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「私のセイラは慎ましいのですね。」


私がなにをしても微笑むのね。


扇子で顔を隠す所作は目上の方には本来許されないのに。




「だけど、私の機嫌を損ねると被害を被るのはガブリエルだということを分かっていていみたいだ。」



「……脅して、私を手に入れて

貴方はそれでいいのですか?」



「少なくとも、手に入らないよりも手の中でつつかれる方がいいでしょうね。」



どうにかして逃げたいわ。ガブリエルが解放されたら何か手立てを考えないと。




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