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初めての世界
出会い
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次の日の朝、俺は四日ぶりに妄想世界に入った。
だが、あのベッドのそばに入るのは嫌だったので、滝のそばをイメージし、何度目かでイメージが鮮明になった時に入ることが出来た。
俺は入ってすぐに身構えたが、魔物はいなくて、水の落ちる音があたりに響いているだけだった。
俺はほっとして、しばらくそこに佇んでいた。
ここでサエちゃんは襲われたんだよな。
つい四日前の事だったが、なんだか昔の事のように思えた。
くそっ!必ず、敵はとってやる。
俺はそう心に決めて、武器の日本刀を手に出した。
この世界で、この前まで使っていた物だったが今日は何だか軽い。
俺は刀身がもう少し長く、肉厚で刃幅の広い刀を思い浮かべて、それを手に持っているように強く思い浮かべた。
そして刀を見ると、思い描いた通りの日本刀が現れていた。
二三度振ってみる。
うん。軽すぎず重すぎず、いい具合だ。
俺はそれから、あの時矢を放って俺たちを逃してくれた男を探した。
あれは誰なんやろ?
ひょっとしてあの魔物はもう、あの男が退治してしまったのだろうか。
俺は滝から山の方へは行かないようにしながら、あの男を探した。
しかし、出会えなかった。
探し疲れて、岩に腰かけながらぼんやりとサエちゃんのことを考えていた。
その時遠くで、悲鳴のようなものが聞こえた。
俺は空耳かと思って、耳をすませた。
そして今度ははっきりと、女の悲鳴が聞こえた。
俺は、悲鳴の聞こえる方へ駆け出した。
しばらく走ると、大木を盾にしながら犬の魔物に棒を振り回している女の子が見えた。
近寄って犬に刀を振るおうとした時、一本の矢が飛んで来て犬を射抜いた。
犬は、キャン!という悲鳴を残して消えた。
ひょっとして・・・と思い、矢の飛んできた方を見ると。
やっぱり、こないだの男やった。
そいつは、のんびりとこちらに歩いてきた。
スラッとして背が高く、肩まである髪の毛が風になびいている。
イケメンやな、そう思いながら俺はそいつが近づくのを見ていた。
「やぁ、大丈夫だったかい?」
そいつはニッコリと笑い、目にかかる前髪を手で払いながら言った。
「ああ、俺は大丈夫やけど」
そう言って女の子を見ると、大木のそばにへたりこんでいた彼女が急に立ち上がり
「なんなのよ!今のは!急に襲ってきて、もぉー!」
と言いながら、犬の消えた辺りを棒でバンバン叩きだした。
いま気が付いたが、彼女はジーンズに赤いTシャツを着ている。
弓の男も、黒のチノパンに白のシャツでこの世界の住人ではなさそうだ。
「ははは。それだけ元気があれば大丈夫だね」
そう言う男に彼女は振り向き
「ねぇ、今の一体なに?」
「んー。魔物でしょ?」
「魔物って・・・ここは一体どこなの?気が付いたら知らない所にいてさ。ウロウロしてたらいきなりあいつが」
うーん。なんかこの世界がよく分からなくなってきたぞ。
ここが妄想だってことは分かるけど、てっきり俺だけ見てるもんだと思ってたんやが。
とりあえず、三人で村に戻って話してみようか。
だが、あのベッドのそばに入るのは嫌だったので、滝のそばをイメージし、何度目かでイメージが鮮明になった時に入ることが出来た。
俺は入ってすぐに身構えたが、魔物はいなくて、水の落ちる音があたりに響いているだけだった。
俺はほっとして、しばらくそこに佇んでいた。
ここでサエちゃんは襲われたんだよな。
つい四日前の事だったが、なんだか昔の事のように思えた。
くそっ!必ず、敵はとってやる。
俺はそう心に決めて、武器の日本刀を手に出した。
この世界で、この前まで使っていた物だったが今日は何だか軽い。
俺は刀身がもう少し長く、肉厚で刃幅の広い刀を思い浮かべて、それを手に持っているように強く思い浮かべた。
そして刀を見ると、思い描いた通りの日本刀が現れていた。
二三度振ってみる。
うん。軽すぎず重すぎず、いい具合だ。
俺はそれから、あの時矢を放って俺たちを逃してくれた男を探した。
あれは誰なんやろ?
ひょっとしてあの魔物はもう、あの男が退治してしまったのだろうか。
俺は滝から山の方へは行かないようにしながら、あの男を探した。
しかし、出会えなかった。
探し疲れて、岩に腰かけながらぼんやりとサエちゃんのことを考えていた。
その時遠くで、悲鳴のようなものが聞こえた。
俺は空耳かと思って、耳をすませた。
そして今度ははっきりと、女の悲鳴が聞こえた。
俺は、悲鳴の聞こえる方へ駆け出した。
しばらく走ると、大木を盾にしながら犬の魔物に棒を振り回している女の子が見えた。
近寄って犬に刀を振るおうとした時、一本の矢が飛んで来て犬を射抜いた。
犬は、キャン!という悲鳴を残して消えた。
ひょっとして・・・と思い、矢の飛んできた方を見ると。
やっぱり、こないだの男やった。
そいつは、のんびりとこちらに歩いてきた。
スラッとして背が高く、肩まである髪の毛が風になびいている。
イケメンやな、そう思いながら俺はそいつが近づくのを見ていた。
「やぁ、大丈夫だったかい?」
そいつはニッコリと笑い、目にかかる前髪を手で払いながら言った。
「ああ、俺は大丈夫やけど」
そう言って女の子を見ると、大木のそばにへたりこんでいた彼女が急に立ち上がり
「なんなのよ!今のは!急に襲ってきて、もぉー!」
と言いながら、犬の消えた辺りを棒でバンバン叩きだした。
いま気が付いたが、彼女はジーンズに赤いTシャツを着ている。
弓の男も、黒のチノパンに白のシャツでこの世界の住人ではなさそうだ。
「ははは。それだけ元気があれば大丈夫だね」
そう言う男に彼女は振り向き
「ねぇ、今の一体なに?」
「んー。魔物でしょ?」
「魔物って・・・ここは一体どこなの?気が付いたら知らない所にいてさ。ウロウロしてたらいきなりあいつが」
うーん。なんかこの世界がよく分からなくなってきたぞ。
ここが妄想だってことは分かるけど、てっきり俺だけ見てるもんだと思ってたんやが。
とりあえず、三人で村に戻って話してみようか。
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