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暴漢編

7話

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バスターズ4人組のギースとバギーは剥ぎ取ったオークの金玉でキャッチボールをしていた
「オラァ死ねボケェ!」
「くらえぇ!アルティメットサイクロンジャスティックジェネラルスロォォォォ!」
「テメェーーどこ投げてんだゴラァ!」
ゴールデンボールが向かった先は女性用銭湯だった、女の悲鳴が凄い
「誰よ!こんな汚物を投げ込んだクソガキはぁ!!!」
「女将!大変です!女性用銭湯に魔物の金玉が降ってきました!」
「はぁ?!」
女風呂から一斉に上がる女性達、その中でもの凄い怒りのオーラを纏っている女性がいた
「絶対に犯人見つけてぶっ飛ばしてやる!」
そう、彼女こそがオークの金玉を顔面に直撃した本人である、金玉の匂いが彼女の鼻に染みついてる、彼女の名はミサキ・アラン、職業は騎士、名誉ある家系で名家出身だ、風呂場で魔物の金玉に倒されかけたという噂が広がる前に犯人を捕まえたい、魔物の金玉の激臭に倒れかけたんだから
「ミサキ様凄くお怒りになってる・・・」
「愉快犯は間違いなく死にますね...ご中傷様」

マーライドが依頼者に恐喝していた
「おいテメェー!オークが交尾するって聞いてないぞ、何が悲しくオークの野外プレイを見せつけられなくてならないんだよ!精神的苦痛で報酬に慰謝料と罰金を上乗せしろ!」
「んな無茶苦茶なぁ」
「マーライド!おい!マラ!」
「誰が股間じゃぁ!」
ロンリーが呼ぶ
「ギースとバギーがオークから剥ぎ取った金玉でキャッチボールしてたら、たまたま、金玉が女性用銭湯に入っちまってな~たまたま、ある女性の顔に金玉が当たっちまった訳よ、たまたまその、女性がかなりヤバくてよ~大変なんだわぁ!」
「たまたまうるせーよ!、で?そのヤバい女性の名前は誰なんだよ!」
「ミサキ・アラン」
「・・・」
「・・・」
「ロンリー、今すぐ、ギースとバギーを今すぐ呼んでこい!逃げるぞ」
「あのクソボケ無能がぁ!何やらかしてんねん!」
「ミサキ・アランってあのミサキ・アランだよね?あの名家出身の上級騎士」
「ああ、下ネタ嫌いな純情な戦乙女やぞ!」
「はぁぁーギースとバギーマジ頭沸いてんねん」
「おめぇも大概じゃけん!」
「よう!ロンリー!マーライド!女遊び出来るぐらい金額を請求できたか?」
「おい!デッドボール土腐れピッチャー何やらかしてんね!
「テメェーとんでも女を怒らせたぞ!」
「誰だよ!」
「ミサキ・アランて言う女騎士様だ」
「・・・」
「・・・」
「アイツ!逃げるの早すぎだろ!
「自己保身と隠蔽は世界一ィィィーーー!」

レオナルドとアレクサンドとある男性は4人組の情報を調査してた
「あの4人組の問題児、オークの金玉を女性用銭湯に投げ込んだらしい、それで、あの有名な女騎士、ミサキ・アランを怒らせたらしい」
「ミサキ・アラン?」
「この国を支える宮廷騎士団の隊長の1人だよ、騎士だから騎士らしく誇り高く誠実な剣士だよ、潔癖症でな、大の下ネタと男性が嫌いなんだ、たまたまオークの金玉が彼女の顔に直撃したんだ、たまたまね」
「ああ、怒らせたらいけない人を怒らせてしまったようだな」

ミサキは鬼の形相で4人組の変態を探し回ってる、国の住人がミサキの様子がおかしなと心配してる、アレクサンドがミサキを見かける
「ミサキ様!ミサキ様ぁー!」
「なんですか?気安く声をかけないでもらえます?」
「ミサキ様が探してる犯人、心当たりがあります」
「ふーん、是非聞かせてちょうだい」
「ミサキさん、オークの金玉が顔に直撃したんですね」
ミサキが剣を抜いて赤面しながらレオナルドに剣を向ける
「どうして!知ってる!!!」
「たまたま、女性用銭湯を覗き見してる男性に話を聞けたんです!(こわいこわい)」
「ふーん、粛清しなければいけないゴミが増えたね」
三人はミサキに状況を説明した
「あの4人組ね、問題児で有名だわ、下品すぎてみんな避けてるもの、あなたも災難ね、でも幾ら事実であれ、公共の場で下品な事は言うもんじゃないわ」
「う...すいません...」

レオナルドは新たの女騎士ミサキを加えてバスターズを探すのであった
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