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5秒後結婚物語
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走馬灯を見るように、過去を振り返ること5秒。
ようやく全てを思い出した。
『私』は、大きな勘違いをしていたのだ。
『私』はアステリオスに転生した。と、すっかり思い込んでしまっていたけれど、そうじゃない。
────ずっと、アステリオスの中で一緒に生きてきたんだ。
『私』が発した炎は魔王を焼き払い、アステリオスと『私』を溶け合わせてしまっていた。
そのせいで、記憶が混ざり合い混乱していたけれど。今は何もかもが、はっきりと分かる。
これはハーレムエンドとか、そんな単純に消化されるようなエンディングじゃない。
『私』が想像した以上に、生々しい、現実だった。
一人の女の子と、その子のことが大好きな男の子の気持ちを踏みにじって、傷付けて作られる、そんな未来なんだ。
思い出すと同時に、アステリオスの声が私の頭の中で、語り掛けてくる。
『良かった、本当に……良かった。いつも見守っていてくれた君しか、頼れる人がいなかったんだ』
アステリオスの声が初めて、『私』に届いた。
ずっと独り言だと思って語りまくっていた言葉が伝わっていたみたいで、とんでもなく恥ずかしい。
でも、それ以上に『私』は嬉しかった。
ようやく、戻って来られた。
独りじゃなくなった喜びと安堵が、身体を包む。
同時に、ふつふつとやる気と怒りが湧き上がってくる。
それはアステリオスも同じみたいだった。
二人分の気持ちで昂る鼓動は、肋骨を打つように強く脈打っている。
────ずっっっと、推して推して、推しまくって見守ってきたんだ。順調だと思ってたのにさ!君たちのこと!
『私も、あんな日々が続いていくと思っていたのに』
─────『それを、魔王め!!!』
二人同時に頭の中で毒づく。
『被るじゃん!』
『私』がツッコミを入れると、明るく笑うアステリオスの気配が伝わってくる。
18年の時を経て、ようやく『私』とアステリオスは出会うことができた。
たぶん、これがマレビトの奇跡ってヤツなんだろう。
『「悪くない」』
アステリオスと『私』が同時に口を開くと、現実の音となって静かに響いた。
声が聞こえたのか、周囲の視線が好奇の眼差しから、訝しむものへと変じていく。
ひそひそ、という囁き合いが、波のようなざわめきに変わっていった。
今はまだ『私』が動かしているアステリオの身体を本人に返すために、一度目を閉じる。
以前なら立場を入れ換えるなんて想像もできなかったが、今ならできると、確信が持てた。
閉ざした目蓋の暗いスクリーンの中に、一人の男が立っていた。
輝くような美しいブロンド。蒼天を切り取ったような瞳に、凛々しい顔立ち。
長身の皇子様に、『私』颯爽と歩みより、向き合った。
────アステリオス、手ぇ上げて
『私』のお願いに躊躇なく手を上げて見せるアステリオス。
『私』はにやり、と笑うと パァン!!と小気味良い音を頭の中で響かせるように、ハイタッチした。
────魔王もはぴ粉も、もう何もない。だからさ、ちゃんと全部取り戻しておいで!!
『ああ、行ってくるよ』
頼もしく告げるアステリオスに、私は力一杯笑って返した。
──── よし、一発ぶちかましてこい!!
身を翻したアステリオスの背を、『私』はとん、と軽く突き飛ばす。
同時に、『私』と入れ替わってアステリオスが現実世界へと踏み出した。
目蓋を開く。
網膜を突き刺すシャンデリアの輝きの下、愛しいユーノの姿が目に入った。
凍ったようにずっと私を見詰めるユーノの側へと、私は迷わずに足を進めた。
『私』が与えてくれたチャンスを、逃すわけにはいかない。
膝を折って、硬く握り過ぎて爪が食い込んでいる彼女の柔らかな手を、下から掬い上げる。
怯えて逃げようとしたユーノの指を優しく握ると、引き寄せた。
「私と、結婚してください」
「「ええええええっっっっ」」
見守っていた全員の口から、裏返った悲鳴が上げる。
ユーノの透き通った氷のような瞳が、動揺を隠せずに揺れていた。
「なにを、仰っていらっしゃるの。今までの仕打ちを、お忘れになったと?」
柔らかな唇が、震えている。
私はユーノから目を反らさないまま、祈りを込めて両手で彼女の手を握った。
