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【陸王遼平】
さぁ、出発だ!!!
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「戸締り、オッケー。ガス、オッケー、電気も全部消したな」
「うん」
「じゃあ、出発だ」
「うん!」
リュックを担いだ葉月が先に階段を降りていく。
この外付けの階段はそろそろ限界に近いようで、葉月が下りるときは「とんとんとんとん」と軽く可愛い音を立てるのだが、俺が足を踏み出すと、「ごし……びぎぎん……」と悲鳴に似た軋みを上げる。ここを踏み抜く前に葉月と俺のマンションで暮らせるようになればいいんだが、さて、どうなることやら。
先に降りた葉月が俺の車に向かっていく。
軽かった足取りが急に止まった。
「こんな朝早くからどこに行くんだ?」
酒臭い中年男がアパート前の車道から葉月ににやにやと話し掛けてきた。
この時間まで呑んでたんだろうな。まだ頬と鼻先が紅潮してる。
このアパートの住人か?
身長は葉月よりも低いが体重は二倍以上ありそうだ。
でっぷりと腹がつき出ている。ドラムスティックで叩いたらさぞかしいい音がするだろうな。
「お、お早うございますオーナーさん。そ、その、遼平さんと旅行に」
オーナー? ということはホコホコ弁当のオーナーか?
この近所に住んでいたのか?
「旅行かい。いいねえ。そちらが遼平さん? 随分大きいねえ」
「お早うございます。いつも葉月がお世話になっております」
「いえいえ、こちらこそ。葉月君のお兄さんかな?」
「友人です」
ねっとりと値踏みをする視線が妙に勘に触るな。
っ……と、もののみごとに小指がねえ。
このおっさんはどう見ても50かそこらだ。どこの組に所属してたかはしらんが、今時指詰めという古風なしきたりを守るヤクザも居るんだな。
25年生きてて指詰めした男を見るのはこれで三人目だ。
前二人は爺さんの友人だ。
ヤクザ上がりが『ホコホコ弁当』のオーナーなのか。
明らかにバイトの給料が違法なのに訴えられない理由がわかった。
歴代の被害者アルバイター達は泣き寝入りしてたのか。
立ち止まった葉月を歩かせ、助手席のドアを開いた。
オーナーは近づいてこようとはしなかった。
一歩離れた場所で葉月に言った。
「葉月君がウチで働き出して一ヶ月にもなるけど、いつになったらご両親は挨拶に来るんだ? ひょっとして、喧嘩でもしているんじゃないだろうね?」
なんだそりゃ。メンドクセェな。
葉月が未成年だからか? だが、俺も高校生時代から色んなバイトをして来たが、親に挨拶に来させろと言われたことなんかないぞ。
「い、いえ、け、喧嘩なんか、できませ、、」
葉月がおたおたと俯いて眼鏡を押し上げる仕草をした。
懐かしいな。ホコホコ弁当で買ってた頃には毎日のように見てたのにいつの間にか俺の前ではやらなくなったな。
「親は大切にしないといけないよ。親孝行したい時に親は無し、というだろう?」
「う、は、はい……そう……ですよね……」
「今は親のありがたさがわからないかもしれないけど、葉月君も子どもを持てばわかるよ。感謝の気持ちを忘れないようにね」
ちょっと待てコラ。アンタが親に感謝してんのは、ヤクザ者に堕ち、散々泣かせてきたからじゃねーのか?
