厨二病さん、好きです。

怜沙

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第1章 厨二病さん、イケメソですね

イケメソ過ぎでしょ…

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あれは、いつだったかな。


確か…いつも通りの日だったか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「かなぴょん~」
「ん、どした?ゆっきー」
「会わせたい奴がいるの~三組行こ!」
急に言われて、正直慌てていた。
私たちは四組だった。
でも三組には知り合いもいなかったから、どうでもよかった。

ゆっきーに連られて、三組の前に来た。
「かづっち~!!」
ゆっきーがそう呼ぶと、ある一人の男子が出てきた。
「何だよ、祐紀…」
「紹介したい人がいるって前から言ってたじゃん?それで今日はその子を連れてきたの!」
「ふーん…で、それは誰?」
その男子は興味無さげに辺りを見回す。
そして存在に気付いたのか、私の方を見て目を見開いていた。
「もしかして…こいつか!?」
「え、そうだけど?」
とても心外そうな顔をしていた。
「(か、可愛…っ)」
私にはその男子が何て思ってたのかは分からなかった。
「華捺って言うんだ、可愛いでしょ?しかも結構ヲタクなのよ~」
「ヲタクって言わないでよ…ゆっきーの方がヲタクじゃないの」
「かなぴょんは私と一緒!腐もあるでしょ!!」
ゆっきーは結構なヲタクだった。
しかも、婦女子だった。
クラスの男子でいつも考えていた。
「ま、とにかく!仲良くしよ!ほら挨拶挨拶ぅ~」
ゆっきーに手を引かれて、もう目の前はその男子の目の前だった。
「お、俺…加月って言うんだ。よ、よろしくな」
「私華捺。よろしくね」
ニコっと微笑んだ。
「(うわぁ、カッコいい…)」
加月は本当にイケメソで、私なんかじゃ釣り合わないと思えた。
そして、ゆっきーは加月でも考えているのか…そう思えてしまった。
「私は…加月を何て呼べばいい?じゃあ…皆みたいにかづっちって呼ぼうかな。いい?」
「いいよ、好きに呼べ」
「じゃあかづっちで!よろ」
「(こんな可愛い子にかづっちって呼ばれたら萌え死にしてしまうっ!)」
かづっちが心中であたふたしてたのは感づきも出来ない。
「あっ、もう予鈴鳴っちゃう!かなぴょん、行くよっ」
「うん。じゃあ。かづっち!」
「じゃあな、華捺」
私は3組を後にした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「…の方程式は…となり…で…なる…」
休み時間にあんなことがあったから、数学の時間も集中出来なかった。
心の中は、あいつに関してのことだった。
「(かづっち、なんか慌ててたな…。しかも
ゆっきーは何で私をあいつに…?)」
ノートは取ってたけど、内容は全然頭に入らなかった。
ずっと、かづっちについて考えていた。

「…捺…!華捺!!」
「えっあっはい!!!!」
急に呼ばれて心が破裂しそうになった。
皆が私に向けて笑っている。
「この式の□部分を埋めなさい」
「え、っと…」
教科書を見ながら、何とか平然を装って答えた。
そして座ると、やっと安堵の息をつけた。
「(びっくりした…)」
授業はちゃんと聞くべきだ、ということをやっと身に染みこませられた時だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

絶対、叶うよね…?この想い。

 
そんな時私はかづっちの、信じられない一面を見てしまった。

                    。・:+° to  be  continued.。・:+°
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