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エピソード2
4話
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キャロルとエリーゼは翔太を捜索してた、キャロルは怒っていた、翔太なら真実を知っているのではないかと、そう思うと疑わずにいられなかった、道中歩いていると、股間に手を押させている男達数名が彷徨っていた、キャロルが声を掛ける、エリーゼが頬を赤く染まる
「おい、男数人で股間を押さえてるんだ?」
「なんなの?変態なの?」
エリーゼがおかしな目で見てる、数人いる股間押さえ男はどうやら相当酷い目に遭ったらしく事情をキャロルとエリーゼに話した
「なるほど、黒い剣を持った剣士に男性器を切られたと言うわけね」
「黒い剣ってアイツね」
エリーゼとキャロルが察した
「おい!でもお前らは盗賊集団なんだろ?どんな悪さをやったんか分からないが、それが戒めなんだろ(性器を切られたって事は大体察しがつく)
「おい!あの股切り殺人鬼とはマジで関わらないいぜ」
股間押さえ男が忠告する、2人はそのまま翔太が向かった方向に歩き出す
「翔太の奴、道中、相当やらかしたんだな」
「キャロル、本当に翔太と戦うの?」
「最悪、殺める形になっても翔太の亡骸を抑えればいい、それで戦争が治まるんだ」
途中歩いてると、いきなり上から、矢が降ったて来た、上を見渡すと崖の上に翔太がいた
「どういうつもりだ、翔太の奴」
翔太はそのまま後ろを向いて消えた
「キャロル!矢に手紙があるわ!」
エリーゼが気づく、キャロルは手紙を広げて読む
「キャロル、エリーゼ、俺はこの戦争の黒幕を追っている、だがエスタン王は俺の首を狙っている、だが俺はこんな所で死ぬわけにはいかない、もし、俺の首で戦争を終わらせたと思うなら全力で殺しに来い、俺はその時、お前に鬼を見せるだろう、もしそうじゃないなら黒い魔術師ロイタールを探して欲しい」
キャロルが読み終える
「ロイタール?!あのロイタールか(あの時にいた黒いローブを纏った魔術師...アイツか犯人ロイタールか?翔太はもうそこまで知っていたのか、もし、そうだとしたら何故、真っ先に俺に教えてくれなかったんだ?翔太)」
キャロルはそう思うと腹立った、重要な事を知らせなかった事、キャロルは翔太に信用されてなかった事、それが騎士であるキャロルのプライドを傷つけた、キャロルは翔太と戦うの事を決心する
「ロイタールってあの狂気で有名な魔術師の犯罪者でしょ?」
エリーゼが言う
「エリーゼ、俺は翔太と戦う、これは俺の騎士としのプライドだ、だからお前は何もするな」
「う...うん...(凄いオーラ)
キャロルがエリーゼに忠告する
「どうやら、別世界か遠い国では騎士の事を『武士』と言うらしいな、騎士も武士も同じ誉れを大事にする戦士」
キャロルが知識披露をする、エリーゼが適当に受け流す
(適当に会話をしても、その闘気は誤魔化せてないよ...)