親に迷惑を掛けて生きてきた人間なら財産を投げ打ってでも親孝行するべきだろうが、顔色を伺って生きてきた子に無理強いするんじゃねえ。
虐待死する子どもも珍しくないのに、親というだけでひとくくりにしちゃいかんだろ。
「ご心配なさらずとも、葉月は学生時分に立派に親孝行を成し遂げていますよ。葉月の働きぶりを見てらっしゃるならわかるでしょう? この子はどれだけ理不尽に扱われても、じっと耐えてしまう子なんです。そんな子が親孝行してこなかったはずないじゃありませんか。好き勝手生きてきた私や貴方の数千倍は親孝行していますよ」
オッサンは、はーっ、とわざとらしいぐらいの大きな溜息を吐いた。
「遼平君と言ったかな? 君は好き勝手に生きてきたかもしれないが、私は違うよ。苦労してようやく自分の店を持てたんだ」
「わかりますわかります。ですが、他所様の息子を朝六時から十八時までこき使いながら月給八万円はやりすぎです。これではあなたは親孝行できるでしょうが、従業員は親孝行する余裕もありませんよ」
オーナーの人相が変わった。
好々爺の笑みを称えていた顔から一気にヤクザの顔になった。
怖い怖い(棒読み)
かわいそうなアルバイトの人達をその顔で脅かしてきたんだろうが、生憎、俺に脅しはきかねーぞ。
「俺は昔やんちゃをしててね。いろんな場所に顔が利くんだよ。あまり舐めてかかると命の――――」
「ストップ! ゴメン葉月、ちょっと大人の話をするから待っててくれ。すぐに戻るよ。ぴょん太、葉月をよろしく頼む」
ぴょん太の頭を一撫でして、ばた、と車のドアを閉める。
この車は学生時代からこつこつ貯めた金で奮発して買った。俺の体に合うだけじゃなく防音防振もばっちりだ。
だが、車なのだから、目隠しはできない。
にこりと笑う。
さっきまで葉月と話していた顔と、同じ顔を作る。
物騒な顔をしたら、車から見ている葉月に怖がられるからな。
「向こうで話そうなオッサン。その歳でやんちゃとか笑わせんな」
表面上だけはニッコニコ営業スマイルを忘れずに言い放った。
声は我ながら地獄から響くようなおぞましい響きだったがな。
社会人になり、感情を抑えるすべを身につけたと思ったがまだまだのようだ。
車とオーナーさんの間に立ち葉月の視界からオーナーさんの姿を隠す。
もう作り笑いをする必要はない。
人殺しだの前科者だのと陰口を叩かれてきた顔を更に険しくする。
「う、ぐ」
歩くだけで自然とオーナーさんは後ろに下がり、丁度よく塀の陰に隠れてくれた。
「お――俺を誰だと思ってるんだ、お前のような若造ぐらい簡単に消せるつてがあるんだぞ!!」
「あんたが誰だか全く知らねーな。その腹から推測するに大食い芸人か? それとも腹踊りの達人? 消したいなら今消しゃいい。群れなきゃ喧嘩もできねーなんてテメーは女子中学生か」
まったく、こんなオッサンにだけはなりたくないもんだ。
「いいか、俺が葉月をあんたんとこで働かせてるのは、葉月自身の意思を尊重したいからだ。労基署にガサ入れされたくなけりゃ黙ってろ。葉月の人生に対して余計な口出しすんじゃねえ」
壁の後ろに来たから俺は歩みを止めていたのだが、おっさんは二歩、三歩と下がり続けていた。
「あ、そうそう。葉月に八つ当たりしたら容赦しねえから覚えとけよ。あんたの店を更地にするまで追い込んでやる。出来ないと思うなよ? 俺の名前は陸王遼平だ。調べてみろ。あんたにはまずい色んな情報が出てくる」
俺が一歩を踏み出すと、おっさんは「くそ、」と言い残して踵を返し走り出した。でっかい腹が重石になってるのか遅い遅い。一分遅れでスタートしてもすぐに追いつけそうだ。
今から葉月と楽しいお泊りデートだってのに余計な邪魔が入ったな。
べしんと頬を叩き表情を緩め、車へと戻った。
「お待たせ、葉月。困ったオーナーさんだな。ろくな給料も出さないくせに親孝行までさせようとするとは。無茶過ぎるぞ」
「……たしかに、お給料は少ないけど……でも、僕は役立たずだからお店からしたら奮発した金額だと思うよ」
これだ。
「あんなうまい飯作ってるのに役立たずなはずないだろうが。店は丸儲けだよ。親孝行がどうとかも気にするなよ。葉月みたいないい子に育っただけでも親御さんは大満足だからさ」
葉月は悲しそうに眉根を下げて苦く笑った。
「遼平さんは僕を勘違いしてるよ。僕は両親に迷惑ばかりかけて生きてきたんだ。両親は、すごく立派な人で、近所の人に評判もよくて、父は弁護士で、母はいろんなスクールに通いたくさん友達が居る人で、兄も弟も成績がいいのに、僕だけが勉強もできないできそこないで、親孝行は一つも、してない」
ぽつ、ぽつ、と、一つづつ零していく。
まるで懺悔のように。
「うん」
「じゃあ、出発だ」
「うん!」
リュックを担いだ葉月が先に階段を降りていく。
この外付けの階段はそろそろ限界に近いようで、葉月が下りるときは「とんとんとんとん」と軽く可愛い音を立てるのだが、俺が足を踏み出すと、「ごし……びぎぎん……」と悲鳴に似た軋みを上げる。ここを踏み抜く前に葉月と俺のマンションで暮らせるようになればいいんだが、さて、どうなることやら。
先に降りた葉月が俺の車に向かっていく。
軽かった足取りが急に止まった。
「こんな朝早くからどこに行くんだ?」
酒臭い中年男がアパート前の車道から葉月ににやにやと話し掛けてきた。
この時間まで呑んでたんだろうな。まだ頬と鼻先が紅潮してる。
このアパートの住人か?