「分かってる。そして、覚えてる。君を散々振り回し、傷つけ、酷く辛い思いもさせた。何があったか全て話すからどうか、君を悲しませた罪を生涯をかけて償わせて欲しい」
「そんな、こと……っ、許されるとっ、おもっ、てっ…うう゛」
ユーノの唇の震えは首筋から華奢な肩へと伝わり、嗚咽へと変わっていく。
どれだけ彼女を深く傷つけたのか、その涙が物語っていた。
この私の想いがもう、彼女を傷つけるばかりのものなら捨てなければならない、けれど。
「どうかチャンスを下さい。愛しているんだ、ユーノ」
瞳を閉じる。
跪いたまま握った彼女の手を引き寄せて、私の額に押し付けた。
暖かく、柔らかく、愛しいユーノの存在が伝わってくる。
痛い程の沈黙が、広間の中を満たしていった。
「っ……ぅ、う、はい゛、喜ん゛で!!」
自分の心臓の音さえ聞こえそうな静寂の中、泣くじゃくる彼女の声が私の耳に届くと同時に。
─────相変わらず居酒屋だねぇ
マレビトである同居人の明るくのんびりとした声が、頭の中で響いた。
私は思わず顔をくしゃくしゃにして笑いながら衝動のままに彼女を抱き上げると、泣きじゃくる頬にキスをした。
薔薇が咲いたように火照る涙に濡れたユーノの頬。
幸せを噛み締めるなか、私の背後で何かが崩れ落ちる音が聞こえてきた。
「これじゃあ、これ……じゃあ、いけないのに、なんで!頑張ったのに!!魔王がアステリオス様についちゃぅ、っうぁぁぁあ゛あ゛ん゛ん゛ん゛!!!」
後ろを振り返れれば、大粒の涙を止めどなく溢れさせながら火がついたように泣き叫ぶきららの姿があった。
魔王についてどう説明すれば良いか私は一瞬だけ悩んでから、子供を宥めるように穏やかに笑い掛けた。
「きらら、安心して良い。もう魔王はいない」
「へ、っう、っ、……ぅ?」
子供みたいに手の甲で涙を拭うきららが言葉にならない疑問を投げ掛ける。
腕に抱き上げられたユーノも猫のように大きな瞳を見張って、私を見下ろしていた。
「魔王…って?」
「あとでね、関係者全員を集めてちゃんと話すよ。皆も正気に戻ったようだしね」
私は視線を投げるとユーノもその後を追って顔を巡らせる。
そこに居たのは魔王の精神汚染から解放されたオルフェウス、アドニス、ゼファ、イカロスの四人だった。
ユーノの視線に晒されると、全員が罪悪感に身を縮こまらせる。
それでもきららの傍らから離れずに慰めようとする辺り、魔王に関係なくきららを愛していることが伺えた。
まだ歪つだけれども、全てがゆっくりと元に戻ろうとしていく。
私は晴れやかに笑った。
「説明の前にこのまま結婚しようか。善は急げだ」
「お待ち下さいませ。わたくし、まだ納得しておりませんわ!!」
困惑と混乱に満ちたホールの中を焦るユーノの声が響き渡った。結婚はまだ少し先になるだろうけれど、私の心は満たされていた。
大切な女の子と、同居人、そして友人達。全員の未来を、取り戻せたのだから────
ようやく全てを思い出した。
『私』は、大きな勘違いをしていたのだ。
『私』はアステリオスに転生した。と、すっかり思い込んでしまっていたけれど、そうじゃない。
────ずっと、アステリオスの中で一緒に生きてきたんだ。
『私』が発した炎は魔王を焼き払い、アステリオスと『私』を溶け合わせてしまっていた。
そのせいで、記憶が混ざり合い混乱していたけれど。今は何もかもが、はっきりと分かる。
これはハーレムエンドとか、そんな単純に消化されるようなエンディングじゃない。
『私』が想像した以上に、生々しい、現実だった。
一人の女の子と、その子のことが大好きな男の子の気持ちを踏みにじって、傷付けて作られる、そんな未来なんだ。
思い出すと同時に、アステリオスの声が私の頭の中で、語り掛けてくる。
『良かった、本当に……良かった。いつも見守っていてくれた君しか、頼れる人がいなかったんだ』
アステリオスの声が初めて、『私』に届いた。
ずっと独り言だと思って語りまくっていた言葉が伝わっていたみたいで、とんでもなく恥ずかしい。
でも、それ以上に『私』は嬉しかった。
ようやく、戻って来られた。
独りじゃなくなった喜びと安堵が、身体を包む。
同時に、ふつふつとやる気と怒りが湧き上がってくる。
それはアステリオスも同じみたいだった。
二人分の気持ちで昂る鼓動は、肋骨を打つように強く脈打っている。
────ずっっっと、推して推して、推しまくって見守ってきたんだ。順調だと思ってたのにさ!君たちのこと!