崖上で翔太が岩に座ってた待っていた
「来たかキャロル、凄い闘気だな」
「翔太、俺は少し怒っている、誤解ないように言っておくが別に俺はお前の首を差し出して、両国の争い止めようと思わない、お前は濡れ衣を着せられた被害者だ、あの魔術師ロイタールが仕組んだ事、だがな、何故に俺に相談しない?俺とお前は同じエスタン兵だろ、あの時、お前達が三人が何を話していたのか、何を隠しているのか吐かせてもらう」
キャロルは剣を構える
「キャロル、すまんな、俺は俺達のやり方でこの戦争を止めたかっただけ、これは本当だ」
翔太も刀を抜く
2人は同時に斬りかかり、鍔迫り合いになった
「翔太!戦っているお前だけじゃない、全て自分で背負おうとするな!」
「じゃあ何故、剣を俺に向ける?」
「お前が俺を信用していなかったからだ!」
翔太はキャロルの太刀筋を鋭い洞察力で見切り斬撃をいなす
(見切られていて、斬撃が読まれる!?流石だな翔太、そんなお前は俺を見限って信用しなかった事が許せない)
キャロルの闘気が更に跳ね上がる、
「両者凄い闘気だわ」
エリーゼが傍観してる
「フン キャロル、俺達3人が居なければ最初からこんなにはならなかったんだ!」
「どういう事だよ!!!」
キャロルが思い切り横に斬り払う、翔太は平然と交わす、両者は素早き剣撃が飛び交う、翔太が一方的にキャロルを押している、崖側まで追い込んだ、そして翔太は刀を納めた、キャロルは披露している、膝を地面に着いた
「キャロル、俺とお前は戦うべき敵じゃない、黒幕であるロイタールを探す事だと!お前も分かっているはずだ、キャロル、俺と共に探してくれ」
「はぁ~はぁ~最初からそうしろよ(相変わらず強いな)」
翔太は手を差し出し、キャロルは手を掴んで起き上がった
翌日の朝 ヴァリスタン城下町、パン屋の寝室にて
裕也は目を覚ます、鳥の鳴き声が聞こえる、ウトウトしながら身体を起こす、隣に裸になってセレナが横になってまだ寝ていた、あの時、振り向かないでの意味はそう言う事だった、裕也は店主とセレナが起きる前に、パン屋に置き手紙を書いて去った、そして勝手にパンを買った、代金は置き手紙と一緒に置いた、城下町を歩いているとなんか騒がしい、ヴァリスタン兵が走り回る、裕也が後を追う
「偵察隊が例の裏切り剣士と女魔法使いを居場所を掴んだらしい、それで兵を収集して一気に捉えるらしい」
「寝込みを襲う訳か」
裕也は盗み聞きをした、その裏切り剣士は、達也、だろうと裕也は察した、女魔法使い?それは知らない、裕也は隠れ洞穴に隠してあった聖凛刀を急いで取りに行くのであった
森の野営地
達也とリーナはヴァリスタン兵から逃れるために誰もいない誰も使ってない野営地に身を隠してた
2人は川に行き、リーナは水を汲み、達也は剣捌きで魚を捕まえる、リーナが剣捌きを見惚れてた、そして、焼き魚を食べながら今後どうすれば会話をした
「残念だわ、せっかく入団したのに、まさか自分達がお尋ね者になるなんて、私の生まれた国が悪の国家なんて恥ずかしい...」
リーナが愚痴る
「いや、大衆は悪くないよ、悪いのは金と権力で好き勝手に法律や規則を作っては改正をしたり、汚職を隠蔽したり上級国民だからって罪を揉み消したりする政治家共なんだから、綺麗な国なんかない、エスタン国に俺の親友がいるんだが、貴族や有権者も酷い有り様だって、いつも自分の権力と保身の事しか考えないからエスタン国民も政府を信用してないって、そこはヴァリスタンも同じだ(エスタン王も証拠なく無罪な翔太を差し出して戦争を止めようとしたりね)」
リーナが焼き魚を食べ終える
「達也、あなたってどうしてそんなに強いの?」
「常に悪い奴と戦ってきたからだ」
達也が言う
「悪い奴ってどんな奴?」
エリーゼが更にに聞きにくる
「う~ん、自分の手を汚さない、信者を囲みイエスマンしか喋らないような人達を集めて自分の楽園を作ろうとした、カルト宗教の教祖だったり、税金を貪り食う村人の村長だったり、権力の乱用をしまくる金持ちの息子だったりね」
「正義感が強いのね」
「違うね、性格的にコイツら嫌いだっただけさ、それで共感する仲間共に戦った訳さ」
夕陽が沈む、達也はベッドで横になる、リーナが服を脱いで達也の横に寝そべった、2人は顔を赤くする
「ちょっ!?何してんの?」
達也が驚く
「私、どうすればいいの?居場所なんて無いし帰るべき所もない、私を守って、ずっと側にいて欲しい」
悲しい瞳が達也を訴える、達也はリーナをそのまま慰めるように宥める、そして世を明かした