身長は葉月よりも低いが体重は二倍以上ありそうだ。
でっぷりと腹がつき出ている。ドラムスティックで叩いたらさぞかしいい音がするだろうな。
「お、お早うございますオーナーさん。そ、その、遼平さんと旅行に」
オーナー? ということはホコホコ弁当のオーナーか?
この近所に住んでいたのか?
「旅行かい。いいねえ。そちらが遼平さん? 随分大きいねえ」
「お早うございます。いつも葉月がお世話になっております」
「いえいえ、こちらこそ。葉月君のお兄さんかな?」
「友人です」
ねっとりと値踏みをする視線が妙に勘に触るな。
っ……と、もののみごとに小指がねえ。
このおっさんはどう見ても50かそこらだ。どこの組に所属してたかはしらんが、今時指詰めという古風なしきたりを守るヤクザも居るんだな。
25年生きてて指詰めした男を見るのはこれで三人目だ。
前二人は爺さんの友人だ。
ヤクザ上がりが『ホコホコ弁当』のオーナーなのか。
明らかにバイトの給料が違法なのに訴えられない理由がわかった。
歴代の被害者アルバイター達は泣き寝入りしてたのか。
立ち止まった葉月を歩かせ、助手席のドアを開いた。
オーナーは近づいてこようとはしなかった。
一歩離れた場所で葉月に言った。
「葉月君がウチで働き出して一ヶ月にもなるけど、いつになったらご両親は挨拶に来るんだ? ひょっとして、喧嘩でもしているんじゃないだろうね?」
なんだそりゃ。メンドクセェな。
葉月が未成年だからか? だが、俺も高校生時代から色んなバイトをして来たが、親に挨拶に来させろと言われたことなんかないぞ。
「い、いえ、け、喧嘩なんか、できませ、、」
葉月がおたおたと俯いて眼鏡を押し上げる仕草をした。
懐かしいな。ホコホコ弁当で買ってた頃には毎日のように見てたのにいつの間にか俺の前ではやらなくなったな。
「親は大切にしないといけないよ。親孝行したい時に親は無し、というだろう?」
「う、は、はい……そう……ですよね……」
「今は親のありがたさがわからないかもしれないけど、葉月君も子どもを持てばわかるよ。感謝の気持ちを忘れないようにね」
ちょっと待てコラ。アンタが親に感謝してんのは、ヤクザ者に堕ち、散々泣かせてきたからじゃねーのか?
