15 / 48
第15話 すいばりが刺さった!
しおりを挟む
*習い事(水泳)の話
ぼくは幼稚園の年長、6歳の時からキッコーマンで水泳を習っていたのだが、そこではけっこう評価してもらえていて、他の子が『ヘルパー』という肩につける浮き輪をしながら練習している中、水に入ったその日からクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法をマスターできたことで、水泳がわりと好きになっていた。
半年に1回くらい25mと50mのレースがあるのだが、4月生まれということもあり、同じ学年の子はもとより、一つ上の学年の子にも負けたことがなかった。将来は水泳の選手になろうかなと子供ながらに思う反面、少しもの足りなさも感じていた。
また、ぼくはいつもバスで通っていて、そこでは同じスクールの子たちと話しながら帰っていた。当時めちゃくちゃ流行っていたドラゴンボールのカードダスのカードを見せ合ったり、それぞれが家から持って来たお菓子を食べたりして遊んでいた。
みんなおっとっとやグミ、ハイチュウなど様々なお菓子を持って来ていて、周りの子たちと交換して、自分の持っていないお菓子を食べることができていた。
ある日いつものようにバスに乗っていると、一緒にスクールに通っていた妹が、隣の子と何やら話していた。するとなんと、オヤツをもらいもせずに、隣の子にオヤツをあげているではないか。
この頃、帰りのバスの中では、オヤツを交換するのが普通であったので、それを見た時に妹がペテン師に騙されているような嫌な感じがして、オヤツをもらった子たちに抗議したのだが、
「だってくみちゃんがくれたんだからいいじゃん」
と言われてしまって妹に話してみても、何とも言えない煮え切らない態度を取られてしまった。そんなに大したことではなかったのかもしれないが、その時はなんだか無性に腹が立ち、感情に任せて泣きながら怒っていた。
「なぜそんなことで怒るんだ」と誰かに言われそうな話だが、当時のぼくにとっては対等でないということが、妹が浅はかにも外交に負けて不平等条約を結ばされているような、得も言われぬ敗北感があって嫌だったのだ。
幼少期からぼくには、人生に対する満たされない思いがあったから、多分それが原因なんだと思う。大人になるにつれてそういうことに関して無神経になるのだが、本来すべての人間は対等であるべきであり、誰かだけが損をして割を食うことがないようにすべきだと今になっても思う。
*えいごの授業の話
大葉小では小学校5年生から英語の授業があり、上級生たちはなにやら難しそうなことを勉強しているようだった。だが、今にして思えば、日本は英語の勉強を開始するのが『致命的』に遅く、そして特殊な活用や理論など無意味なことを教えすぎである。
語学の肝はやはり『単語の記憶』と『会話の実践』であり、中国人の方々ように『復唱』することで覚えようとするような『工夫』が日本には欠けていると考えられる。大切なのは成果が出るまでガムシャラにやることではなく、やり方を変えながら『工夫』し、何が重要であるか、その『要点』を探ることにある。
逆算などと言っているようなバカには一生かかってもできはしないことであり、経済大国としての実像を結ぶためには、早くからより『実用的な』勉強をすることを心掛けるべきである。
*すいばりが刺さった話
公園を歩いていたある日、掌で葉っぱをパラパラさわっていたら、その葉がとがっていたせいでトゲがささって抜けなくなってしまったことがある。病院に行くと年末調整の履歴でバレて、父から無駄遣いしたと怒られるかもしれないので、内々に処理することになった。
家に帰ってからぼくが好きで、毎週録画していた戦隊もののヒーローのビデオを再生しながら、母にナイフでえぐって取り出してもらった。これは涙が出るくらい痛く、トゲが深くまでささっていたのでなかなか抜けなかったこともあり、かなり大変だった。
結局は30分ほど格闘して処置が済み、このことで我慢したからという理由で、誕生日とかクリスマスでもないのに、がんばれゴエモンの『えびす丸の迷路のゲーム』を買ってもらえたのは嬉しかった。
ぼくは幼稚園の年長、6歳の時からキッコーマンで水泳を習っていたのだが、そこではけっこう評価してもらえていて、他の子が『ヘルパー』という肩につける浮き輪をしながら練習している中、水に入ったその日からクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法をマスターできたことで、水泳がわりと好きになっていた。
半年に1回くらい25mと50mのレースがあるのだが、4月生まれということもあり、同じ学年の子はもとより、一つ上の学年の子にも負けたことがなかった。将来は水泳の選手になろうかなと子供ながらに思う反面、少しもの足りなさも感じていた。
また、ぼくはいつもバスで通っていて、そこでは同じスクールの子たちと話しながら帰っていた。当時めちゃくちゃ流行っていたドラゴンボールのカードダスのカードを見せ合ったり、それぞれが家から持って来たお菓子を食べたりして遊んでいた。
みんなおっとっとやグミ、ハイチュウなど様々なお菓子を持って来ていて、周りの子たちと交換して、自分の持っていないお菓子を食べることができていた。
ある日いつものようにバスに乗っていると、一緒にスクールに通っていた妹が、隣の子と何やら話していた。するとなんと、オヤツをもらいもせずに、隣の子にオヤツをあげているではないか。
この頃、帰りのバスの中では、オヤツを交換するのが普通であったので、それを見た時に妹がペテン師に騙されているような嫌な感じがして、オヤツをもらった子たちに抗議したのだが、
「だってくみちゃんがくれたんだからいいじゃん」