翌朝、達也はリーナは顔を洗い干してあった服を着た
「おい ここだ」
ヴァリスタン兵が静かに達也とリーナがいる野営地を囲む、達也は気づいている
「おい、リーナ、もう俺たちは気づかれてる」
達也がテントの影から周りを見渡す、ヴァリスタン兵の合図の元、20人ぐらい兵が襲い掛かった、達也とリーナが応戦する、達也達が苦戦する、このヴァリスタン兵はかなりの手慣れだった、リーナが倒れる、達也は10人程度退けて膝をついた
「村上達也、戦闘特化したエリートヴァリスタン兵を10人程度退けるとはやっぱ強いな、だがら、その強さの秘密を暴くために捕らえろって例の黒い魔術師とヴァリスタン王が言ってた」
隊長が呟く
「この新人兵、氷の女魔術師をどうします?」
部隊員が聞く
「裏切り者の隊員はその場で処刑するけど、コイツは女だ、従軍慰安婦にすればいい」
隊長がリーナの顔を見て残酷に言う、リーナが絶望した顔をしている、部隊員がリーナの服を無理矢理脱がす、達也が止めようともがくが拘束されて動けない、絶対絶滅の境地、部隊員が下半身を露出した、次の瞬間、ボルトが部隊員のケツに刺さった、部隊員が悲鳴を叫ぶ
「やあ、達也!リーナちゃんと楽しくやっていたようだな」
「その声は裕也か?」
達也が驚く、リーナが誰?って顔してる
「達也!もう隠し事はもういいだろう、聞けぇ!ヴァリスタンの兵士ども、僕がヴァリスタン大臣を殺した犯人だ!」
「なんだ、コイツ頭がおかしいのか?」
ゲラゲラ笑う、ヴァリスタン部隊、裕也は右に刀を構え、左にクロスボウを構えた
「裕也!なんだ戦闘スタイルはどこで覚えた?!」
達也が言う、裕也がクロスボウで先制攻撃を仕掛ける、だがボルトには煙幕が仕込まれていた、裕也はその隙に、部隊員を無力化する、達也も拘束から離れる、リーナは立ち上がる、3人はお互いに背中を預ける形の陣形でヴァリスタン兵に武器を構えた
「なんか、懐かしいな?この感覚」
「ああ、こうやって汚職を働いた国家権力に逆らってたてか」
「あんた達、一体なんか話をしているのに?後で詳しく聞かせなさいよ」
「誰だ?この娘」
悠長に会話にしていると、隊長が何かを取り出した
「試作品だが試してみるか」
それは、エドワードが使ってた銃と似たような武器だった
達也と裕也が気付く
「あいつ!ハンドガンを持ってやがる」
達也がそう言いい、リーナの腕を掴み岩陰に身を隠した、裕也も達也と別の岩陰に身を隠した
「ヴァリスタンの奴、マリファナじゃなく、武器も生産してたのか」
達也が言う、そして、兵達が無尽蔵に銃弾を浴びせてくる
「マリファナや武器生産じゃない、モンスターまでも洗脳してるんだ!」
裕也が暴露する
「もう完全に悪の国家だな、確実に戦争したらエスタン王国は滅びる」
「翔太がいる限りエスタンは安泰だろ!」
「あいつ、国の方針とか貴族や上級国民嫌いだけどな」
「ちょっとあんた達、こんな会話してるなら、打開できる案を出してよ!」
ヴァリスタン部隊の銃弾が止むと、裕也はその一瞬の隙に煙幕ボルトを何本打ち込み、目眩しをする、達也が超反応で素早くヴァリスタン部隊を無力化する、煙が消えると隊長一人で立っていた
「ほう、こうもあっさりとエリート部隊を退けちゃうんだからな、大したもんだ」
隊長はそう言い残し、武器を納め、この野営地から去って行った
「ねえ、あんた達どう言う関係?今の連携ってどうみても耳打ちで出来る事じゃないわよね」
リーナが問い詰めてくる
「仲間だからな」
裕也が言う
「それに『翔太』って誰?あんた達の仲間?」
「仲間だよ」
達也が言う
「達也、もういいだろう誰も信じやしないし、真実を言ってもいいだろ」
裕也が達也に言う
「そうだな、俺、裕也、翔太は3人はこの世界に迷い込んだ人間だ、だからこうやっていろんな情報を集めて元の世界戻ろうと各地を彷徨ってるって訳さ」
「何よそれ!まあこの世界で翔太、達也、裕也って名前が似てるしおかしいから信じられなくもないわ」
リーナが笑う
「後、エドワードって奴もそうか」
達也が小声で言う
「アイツはこの異世界で浮かない名前やろ、顔の造形からしても」
「確かに」
達也がリーナに言う
「リーナ、お前は俺たちと共に戦うか?」
「当たり前よ」
リーナが返事をする
「ならついてこい」
そう言うと達也と裕也はリーナを連れて隠れ洞穴に向かった
帰還中、隊長のが心の中で呟く
(エドワードと黒い魔術師が来てヴァリスタンは大きく変わってしまった、あの氷の女魔術師リーナ、私が推薦した新米...)
隊長は岩に腰を下ろして懺悔する
「従軍慰安婦にすればいい」
この言葉が彼を懺悔させる、隊長はその日、ヴァリスタンに戻らなかった、誰と戦うべきなのか、誰が敵なのかそう考えた
「おい、男数人で股間を押さえてるんだ?」
「なんなの?変態なの?」
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「黒い剣ってアイツね」
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「おい!でもお前らは盗賊集団なんだろ?どんな悪さをやったんか分からないが、それが戒めなんだろ(性器を切られたって事は大体察しがつく)
「おい!あの股切り殺人鬼とはマジで関わらないいぜ」
股間押さえ男が忠告する、2人はそのまま翔太が向かった方向に歩き出す
「翔太の奴、道中、相当やらかしたんだな」
「キャロル、本当に翔太と戦うの?」
「最悪、殺める形になっても翔太の亡骸を抑えればいい、それで戦争が治まるんだ」
途中歩いてると、いきなり上から、矢が降ったて来た、上を見渡すと崖の上に翔太がいた
「どういうつもりだ、翔太の奴」
翔太はそのまま後ろを向いて消えた
「キャロル!矢に手紙があるわ!」
エリーゼが気づく、キャロルは手紙を広げて読む
「キャロル、エリーゼ、俺はこの戦争の黒幕を追っている、だがエスタン王は俺の首を狙っている、だが俺はこんな所で死ぬわけにはいかない、もし、俺の首で戦争を終わらせたと思うなら全力で殺しに来い、俺はその時、お前に鬼を見せるだろう、もしそうじゃないなら黒い魔術師ロイタールを探して欲しい」
キャロルが読み終える
「ロイタール?!あのロイタールか(あの時にいた黒いローブを纏った魔術師...アイツか犯人ロイタールか?翔太はもうそこまで知っていたのか、もし、そうだとしたら何故、真っ先に俺に教えてくれなかったんだ?翔太)」
キャロルはそう思うと腹立った、重要な事を知らせなかった事、キャロルは翔太に信用されてなかった事、それが騎士であるキャロルのプライドを傷つけた、キャロルは翔太と戦うの事を決心する
「ロイタールってあの狂気で有名な魔術師の犯罪者でしょ?」
エリーゼが言う
「エリーゼ、俺は翔太と戦う、これは俺の騎士としのプライドだ、だからお前は何もするな」
「う...うん...(凄いオーラ)
キャロルがエリーゼに忠告する
「どうやら、別世界か遠い国では騎士の事を『武士』と言うらしいな、騎士も武士も同じ誉れを大事にする戦士」
キャロルが知識披露をする、エリーゼが適当に受け流す
(適当に会話をしても、その闘気は誤魔化せてないよ...)
