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序章
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しおりを挟む憎むといっても過去、樂鴈寺 真宗とはなんの因縁もないのだが。
あちらからすれば僕のことなんて名前を知っている同学年の中の一人だろう。
僕のこの感情を言葉にしてしまうなら、
ただの子供染みた嫉妬だ。
同じ上位のアルファであるはずの僕と樂鴈寺 真宗。
初等科から同じ学園に在籍して此の方、学績も体力テストもいつも樂鴈寺 真宗が一位。
中等部でお互い成長期には入ってからは僕は178cmとアルファとしては凡庸な身長で筋肉も鍛えても然程。対して樂鴈寺 真宗は195cmの高身長で体つきもしっかりとしている。おまけにアルファとしてのオーラが尋常ではなく彼が近距離にいるだけで僕らはその圧に圧倒される。
何故樂鴈寺が僕と同じ学年に、学校にいるのかと何度嘆いたことだろう。
彼さえいなければ僕がこの学園のアルファ頂点に立っていた。
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