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暴漢編

11話

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後日談にて

とある独房で
「お~い、隣の囚人から奪った食事は旨いかぁ~?」
「なあ?お前らの中でコイツとは距離置こうっなる奴いる?」
「そりゃあ!オークの金玉でキャッチボールしたり、女性用銭湯に投げ込むバカだろ」
「アイツはバカでクズだわぁ!徹底的にはぶりましょうよ、あぁ!俺の晩飯食うなぁや!」
「おい!お前ら静かにしろや!」
監視員が注意をする
「しかし、コイツらコミュ力は困ったものだ、これじゃあ根暗コミュ障が嫌がるやんけ」
「おい!そこのヒョロガリィ!俺はあのミサキ・アランの顔面に金玉をぶつけ、ドラゴンの睾丸で聖騎士を倒した伝説の戦士!バギー・ロンザレス様だぁ!」
「へー凄い(ドラゴン?金玉?)」
「あーあ、始まったよ、アイツの武勇伝になると話止まらね~からなぁ」
「はぁ~他人の武勇伝で聞く腹が減ってくるでさぁ~」
「あー多分、ストレスでエネルギー消費してるんだわぁ」
晩飯
「あ~あぁ、やっとバギーの下ネタ武勇伝終わったぜ!」
「監視員、今日の晩飯はなんだ?
「お前らが下ネタトークが盛り上がってたから、今日はソーセージ1本とゆで卵2つだぜ!用意してやったぜ!」
「おいおいおい!監視員さんアンタはノリいいな、出してくれよ!」
「いや、それはダメだちゃんと刑を受けろ」
「€$^_^\\@$€&#@#\」
「やべぇー!ギースが精神崩壊した方にソーセージを舐め回してる」
「見ろ!マーライドが卵を2つ頬に入ってる!」
(なんだ?下品なハムスターは)
「何見てんだ?!お前のソーセージ食べるぞ!クソガキィ~」
ヒョロガリ根暗に威圧するバギー
「なんだこの鶏肉旨そうだな~」
「あん!返してよ~」
「テメェ~に鶏肉は荷が重すぎる、俺が食ってやる」
「おい!こらぁ!やめなさい!」
バギーを注意する監視員
「マーライド!口からソーセージ生えてるぜ!食ってやるよ、いやよく見たら唾液がたっぷりついて汚ねぇわ、いらねぇ~わ」
「監視員!もうちょっと飯をくれよ」
「ダメだね、ちゃんと栄養とかカロリーをちゃんと計算して献立を立てている、ソーセージ1本と茹で卵2つは俺の奢りだ」
「監視員さん絶対悪意あるよな」

就寝前
「なぁ~お前ら、シャバに出たらどこにいく?」
「ピンク街」
「予想通りの反応だ、死ね」
「そりゃぁ~もうあの麻薬マフィア『ローズベリー』をぶっ潰しに行こうぜ」
「おい!ローズベリーって俺たちの事か」
すると、1人の男性が声かけてきた
「誰だ?!お前は」
「ローズベリーの構成員だよ」
「つまり下っ端構成員末野郎か」
「ローズベリーはヤベェ~組織だぜ!」
「おい!監視員!」
「うるせーーよ!今何時や寝ろや!ちっ!誰だよこんな所にエロ本置いた奴は」
「なぁ監視員さん麻薬組織『ローズベリー』について教えてくれや」
「あ?そこにいんだろ~が末端のザコが」
(この監視員、寝不足で口が悪くなってる)
「まあいいや、寝る前に俺達の悪行伝説でびびってトイレにもいけないような武勇伝を聞かせてやる」
「まあ、そんな事はどうでもいいから、どうやったらレオナルドの奴を倒せるか考えようぜ」
「それがいい」
「同意」
「賛成~」
「んじゃ~お休み~」
(やっと静かになったか)
監視員が眠たそうに監視室に戻る
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