と言われてしまって妹に話してみても、何とも言えない煮え切らない態度を取られてしまった。そんなに大したことではなかったのかもしれないが、その時はなんだか無性に腹が立ち、感情に任せて泣きながら怒っていた。
「なぜそんなことで怒るんだ」と誰かに言われそうな話だが、当時のぼくにとっては対等でないということが、妹が浅はかにも外交に負けて不平等条約を結ばされているような、得も言われぬ敗北感があって嫌だったのだ。
幼少期からぼくには、人生に対する満たされない思いがあったから、多分それが原因なんだと思う。大人になるにつれてそういうことに関して無神経になるのだが、本来すべての人間は対等であるべきであり、誰かだけが損をして割を食うことがないようにすべきだと今になっても思う。
*えいごの授業の話
大葉小では小学校5年生から英語の授業があり、上級生たちはなにやら難しそうなことを勉強しているようだった。だが、今にして思えば、日本は英語の勉強を開始するのが『致命的』に遅く、そして特殊な活用や理論など無意味なことを教えすぎである。
語学の肝はやはり『単語の記憶』と『会話の実践』であり、中国人の方々ように『復唱』することで覚えようとするような『工夫』が日本には欠けていると考えられる。大切なのは成果が出るまでガムシャラにやることではなく、やり方を変えながら『工夫』し、何が重要であるか、その『要点』を探ることにある。
逆算などと言っているようなバカには一生かかってもできはしないことであり、経済大国としての実像を結ぶためには、早くからより『実用的な』勉強をすることを心掛けるべきである。
*すいばりが刺さった話
公園を歩いていたある日、掌で葉っぱをパラパラさわっていたら、その葉がとがっていたせいでトゲがささって抜けなくなってしまったことがある。病院に行くと年末調整の履歴でバレて、父から無駄遣いしたと怒られるかもしれないので、内々に処理することになった。
家に帰ってからぼくが好きで、毎週録画していた戦隊もののヒーローのビデオを再生しながら、母にナイフでえぐって取り出してもらった。これは涙が出るくらい痛く、トゲが深くまでささっていたのでなかなか抜けなかったこともあり、かなり大変だった。
結局は30分ほど格闘して処置が済み、このことで我慢したからという理由で、誕生日とかクリスマスでもないのに、がんばれゴエモンの『えびす丸の迷路のゲーム』を買ってもらえたのは嬉しかった。
0
あなたにおすすめの小説
運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)
【親子おはなし絵本】ドングリさんいっぱい(2~4歳向け(漢字えほん):いろいろできたね!)
天渡 香
絵本
「ごちそうさま。ドングリさんをちょうだい」ママは、さっちゃんの小さな手に、ドングリさんをのせます。
+:-:+:-:+
ドングリさんが大好きな我が子ために作った絵本です。
+:-:+:-:+
「ひとりでトイレに行けたね!」とほめながら、おててにドングリさんを渡すような話しかけをしています(親子のコミュニケーションを目的にしています)。
+:-:+:-:+
「ドングリさんをちょうだい」のフレーズを繰り返しているうちに、子供の方から「ドングリさんはどうしたらもらえるの?」とたずねてくれたので、「ひとりでお着がえできたら、ドングリさんをもらえるよ~」と、我が家では親子の会話がはずみました。
+:-:+:-:+
寝る前に、今日の「いろいろできたね!」をお話しするのにもぴったりです!
+:-:+:-:+
2歳の頃から、園で『漢字えほん(漢字が含まれている童話の本)』に親しんでいる我が子。出版数の少ない、低年齢向けの『漢字えほん』を自分で作ってみました。漢字がまじる事で、大人もスラスラ読み聞かせができます。『友達』という漢字を見つけて、子供が喜ぶなど、ひらがなだけの絵本にはない発見の楽しさがあるようです。
+:-:+:-:+
未満児(1~3歳頃)に漢字のまじった絵本を渡すというのには最初驚きましたが、『街中の看板』『広告』の一つ一つも子供にとっては楽しい童話に見えるようです。漢字の成り立ちなどの『漢字えほん』は多数ありますが、童話に『漢字とひらがなとカタカナ』を含む事で、自然と興味を持って『文字が好き』になったみたいです。
ナナの初めてのお料理
いぬぬっこ
児童書・童話
ナナは七歳の女の子。
ある日、ナナはお母さんが仕事から帰ってくるのを待っていました。
けれど、お母さんが帰ってくる前に、ナナのお腹はペコペコになってしまいました。
もう我慢できそうにありません。
だというのに、冷蔵庫の中には、すぐ食べれるものがありません。
ーーそうだ、お母さんのマネをして、自分で作ろう!
ナナは、初めて自分一人で料理をすることを決めたのでした。
これは、ある日のナナのお留守番の様子です。
不幸でしあわせな子どもたち 「しあわせのふうせん」
山口かずなり
絵本
小説 不幸でしあわせな子どもたち
スピンオフ作品
・
ウルが友だちのメロウからもらったのは、
緑色のふうせん
だけどウルにとっては、いらないもの
いらないものは、誰かにとっては、
ほしいもの。
だけど、気づいて
ふうせんの正体に‥。
ぼくのだいじなヒーラー
もちっぱち
絵本
台所でお母さんと喧嘩した。
遊んでほしくて駄々をこねただけなのに
怖い顔で怒っていたお母さん。
そんな時、不思議な空間に包まれてふわりと気持ちが軽くなった。
癒される謎の生き物に会えたゆうくんは楽しくなった。
お子様向けの作品です
ひらがな表記です。
ぜひ読んでみてください。
イラスト:ChatGPT(OpenAI)生成
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる