異世界侍(A different world samurai )

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エピソード4

4話

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ローザンが指で合図を鳴らし、上空からモンスターが落ちてきた、見た目は人形で無数の腕に剣を2本、ハンマーを一本、弓矢が一張、盾が一枚、足は普通に2本生えてる、3人は武器を構え、戦闘態勢に入る、ローザンは信徒を連れて、その場を立ち去ろうとする
「全く、悪役ってのはいつも自分の手を汚さないよう賢く堅実に立ち回るよな」
「黒幕の背後には黒幕の背後には黒幕の背後には黒幕ってね」
「そして、無数の秘密結社、連盟よ」
達也とアレックス、2人で特攻する、レーナが魔法を詠唱して、氷の弾丸を連射する、異形の人型が盾で防ぐ、達也とアレックスが両側から攻める、無数の腕で弾き凌がれてしまう
「戦い難いな、こう言う敵」
レーナが上空のから氷柱の雨を降らす、異形の人型は無数の腕と剣捌きで氷柱を切ってしまう
「剣の腕も一品てか」
「異形のくせして分不相応の実力を秘めてるんじゃないよ」
異形の人型は口から黒くて黄色いブレスを薙ぎ払うように吐いた、3人は木の影に隠れる、ブレスが止んだ瞬間、達也は煙幕を張り、レーナが魔法の詠唱すり、アレックスが盾を装備してる異形の人型の腕を切り落とした、防御面で弱くなった所をレーナが氷の弾丸を連射する、異形の人型は剣で捌くか、意識が達也とアレックスに向いてないと察した2人は達也は上段から斬り下ろし、アレックスは下段から斬り上げる、達也は異形の人型の首を一刀両断してアレックスは上半身を両断した、魔物は倒れた、だが、ローザンの姿はもういない完全に逃したのだ
「逃げられたか、どうする?奴らは神出鬼没だどこで現れるか皆目検討もつかない」
「ヴァリスタンじゃなく、エスタン国も宗教勧誘の被害に遭ってると情報があるわ」
「エスタンか・・・翔太は今居ない」
「キャロルとエリーゼがいるだろ、アイツらも中々の強いぞ」
「決まりね」
ちょうど、魔物を倒した時、夜が明けた、3人はキャロルとエリーゼと協力して新興宗教アルカディアの幹部であるローザンを探す事を要請しにエスタン国に向かった

エスタン城下町はだいぶ復興して、街並みが綺麗になっていた、3人は入国をする、キャロルとエリーゼをどこに居るか、街の住民に尋ね回った
「ねぇ、ずっと移動してばっかで疲れたから休憩しない?」
レーナが提案する
「そうだな、そうしよう」
「だな」
2人は了承した
レーナが1人で雑貨屋に行くと、車椅子を介助してるキャロルを見かけた
「キャロルさん、こんちには!?何!エリーゼちゃん!?どうしたのその顔!?」
エリーゼは廃人になっていた
「彼女も俺も二度と戦えない...そっとしといてくれ、俺は彼女を面倒見ないとならない、お前たちがここに来ると言う事は協力してほしい事だろ、悪いがそれは出来ない」
エリーゼは何も言わない、レーナは直ぐに達也とアレックスを探して合流してキャロルとエリーゼの状態がおかしいと2人に話した
病院から出て、キャロルがエリーゼの介助しながら車椅子を運ぶ、達也達3人はそれを目撃して話をかける
「キャロル、事情だけでも話してくれないか?」
「・・・分かった、だがエリーゼを1人にしたくない彼女は俺がいなくなると拒絶反応するから」
「よっぽど、悲惨な戦いだったんだな」
「ああ、翔太がいなければ、今頃は俺達2人は死んでたよ...」
エリーゼが『翔太』という言葉を聞いて酷い拒絶反応する
「イヤァァ!!!やめてぇ!!!いたい!おたぁぁぁいぃぃ!!!」
「どういうことだ?翔太に救われたんだろ?なのに何故翔太を拒絶反応をするんだ?」
達也が疑問に思う、アレックスやレーナが頭がこんがらがる
レーナ、数分間だけエリーゼの面倒を見てくれないか、女同士ならエリーゼも安心出来るだろう
「分かった、達也、アレックス、後で聞かせないさいよ」
「ああ」
キャロルはエリーゼをレーナに預ける、キャロルは達也とアレックス、3人だけの部屋に行き、エリーゼの事情を話した
「なるほど、『魔剣士ジェダ ジェダ・ロイエス』の事か」
「知っているのか?」
「情報屋が言ってた、絶対に関わるなと言われてる、『魔の四天王』の1人だ」
「翔太共はジェダと戦ったのか?」
アレックスがキャロルに聞く
「ああ、戦った凄まじい攻防戦だったよ、決着は付かなかった」
「あの翔太が倒せない剣士がいるとはな、そうか」
「そんな事より、最近、新興宗教アルカディア、という団体を知らないか?」
達也が本題に切り出す
「噂になってるよ、最近行方不明になってる人が続出してるってね、調査したいがエリーゼを1人にするわけにはいかない、エスタン王も兵力が減って参っておられる」
「洗脳は恐ろしいわね」

レーナがエリーゼに声をかけるが返事はない、陵辱された女性は心が死んでいる、生きた屍のようだ
(もし、私も達也がいなかったらレーナのように廃人になっていたかも知れない)
リーナがある決意をした、彼女の心を救おうと決心した
「達也、アレックス、言わなくてもいいわ、魔術で盗み聞きしてたから」
「そうか、そういう魔術もあるんやな」
「しかし、ジェダって随分平気で非道な事ができるのね、許せないわ」
「翔太と引き分ける剣客だ、絶対にお前は関わるべきじゃない」
「わかってる...けど、こんな事が酷い事が出来る強敵がいる事が腹立たしいぃ」
「翔太に任せればいい」
「私、あなたたちと別行動取るわ、エリーゼちゃんを救いたい」
「そうか、残念だ」
「ごめんね、エリーゼちゃんを元に戻してあげたいの」
「一度壊れた人間はそう簡単に戻れない、特別な薬か魔術がない限りな」
「私、探しに行くわ」
そういうと、レーナがその場を去っていった

2人残った、達也とアレックスはどうやって新興宗教アルカディアを手がかりを掴むか必死に悩みながら宿で泊まった
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