異世界侍(A different world samurai )

エピソード4

７話

デロリ村から1人の青年が傷を負いながら逃げる、逃亡中、何度も足を滑らせ転けて、身体中は擦り傷、打撲だらけだ、青年がデロリ村の付近、ヴァリスタン王国に逃げ込んだ、正義感の強い戦士にデロリ村を救ってくれる依頼者を必死で探した

達也とアレックスは組み手をしている
「達也殿、随分、上手くなったな」
「ああ、これから戦いが激しくなると予想するからね」
達也とアレックスが休憩を汗を拭き取り、水を飲む
「達也殿、レーナが抜けて、2人で宗教を弾圧出来るか」
「やるしかないやろ、翔太なら1人で殲滅するぞ」
「そういや、遠い場所で鬼のような剣士が闘技場を潰したって知らせが来たな」
「翔太だな、それ」
二人は適当に会話をして時間を潰す、すると、ふらふら歩いている傷だらけの青年が目に映った、達也とアレックスが、満身創痍な青年に声をかける
「どうしたんですか？その傷は」
「はぁはぁ　デロリ村がぁ！デロリ村がぁぁ！！」
　
「落ち着け！落ち着け」
満身創痍の青年はそのまま気を失った、達也とアレックスはそのまま、医務室に連れて行って診察をさせた、青年がベッドの上で目が覚ます
「うっここは？」
「おっ！目が覚めたか」
「君、デロリ村から逃げてきたんでしょ？」
「！こんな場所で寝ている場合じゃない！」
「落ち着け！俺はヴァリスタン兵士だ、デロリ村に何があったか教えてくれ」
「ふぅ～ふぅ～」
青年は深呼吸して落ち着きを取り戻した
「突如現れた、団体によってデロリ村がおかしくなっちまったんだ」
「いや、話さなくていい、大体、予想はつく」
「ちょうど、俺等は新興宗教アルカディアを追ってね」
「！ちょうどいい、なら今すぐ向かって村を救って欲しいぃ！」
「落ち着こうか～、そう急いでもいけない」
「くっ！落ち着いていられるか！」
「まあ、無理もない故郷が大変な目に遭ってるしな」
青年は達也とアレックスに早く助けて欲しいと向かって欲しいと訴える
「早く助けに行けやぁぁぁぁぁ！！！」
青年が怒号で訴える
「おい！静かにしろ、他の客に迷惑だぞー」
二人は病院の外に出た
「あの脱走者はわざと逃されたと俺は思う」
「俺もだ、ローザンはあの青年を利用して俺たちを誘き寄せるつもりだ」
「・・・」
「達也殿、最近、多くの人が行方不明になっている、そして、その裏には殺し屋組織がいるって噂だ」
「どうした？いきなり」
「いや～物騒な噂や事件が多発してるしね、達也殿、暗殺組織『クリードAK』ってー知ってるか？」
「殺しのプロ集団なんだろう？情報屋が気をつけろってさ」
「ここからは憶測なんだけど、ローザンは殺し屋を雇ってる可能性が高い」
「ふむ、殺し屋か...どのぐらい強いんだろ...」
2人は青年の所に戻った
「明日、俺達はデロリ村に向かう、いろいろ入念に準備をしたいから時間をくれないか」
「...分かったよ...俺も気を取り乱し過ぎたよ、絶対に俺の故郷を救ってくれ...」
青年はベッドで横になって眠りについた

達也とアレックスはその後、別れて、デロリ村に向かう準備をした