異世界侍(A different world samurai )

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エピソード2

5話 

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翔太、キャロル、エリートは隠れ洞穴に案内する、そしていろいろ話あってる、翔太はこちらにやってくる気配を感じた、静かに身構える、隠れ洞窟の前に立っていたのは、達也、裕也、見知らぬ少女がいた
「なんだ、達也、裕也 ん?この女は誰だ?」
翔太は2人に聞く
「迷える子羊といったところだ」
達也が言った
「ちょっと、それどう言う意味よ」
リーナが言う
「リーナ、コイツが翔太だ、それとこの方は?」
裕也が聞く
「俺はキャロル・アンダーソン、エスタンの騎士だ、よろしくな」
「私はエリーゼ・リンカローネ、よろしくね」
「私はリーナ、リーブルース、魔法使いよ」
と、挨拶と自己紹介を済ます、そこでいろいろな情報を交換する
「確かにヴァリスタンとエスタンが戦争すれば、ヴァリスタンが勝利する、両国の溝は永遠に埋まらないだろう」
キャロルが言う
「んで、俺、キャロル、エリーゼでヴァリスタンの魔物洗脳施設を叩く、達也・裕也・リーナは武器生産工場を止めてくれ、異論はないな?」
「OK」
「了解」
「いいぜ」
「賛成だわ」
「私も」
「少なくとも、エドワードと魔術師ロイタールには気をつけてくれ、いつどこで現れ何を仕出かすか分からない」
「了解だ」
翔太組は魔物洗脳施設に向かい、達也組は武器生産工場に向かう準備をする
裕也の情報通り、山岳の隠れ街道があったそれは一般人では絶対に通らないだろうとする雰囲気を醸し出していた、そこには二手に大きく分かれた、翔太組と達也組に分かれた

翔太組では

生い茂る草の中を進む御一行翔太組、奥に進むと生臭い何かを感じた
「エリーゼが何この匂い...」
不快そうな顔を浮かべるエリーゼ、多くの魔物の死屍累々が山のような積み重なってる、ゴブリン、サイクロプス、オーガ、グリフォン、人工に産み落とされて失敗したら捨てる
「ヴァリスタン王国の闇だな、達也達が潰した工場で作ったマリファナで脳や体を壊して、魔術師が洗脳魔術で操りやすいようにしてるんだ」
死屍累々の亡骸からキメラが現れた、醜いキメラが凄まじい咆哮を上げる、3人は武器を構える
「いっちょ、肩慣らしいくか」
翔太が一気に走り込み、キメラをブレスを避ける、背中に刀を斬りつける、キメラが咄嗟に距離を取る
「グルルルゥゥゥ」
「凄い威嚇だ」
「おい!作戦はどうする?!」
キャロルが言う
「そんな事を考える暇があるなら、アイツをどうやって倒せるか考えろ、お前は頭じゃなく体を動かせ」
キャロルがちょっと怒った
「ちょっと言い争いしてるんじゃないよ」
エリーゼが叱責する、キメラが鋭利な爪で引き裂いてくる、キャロルがエリーゼが避ける、翔太が避ける同時に素早い斬撃で鋭利な爪を切り取った
(翔太・・・お前はどうしてそんなに強い・・・)
キャロルが情けなく思う、思い切りエリーゼがキメラの前足の上腕に剣を突き刺した、凄まじい雄叫びと悲鳴を併発させる
「ナイス、攻撃!エリーゼ!」
その時、翔太が跳び高く上がって、抜刀術の構えで思い切り目にも止まらぬ神速の抜刀術でキメラの首を切った、翔太が素早く鞘に納める、キャロルは何も出来なかった、戦士にとって何もできない事は屈辱だった、まるで職場で必要とされない感じ
「キャロル!はっきり言うがお前は実力不足だ、戦は綺麗事じゃない、武士も騎士もそんな考えを捨てちまえ、勝つか負ける、お前は戦い方に拘り過ぎている」
「翔太・・・武士のお前が騎士を愚弄するな、お前の戦い方は非道すぎる、こんな戦いでは誰からも尊敬されない、一般人を恐れさせるだけだ」
「キャロル...別に愚弄はしてない、騎士としての拘りがお前の能力の足を引っ張っているんだよ」
「『鬼』になれと?」
「違うね、心の強さで恐怖と狂気を身につけろ」
「どう言う意味だ?!」
「フン安心しろキャロル、お前は十分に強い、だがもう少しの踏み込めばもっと強くなる」