親に迷惑を掛けて生きてきた人間なら財産を投げ打ってでも親孝行するべきだろうが、顔色を伺って生きてきた子に無理強いするんじゃねえ。
虐待死する子どもも珍しくないのに、親というだけでひとくくりにしちゃいかんだろ。
「ご心配なさらずとも、葉月は学生時分に立派に親孝行を成し遂げていますよ。葉月の働きぶりを見てらっしゃるならわかるでしょう? この子はどれだけ理不尽に扱われても、じっと耐えてしまう子なんです。そんな子が親孝行してこなかったはずないじゃありませんか。好き勝手生きてきた私や貴方の数千倍は親孝行していますよ」
オッサンは、はーっ、とわざとらしいぐらいの大きな溜息を吐いた。
「遼平君と言ったかな? 君は好き勝手に生きてきたかもしれないが、私は違うよ。苦労してようやく自分の店を持てたんだ」
「わかりますわかります。ですが、他所様の息子を朝六時から十八時までこき使いながら月給八万円はやりすぎです。これではあなたは親孝行できるでしょうが、従業員は親孝行する余裕もありませんよ」
オーナーの人相が変わった。
好々爺の笑みを称えていた顔から一気にヤクザの顔になった。
怖い怖い(棒読み)
かわいそうなアルバイトの人達をその顔で脅かしてきたんだろうが、生憎、俺に脅しはきかねーぞ。
「俺は昔やんちゃをしててね。いろんな場所に顔が利くんだよ。あまり舐めてかかると命の――――」
「ストップ! ゴメン葉月、ちょっと大人の話をするから待っててくれ。すぐに戻るよ。ぴょん太、葉月をよろしく頼む」
ぴょん太の頭を一撫でして、ばた、と車のドアを閉める。
この車は学生時代からこつこつ貯めた金で奮発して買った。俺の体に合うだけじゃなく防音防振もばっちりだ。
だが、車なのだから、目隠しはできない。
にこりと笑う。
さっきまで葉月と話していた顔と、同じ顔を作る。
物騒な顔をしたら、車から見ている葉月に怖がられるからな。
「向こうで話そうなオッサン。その歳でやんちゃとか笑わせんな」
表面上だけはニッコニコ営業スマイルを忘れずに言い放った。
声は我ながら地獄から響くようなおぞましい響きだったがな。
社会人になり、感情を抑えるすべを身につけたと思ったがまだまだのようだ。
車とオーナーさんの間に立ち葉月の視界からオーナーさんの姿を隠す。
もう作り笑いをする必要はない。
人殺しだの前科者だのと陰口を叩かれてきた顔を更に険しくする。
「う、ぐ」
歩くだけで自然とオーナーさんは後ろに下がり、丁度よく塀の陰に隠れてくれた。
「お――俺を誰だと思ってるんだ、お前のような若造ぐらい簡単に消せるつてがあるんだぞ!!」
「あんたが誰だか全く知らねーな。その腹から推測するに大食い芸人か? それとも腹踊りの達人? 消したいなら今消しゃいい。群れなきゃ喧嘩もできねーなんてテメーは女子中学生か」
まったく、こんなオッサンにだけはなりたくないもんだ。
「いいか、俺が葉月をあんたんとこで働かせてるのは、葉月自身の意思を尊重したいからだ。労基署にガサ入れされたくなけりゃ黙ってろ。葉月の人生に対して余計な口出しすんじゃねえ」
壁の後ろに来たから俺は歩みを止めていたのだが、おっさんは二歩、三歩と下がり続けていた。
「あ、そうそう。葉月に八つ当たりしたら容赦しねえから覚えとけよ。あんたの店を更地にするまで追い込んでやる。出来ないと思うなよ? 俺の名前は陸王遼平だ。調べてみろ。あんたにはまずい色んな情報が出てくる」
俺が一歩を踏み出すと、おっさんは「くそ、」と言い残して踵を返し走り出した。でっかい腹が重石になってるのか遅い遅い。一分遅れでスタートしてもすぐに追いつけそうだ。
今から葉月と楽しいお泊りデートだってのに余計な邪魔が入ったな。
べしんと頬を叩き表情を緩め、車へと戻った。
「お待たせ、葉月。困ったオーナーさんだな。ろくな給料も出さないくせに親孝行までさせようとするとは。無茶過ぎるぞ」
「……たしかに、お給料は少ないけど……でも、僕は役立たずだからお店からしたら奮発した金額だと思うよ」
これだ。
「あんなうまい飯作ってるのに役立たずなはずないだろうが。店は丸儲けだよ。親孝行がどうとかも気にするなよ。葉月みたいないい子に育っただけでも親御さんは大満足だからさ」
葉月は悲しそうに眉根を下げて苦く笑った。
「遼平さんは僕を勘違いしてるよ。僕は両親に迷惑ばかりかけて生きてきたんだ。両親は、すごく立派な人で、近所の人に評判もよくて、父は弁護士で、母はいろんなスクールに通いたくさん友達が居る人で、兄も弟も成績がいいのに、僕だけが勉強もできないできそこないで、親孝行は一つも、してない」
ぽつ、ぽつ、と、一つづつ零していく。
まるで懺悔のように。
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