異世界侍(A different world samurai )

エピソード8

6話

チャールズがゼオを凄い目で睨む

回想

ここは小さな集落、民度は悪く、国の支援もない性格が腐ったような住民だらけだ、チャールズは常に空腹で飢えていた、仲間と共に常に人の隙を突いては物色し、窃盗などを繰り返し生計を立てていた
「待てぇ！クソガキィ！」
「はぁはぁはぁ！チャールズ！放さず金を持っているか？！」
「ああ持っている」
チャールズと仲間は盗んだ金を持って逃走中
「チャールズ！この盗んだ金で進学校を進め！、そして俺たちの思いを！」
「ああ！この集落を変えてみせる！皆んなが幸せに暮らせる村を作ってみせる！」
チャールズの仲間が1人追っての人に捕まった、仲間が追っての手を噛みつき抵抗する
「すまない！はぁはぁはぁ」
チャールズは身を隠し手に入れた資金を確認する、確認して気が緩んでいると背後の追手に気づかなった
「捕まえたぞ！むすっと小僧！返してもらおうか」
「イヤダ！俺はこの金で学校行くんだ！」
「何ほざいてやがる、さぁ来い！」
「はなせぇ！」
チャールズは豪華な館に連れて行かれた豪華なインテリアやシャンデリアが印象的だ
(凄い、俺もこんな場所に住みたい...)
「おい！下層住民が何を見惚れてるんだい！」
ドスの聞いた声でチャールズを威圧する追手
「うーっす！ここのお金を盗んだガキ捕まえました」
「ご苦労様！はい、報酬金だ」
「ふむ、ではお暇させてもらうよ」
どうやらこの追手はこのチャールズや仲間達を捉えるようの依頼された人みたいだ、金を受け取り玄関から出て行った、豪華な館の支配人がチャールズを睨む、チャールズの汚れた服装、異様の臭い、嗅いだら嘔吐しそうな靴、支配人が哀れながらニヤつく、いきなりエセ笑顔になり、チャールズに質問を問いかける
「君はどうして、うちの金を盗んだんだい？正直に話してごらん」
館の支配人は何かに堪えるように当たり障りもなく接する
「ごめんなさい、俺は生まれの育ちも悪い、そんな自分を変えたくて、仲間も嫉妬や憎悪で認知がおかしくなっている、だから今の現状を変えたいんだ」
「ん？盗んだお金でどうやって君は生まれ変わるの？」
「魔術学院ローヴェルトって言う学校に行って色んな魔術を教わって、この貧困の人を救いたい」
「あの有名な魔術学院ローヴェルト？君の貧困問題とどういう意味がある？」
「...分からない、けど、勉強して、自分を変えたい！そして恵まれない人を啓蒙して人の人生を救いたい！」
「ふふふははははぁぁぁぁ！！！おい！聞いたか！」
「ああ、まじ意味不明だよな！ギャハハハハハハ！！！」
館の支配人とその野次馬共が笑い出す、その笑い声は館に轟く
「クソガキィが！お前みたいな哀れな貧乏人が行ける訳ないだろっ！何の魔術だ！？生まれも育ちも悪いストリートチルドレンはゴミでも漁って食ってろ、ネズミィ！、おい！このガキ共！牢屋に投獄してやれ」
「分かりました」
チャールズとその仲間達はと投獄された
「チャールズ！結局。世の中金と力が全てだ、強い者が多くを独占して、弱者を搾取する、俺たちはただ、夢を見つけて努力して、そこに向かって歩みたかった」
「俺もだ！所詮、底辺の俺たちは搾取されるか奴隷の道しかない、貧しい者は捻くれるしかないのか！」
「趣味も仕事も全て金持ちに奪われていく、自尊心も踏み躙られ、格差社会が固定化する」
チャールズと仲間達は自分の国の制度や貴族に対して愚痴ってる
「おい、お前等グチグチうるせぇよ、みっともねぇルサンチマンを聞かされるこっちの身にもなってみろ」
チャールズとその仲間達の独房から隣から声が聞こえた、
「お前に俺たちの気持ちはわからない」
「ああ、お前等の気持ちなんか全くわらない、だが、お前の境遇には同情する、ウザイしいい話しようか」
いきなり、胡散臭い話を持ちかけてきた隣の囚人
「まあいいよ、暇つぶしにはなるだろうな」
「聞かせてくれ」
「ま、噂話程度だと思って聞いてくれ、暗殺組織クリードAKって言う暗殺を生業してる組織があるんだ、お前は魔術学院ローヴェルトに行きたいっ言ってたよね？やめた方がいい、あれは多くの金持ちや権力者の子供達が行く場所、お前のような身分も低い底辺が金だけ持っても、いじめられるだけ、悪い事は言わない、やめた方がいい」
「じゃぁ、どうすればいい？自分の人生を変えるのは、力と金が欲しい」
「だったら面白い物をやろう、少し待っておれ」
