引きこもり聖女は執着王太子に囚われる〜妹に聖女の力を移していたのがバレました〜

餅まき

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結局、この日は本当にエルハルトが城に着くまで腰を撫で続けてくれていた。


邪な行いもなく、ただ城の中の話や自分の生い立ちについて話してくれていただけ。


拍子抜けしたけれど、ただ彼との会話は楽しかったし、腰の痛みから気を紛らわすことも出来た。




「それでは私は公務に行ってくる。夜も遅くなるだろうから、次会うのは明日になるだろう。」



城について早々に私から離れて公務へ行ったから、きっとエルハルトは城に着くまでしか一緒にいれないから馬車に乗り込んできた確信犯ね。



それから私は王妃様の元へ向かい、妃教育を一時間受けて、明日も公務だからと早めに自分の部屋へと返された。




とても気を使われている気がするわ。


確かに体力は無いけれど、皆さんとても忙しそうな中私一人休んでいるなんて悪い気がするわ。


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