崖上で翔太が岩に座ってた待っていた
「来たかキャロル、凄い闘気だな」
「翔太、俺は少し怒っている、誤解ないように言っておくが別に俺はお前の首を差し出して、両国の争い止めようと思わない、お前は濡れ衣を着せられた被害者だ、あの魔術師ロイタールが仕組んだ事、だがな、何故に俺に相談しない?俺とお前は同じエスタン兵だろ、あの時、お前達が三人が何を話していたのか、何を隠しているのか吐かせてもらう」
キャロルは剣を構える
「キャロル、すまんな、俺は俺達のやり方でこの戦争を止めたかっただけ、これは本当だ」
翔太も刀を抜く
2人は同時に斬りかかり、鍔迫り合いになった
「翔太!戦っているお前だけじゃない、全て自分で背負おうとするな!」
「じゃあ何故、剣を俺に向ける?」
「お前が俺を信用していなかったからだ!」
翔太はキャロルの太刀筋を鋭い洞察力で見切り斬撃をいなす
(見切られていて、斬撃が読まれる!?流石だな翔太、そんなお前は俺を見限って信用しなかった事が許せない)
キャロルの闘気が更に跳ね上がる、
「両者凄い闘気だわ」
エリーゼが傍観してる
「フン キャロル、俺達3人が居なければ最初からこんなにはならなかったんだ!」
「どういう事だよ!!!」
キャロルが思い切り横に斬り払う、翔太は平然と交わす、両者は素早き剣撃が飛び交う、翔太が一方的にキャロルを押している、崖側まで追い込んだ、そして翔太は刀を納めた、キャロルは披露している、膝を地面に着いた
「キャロル、俺とお前は戦うべき敵じゃない、黒幕であるロイタールを探す事だと!お前も分かっているはずだ、キャロル、俺と共に探してくれ」
「はぁ~はぁ~最初からそうしろよ(相変わらず強いな)」
翔太は手を差し出し、キャロルは手を掴んで起き上がった
翌日の朝 ヴァリスタン城下町、パン屋の寝室にて
裕也は目を覚ます、鳥の鳴き声が聞こえる、ウトウトしながら身体を起こす、隣に裸になってセレナが横になってまだ寝ていた、あの時、振り向かないでの意味はそう言う事だった、裕也は店主とセレナが起きる前に、パン屋に置き手紙を書いて去った、そして勝手にパンを買った、代金は置き手紙と一緒に置いた、城下町を歩いているとなんか騒がしい、ヴァリスタン兵が走り回る、裕也が後を追う
「偵察隊が例の裏切り剣士と女魔法使いを居場所を掴んだらしい、それで兵を収集して一気に捉えるらしい」
「寝込みを襲う訳か」
裕也は盗み聞きをした、その裏切り剣士は、達也、だろうと裕也は察した、女魔法使い?それは知らない、裕也は隠れ洞穴に隠してあった聖凛刀を急いで取りに行くのであった
森の野営地
達也とリーナはヴァリスタン兵から逃れるために誰もいない誰も使ってない野営地に身を隠してた
2人は川に行き、リーナは水を汲み、達也は剣捌きで魚を捕まえる、リーナが剣捌きを見惚れてた、そして、焼き魚を食べながら今後どうすれば会話をした
「残念だわ、せっかく入団したのに、まさか自分達がお尋ね者になるなんて、私の生まれた国が悪の国家なんて恥ずかしい...」
リーナが愚痴る
「いや、大衆は悪くないよ、悪いのは金と権力で好き勝手に法律や規則を作っては改正をしたり、汚職を隠蔽したり上級国民だからって罪を揉み消したりする政治家共なんだから、綺麗な国なんかない、エスタン国に俺の親友がいるんだが、貴族や有権者も酷い有り様だって、いつも自分の権力と保身の事しか考えないからエスタン国民も政府を信用してないって、そこはヴァリスタンも同じだ(エスタン王も証拠なく無罪な翔太を差し出して戦争を止めようとしたりね)」
リーナが焼き魚を食べ終える
「達也、あなたってどうしてそんなに強いの?」
「常に悪い奴と戦ってきたからだ」
達也が言う
「悪い奴ってどんな奴?」
エリーゼが更にに聞きにくる
「う~ん、自分の手を汚さない、信者を囲みイエスマンしか喋らないような人達を集めて自分の楽園を作ろうとした、カルト宗教の教祖だったり、税金を貪り食う村人の村長だったり、権力の乱用をしまくる金持ちの息子だったりね」
「正義感が強いのね」
「違うね、性格的にコイツら嫌いだっただけさ、それで共感する仲間共に戦った訳さ」
夕陽が沈む、達也はベッドで横になる、リーナが服を脱いで達也の横に寝そべった、2人は顔を赤くする
「ちょっ!?何してんの?」
達也が驚く
「私、どうすればいいの?居場所なんて無いし帰るべき所もない、私を守って、ずっと側にいて欲しい」
悲しい瞳が達也を訴える、達也はリーナをそのまま慰めるように宥める、そして世を明かした
翌朝、達也はリーナは顔を洗い干してあった服を着た
「おい ここだ」
ヴァリスタン兵が静かに達也とリーナがいる野営地を囲む、達也は気づいている
「おい、リーナ、もう俺たちは気づかれてる」
達也がテントの影から周りを見渡す、ヴァリスタン兵の合図の元、20人ぐらい兵が襲い掛かった、達也とリーナが応戦する、達也達が苦戦する、このヴァリスタン兵はかなりの手慣れだった、リーナが倒れる、達也は10人程度退けて膝をついた