チャールズは面白半分で聴いている
「ウギャァァァァァァ！！！おぇぇぇぇ！！！ぐぉぉ....はぁ」
「なんだいきなり！」
凄まじい嘔吐と悲鳴がする、警備兵が驚き直ぐに向かってくる、隣の囚人がチャールズに何かを吐き出し取り出す
「がはっ！おい！ガキ共！これをやろう」
隣の囚人がチャールズ達に変な物を投げつけた
「なんだ？！これは(気持ち悪...)」
「おい！囚人番号1453、少しうるさい黙れ！」
「ふっ！」
「あの叫び！悲鳴！脱出の企か？」
「いや...ちょっと気分が悪くなっただけ」
「そう、もう時期お前の処刑執行時だ、覚悟は出来たか？無能な暗殺者」
警備兵がそう囚人に告げると何事もなかったように去っていった
「あんた、暗殺者だったんだ」
「そうだよ、この館を暗殺しようとして失敗した哀れな二流暗殺者」
囚人は告げた
「おい！ガキ共！自分を変えたいか？世界を変えたいか？なら暗殺組織クリードAKに入れ、そこでは優秀な暗殺者として教育される、俺がお前らにあげたバッチ、それを見せれば組織へ通してくれるだろう、大人になったら好きなように、気に食わない人を殺せばいい」
「おい！囚人番号1453、出ろ！」
「ふん！」
「おい！悪ガキ共！コイツの顛末を見せてやるよ」
「...」
「何が起こるんだ？」
「どういう処刑だ？」
「ギロチン？それとも銃殺？首吊り？」
チャールズ達は牢屋で騒めく、そして囚人は手錠をしたまま連行される、チャールズ達が独房に入れられた日が囚人の死刑執行日だった、暗殺者の囚人は死刑台に連れ去られて行く、大衆や貴族達が見に来ている、群衆騒めく
「あの罪人、暗殺未遂の腹いせで対象者の妻子を殺した極悪人でしょ？」
「うわぁ！みっともないというか、哀れだな」
「やった事は許されないは絶対に許されないけどな」
そして処刑執行の時がやってきた、暗殺者の囚人はギロチンの刑によって処刑される、そして身体を固定そて横になる、チャールズ達は僅かな牢屋の隙間から公開処刑を見る
「おい！俺たちって！殺される！」
「バ！バカな！盗んだ程度で殺されるのかよ！」
「落ち着け！俺達は窃盗をしても強盗殺人はしていない！大丈夫だ！大丈夫だ」
チャールズ達は牢獄で騒めく
「静粛に！静粛に、この暗殺者は対象者の妻子を理不尽に殺めた極悪人、断じて許してはいけない」
「おい！罪人、最後の遺言をぐらいは言わせてやる」
「ふっ！ふふふはははは！！！俺は大事な妻子を殺した！自業自得だ！コイツの流した涙に比べたら、国民が流した涙程及ばない！いいよな！お涙頂戴で支援してもらって！お前のガキと妻を地獄から這い上がってもう一度天国で殺してやるわ！」
遺族は暗殺者の遺言を聞いて憤怒する、群衆も貴族も憤怒、その中に気絶する者もいた、チャールズ達はどこか彼のセリフにドン引きするがどこか親近感を感じてた
「おい！外道、それが最後の遺言でいいんだな」
「さっさとそいつを殺せ！」
「殺せ！殺せぇぇぇ！！！」
こうして暗殺者は首をギロチンで切られた、醜い断末魔をあげながら激しい抵抗をしていた、暗殺者であっても死ぬ時は抵抗するものだ、そして館の従者がこう言う
「どうします？あのガキ共も処刑にします？」
「ああ、あんな汚らしい底辺の悪ガキが私の盗んだ金で魔術学院ローヴェルトに入学するとか片腹痛いわ、底辺に金を盗まれたなどの我が一族の恥、自殺するわい！」
この話はチャールズ達に聞こえていた
「おい！俺達は殺されるのか？！」
「くそっ！たかが窃盗ぐらいで...」
「絶対に死んでたまるか！たった一つの命を惨めな形で死にたくない！」
「俺もだ、絶対に暗殺組織クリードAKに入ろうぜ！」
「強くなって悪い奴を倒し、恵まれない弱者を救うんだ」
チャールズ達は監視員の目を掻い潜り抜けながらなんとか脱出する
「おい！あの盗人が脱走したぞ！」
「ほっておけ、金は取り戻したからどうでもいい」
「独房を調べたら監視の目を盗んで穴を掘っていたらしい」
「ふん、どうでもいい、どこかで野垂れ死んでるだろうし」
チャールズ達は暗殺者に示した通りに進む、道中、1人が死んだ
「おい！死ぬな！死ぬな！」
「死にたくない...美味しいご飯をたべ...たい」
「チャールズ、コイツもう救えない...俺達がコイツの思いを抱いて行くんだ」
「ああ、すまん」
チャールズと仲間達は救えぬ1人の置いて先に進んだ、そして、服が破け、異臭を漂いさせながら遂に暗殺組織クリードAKに辿り着く、そして安堵の笑みを浮かべ門の前で倒れ込む