨躯と肥大した筋肉を併せ持つ、鬼の姿をした魔物だった。
「なぁっ!? どうしてこんなオーガが所にいるんだよ!?」
――『オーガ』。ランクBにカテゴリーされている凶悪な魔物であり、上位の魔術師一人をもってようやく討伐する事が可能な化け物である。
しかし本来はこのような、侵食領域としては浅い場所に生息していないはずだ。
「くそっ! お前ら俺の近くに集まれ!」
直ぐさま光輝が叫ぶ。
僅かに開いていた隙間を埋めるように、悠達は光輝の元へ急ぎ駆け寄って指示を待つ。
すると、光輝の表情が嫌な笑みを孕み初め、やがて悠へと視線が向けられた。
「お前、俺たちの代わりに――ここで死んでこい」
「……えっ?」
光輝の放った言葉に――心臓が飛び上がった。
刹那、悠の鳩尾を重い衝撃が突き抜ける。
「が、あっ!?」
何が起きたのかを理解した時には、襲いかかってくる痛みの渦にもがき苦しむ事しか出来なかった。
チカチカと点滅する視界の中で、悠は何とか光輝を見上げる。
「ぁ……うっ」
「最後の最後に役に立てて良かったじゃないか」
憎たらしい薄ら笑いを浮かべながら告げられた一言に、悠は血が滲むほど歯を食いしばった。
そもそも、他のグループよりも手柄を立てようと見栄を張り、ここまで来ようと提案したのは光輝だった。にも関わらず、彼等は悠を見捨てのだ。
「お前ら、今のうちに逃げるぞ! コイツを囮にする!」
「わ、わかったわ! じゃあね無能君、感謝しといてあげるわ!」
「了解です。さようなら」
光輝は一目散に、優花は手を振りながら、真理は慈悲すら篭っていない声色で言葉を掛けて去っていく。森の薄闇に三人の姿はすぐに呑まれ、やがて溶けるようにふわりと消えた。
「ごほっ、がふっ!? ……はは、はははは……」
うつ伏せの体制でオーガを見つめながら、悠は壊れたように笑う。オーガの意識が悠一人に向けられた。
これまで足りないなりに努力してきた結果がこれかと、悠は再度笑いたくなる。休日は早朝から体力作りを行い、夕方からは剣を一人振るうなどして、自分なりに頑張ってきたつもりだった。
それは全て、劣等生と馬鹿にしてきた奴らをいつか見返したかったから。
(あぁ、でも……)
もうそれも出来そうにない。自分は今から死ぬのだと、こちらへ向かってくるオーガを見て悠は悟った。
助けを呼ぼうにも誰にも聞こえないだろうし、立ち上がろうにも痛みと恐怖で身体に力が入らない。
(もう、だめだ)
『グルゥ……』
オーガが目の前まで来てしまった。蹲ったまま動かない悠をオーガは静かに見下ろして――蹴り上げる。
直後、凄まじい衝撃が悠の身体を駆け抜けた。悠の身体がくの字に曲がって木をへし折りながら飛んでいく。一回二回……何十回と地面をバウンドして、段々と意識が白く霞みがかっていく。
「ごほぁっ、かふっ、ぅ」
ようやく動きが止まったところで、悠は血反吐を吐き出した。
身体を痛みではなく熱が支配する。ダメージを負った場所だけが焼けるように熱く、それ以外は氷のように冷たい。
(意識、が……)
微睡む意識。ギリギリでつなぎ止められた糸はもう切れる寸前だ。
(死にたくない……なぁ……っ。悔しい、なぁ……)
自分を囮にした光輝が、強引にでも引き返そうと言えなかった自分が、弱くてちっぽけな自分が嫌になる。
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――と、悠は朦朧とした意識の中で二つの音を耳にした。
一つはこちらへやってくるオーガの足音。そしてもう一つは――ゴウッという水の激しく流れる音だ。
出来る限りの力で音のする方へ振り向けば、そこには巨大な谷があった。
(逃げ、なきゃ……)
落ちたらどうなるだとか、今の悠には考える余裕は無かった。
ずり、ずりと地面を這いずり悠は身体を谷へと投げ入れる。
(もう、だめ……)
浮遊感を覚えたと同時、悠は意識を手放した。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「……、……ぁ」
耳を波打つ水のせせらぎ、凍える肢体。
悠はそれらを感じつつ、意識を静かに浮上させた。
横たわったまま重い瞼を開けば、緑の絨毯を纏う朽ち木や水位の低い川といった、湿地帯のような景色が飛び込んでくる。
日は沈みかけていて、蒼い清流の上では淡い光がいくつも漂っていた。
酷く幻想的だが、悠の理性が、本能が――絶叫を上げていた。
「うそ、だ」
教科書で何度も見たことのある一面の光景。
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