「村上達也、戦闘特化したエリートヴァリスタン兵を10人程度退けるとはやっぱ強いな、だがら、その強さの秘密を暴くために捕らえろって例の黒い魔術師とヴァリスタン王が言ってた」
隊長が呟く
「この新人兵、氷の女魔術師をどうします?」
部隊員が聞く
「裏切り者の隊員はその場で処刑するけど、コイツは女だ、従軍慰安婦にすればいい」
隊長がリーナの顔を見て残酷に言う、リーナが絶望した顔をしている、部隊員がリーナの服を無理矢理脱がす、達也が止めようともがくが拘束されて動けない、絶対絶滅の境地、部隊員が下半身を露出した、次の瞬間、ボルトが部隊員のケツに刺さった、部隊員が悲鳴を叫ぶ
「やあ、達也!リーナちゃんと楽しくやっていたようだな」
「その声は裕也か?」
達也が驚く、リーナが誰?って顔してる
「達也!もう隠し事はもういいだろう、聞けぇ!ヴァリスタンの兵士ども、僕がヴァリスタン大臣を殺した犯人だ!」
「なんだ、コイツ頭がおかしいのか?」
ゲラゲラ笑う、ヴァリスタン部隊、裕也は右に刀を構え、左にクロスボウを構えた
「裕也!なんだ戦闘スタイルはどこで覚えた?!」
達也が言う、裕也がクロスボウで先制攻撃を仕掛ける、だがボルトには煙幕が仕込まれていた、裕也はその隙に、部隊員を無力化する、達也も拘束から離れる、リーナは立ち上がる、3人はお互いに背中を預ける形の陣形でヴァリスタン兵に武器を構えた
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「ああ、こうやって汚職を働いた国家権力に逆らってたてか」
「あんた達、一体なんか話をしているのに?後で詳しく聞かせなさいよ」
「誰だ?この娘」
悠長に会話にしていると、隊長が何かを取り出した
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それは、エドワードが使ってた銃と似たような武器だった
達也と裕也が気付く
「あいつ!ハンドガンを持ってやがる」
達也がそう言いい、リーナの腕を掴み岩陰に身を隠した、裕也も達也と別の岩陰に身を隠した
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裕也が暴露する
「もう完全に悪の国家だな、確実に戦争したらエスタン王国は滅びる」
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ヴァリスタン部隊の銃弾が止むと、裕也はその一瞬の隙に煙幕ボルトを何本打ち込み、目眩しをする、達也が超反応で素早くヴァリスタン部隊を無力化する、煙が消えると隊長一人で立っていた
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「仲間だからな」
裕也が言う
「それに『翔太』って誰?あんた達の仲間?」
「仲間だよ」
達也が言う
「達也、もういいだろう誰も信じやしないし、真実を言ってもいいだろ」
裕也が達也に言う
「そうだな、俺、裕也、翔太は3人はこの世界に迷い込んだ人間だ、だからこうやっていろんな情報を集めて元の世界戻ろうと各地を彷徨ってるって訳さ」
「何よそれ!まあこの世界で翔太、達也、裕也って名前が似てるしおかしいから信じられなくもないわ」
リーナが笑う
「後、エドワードって奴もそうか」
達也が小声で言う
「アイツはこの異世界で浮かない名前やろ、顔の造形からしても」
「確かに」
達也がリーナに言う
「リーナ、お前は俺たちと共に戦うか?」
「当たり前よ」
リーナが返事をする
「ならついてこい」
そう言うと達也と裕也はリーナを連れて隠れ洞穴に向かった
帰還中、隊長のが心の中で呟く
(エドワードと黒い魔術師が来てヴァリスタンは大きく変わってしまった、あの氷の女魔術師リーナ、私が推薦した新米...)
隊長は岩に腰を下ろして懺悔する
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腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
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『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
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導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
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――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
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