俺が勇者ですが、最凶は兄でした。

村人N番目になりたい

文字の大きさ
5 / 8
第一章 俺が真なる勇者らしい、、、

兄がやらかしたらしい、、、

しおりを挟む
結局聖剣(小枝)を抜き、とぼとぼと訓練場に戻る途中。ヘレナさんに弟の方と呼ばれていたことに気づいた俺は自己紹介をし、名前で呼んでもらうことになった。
のだが、、、

「コーキ?」「いや、光樹です。」
「イギー?」「いや!それは配管工ブラザーズの有名じゃない敵です!」
「コーギー?」「いや!!それは犬!!!、、、、はぁ、もうコーキでいいです。」

「うむ、わかったコーキよ!君も私のことをならべく早く呼び捨てで呼んでくれ!!不平等だからな!!!」

「はいはい、分かりましたよ、、、へ、ヘレナ」くっ、ちょっとどもったのは気にしないでくれ!!

「おう!!言えるではないか!その調子だ!!よろしくなコーキ!!」と言い、ヘレナはニパッと笑った。

くっっっ!!騎士団長可愛いかよっ!!


  そして、訓練場にたどり着いた俺達は絶句したのだった。




訓練場には、まばらに倒れている騎士がざっと10~20人いた。訓練場の中央には身体中ボロボロになった騎士が四つん這いになり、その上に腰掛けている兄貴がいた。

俺のツッコミは(キャパオーバーゆえ)ショートした。
「なんもいえねぇぇぇぇぇ!!!」
と、叫んだ俺に気づいた兄貴が、遅いよ~みたいな顔をして(兄貴の)椅子になっていた騎士にGO!サインを出して近づいてきた。
そんなことをしているとき、ヘレナは近くに倒れている騎士に近より、上半身のみ抱き上げ大丈夫かっ!!と声を掛けていて、流石騎士団長だなと思った。
だが、その騎士は「クッッッ!あのお方の奴隷になれなかった!ガクッ」とか、良くわからんことを言っており、容疑者が兄貴である可能性が濃厚となっております!by報道風


そして、俺と話せる距離に近づいた容疑者は「暇過ぎて、騎士達を呼んで優秀そうな奴を奴隷にしちゃったよ~」と、犯行を認めており、どうやら今現在も椅子にしている騎士がその奴隷のようだろう、、、、、

「っって!なんでなんだよ!!!全然理解出来ね~よ!ふざけんなよ!なにやらかしてんだよ!!!今すぐ、謝って、、、は兄貴はしないか、、、じゃあ、説明してくれよ!」

「え~~めんどくさっ。有言実行しただけだし、、、おいっ!奴隷1号詳しく説明して~。」と、言った兄貴の声に反応した椅士(椅子になっている騎士)が「承知しました。ご主人様!!(悦)」と返事をした。

「ご主人様の弟様、このような体勢で失礼致します。では、団長と弟様が聖剣を取りに行ってから説明させていただきますね。」







--光樹、ヘレナが去った後-----
 
「んあ~、、、いなくなっちゃったな~暇だなぁ~よし!他の騎士の人を呼んで、虐めて、優秀な人がいたら奴隷にしよう!!有言実行大事!!!ってことで、」
 
「「敵襲だぁ~!!!訓練場にゴブリンのような未知のモンスターが現れたぞ!!直ちに精鋭部隊10~20人来てくれ!!!」」と、僕は大声で言った。、、疲れた。光樹はいつもこんなことしてるのか、大変なんだなぁ~。まぁ、いじるのはやめないけどw

そして、直ぐに騎士達がぞろぞろとやって来た。でも、訓練場にはモンスターなんていない。入ってきた騎士達は動揺していた。

「アハハ、どうやら見間違いみたいです~。でも、暇なので皆さん相手してください。と言うか、優秀だと自負している人は最終的に僕と勝負して奴隷になってください!(^-^)ニコッ」

「なっ何を言っているんですか!?」と、ぞろぞろやって来た騎士どものリーダーらしき人。

「えっ!そのまんまですけど?あっ!そっか、僕の名前は神無月 深暗しんくです。趣味は弱者いびりに強い者いじめです。皆さんでトーナメントをして、残ったトップの人を奴隷にします!!」

「いやいや!!貴方様が勇者様なのは、存じております。そうではなくて、私達の中から奴隷を~のほうです!いくら、勇者様でも私達を奴隷にするのは不可能です。私達は国王様に仕えておりますし、貴方様と戦うメリットがありません。そして、今の貴方様が私達に勝てるとも、、失礼ですが思えません。」

「ふ~ん?まぁ、そう見えるだろうねぇ~お前らごときが僕の実力が分かる訳ないよね?そうだよね?アハハ、、次元が違うもんね?そうなんだよね?アハ、アハハ


    ???」


この世界の深淵から連れてきた死神のような、圧倒的に真っ黒で、真っ暗なドスの聞いた声で脅した。


そしたら、騎士達はどうやら自分達がどれだけちっぽけな存在なのか気づいたらしい、、、
あるものは顔面が真っ青になって失神しそうになっているし、あるものは膝や足、全身が震えていて、膝をついている者もいる。


「アハハァ?次からは、言葉に気を付けてね?ちなみにメリットだけど、僕の奴隷になったらとても強くしてア・ゲ・ル(笑)どのくらい強いかって言うと、一個人でゴブリン一個中隊を殲滅できるくらいかな~?」と、言う僕の提案に騎士達がざわついた。

「そ、そんなことが可能なのですか!?我々騎士団は全員がレベルを完凸させております。それでも、ゴブリンは退けるので精一杯なのです!それを本当に??」

「あ~もう、うざっ!さっきからそう言ってんじゃん!!何?奴隷になる気がある奴はいないの?腑抜けなの?国王を国を護る気はないの?じゃあ、止めよっかな~?奴隷選抜。」

「そっそんな!待ってください!相談の時間をください!!」

「うぇ~たるっ。まぁ、いいよ~。3分ね~」


そして、結果は騎士達全員の奴隷選抜参加だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...