翔太組御一行が進む、怪しげな施設に着いた生臭い匂いが強くなった、門番には2人のヴァリスタン兵がいた、翔太組御一行に警告する、翔太は手慣れな兵士だと見抜いた
「キャロル、エリーゼ、コイツらはエリート兵士だ戦闘に特化したタイプだぞ」
翔太が2人に言う
「俺はコイツら2匹を任せる」
「ったく勝手過ぎるぞ」
キャロルとエリーゼが2人のヴァリスタン兵と対峙する、翔太は1人奥に進む、施設内では魔術師が洗脳魔術の紋章で魔物の四肢、頭部、胸を貼り付けて縛っている、薬物の匂いがする、魔物が阿鼻叫喚しながら苦しもがきに鳴いてる、エスタン王国侵略戦争に向けて洗脳した魔物を使役しようとしてる、なんとしても止めなくていけない、翔太は洗脳を施してる魔術師に斬りかかった、洗脳済みのゴブリンやサイクロプスなどに囲まれた、モンスターハウス化してしまった、だが翔太の敵ではない、ゴブリンリーダーが合図の共にゴブリンに特攻をさせるが翔太は剣先を立てて、ゴブリンの口を貫き、そのまま振り回してゴブリンリーダーに投げ返す、翔太は舞い踊るような剣捌きでサイクロプスの四肢を両断、ゴブリンを圧倒して斬りつける、魔術師が逃げようとすると、キャロルとエリーゼが逃げ道を塞いでくれてた
「観念しろ」
「逃げられないわ」
キャロルは魔術師を斬ろうした瞬間、翔太が止めに入る
「翔太!何故止める?」
「コイツらは共謀者だ、一様エスタン王に報告した方がいい」
「なるほど、俺も少し冷静ではなかったな」
「キャロル、エリーゼ、コイツらエスタン王まで連行してくれ」
「了解だ」
「任せて」
「俺は達也と裕也の様子を見に行く」
翔太は、そう言い残し、2人を置いて達也組御一行の援護に向かった

達也組御一行の方では凄まじい銃弾の嵐が飛び交う戦場になっていた
「ねぇ!いつになったら止むのよ!」
「え!?なんだって?」
「だ!か!ら!いつになったら銃弾の嵐が止むのよ!」
「知るか!ヴァリスタンの兵がこんなに待ち構えているなんて想定外だったんだよ!」
「テメェー!もう少し諜報活動しっかりしろや!」
「ちょっと言い争いしないで!」
全く、反撃出来る意図が見つからない、多勢に無勢、銃弾の一斉射撃は誰も対処しようがない、ただ1人を除いては、銃弾の嵐の中、ヴァリスタンの頭上から煙幕が無数に落ちてきた、達也と裕也は千載一遇のチャンスと思い、ヴァリスタン兵に斬りかかった、リーナが少し出遅れて、魔法の詠唱を言い氷の弾丸の嵐をやり撃ち返した
「さっきのお返しよ!」
達也と裕也が煙幕の中、ヴァリスタン兵を斬りまくる
(あの2人、相変わらず頭の回転と行動力が桁違いね)
リーナが心で呟く、そして武器生産工場の警護に周ってたヴァリスタン兵を全てやっつけた
翔太が木の上から降りてきた
「さっきの煙幕は翔太、お前だったか!」
達也が言う
「そうだよ」
「おい、裕也!煙幕を忘れていったのか?」
「翔太、スモークボルトならあるよ、でも撃ち込む隙がなかったんだよ」
(3人で会話盛り上がって楽しそうだね)
リーナが羨ましそうに見てる
「素晴らしい!実に素晴らしい!」
いきなり声が、この声!?
「このイヤらしい喋り!魔術師ロイタール!?」
「お前が全ての元凶だと分かっている、大人しくって捕まらないよな」
「私はただ貴公達を弄んで実験や錬金、研究を楽しんでるだけさ」
「あの洗脳魔術を教えたのもお前だよな」
剣先をロイタールに向けて言う翔太
「おい!ロリタール!さっきはよくも操ってくれたよな、そして仲間に濡れ技を着させ、挙句に両国を戦争に導いた、お前は許せれる人間じゃない」
裕也が怒りを表す、そしてロイタールに斬り込む、だが、ロイタールは黒い霧の中に姿を消した
「翔太、気が熟した時、私の実験が完成した時だ」
ロイタールが声がこだまする
「おい!逃げるのか?」
「落ち着け裕也!」

4人はこうして二つの工場を制圧した、そして隠れ洞穴に戻るのであった

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