『私も、あんな日々が続いていくと思っていたのに』
─────『それを、魔王め!!!』
二人同時に頭の中で毒づく。
『被るじゃん!』
『私』がツッコミを入れると、明るく笑うアステリオスの気配が伝わってくる。
18年の時を経て、ようやく『私』とアステリオスは出会うことができた。
たぶん、これがマレビトの奇跡ってヤツなんだろう。
『「悪くない」』
アステリオスと『私』が同時に口を開くと、現実の音となって静かに響いた。
声が聞こえたのか、周囲の視線が好奇の眼差しから、訝しむものへと変じていく。
ひそひそ、という囁き合いが、波のようなざわめきに変わっていった。
今はまだ『私』が動かしているアステリオの身体を本人に返すために、一度目を閉じる。
以前なら立場を入れ換えるなんて想像もできなかったが、今ならできると、確信が持てた。
閉ざした目蓋の暗いスクリーンの中に、一人の男が立っていた。
輝くような美しいブロンド。蒼天を切り取ったような瞳に、凛々しい顔立ち。
長身の皇子様に、『私』颯爽と歩みより、向き合った。
────アステリオス、手ぇ上げて
『私』のお願いに躊躇なく手を上げて見せるアステリオス。
『私』はにやり、と笑うと パァン!!と小気味良い音を頭の中で響かせるように、ハイタッチした。
────魔王もはぴ粉も、もう何もない。だからさ、ちゃんと全部取り戻しておいで!!
『ああ、行ってくるよ』
頼もしく告げるアステリオスに、私は力一杯笑って返した。
──── よし、一発ぶちかましてこい!!
身を翻したアステリオスの背を、『私』はとん、と軽く突き飛ばす。
同時に、『私』と入れ替わってアステリオスが現実世界へと踏み出した。
目蓋を開く。
網膜を突き刺すシャンデリアの輝きの下、愛しいユーノの姿が目に入った。
凍ったようにずっと私を見詰めるユーノの側へと、私は迷わずに足を進めた。
『私』が与えてくれたチャンスを、逃すわけにはいかない。
膝を折って、硬く握り過ぎて爪が食い込んでいる彼女の柔らかな手を、下から掬い上げる。
怯えて逃げようとしたユーノの指を優しく握ると、引き寄せた。
「私と、結婚してください」
「「ええええええっっっっ」」
見守っていた全員の口から、裏返った悲鳴が上げる。
ユーノの透き通った氷のような瞳が、動揺を隠せずに揺れていた。
「なにを、仰っていらっしゃるの。今までの仕打ちを、お忘れになったと?」
柔らかな唇が、震えている。
私はユーノから目を反らさないまま、祈りを込めて両手で彼女の手を握った。
「分かってる。そして、覚えてる。君を散々振り回し、傷つけ、酷く辛い思いもさせた。何があったか全て話すからどうか、君を悲しませた罪を生涯をかけて償わせて欲しい」
「そんな、こと……っ、許されるとっ、おもっ、てっ…うう゛」
ユーノの唇の震えは首筋から華奢な肩へと伝わり、嗚咽へと変わっていく。
どれだけ彼女を深く傷つけたのか、その涙が物語っていた。
この私の想いがもう、彼女を傷つけるばかりのものなら捨てなければならない、けれど。
「どうかチャンスを下さい。愛しているんだ、ユーノ」
瞳を閉じる。
跪いたまま握った彼女の手を引き寄せて、私の額に押し付けた。
暖かく、柔らかく、愛しいユーノの存在が伝わってくる。
痛い程の沈黙が、広間の中を満たしていった。
「っ……ぅ、う、はい゛、喜ん゛で!!」
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マレビトである同居人の明るくのんびりとした声が、頭の中で響いた。
私は思わず顔をくしゃくしゃにして笑いながら衝動のままに彼女を抱き上げると、泣きじゃくる頬にキスをした。
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幸せを噛み締めるなか、私の背後で何かが崩れ落ちる音が聞こえてきた。
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後ろを振り返れれば、大粒の涙を止めどなく溢れさせながら火がついたように泣き叫ぶきららの姿があった。
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そこに居たのは魔王の精神汚染から解放されたオルフェウス、アドニス、ゼファ、イカロスの四人だった。
ユーノの視線に晒されると、全員が罪悪感に身を縮こまらせる。
それでもきららの傍らから離れずに慰めようとする辺り、魔王に関係なくきららを愛していることが伺えた。
まだ歪つだけれども、全てがゆっくりと元に戻ろうとしていく。
私は晴れやかに笑った。
「説明の前にこのまま結婚しようか。善は急げだ」
「お待ち下さいませ。わたくし、まだ納得しておりませんわ!!」
困惑と混乱に満ちたホールの中を焦るユーノの声が響き渡った。結婚はまだ少し先になるだろうけれど、私の心は満たされていた。
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